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小等部

ゲーム転生

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 私がこの世界のことに気づいたのは、幼少期。
 頭を強く強打したときだった‥‥‥‥

 なんてね!
 頭なんて打ってないよ?この世界のことに気づいたのは、まだ掴み立ちでき始めた頃だもん。そんな時に頭を打ったら、ヤバいでしょ。
 頭がへこむよ?頭大事!
 で、私がこの世界のことに気づいたきっかけは‥‥‥‥正直何もない。
 なんか唐突に、「あ、ここ前世でプレーしたゲームの中だ」ってなった。
 ん~。感覚的には、いきなりラーメンが食べたくなったような思い出し方かな?

 え?そんなこと言われても現実味がねーよ!この電波女子が!って?
 いや~。こればかりは信じてもらうしかないんだな~。
 あ、でも思っただけで、最初は私も信じられなかったよ?一瞬「あれ?私って電波女子?」って思ったし。しかも、信じたくなかったしね。
 でもね?周りの情報や環境が、ゲームといろいろ一致することが多くてね~。
 あ、もうこれ信じるしかないや~。なんて思って、否定するのを諦めた。
 私は何故か生まれた時からの記憶が明細で、すべて覚えている。いや、なんか考えるなんてしてないけど、記録だけしてる。みたいな感じ?
 実際私は、『前世でプレーしたゲームの世界』とわかった瞬間に、頭の中に、前世の情報がすべて入ってきたんだよね~。いや。ここは思い出したというべき?‥‥‥ま、そこら辺は、置いといて大丈夫だろう!
 ん~。よくわかんないんだけどね。経験した私自身が。

 ん?私の名前?あれ?言ってなかった?ごめんごめん。私の名前ね。ついでにゲームの事も言おうか。

大友  蘭夜おおとも  らんや】女
 髪は、黒髪。目は、何故かオッドアイで、右が赤。左が翠(どうせなら、翠じゃなくて、青にしろよ!っと、叫びたくなったことがある)。肌は、色白ってわけではないけど、白いほうかな。
 髪の毛は、絶賛伸ばし中!前世より念入りに、お肌と髪は、手入れをしております!(ビシッ!)
 前世は、大西  凜子おおにし  りんこなんて名前の女子高生で、なんて漢字だから、クラスの男子には、『こいつ昭和くせー!』なんて言われていじられた。
 ん?気にしてないよ?だって、私剣道と柔道習ってたし‥‥ね?(他にも、ダンスやピアノ習ってたよ)
 今世でも、何か運動しようか悩み中では、ある。今回は、前世で習ったものは、復習程度にしといて、なんかバスケとかそこら辺やろうと思う。

 そして、私が前世でプレーしたっていうゲームが‥‥‥

『双子の手紙の恋模様~Girl&Boyの学園の幸せ~』

 なんて名前のゲーム。略して、『双恋ふたこい』だ!
 なかなか面白くって、ルートをクリアする事に、メダルをゲットできて、隠しルートはもちろん。全部のルートをクリアしたら、そのメダルをすべて写真に撮り、公式に写真付きでメールをする。後日、『双恋』の、一般には、出回っていないバージョンのゲームが家に届くのだ。
 私は、もちろん全クリして、運営にメールした。だけど、私の目当てはゲームではなくて、一緒についてくる、ゲームキャラの初期設定本とかの奴だった。(一応違うバージョンも、全クリはしといたから、助かった) 

 さて、これぐらいかな?キャラの設定とかは、後々説明するとしてーーながながしてごめんね~?キャラ設定は、本人を見ながら、思い出したいのーー今の私の状況を説明させて‥‥いや、させてください。

 これまでのことね?私のだったの。

「ああ~!かわいい~よ~!!璃緒りお!こんなに可愛い子を産んでくれてありがとう~!!蘭夜~?世界で一番好きだよ!」

 はい。これ私の今世の父。
大友  明桜おおとも  あきお】男
 黒髪で、瞳の色も黒。色は、少し日で焼けてる感じがする肌の色だ。
 歳は、28歳ーー見た目的には、20歳っぽいーーらしい。身長はそこそこ大きくて、180でモデル体型。顔も美形!
 さっきの言葉でわかる通り、親バカです。
 でもね?この人意外とすごくて、若手の大企業の社長さん!
 ‥‥‥似合わね~と思ってしまうのは、許して。

「あらあら。そんなこと言って~!‥‥私のことは、嫌いになったの?」

 はい。今世の母。
大友  璃緒おおとも  りお】女
 髪は、明るめの茶髪なんだけど、少しピンクが混ざって見える時がある。瞳は、緑色で綺麗だ。肌は、色白で、触ったら、ぷにぷにしてる。
 歳は、25歳ーーこちらも見た目は20歳っぽいーーで、身長は小さめの156。体型は、モデル体型です。顔はカワイイ系で、見てて癒しです。
 もともと、グループという、大手企業の令嬢だったそうで、明桜さんと結婚するために、出てきたそうだ。
 璃緒さん!あなたは、すごいよ!尊敬します!恋に走る女性は、魅力的だよ!
 あ、一応は、両方の親が納得のうえで、結婚したみたい。

「え!?違う違うよ~!!蘭夜は、だけど!‥‥‥璃緒は、だよ?」
「まぁ‥‥明桜さん」
 私を明桜さんは、私が遊ぶためのおもちゃのある場所に戻して、ベッドの上にいる璃緒さんに近づいていく。
 うん。仲良いよね~。世にいうおしどり夫婦だよね。
 私は、まだ1歳で言葉もあまりはっきりは喋れない。もうやだ。
 私は、少し前から言葉の練習と、歩く練習。暇なときは、現実逃避をしていた。
「あ、マーマ!」
 私が呼べば、璃緒さんがこちらに来て、「どうしたの?」と言いながら抱っこをしてくれる。その後では、「なんで?俺は呼ばれてないの‥‥」なんて言いながら、落ち込んでいる明桜さん。
 ‥‥‥今度の機会に呼んであげよう。

 あ、言い忘れてた!結構大事なことだから、聞いてね?
 あのね?この家ね?双子主人公の家なの。
 つまり、明桜さんと璃緒さんは、主人公のお父さんのお母さん。そして、その明桜さんと璃緒さんの子供の私は‥‥‥

 ゲーム内にはの、お姉さんでした。
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