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小等部
うざいぞ
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「蘭夜様こんばんは。今宵はまた一段と美しいですわ」
「あら心音様。こんばんは。心音様の方がお美しいですわよ?ほらあちらをお見になって?ファンクラブの方々が心音様をどうダンスに誘おうかと、タイミングをはかってらっしゃいますよ?」
私達は少し前から、お互いを『ちゃん』呼びではなく『様』呼びをしている。
仕向けたとかではなく、ただ単に小学生ではなくなるのに、いつまでも子供じみた呼び方だと社会でなめられるのではと、心音から言い出したのだ。
心音はピンクのドレスで髪色と同色なことから、いつもの雰囲気がより一層ホンワカしている。
「あら。それは蘭夜様の勘違いですわ?だって、あの方たちは蘭夜様を誘おうとしている方々ですわよ?」
「何を言っているの?私を誘う方など誰もいませんわ。それに、心音様を差し置いて私を誘うなど、そんなオツムの弱い方いませんわ」
「それは心外だな~?その言い方だと、俺は頭のおかしい人になってしまうんだが?」
「っ!‥‥松尾様」
いきなり抱きついてきたのは、大きくなってより一層チャラ男感が増した松尾 真斗だった。
「こんばんわ。お姫様方」
そう言って私達の手の甲にキスをしてくる真斗。
‥‥‥やっぱりこの子は苦手だ。
「真斗様~!早くこちらにいらして~!」
「ああ分かったよ!子猫ちゃん!‥‥ではこれで。本当はもっと話していたいのですが、私も自分の仕事がありますので」
「ふん。さっさと行って差し上げなさいよ。ご令嬢達があなたのことを待ちわびていらしてよ」
真斗は歯がゆいセリフを聞いても通常運転の心音は、やはりすごいと思ってしまう私は、真斗と離れられて嬉しさでいっぱいだった。
「あら蘭夜ちゃん心音ちゃん!こんばんわ」
「あ、美智瑠先生。こんばんわ」
心音との会話を楽しんでいると、それを見つけた美智瑠が話しかけてきた。
美智瑠は私達が6年生になっても仲良くしてくれて、小等部の生徒に大人気の(まだ教師になってないのに)先生となっている。
あ、ちなみに瞬も美智瑠と同じく大人気だ。
「美智瑠先生。とってもお綺麗ですわ」
「あらありがとう。心音ちゃんも蘭夜ちゃんもとっても綺麗よ?」
美智瑠は落ち着きのあるブルーのドレスだが、形が世にゆうマーメイドドレスのような形だった。
「あ、美智瑠先生がいるということは、瞬先生もいらっしゃるんですか?」
私がそうたずねたら、美智瑠は顔を顰めて次の瞬間には悲しそうな顔を見せた。
まずい。
「蘭夜ちゃんは私よりも瞬がいいのね。私悲しいわ」
「あ、いえ。そんなことは」
こうなっては美智瑠は面倒くさい。
何を言っても「どうせ私なんか」と言って、全然話を聞いてくれない。
「はぁー今夜のパーティーも私のイメージ通りにはならないってわけだ」
私は小さくため息をついた。
「あら心音様。こんばんは。心音様の方がお美しいですわよ?ほらあちらをお見になって?ファンクラブの方々が心音様をどうダンスに誘おうかと、タイミングをはかってらっしゃいますよ?」
私達は少し前から、お互いを『ちゃん』呼びではなく『様』呼びをしている。
仕向けたとかではなく、ただ単に小学生ではなくなるのに、いつまでも子供じみた呼び方だと社会でなめられるのではと、心音から言い出したのだ。
心音はピンクのドレスで髪色と同色なことから、いつもの雰囲気がより一層ホンワカしている。
「あら。それは蘭夜様の勘違いですわ?だって、あの方たちは蘭夜様を誘おうとしている方々ですわよ?」
「何を言っているの?私を誘う方など誰もいませんわ。それに、心音様を差し置いて私を誘うなど、そんなオツムの弱い方いませんわ」
「それは心外だな~?その言い方だと、俺は頭のおかしい人になってしまうんだが?」
「っ!‥‥松尾様」
いきなり抱きついてきたのは、大きくなってより一層チャラ男感が増した松尾 真斗だった。
「こんばんわ。お姫様方」
そう言って私達の手の甲にキスをしてくる真斗。
‥‥‥やっぱりこの子は苦手だ。
「真斗様~!早くこちらにいらして~!」
「ああ分かったよ!子猫ちゃん!‥‥ではこれで。本当はもっと話していたいのですが、私も自分の仕事がありますので」
「ふん。さっさと行って差し上げなさいよ。ご令嬢達があなたのことを待ちわびていらしてよ」
真斗は歯がゆいセリフを聞いても通常運転の心音は、やはりすごいと思ってしまう私は、真斗と離れられて嬉しさでいっぱいだった。
「あら蘭夜ちゃん心音ちゃん!こんばんわ」
「あ、美智瑠先生。こんばんわ」
心音との会話を楽しんでいると、それを見つけた美智瑠が話しかけてきた。
美智瑠は私達が6年生になっても仲良くしてくれて、小等部の生徒に大人気の(まだ教師になってないのに)先生となっている。
あ、ちなみに瞬も美智瑠と同じく大人気だ。
「美智瑠先生。とってもお綺麗ですわ」
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「あ、美智瑠先生がいるということは、瞬先生もいらっしゃるんですか?」
私がそうたずねたら、美智瑠は顔を顰めて次の瞬間には悲しそうな顔を見せた。
まずい。
「蘭夜ちゃんは私よりも瞬がいいのね。私悲しいわ」
「あ、いえ。そんなことは」
こうなっては美智瑠は面倒くさい。
何を言っても「どうせ私なんか」と言って、全然話を聞いてくれない。
「はぁー今夜のパーティーも私のイメージ通りにはならないってわけだ」
私は小さくため息をついた。
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