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第10話
レミーの契約書 4
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一通り説教を終えたバーネットは、ふぅっとため息を溢し満足そうにソファーに座った。
その代わりザティスは、バーネット近くのソファーにさっきまで座ろうとしたが、バーネットの放つ雰囲気と今の自分を天秤にかけたのか床で器用に正座している。額には汗びっしょりだ。ちょっとだけ可哀想かなと思い私はあえて二人の真ん中くらいで立っている。
そうしてバーネットは、私の目を見て言った。
「貴方が何故この案に乗ったのか、何故こんな案なのか、私には分かりましたわ。だけど、一つだけ確認したいですわ。良いかしら?レミー」
「良いよ、バーネット。二人にも隠し事は無しにしたいから…私は父の様にならない」
「そう。ならば、伺いますわ。貴方」
バーネットは、先程足を組もうとしていたのに、両足を下ろし揃えて座り直し真剣な目を向けてきた。
「貴方が一番心から離れない方は、昔から変わらないのですか?例え今やこの後から何を知ってもその方は変わりませんか?レミー」
そう、バーネットには分かっていた。
初めこそ父のディラストに対しての復讐をする手段として最適に感じ契約書を作成してザティスとも手を組んだ。お互いの理解の一致だ。
だけれど、誤算だった。
父が本当は離れていても母さん達の事を考えていた事。ハルがハルーだった事。そして初恋の彼だった事。
それを知ってから疑問も浮かんだ。何故誰も教えてくれなかったのか?知っていて関わってくるくせに何故?
いつからか、レミー自身が知ることを欲していた。ーーこれは本を読んでも決して分からないから。
その事に今日までの時間でバーネットは気付いた。レミーの変化に。だから問うのだ。
ーー変わらないのか?と
だからレミーは、はっきりとバーネットを見つめ背筋を正し、柔らかい笑顔で言った。
「変わらない。最初から変わらない。」
「そう。なら私は最後まで協力しますわ。もちろん、貴方もですわよ!ザティス様」
「は、はい‼︎」
ザティスは急にバーネットに声をかけられて驚きながらも応える。ふと見ると彼はバーネットに名を呼ばれ嬉しかったようだ。だって顔真っ赤になっているから。
ーーよかったね、ザティス
そう。初めから変わらない。
レミー・ロアーは、本に描かれない本人達の知る事実。その全てを知りたいのだから。
その代わりザティスは、バーネット近くのソファーにさっきまで座ろうとしたが、バーネットの放つ雰囲気と今の自分を天秤にかけたのか床で器用に正座している。額には汗びっしょりだ。ちょっとだけ可哀想かなと思い私はあえて二人の真ん中くらいで立っている。
そうしてバーネットは、私の目を見て言った。
「貴方が何故この案に乗ったのか、何故こんな案なのか、私には分かりましたわ。だけど、一つだけ確認したいですわ。良いかしら?レミー」
「良いよ、バーネット。二人にも隠し事は無しにしたいから…私は父の様にならない」
「そう。ならば、伺いますわ。貴方」
バーネットは、先程足を組もうとしていたのに、両足を下ろし揃えて座り直し真剣な目を向けてきた。
「貴方が一番心から離れない方は、昔から変わらないのですか?例え今やこの後から何を知ってもその方は変わりませんか?レミー」
そう、バーネットには分かっていた。
初めこそ父のディラストに対しての復讐をする手段として最適に感じ契約書を作成してザティスとも手を組んだ。お互いの理解の一致だ。
だけれど、誤算だった。
父が本当は離れていても母さん達の事を考えていた事。ハルがハルーだった事。そして初恋の彼だった事。
それを知ってから疑問も浮かんだ。何故誰も教えてくれなかったのか?知っていて関わってくるくせに何故?
いつからか、レミー自身が知ることを欲していた。ーーこれは本を読んでも決して分からないから。
その事に今日までの時間でバーネットは気付いた。レミーの変化に。だから問うのだ。
ーー変わらないのか?と
だからレミーは、はっきりとバーネットを見つめ背筋を正し、柔らかい笑顔で言った。
「変わらない。最初から変わらない。」
「そう。なら私は最後まで協力しますわ。もちろん、貴方もですわよ!ザティス様」
「は、はい‼︎」
ザティスは急にバーネットに声をかけられて驚きながらも応える。ふと見ると彼はバーネットに名を呼ばれ嬉しかったようだ。だって顔真っ赤になっているから。
ーーよかったね、ザティス
そう。初めから変わらない。
レミー・ロアーは、本に描かれない本人達の知る事実。その全てを知りたいのだから。
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