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第7話
初恋の本の少年 1
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久々に会ったバーネットは私の混乱状態を無視して話を急いそと続けた。
「実は私どうしてもある殿方にお会いしたく!もう頼れるのは貴方だけなのです!」
「ある殿方?それは」
(もしかしてザティスの事!?)
私はバーネットに願望と望みを込めた視線を送りバーネットの回答を待った。すると思いもよらない回答が返ってきた。
「ハル・ト・バーン様です。バーン伯爵の長男であられます。彼にどうしても会って話さなくてはいけないのです。」
(ザティス様じゃないのか…ちょっと可哀想かもしれない…)
「でもハル様は今バーン家にはいらっしゃらないのでは?」
そうだ、バーン伯爵家の長男ハル様は初恋をしその相手を探す為に家を出ていったはず。だからこそ今バーン伯爵家にはザティスが後継者として残ったとザティス本人から聞いた…
なのになぜ?するとまたもやバーネットから思わぬ回答がきた。それはレミーを大きく動揺させる内容だった。
「なにを仰っていますの?レミー。ハルー様は貴方の近くにいらっしゃいましたよ?ご存知ありませんの?」
「え?近くにいた??まさか…嘘でしょ?ハル・ト・バーン伯爵家の長男となれば誰でも分かっ…」
「あーハル様は姿を敢えて変えてらっしゃいますから気付きもしないはずですわ。…あ、それで貴方も分かりませんでしたのね?じゃなきゃ直ぐに分かるはずですわ!」
「どういう?」
「だって…」
ーー貴方の初恋の本の少年は、ハル様ですから。
「実は私どうしてもある殿方にお会いしたく!もう頼れるのは貴方だけなのです!」
「ある殿方?それは」
(もしかしてザティスの事!?)
私はバーネットに願望と望みを込めた視線を送りバーネットの回答を待った。すると思いもよらない回答が返ってきた。
「ハル・ト・バーン様です。バーン伯爵の長男であられます。彼にどうしても会って話さなくてはいけないのです。」
(ザティス様じゃないのか…ちょっと可哀想かもしれない…)
「でもハル様は今バーン家にはいらっしゃらないのでは?」
そうだ、バーン伯爵家の長男ハル様は初恋をしその相手を探す為に家を出ていったはず。だからこそ今バーン伯爵家にはザティスが後継者として残ったとザティス本人から聞いた…
なのになぜ?するとまたもやバーネットから思わぬ回答がきた。それはレミーを大きく動揺させる内容だった。
「なにを仰っていますの?レミー。ハルー様は貴方の近くにいらっしゃいましたよ?ご存知ありませんの?」
「え?近くにいた??まさか…嘘でしょ?ハル・ト・バーン伯爵家の長男となれば誰でも分かっ…」
「あーハル様は姿を敢えて変えてらっしゃいますから気付きもしないはずですわ。…あ、それで貴方も分かりませんでしたのね?じゃなきゃ直ぐに分かるはずですわ!」
「どういう?」
「だって…」
ーー貴方の初恋の本の少年は、ハル様ですから。
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