異世界転生しました。〜優し過ぎる彼と冷た過ぎる私〜

黒狼 リュイ

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第6章  異世界編 森の国 幻の国

魔女と彼女 1

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 魔女の言葉にユキは不思議と不信感など感じなかった。魔女は世の全てを知っている程に長生きだと知っているから?それとも此処まで来て知らない筈は無いと勝手に思い込んでいるから?
 いや、きっとどれも違う。
 何故なら彼女は私を知っていて、私もきっと彼女を知っているだろうから。
 その時彼女は、私を見た。
 真っ直ぐに合わさる目は色は違うけれど何処か懐かしく、髪も色は違うけれど既視感のある感覚で、極め付けは彼女の笑顔だった。

 それでふと思った。
 まるで頭が正解を知っていたかの様にまで思えるコレは、きっと間違いじゃない。

「森 真里」

 それは、前世の名前。
 お人好しで何事も真っ直ぐに突き進む彼女が何故か目の前の彼女とリンクした。
 すると彼女は言った。

「正解だよ!霜原さん」
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