転生後、神様の"少年"見習いってありますか?

黒狼 リュイ

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第4章 人間と魔族と見習い

涙と感情 6

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 昔々、世界は二つに分かれては居なかった。
 地上には、貧困の差はありつつも大人子供関係なく生活をしていた。
 ある日、小さな喧嘩が起きた。それは、食べ物をどちらが先に手にしたか?という喧嘩だった。
 ある者は、先に手にしたのが自分だと言った。ある者は、先に支払いをしたのが自分だと言った。そんな喧嘩は次第に暴力へと発展した。
 そんな中一人の子供が声を上げた。

"一つしかないなら二つにすれば良い"

 そんな子供の声を皆が聞き入れた。そうして二つの世界が生まれた。
 物も人も同じ様に二つずつ。
 しかし、二つの世界では唯一、たった一つしか無いものがある。
 それは世界の主人だ。

 二つの世界は、二つでないといけない。
 世界から喧嘩や争いは無くなったが、統一する為定期的に、神を欲する様になった。

ーーそう、"子供"のような神が必要なのだ。
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