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4章.Tractus
迫る夜*
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†††
夜陰に聞こえた人の声。ミカエルは朧な意識で耳を傾ける。
「こちらは順調です。彼が私の子を産めば、」
「子を産もうが男であろう。なぜ機能を奪わん。ムニーラが泣きつく故命は取らずにいてやるが、男でいさせるつもりはない」
「ムニーラは自ら彼のもとへ行ったのですよ」
「そやつに女を誑かす性質があるからだろう。でなければ婚姻前の娘に手を触れるかッ」
「彼は知らなかったのです。彼は――」
ヤグニエと父親の皇帝だろうか。
女性の肌に触れること。それがこんなに重罪だとは思わなかった。自ら手を出したわけでなくとも、許されることではないらしい。知っていれば、近寄らなかった。――今ごろ思ってももう遅い。
世の中も聖学校と同じく、権力者が黒と言えば黒で、その決定から逃れることはできないのだろう。
ミカエルは仰向けに四肢を投げ出したまま細く息を吐く。
散々奥まで突かれて中出しされた。まだお腹に何か入っているようだ。いや、今も栓をするように何かがそこにある。しかし、そんなに深くまで届く物ではない。
「――凱旋した兵士らの褒美にくれてやろう」
「ッ彼は私の側室にします」
「すれば良い。孕ませんようにする物があるだろう」
「……それで兵士らの相手をさせよと?」
「余も譲歩しておるのだ。機能を残すなら、矜持くらい粉々にせんと気が済まん。二度と女に手を出そうなどと思えぬようにな。おお、調教師にくれてやってもいい。男に尽くすよう躾けるのだ」
ミカエルは聞こえてきた会話にゾッとした。恐ろしいことを言う男の声は本気だ。本気でミカエルをそのようにしようと考えている。
――早くここから逃げなければ。
しかしミカエルは力が使えず、気怠い身体は言うことを聞かない。そればかりか、昨夜はねだるようなことまで言っていた。ナカに注ぎ込まれると満たされる感じがして、もっとほしくなってしまうのだ。
腹に入れられた種のような物が、身体を変えてしまったのだろうか。
嫌なのに。そのはずなのにわからなくなって、ミカエルは困惑した。
「……父上、どうかもうお怒りを静めてください。あんなにだだを捏ねていたムニーラが、責任を感じて大人しく嫁いだではありませんか。あちらも満足している様子でしたよ」
「フンッ。明日は兵士らに尽くさせよ」
一人が去り、溜め息が落とされる。
ヤグニエがミカエルの寝ているベッドにやってきた。
「聞こえていたか? 明日は過酷だぞ。夜の宴は飲めや歌えやと盛り上がる。場を盛り上げるのは、酒や女に男娼だ」
ミカエルはぼんやりと目蓋を上げた。
「口での奉仕くらいできるようにならないとな」
腕を引っ張り上げられ、ベッドの上に座りこむ。ヤグニエがおもむろに下履きを寛げた。取り出されたそれは、そんなに反応していない。
「口で咥えてイかせてみろ」
「……は、」
目を丸くする。
ミカエルの口から洩れた声は掠れていた。――散々喘がされたせいかもしれないが。
「明日は何人もの相手をすることになる。慣れておけ」
顔の近くに持ってこられても、ミカエルは口を開くことができない。押しのけようと手を伸ばしたが、縋りつくような弱弱しさで意味がなかった。
「気分を盛り上げてやろう」
ヤグニエは肩をすくめてミカエルを四つん這いにし、性器に似た形の玩具を取りだした。前に逃げようとした腰を掴まれ、栓のように嵌めていた物を抜き取られる。
「んっ…」
換わりに、性器に似た玩具が少しずつナカへ挿れられた。
散々出し入れされた入口は、難なく玩具を咥え込んでしまう。玩具は勝手に動き、ずんずんナカを突いてきた。
下腹部がじわじわと熱を持つ。
「っ…ン……ぁあっ…あっ…」
「後ろから突かれてるみたいでイイだろう?」
顎を持ち上げられて、頬を性器で撫でられる。
「こっちも咥えろ」
「ぅっ…はがっ」
結局、強引にねじ込まれて涙目になった。籠ったような匂いに喉がウッとなる。
「歯を立てるなよ。明日相手にする奴らは何をするかわからないんだ。丁重に扱え」
ぐいぐい喉の方まで入れてくる。
「そうだ。ちゃんと開けていろ」
――苦しいッ。
ミカエルがえずきそうになっても、ヤグエニは喉まで突っ込むのをやめなかった。
少し引き抜かれて楽になり、奥まで突っ込まれてえずきそうになる。何度もそれを繰り返されて、その度ジワジワとより奥のほうまで挿れられている気がした。
「まずはこの感覚に慣れることだな。喉を使うのを覚えるのはその後だ」
ミカエルは後ろの快感に集中し、喉の苦しみから気を逸らそうとがんばった。それでも、えずきそうになるのは止められない。物理的な苦しさで涙がぽろぽろ出てくる。
「こんどは舌と唇を使って悦くしてみろ」
ようやく口から引き抜かれ、再び頬にピタピタ当てられた。
猛ってヌラヌラ濡れている。しかしまだ達するほどではないようだ。
――喉の奥を責められるより、口でイかせたほうがずっと楽。
「はっ…ぁ…」
ミカエルは再び奥まで突っ込まれる前にイかせてしまおうと、自ら口を開いて舌を這わせた。
「いいぞっ、唇も使え」
唇で挟んではむはむしてみたり、舌で撫で上げたり。軽く歯を立てるとビクリと反応した。レロレロ舐めて、気持ち良くするためにやったのだとアピールする。
「……そなたは筋がいい。もっと見せつけるようにやってみろ。ムードを高めてイかせた方がラクだろう」
ミカエルは荒い息で片眉を上げた。
見せつける…。ヤグニエの顔を見上げて舌を出し、裏筋をこれ見よがしに舐めてみた。
「っふ、いいぞ。とてもそそる」
真実、彼の猛りは勢いを増している。これなら、口を使って工夫しようとするよりずっと楽だ。
「吸いついてみろよ」
ミカエルは言われた通りに先端に顔を寄せ、唇を押し当て吸ってみた。
「っっ、ッいいな、いいっ」
「ふがっ」
容赦なく口の中に突っ込まれる。
ヤグニエはミカエルの頭を掴んで本気で出し挿れし始めた。
諸々の苦しさでおかしくなりそうだ。これを逃れるためにやったのに、まったく意味がない――。
「ぅ、ガッ、ぁふっ…あ゛ぅ、」
「ちゃんと、ぜんぶ、飲むんだぞっ」
「っあ、グぅ――ッ」
ミカエルは喉の奥に放たれた粘りを必死に飲み下そうとした。頭の後ろを掴まれ、もしゃもしゃの毛に鼻を押し付けられて口の中に突っ込まれたままだ。えずこうにもえずけない。
――しぬっ!!
息も上手く吸えず、喉が詰まった状態。この粘っこいのを飲みくだすしか生きる術はなかった。
「――ガハッ、ゴホッゴホッ、ォエッェ、ッハ、ゴホッ、」
口が解放されると、早急に呼吸を求めて咳ついた。
顔らへんが燃えるように熱い。
ミカエルははぁはぁ荒い息を繰り返し、後ろに入れられている玩具が動きを止めていることに気が付いた。
「初めてにしちゃあ、上出来か。だが、それでは身が持たない」
もっと慣れないとな。
頭上から降って来た声に唇が慄いた。
「ひとまず褒美をやろう。そなたも気持ちよくしてやる」
「っあ、やっ…いいッ…」
後ろに咥えている玩具が動き出す。
「そう言うな。夜は長い。じっくりやろう」
ヤグニエは黄金色の髪を愛しげに撫で、快感に震えるしなやかな身体に目を細めると、ミカエルという名を与えられた強き者があられもなく喘ぐ姿を舐めるように視姦した。
夜陰に聞こえた人の声。ミカエルは朧な意識で耳を傾ける。
「こちらは順調です。彼が私の子を産めば、」
「子を産もうが男であろう。なぜ機能を奪わん。ムニーラが泣きつく故命は取らずにいてやるが、男でいさせるつもりはない」
「ムニーラは自ら彼のもとへ行ったのですよ」
「そやつに女を誑かす性質があるからだろう。でなければ婚姻前の娘に手を触れるかッ」
「彼は知らなかったのです。彼は――」
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女性の肌に触れること。それがこんなに重罪だとは思わなかった。自ら手を出したわけでなくとも、許されることではないらしい。知っていれば、近寄らなかった。――今ごろ思ってももう遅い。
世の中も聖学校と同じく、権力者が黒と言えば黒で、その決定から逃れることはできないのだろう。
ミカエルは仰向けに四肢を投げ出したまま細く息を吐く。
散々奥まで突かれて中出しされた。まだお腹に何か入っているようだ。いや、今も栓をするように何かがそこにある。しかし、そんなに深くまで届く物ではない。
「――凱旋した兵士らの褒美にくれてやろう」
「ッ彼は私の側室にします」
「すれば良い。孕ませんようにする物があるだろう」
「……それで兵士らの相手をさせよと?」
「余も譲歩しておるのだ。機能を残すなら、矜持くらい粉々にせんと気が済まん。二度と女に手を出そうなどと思えぬようにな。おお、調教師にくれてやってもいい。男に尽くすよう躾けるのだ」
ミカエルは聞こえてきた会話にゾッとした。恐ろしいことを言う男の声は本気だ。本気でミカエルをそのようにしようと考えている。
――早くここから逃げなければ。
しかしミカエルは力が使えず、気怠い身体は言うことを聞かない。そればかりか、昨夜はねだるようなことまで言っていた。ナカに注ぎ込まれると満たされる感じがして、もっとほしくなってしまうのだ。
腹に入れられた種のような物が、身体を変えてしまったのだろうか。
嫌なのに。そのはずなのにわからなくなって、ミカエルは困惑した。
「……父上、どうかもうお怒りを静めてください。あんなにだだを捏ねていたムニーラが、責任を感じて大人しく嫁いだではありませんか。あちらも満足している様子でしたよ」
「フンッ。明日は兵士らに尽くさせよ」
一人が去り、溜め息が落とされる。
ヤグニエがミカエルの寝ているベッドにやってきた。
「聞こえていたか? 明日は過酷だぞ。夜の宴は飲めや歌えやと盛り上がる。場を盛り上げるのは、酒や女に男娼だ」
ミカエルはぼんやりと目蓋を上げた。
「口での奉仕くらいできるようにならないとな」
腕を引っ張り上げられ、ベッドの上に座りこむ。ヤグニエがおもむろに下履きを寛げた。取り出されたそれは、そんなに反応していない。
「口で咥えてイかせてみろ」
「……は、」
目を丸くする。
ミカエルの口から洩れた声は掠れていた。――散々喘がされたせいかもしれないが。
「明日は何人もの相手をすることになる。慣れておけ」
顔の近くに持ってこられても、ミカエルは口を開くことができない。押しのけようと手を伸ばしたが、縋りつくような弱弱しさで意味がなかった。
「気分を盛り上げてやろう」
ヤグニエは肩をすくめてミカエルを四つん這いにし、性器に似た形の玩具を取りだした。前に逃げようとした腰を掴まれ、栓のように嵌めていた物を抜き取られる。
「んっ…」
換わりに、性器に似た玩具が少しずつナカへ挿れられた。
散々出し入れされた入口は、難なく玩具を咥え込んでしまう。玩具は勝手に動き、ずんずんナカを突いてきた。
下腹部がじわじわと熱を持つ。
「っ…ン……ぁあっ…あっ…」
「後ろから突かれてるみたいでイイだろう?」
顎を持ち上げられて、頬を性器で撫でられる。
「こっちも咥えろ」
「ぅっ…はがっ」
結局、強引にねじ込まれて涙目になった。籠ったような匂いに喉がウッとなる。
「歯を立てるなよ。明日相手にする奴らは何をするかわからないんだ。丁重に扱え」
ぐいぐい喉の方まで入れてくる。
「そうだ。ちゃんと開けていろ」
――苦しいッ。
ミカエルがえずきそうになっても、ヤグエニは喉まで突っ込むのをやめなかった。
少し引き抜かれて楽になり、奥まで突っ込まれてえずきそうになる。何度もそれを繰り返されて、その度ジワジワとより奥のほうまで挿れられている気がした。
「まずはこの感覚に慣れることだな。喉を使うのを覚えるのはその後だ」
ミカエルは後ろの快感に集中し、喉の苦しみから気を逸らそうとがんばった。それでも、えずきそうになるのは止められない。物理的な苦しさで涙がぽろぽろ出てくる。
「こんどは舌と唇を使って悦くしてみろ」
ようやく口から引き抜かれ、再び頬にピタピタ当てられた。
猛ってヌラヌラ濡れている。しかしまだ達するほどではないようだ。
――喉の奥を責められるより、口でイかせたほうがずっと楽。
「はっ…ぁ…」
ミカエルは再び奥まで突っ込まれる前にイかせてしまおうと、自ら口を開いて舌を這わせた。
「いいぞっ、唇も使え」
唇で挟んではむはむしてみたり、舌で撫で上げたり。軽く歯を立てるとビクリと反応した。レロレロ舐めて、気持ち良くするためにやったのだとアピールする。
「……そなたは筋がいい。もっと見せつけるようにやってみろ。ムードを高めてイかせた方がラクだろう」
ミカエルは荒い息で片眉を上げた。
見せつける…。ヤグニエの顔を見上げて舌を出し、裏筋をこれ見よがしに舐めてみた。
「っふ、いいぞ。とてもそそる」
真実、彼の猛りは勢いを増している。これなら、口を使って工夫しようとするよりずっと楽だ。
「吸いついてみろよ」
ミカエルは言われた通りに先端に顔を寄せ、唇を押し当て吸ってみた。
「っっ、ッいいな、いいっ」
「ふがっ」
容赦なく口の中に突っ込まれる。
ヤグニエはミカエルの頭を掴んで本気で出し挿れし始めた。
諸々の苦しさでおかしくなりそうだ。これを逃れるためにやったのに、まったく意味がない――。
「ぅ、ガッ、ぁふっ…あ゛ぅ、」
「ちゃんと、ぜんぶ、飲むんだぞっ」
「っあ、グぅ――ッ」
ミカエルは喉の奥に放たれた粘りを必死に飲み下そうとした。頭の後ろを掴まれ、もしゃもしゃの毛に鼻を押し付けられて口の中に突っ込まれたままだ。えずこうにもえずけない。
――しぬっ!!
息も上手く吸えず、喉が詰まった状態。この粘っこいのを飲みくだすしか生きる術はなかった。
「――ガハッ、ゴホッゴホッ、ォエッェ、ッハ、ゴホッ、」
口が解放されると、早急に呼吸を求めて咳ついた。
顔らへんが燃えるように熱い。
ミカエルははぁはぁ荒い息を繰り返し、後ろに入れられている玩具が動きを止めていることに気が付いた。
「初めてにしちゃあ、上出来か。だが、それでは身が持たない」
もっと慣れないとな。
頭上から降って来た声に唇が慄いた。
「ひとまず褒美をやろう。そなたも気持ちよくしてやる」
「っあ、やっ…いいッ…」
後ろに咥えている玩具が動き出す。
「そう言うな。夜は長い。じっくりやろう」
ヤグニエは黄金色の髪を愛しげに撫で、快感に震えるしなやかな身体に目を細めると、ミカエルという名を与えられた強き者があられもなく喘ぐ姿を舐めるように視姦した。
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