38 / 73
2章.Kyrie
ひとときの安らぎ
しおりを挟む
ミカエルは肩で息をする。そこへ冷静な声が落ちた。
「これはまだかかりそうだな」
「いきなり、触んなっ」
「ちゃんと聞いたけど?」
「ちげぇ、おまえがやるなんて、思わねえからっ」
色気を感じる声が、耳許で「驚かせてゴメンネ」と言った。ミカエルは舌打ちしてルシファーの首に腕を回す。
「だっこ?」
「ハグに決まってんだろ」
ルシファーは息を溢すように笑ってミカエルを抱きしめた。シャツが濡れると、ミカエルは今更ながら思う。
本当に今更だ。
ミカエルはルシファーのシャツの中に手を入れて、直接肌に触れ、骨張った背中を抱き寄せた。
「満足?」
「おー」
心が落ち着く。熱い身体もそれを求めていたようだ。
しかしまだ、ジワジワと中心に集まりゆく熱の感覚がある。
「イク?」
「自分でやる」
放出するたび身体の熱は引いて、三度目でようやく収まった。そこでふと、彼の下着の前が主張していることに気づいてしまう。触発されて、反応してしまったのかもしれない。
口を開くより前に顎を掬われ上向かされて、視界に端麗な顔が映った。平時と変わらない、何食わぬ顔だ。
「おつかれ」
「……おまえも出しちまえよ」
「あとで」
ミカエルはそちらに手を伸ばす。しかし下着に触れる前に手首を掴まれ、止められた。
「キツイだろ」
「君のまえでやるつもりはない」
「俺は気にしねえよ」
「俺が気にする」
彼に散々見せてしまったミカエルは、ムッとして半目になった。
「君は普通の状態じゃなかっただろう」
「巻き込まれたおまえもそうだッ」
少々ヤケになり、手首を掴まれたままの腕を伸ばして彼の下着を掴もうとしたが、強く掴まれ阻止された。
まだ粉の効き目が完全に切れておらず、俊敏な動きができないのだ。
「チッ」
「君、俺をイかせたいわけ」
「やってもらったからな」
「ヤられた仕返し?」
「感謝のほうだぜ」
ルシファーは息を吐き、おもむろにシャワーを手にした。
「目瞑って。シャワー浴びてて」
我慢させるより良いと思い、ミカエルは言われた通りにした。けれど、だんだん気になってくる。
「目、開けたら協力破棄」
「開けてねーよ。なんでわかんだ…」
「気配。ウズウズしてる」
ミカエルは口を噤んで、シャワーを顔にかけた。水が口に入るもそのまま、「なんも見てねーー」と言うと、揺れ揺れの声音に、彼がフッと笑ったようだった。
少しして、シャワーを奪われ目を開ける。
「どうも」
「こっちのセリフだ」
ミカエルは気怠さの残る表情で立ち上がる。ルシファーもおざなりに身だしなみを整え、よいせと立ち上がった。
「世話になったな」
「……オジサンくさい」
「あ?」
「そんな言葉より、キスされたほうがずっといい」
ミカエルは押し黙り、戯れのようにほざいた紅の瞳をじっと見た。
初めて会ったときは冷たく感じたが、今となっては親しみすら覚える。
「そうかよ」
眉を上げて半目で返し、すれ違いざま、背伸びして白い頬にキスをした。
紅の瞳がかすかに開かれる。
本当にされるとは思っていなかったのだろう。ミカエルは鼻で笑って脱衣所のタオルを手に取った。
客室に二人分用意してあった替えの服を着て、ドアを開く。
「ミカエル。もう平気か?」
「ハイ、センセー。アリガトウゴザイマシタ」
ドアの外でずっと見張りをしてくれていたらしいツァドキエルは、ホッとしたように笑った。それから、眉尻を下げる。
「今回は、俺が介抱したことにしていいか? 彼はその、」
「そのほうがいい」
振り返れば、ルシファーがいた。
ツァドキエルとルシファーと三人で真昼の廊下を行くのは、妙な気分だ。
「俺も変に関わりを持ちたくない」
「……ミカエル、それでいいか」
「ハイ、センセー」
「わかった。遅刻については、咎めないよう俺から伝える」
「次の講義からでいいデスカ」
「ああ、そうだな。少し休んだほうがいい」
建物から出て午後の日差しのもとへ。
ツァドキエルはルシファーをチラリと窺い、切りだす。
「それで、君を襲った人のことだが――」
ミカエルは相手の特徴やされた事を冷静に語った。
怒りはあるし、ぶん殴りたいと思うが、ここで問題は起こせない。
「その生徒の処分は俺には決められない。すまんが、どうであれ受け入れてくれ。あと、腹の痛みはラファエル先生に治癒してもらうといい。なんなら、俺も一緒に医務室行くぞ」
「もう平気デス」
「そうか。よかった。じゃあ、次の講義に遅れないようにな」
「ハイ、センセー。アリガトウゴザイマシタ」
去っていく後ろ姿を眺め、ミカエルは言う。
「なんだかんだ、普通に話すじゃねえか」
「あの教師が変わってるんだ。他の教師だったら、俺を見た瞬間叫んでる」
「ラファエルも?」
「あの人は例外。君のために来たような人だから」
ミカエルは顔をしかめて小道から逸れると、草原の上に寝転んだ。ゆっくり流れゆく雲を見ていたら、頬にベロリと衝撃が。
「ぅぶっ、どこ行ってたんだよクリスー!」
執拗に顔を舐めてくるクリスを、今度こそ手の平で撫でくり回した。
「俺は休憩してんの。おまえも寝ろよ」
ワンッ
「っは、しゃーねーな」
嬉しそうに尻尾をブンブン振って誘われては敵わない。
ミカエルはいつかのようにクリスと走り回って遊んだ。ルシファーは壁に凭れて観覧だ。
「おまえも来いよ」
「遠慮する」
「クリス、行け!」
じゃれるクリスをいなそうとするルシファーは、いつもの落ち着き払った様子とは別人のようだ。
「クリス、怒るぞっ」
「クリスに怒ったら俺が怒るぜ」
ルシファーは息を吐いてやってきた。
ご機嫌でお尻を撫でるよう催促するクリス。ミカエルは愛しいモフモフのお尻を解すように撫でる。
「おまえ、いつからミカエルの手下になったわけ」
「おまえの手下だったのか?」
「俺と過ごしてきた時間が一番長いはず」
「もっと遊んでやれよ」
「遊んでる。さすがに追いかけっこはしないけど」
どうやらクリスは、一緒に身体を動かして遊んでくれるミカエルが気に入ったらしい。草原に腰を下ろせば、足の間に背中を向けて座り、撫でるよう催促された。
「いい毛並みだ。俺もおまえが好きだぜ」
ミカエルは愛らしい背中に抱き着いてモフモフを堪能する。
連れ出されて来たのに放置されたルシファーは、ウンチングスタイルでどこか不満そうな顔をして、そんな一人と一匹を見ていた。
「これはまだかかりそうだな」
「いきなり、触んなっ」
「ちゃんと聞いたけど?」
「ちげぇ、おまえがやるなんて、思わねえからっ」
色気を感じる声が、耳許で「驚かせてゴメンネ」と言った。ミカエルは舌打ちしてルシファーの首に腕を回す。
「だっこ?」
「ハグに決まってんだろ」
ルシファーは息を溢すように笑ってミカエルを抱きしめた。シャツが濡れると、ミカエルは今更ながら思う。
本当に今更だ。
ミカエルはルシファーのシャツの中に手を入れて、直接肌に触れ、骨張った背中を抱き寄せた。
「満足?」
「おー」
心が落ち着く。熱い身体もそれを求めていたようだ。
しかしまだ、ジワジワと中心に集まりゆく熱の感覚がある。
「イク?」
「自分でやる」
放出するたび身体の熱は引いて、三度目でようやく収まった。そこでふと、彼の下着の前が主張していることに気づいてしまう。触発されて、反応してしまったのかもしれない。
口を開くより前に顎を掬われ上向かされて、視界に端麗な顔が映った。平時と変わらない、何食わぬ顔だ。
「おつかれ」
「……おまえも出しちまえよ」
「あとで」
ミカエルはそちらに手を伸ばす。しかし下着に触れる前に手首を掴まれ、止められた。
「キツイだろ」
「君のまえでやるつもりはない」
「俺は気にしねえよ」
「俺が気にする」
彼に散々見せてしまったミカエルは、ムッとして半目になった。
「君は普通の状態じゃなかっただろう」
「巻き込まれたおまえもそうだッ」
少々ヤケになり、手首を掴まれたままの腕を伸ばして彼の下着を掴もうとしたが、強く掴まれ阻止された。
まだ粉の効き目が完全に切れておらず、俊敏な動きができないのだ。
「チッ」
「君、俺をイかせたいわけ」
「やってもらったからな」
「ヤられた仕返し?」
「感謝のほうだぜ」
ルシファーは息を吐き、おもむろにシャワーを手にした。
「目瞑って。シャワー浴びてて」
我慢させるより良いと思い、ミカエルは言われた通りにした。けれど、だんだん気になってくる。
「目、開けたら協力破棄」
「開けてねーよ。なんでわかんだ…」
「気配。ウズウズしてる」
ミカエルは口を噤んで、シャワーを顔にかけた。水が口に入るもそのまま、「なんも見てねーー」と言うと、揺れ揺れの声音に、彼がフッと笑ったようだった。
少しして、シャワーを奪われ目を開ける。
「どうも」
「こっちのセリフだ」
ミカエルは気怠さの残る表情で立ち上がる。ルシファーもおざなりに身だしなみを整え、よいせと立ち上がった。
「世話になったな」
「……オジサンくさい」
「あ?」
「そんな言葉より、キスされたほうがずっといい」
ミカエルは押し黙り、戯れのようにほざいた紅の瞳をじっと見た。
初めて会ったときは冷たく感じたが、今となっては親しみすら覚える。
「そうかよ」
眉を上げて半目で返し、すれ違いざま、背伸びして白い頬にキスをした。
紅の瞳がかすかに開かれる。
本当にされるとは思っていなかったのだろう。ミカエルは鼻で笑って脱衣所のタオルを手に取った。
客室に二人分用意してあった替えの服を着て、ドアを開く。
「ミカエル。もう平気か?」
「ハイ、センセー。アリガトウゴザイマシタ」
ドアの外でずっと見張りをしてくれていたらしいツァドキエルは、ホッとしたように笑った。それから、眉尻を下げる。
「今回は、俺が介抱したことにしていいか? 彼はその、」
「そのほうがいい」
振り返れば、ルシファーがいた。
ツァドキエルとルシファーと三人で真昼の廊下を行くのは、妙な気分だ。
「俺も変に関わりを持ちたくない」
「……ミカエル、それでいいか」
「ハイ、センセー」
「わかった。遅刻については、咎めないよう俺から伝える」
「次の講義からでいいデスカ」
「ああ、そうだな。少し休んだほうがいい」
建物から出て午後の日差しのもとへ。
ツァドキエルはルシファーをチラリと窺い、切りだす。
「それで、君を襲った人のことだが――」
ミカエルは相手の特徴やされた事を冷静に語った。
怒りはあるし、ぶん殴りたいと思うが、ここで問題は起こせない。
「その生徒の処分は俺には決められない。すまんが、どうであれ受け入れてくれ。あと、腹の痛みはラファエル先生に治癒してもらうといい。なんなら、俺も一緒に医務室行くぞ」
「もう平気デス」
「そうか。よかった。じゃあ、次の講義に遅れないようにな」
「ハイ、センセー。アリガトウゴザイマシタ」
去っていく後ろ姿を眺め、ミカエルは言う。
「なんだかんだ、普通に話すじゃねえか」
「あの教師が変わってるんだ。他の教師だったら、俺を見た瞬間叫んでる」
「ラファエルも?」
「あの人は例外。君のために来たような人だから」
ミカエルは顔をしかめて小道から逸れると、草原の上に寝転んだ。ゆっくり流れゆく雲を見ていたら、頬にベロリと衝撃が。
「ぅぶっ、どこ行ってたんだよクリスー!」
執拗に顔を舐めてくるクリスを、今度こそ手の平で撫でくり回した。
「俺は休憩してんの。おまえも寝ろよ」
ワンッ
「っは、しゃーねーな」
嬉しそうに尻尾をブンブン振って誘われては敵わない。
ミカエルはいつかのようにクリスと走り回って遊んだ。ルシファーは壁に凭れて観覧だ。
「おまえも来いよ」
「遠慮する」
「クリス、行け!」
じゃれるクリスをいなそうとするルシファーは、いつもの落ち着き払った様子とは別人のようだ。
「クリス、怒るぞっ」
「クリスに怒ったら俺が怒るぜ」
ルシファーは息を吐いてやってきた。
ご機嫌でお尻を撫でるよう催促するクリス。ミカエルは愛しいモフモフのお尻を解すように撫でる。
「おまえ、いつからミカエルの手下になったわけ」
「おまえの手下だったのか?」
「俺と過ごしてきた時間が一番長いはず」
「もっと遊んでやれよ」
「遊んでる。さすがに追いかけっこはしないけど」
どうやらクリスは、一緒に身体を動かして遊んでくれるミカエルが気に入ったらしい。草原に腰を下ろせば、足の間に背中を向けて座り、撫でるよう催促された。
「いい毛並みだ。俺もおまえが好きだぜ」
ミカエルは愛らしい背中に抱き着いてモフモフを堪能する。
連れ出されて来たのに放置されたルシファーは、ウンチングスタイルでどこか不満そうな顔をして、そんな一人と一匹を見ていた。
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@コミカライズ発売中
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる