彼女の母は蜜の味

緋山悠希

文字の大きさ
上 下
13 / 14

トイレ

しおりを挟む
「ただいまぁ。あっ、健二。お待たせ。」リビングに健二を見つけて笑顔を見せる深雪。
「ご飯食べたら健二の家に行こうね。」
キッチンの薫に聞こえないようにそっと囁く。
「うん。」
同じように小声で返す健二。

「ちょっと深雪ー。運ぶの手伝ってー。」そんなやりとりを知ってか知らずか薫がキッチンから深雪を呼ぶ。
「えー。ちょっと今無理。トイレ行くとこだからー」
「もー。女の子が大きい声でそんなこと言わないの」
こんな平凡なやり取りの中で健二はどことなくこの先の非凡な行為を予感していた。

「じゃあいいわ。健二君。ごめんなさいね。ちょっと手伝ってくれる?」
「あ、いいですよ。」
「ありがとう。うちのバカ娘よりよっぽど役に立つわ」
「どーせ、私はバカ娘ですよーだ。お母さんの娘なんでねー。」
そう言いながら深雪がトイレに入る。その音を確認すると薫が口を開く。案の定、さっきまでの母の声色が痴熟女の声色に変わる。
「健二。あなたの精子が足を伝ってるの。舐めて綺麗にしてちょうだい。」
そう言うと、薫は足を少し開いてスカートを捲し上げる。中からは黒い茂みとその奥から内股を伝って流れる一筋の滴が現れた。
「下着まで履く余裕がなかったのよ。ほら早く。」
「あっ。はい。」
健二は急いで薫の足元に跪くと、右膝の内側から中枢に向かって丁寧に舌を這わせた。

つー。ずずずぅぅ。

「ぁぁ…んふぅ」
健二の愛撫に声が漏れる。

ぶじゅっ。じゅるじゅる。

健二は、そのまま茂みの奥の割れ目に口を合わせると薫の蜜汁と自身の欲汁の混じったドロドロの液体を思い切り啜りあげた。

「あぁぁぁん…いいわぁ…健二。その汁口いっぱいに含んで私のお口にもちょうだい…」

ちゅっ。ずちゅ…ずずっ…じゅじゅじゅ。ちゅぱっ。

男と女の欲望の性液は2人の口の中でさらに濃度を増し、何往復か2人を行き来した後、最後は薫の喉を潤した。

ゴクンっ。

「あぁ…美味しいわぁ…健二。」

健二はもう一度跪くと、薫の秘部から再び欲汁を吸い出そうと割れ目に口を近づけた。しかし、それと同時に。

ジャー。ガチャ。

トイレから深雪が出てくる気配を感じる2人。

咄嗟に薫がいくつかスプーンを床に落とし、それを健二が拾う。

「あれー。何やってんの?健二。」
そこに深雪が現れる。

「お母さんったらうっかりスプーン落としちゃって、健二君が拾ってくれてるのよ。」
「もうーお母さんたらドジなんだから。」
深雪は、そう言いながらリビングのソファーに座る。
「本当よねー。健二くんいいわよ。私が拾うから。」
そう言って薫も健二の前にしゃがみ込むと、深雪から見えない位置で2人はもう一度短い時間で濃厚なキスを交わした。



しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

パンツを拾わされた男の子の災難?

ミクリ21
恋愛
パンツを拾わされた男の子の話。

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。 でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。 けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。 同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。 そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

処理中です...