ママ友は○友

何気ない日々

朝は毎日戦場だ。

まるで人気レストランを任されているオーナーシェフのように妻が家の中を切り盛りする。

「ユウタ！早くご飯食べてー」
「あなたはユウタの着替えの用意とゴミ出しの準備してー」

妻は2人に指示を出しながら自分の歯磨きをしている。

これがこの家の日常であり、怒号の中にも小さな幸せを感じる何気ない毎日である。

そう思えるのも2人の夫婦生活がうまくいっているからだろう。

夫のマサルは、鬼の形相で慌ただしく息子を叱っている妻を見ながら昨夜のことを思い出していた。

「あなた…もうこんなにここが膨らんでる」
「だってママがそんなに口の中でじゅるじゅるするから…」
「もー。大人の時間の時はママ禁止っていつも言ってるでしょ！お仕置き！」

そう言うと唾液でびしょびしょになっている男の塊を右手で激しくしごきあげた。

「あっ！あっ…だめだって！そんなにしたら出ちゃうよ！」
「だめ！出したらもっときついお仕置きだからね！」
「わかった！わかったから許して！あーー。うぅ」
「じゃあちゃんと名前と一緒にここがどうしてこうなってるか言い直して」
「あぁ…ミカがその口に咥えてじゅるじゅるしてくれたから…こんなに大きく膨れました」
「よく言えました。さぁ、今度はご褒美よ。私のもじゅるじゅるして」


気の抜けた顔をしてるマサルに容赦なく妻の声が降り注ぐ。

「あなた！何してるの！早くユウタの用意してよ」
「あぁ。ごめんごめん。すぐやる」

妻に急かされてふと我に返る。

マサルはそそくさとユウタの着替えを済ませると、この何気ない日常に幸せを感じていた。


そんなマサルに唐突な非日常がやってくる。