42 / 118
第3章
42 悪役元王子モシャと出会う
しおりを挟む
目の前で苦戦しながらも魔物を倒していく芝生頭を見ながら10階層くらいまでなら行けるかもと思う。さすが剣術でアレンを凌ぐと言われている芝生頭だ。この国で最も難攻不落と言われているこのダンジョンでこの動きは大したものだ。俺もエンの協力の元99階層迄行ったが、最後の100階層のボスはエンが手加減できなくて殺してしまうから俺のレベルあげに貢献出来ないという理由で行かなかった。まぁ、今の俺なら簡単に踏破出きるから大事な生徒を連れてきたんだけどな。
「――その先はお前にはまだ早い。」
いつの間にか芝生頭が11階層の階段を見つけて進もうとしていた。
「大丈夫です。まだ行けます!」
熱血ぅ~。
「あっそう。」
取り合えず後ろをついていく。
「くっ!今までとレベルが違いすぎる!」
案の定やられかけている芝生頭を庇って魔物をぶん殴る。連れて来た以上生徒を死なせる訳にはいかない。そして死ぬ間際まで痛め付けると芝生頭の前に引きずって来た。
「はい、とどめさして。」
「……どうしてですか?」
「えっ?レベルあがるだろ。」
首を傾げてしまう。お前こんな危険な所に何しにきたんだよ。
「!?そんな卑怯な事してレベルをあげる事は出来ません‼」
えー⁉卑怯なの?俺、今まで卑怯な事してレベルあげてたの?エンもアレンも何も言わなかったよ?
「……じゃあ、どうすんの。これ。」
途方にくれて魔物を指差す。
「これって……先生がとどめをさせばいいじゃないですか!俺は知りませんよ!」
カッチーン!俺はカチンときたね。昔よくいわれていたあれだ。
「生き物は殺したら最後まで食べるのが常識だろうが!……じゃなくて。こいつはお前のレベルをあげるために瀕死になってるんだぞ!ここで俺が倒したって意味ない死になるじゃないか!何の為にこいつは生きて来たんだよ!最後まで責任持てよ!」
「はっ、はい!すいませんでした‼」
ズッシャッ!
魔物は芝生頭によってとどめをさされた。それから芝生頭は吹っ切れたように俺方式でどんどんレベルをあげた。良かった~。俺、間違ってなかった。
ぐぅ~。
「腹減った。帰ろうぜ。」
丁度魔物を倒したばかりの芝生頭にぎゅうっとしがみつく。俺、嫌われものだから置いていかれたら洒落にならないからな。
「はっ、はいっ。」
俺を強く抱き締め返した芝生頭はテレポートを唱えた。
行きは顔を背けて嫌がったくせに。
「――今日はありがとうございました。1日でこんなにレベルがあがるなんて先生のお陰です。」
芝生頭がビシっと頭を下げた。最初は「お前」とか言ってたくせに現金なもんだな。
「それはいいが、死にたくなかったら絶対に1人で行くなよ。あそこは過去Sランクのパーティでも20階層まで到達していない死地のダンジョンだからな。暇な時は俺が付き合ってやるから。」
1度行ったからこいつも行けるようになってしまった。1人で行くなら卒業してから行ってくれ。俺、責任持ちたくないの。
「きゅぅ~ん。」
その時、獣の鳴き声がした。
「ん?子犬か……。どうしてこんな所に?……先生?どうして俺の後ろに隠れるんですか?」
俺は芝生頭の背に隠れて獣の様子を伺った。
獣はフリフリと尾を振りつぶらな瞳でこちらを見ている。
「よしよし。先生、まさか犬が怖いんですか?まだまだ子犬ですよ?」
持っていた干し肉をやりながら背に張り付いている俺を見て芝生頭が問いかけてくる。
「バカ野郎、逆だ逆。可愛すぎて好きすぎて触りたくない。お前、餌をやったら最後まで責任もてよ?もし、見捨てたらお前を殺す。」
俺が芝生頭の背後から殺気をちょこっと出すと子犬は怯えて茂みに逃げ帰ってしまった。
「あっ、今度見かけたら責任持って飼いますね。」
「絶対だぞ?あんな小さい獣。こんな猛獣の檻の中で一匹で生き残れるとは思えない。今日の夜は怯えて鳴くかもしれないぞ。可哀相過ぎる。」
俺がしょんぼりしていると芝生頭が俺の背をポンポンしてくれた。
「絶対保護しますから安心してください。」
「……保護したら俺にも触らせろよ?」
俺が頼むと芝生頭は嬉しそうに笑って頷いた。
――それから暇を見つけてはダンジョンへ芝生頭を連れて行った。そしてダンジョンから帰って来るとあの獣がいつも待っていて干し肉をやるのが日課になった。実はこの獣、親がいるらしく安全な自分の寝床がある事が分かり、残念ながら保護するのは諦めた。俺がモフモフに顔を埋めて癒されていると芝生頭はポツリポツリと少しずつ話してくるようになった。どうやら好きな奴を守る為に強くなりたいらしい。目茶苦茶強いライバルがいるらしいが、芝生頭より強いといったら……あいつしかいないよな。あいつ腐ってもチートな勇者だしなぁ。……ってまさか!?
「お前の好きな奴って……」
「小さくて華奢で、俺が守ってやらないと容易く手折られてしまいそうな子なんです。」
いやいやいやいや!あいつ踏みつけられても手折られるどころか、アスファルトの亀裂の間からも生えてくるような花粉症の原因にもなるブタクサのような奴じゃないか?恋とはかくも恐ろしいものなのか、俺は恋なんてしないぞと心に誓う。
「先生は『最後の疫災』のダンジョンの100階層でも笑って生きていけそうですね。」
悪戯っ子の顔で芝生頭が笑っている。
「ちょっ!おまっ!さすがに100階層はないわ~。せめて99階層だろ~。」
「……99階層ありなんだ。Sランクのパーティでも20階層までしか……」
芝生頭が真顔になったが俺は気付かずに提案をする。
「何?行っちゃう?久しぶりに行っちゃうかぁ?あいつら元気かな~?倒したらうじゃうじゃ中から爆発する奴が出てきて「申し訳ありませんでしたぁ!!」」
あっ、行かないの?面白いのにな。
「きゅぅ~ん。」
なぁ、獣、お前もそう思うよな?俺は獣のつぶらな瞳を見つめるとワシャワシャした。獣はヤーメーテー、と腹を出し降参のポーズをとると更に俺にワシャワシャを要求してきたから「嫌も嫌よも好きなうちってかぁ?この欲しがりめ!」と言いながらワシャワシャしてやった。
はぁー、癒される。
「――その先はお前にはまだ早い。」
いつの間にか芝生頭が11階層の階段を見つけて進もうとしていた。
「大丈夫です。まだ行けます!」
熱血ぅ~。
「あっそう。」
取り合えず後ろをついていく。
「くっ!今までとレベルが違いすぎる!」
案の定やられかけている芝生頭を庇って魔物をぶん殴る。連れて来た以上生徒を死なせる訳にはいかない。そして死ぬ間際まで痛め付けると芝生頭の前に引きずって来た。
「はい、とどめさして。」
「……どうしてですか?」
「えっ?レベルあがるだろ。」
首を傾げてしまう。お前こんな危険な所に何しにきたんだよ。
「!?そんな卑怯な事してレベルをあげる事は出来ません‼」
えー⁉卑怯なの?俺、今まで卑怯な事してレベルあげてたの?エンもアレンも何も言わなかったよ?
「……じゃあ、どうすんの。これ。」
途方にくれて魔物を指差す。
「これって……先生がとどめをさせばいいじゃないですか!俺は知りませんよ!」
カッチーン!俺はカチンときたね。昔よくいわれていたあれだ。
「生き物は殺したら最後まで食べるのが常識だろうが!……じゃなくて。こいつはお前のレベルをあげるために瀕死になってるんだぞ!ここで俺が倒したって意味ない死になるじゃないか!何の為にこいつは生きて来たんだよ!最後まで責任持てよ!」
「はっ、はい!すいませんでした‼」
ズッシャッ!
魔物は芝生頭によってとどめをさされた。それから芝生頭は吹っ切れたように俺方式でどんどんレベルをあげた。良かった~。俺、間違ってなかった。
ぐぅ~。
「腹減った。帰ろうぜ。」
丁度魔物を倒したばかりの芝生頭にぎゅうっとしがみつく。俺、嫌われものだから置いていかれたら洒落にならないからな。
「はっ、はいっ。」
俺を強く抱き締め返した芝生頭はテレポートを唱えた。
行きは顔を背けて嫌がったくせに。
「――今日はありがとうございました。1日でこんなにレベルがあがるなんて先生のお陰です。」
芝生頭がビシっと頭を下げた。最初は「お前」とか言ってたくせに現金なもんだな。
「それはいいが、死にたくなかったら絶対に1人で行くなよ。あそこは過去Sランクのパーティでも20階層まで到達していない死地のダンジョンだからな。暇な時は俺が付き合ってやるから。」
1度行ったからこいつも行けるようになってしまった。1人で行くなら卒業してから行ってくれ。俺、責任持ちたくないの。
「きゅぅ~ん。」
その時、獣の鳴き声がした。
「ん?子犬か……。どうしてこんな所に?……先生?どうして俺の後ろに隠れるんですか?」
俺は芝生頭の背に隠れて獣の様子を伺った。
獣はフリフリと尾を振りつぶらな瞳でこちらを見ている。
「よしよし。先生、まさか犬が怖いんですか?まだまだ子犬ですよ?」
持っていた干し肉をやりながら背に張り付いている俺を見て芝生頭が問いかけてくる。
「バカ野郎、逆だ逆。可愛すぎて好きすぎて触りたくない。お前、餌をやったら最後まで責任もてよ?もし、見捨てたらお前を殺す。」
俺が芝生頭の背後から殺気をちょこっと出すと子犬は怯えて茂みに逃げ帰ってしまった。
「あっ、今度見かけたら責任持って飼いますね。」
「絶対だぞ?あんな小さい獣。こんな猛獣の檻の中で一匹で生き残れるとは思えない。今日の夜は怯えて鳴くかもしれないぞ。可哀相過ぎる。」
俺がしょんぼりしていると芝生頭が俺の背をポンポンしてくれた。
「絶対保護しますから安心してください。」
「……保護したら俺にも触らせろよ?」
俺が頼むと芝生頭は嬉しそうに笑って頷いた。
――それから暇を見つけてはダンジョンへ芝生頭を連れて行った。そしてダンジョンから帰って来るとあの獣がいつも待っていて干し肉をやるのが日課になった。実はこの獣、親がいるらしく安全な自分の寝床がある事が分かり、残念ながら保護するのは諦めた。俺がモフモフに顔を埋めて癒されていると芝生頭はポツリポツリと少しずつ話してくるようになった。どうやら好きな奴を守る為に強くなりたいらしい。目茶苦茶強いライバルがいるらしいが、芝生頭より強いといったら……あいつしかいないよな。あいつ腐ってもチートな勇者だしなぁ。……ってまさか!?
「お前の好きな奴って……」
「小さくて華奢で、俺が守ってやらないと容易く手折られてしまいそうな子なんです。」
いやいやいやいや!あいつ踏みつけられても手折られるどころか、アスファルトの亀裂の間からも生えてくるような花粉症の原因にもなるブタクサのような奴じゃないか?恋とはかくも恐ろしいものなのか、俺は恋なんてしないぞと心に誓う。
「先生は『最後の疫災』のダンジョンの100階層でも笑って生きていけそうですね。」
悪戯っ子の顔で芝生頭が笑っている。
「ちょっ!おまっ!さすがに100階層はないわ~。せめて99階層だろ~。」
「……99階層ありなんだ。Sランクのパーティでも20階層までしか……」
芝生頭が真顔になったが俺は気付かずに提案をする。
「何?行っちゃう?久しぶりに行っちゃうかぁ?あいつら元気かな~?倒したらうじゃうじゃ中から爆発する奴が出てきて「申し訳ありませんでしたぁ!!」」
あっ、行かないの?面白いのにな。
「きゅぅ~ん。」
なぁ、獣、お前もそう思うよな?俺は獣のつぶらな瞳を見つめるとワシャワシャした。獣はヤーメーテー、と腹を出し降参のポーズをとると更に俺にワシャワシャを要求してきたから「嫌も嫌よも好きなうちってかぁ?この欲しがりめ!」と言いながらワシャワシャしてやった。
はぁー、癒される。
4
お気に入りに追加
2,042
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
兄たちが弟を可愛がりすぎです
クロユキ
BL
俺が風邪で寝ていた目が覚めたら異世界!?
メイド、王子って、俺も王子!?
おっと、俺の自己紹介忘れてた!俺の、名前は坂田春人高校二年、別世界にウィル王子の身体に入っていたんだ!兄王子に振り回されて、俺大丈夫か?!
涙脆く可愛い系に弱い春人の兄王子達に振り回され護衛騎士に迫って慌てていっもハラハラドキドキたまにはバカな事を言ったりとしている主人公春人の話を楽しんでくれたら嬉しいです。
1日の話しが長い物語です。
誤字脱字には気をつけてはいますが、余り気にしないよ~と言う方がいましたら嬉しいです。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
俺が総受けって何かの間違いですよね?
彩ノ華
BL
生まれた時から体が弱く病院生活を送っていた俺。
17歳で死んだ俺だが女神様のおかげで男同志が恋愛をするのが普通だという世界に転生した。
ここで俺は青春と愛情を感じてみたい!
ひっそりと平和な日常を送ります。
待って!俺ってモブだよね…??
女神様が言ってた話では…
このゲームってヒロインが総受けにされるんでしょっ!?
俺ヒロインじゃないから!ヒロインあっちだよ!俺モブだから…!!
平和に日常を過ごさせて〜〜〜!!!(泣)
女神様…俺が総受けって何かの間違いですよね?
モブ(無自覚ヒロイン)がみんなから総愛されるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる