吸血鬼のいる街

北岡元

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6分の1のサバイブ

楽園の在処

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 見据えるのは白髪の吸血鬼。コペルは両手に力をめいいっぱい込めて、能力、ゴールデン・ブラッドを身体中に循環させていく。
 コペルが今想うのはゼッターの魂だ。勇気ある者には他人を動かす力がそなわっている。それが強さだと知る。弱さに打ち勝つ術だと理解する。
「マックス……。話をしよう……」
 真っ暗な水路が金色に照らし出される。虚ろなマクスウェルの瞳を揺らして黄金が響いていく。コペルは一歩一歩を踏みしめてマクスウェルへと立ち向かっていく。
 足音が響く。

 目と目が合う。初めて、真っ直ぐに視線が繋がる。

 コンクリートの地面を踏みしめる。

 瞳を見透かしていく。心と心が繋がる。

 もっと奥へ踏み込む、足は止まらない。

 心が触れ合って想いと想いが重なる。自然と口元が震える。

 ついに、コペルとマクスウェルの間には人1人ぶんのスペースしか無くなる。マクスウェルは、今何を感じたのか。これから何を感じるのか。コペルはただ、それだけにこの邂逅の意味があると確信していた。
 互いに瞳を凝視する。睨み合う。口を開いたのはコペルからだった。
「マックス……。お前の目的は何なんだ」
 マクスウェルの虚ろな瞳が揺れる。心と心が衝突していく。
「楽園の実現……。そしてウィリアムへの復讐……」
 コペルの黒い瞳が揺れる。拳に力が入る。
「楽園とは……、何だ」
 マクスウェルの心が揺れる。無意識に拳に力が入っていく。
「吸血鬼が幸福に暮らせる場所……、憎しみも、怒りも、何もなく……。幸福と安らぎの世界……」
 コペルの心が揺れる。マクスウェルの心の奥の方へと潜り込んでいく。
「何故戦う……」
 マクスウェルの想いが揺れる。虚ろに褪せていた感情に血液が循環していく。
「上質な血液の選別……、そして復讐……」
 コペルの想いが揺れる。共鳴する。ネックレスを握りしめる。
「お前は大切なことを忘れてしまっている……。命の事を……」
 共鳴する心と心。震え上がるように湧き出す想いと想い。
「命があるから、私たちは苦しんできたのだ……」
「命は捨てるものじゃない。俺はそれをお前から学んだぞ、マックス……」
 ぶつかり合う2つの魂。先にアクションへと移したのはマクスウェルだった。右掌をコペルの首筋に押し込んだ。
 コペルはその場を動かなかった。伸ばされた腕の手首を右手でがっちりと掴む。
「マックス、お前の心はどこだ。何に囚われているんだ……」
 力と力。2人は拮抗して動かない。瞳と瞳が、牙のように食らいつく。
 マクスウェルは左腕をコペルに差し向ける。それを認識した瞬間、コペルは超スピードのミドルキックをぶち込んでマクスウェルをぶっ飛ばした。
「マックス、お前の楽園を止める……」
 マクスウェルはすぐに体勢を立て直し、下水を指先で引っ掻く。水しぶきはたちまち銀へと生まれ変わる。そして、直立してこちらを睨みつけるコペルめがけて投げ飛ばした!
 コペルは尻込みなどしなかった。何をされてもここを動かない。前に進む。たとえ、ここが始まりでも!
 鋭い銀のしぶきがコペルを襲う。両腕を持ち上げてガードするが、ザクザクと制服を貫く。コペルの皮膚をサクサクと斬り裂いていく。
 ガードを下ろすとマクスウェルはすぐ目の前にいた。伸ばされた腕をかわすが、顔面を肘でぶたれ、コペルは吹き飛んだ。
 コンクリートに転がる。血しぶきが上がる。コペルは四肢にめいいっぱい力を込めて地面を押す。
 マックスは大きく踏み込んでコペルを追撃を与える。よろよろと立ち上がろうとするコペルに差し伸べる掌。何もかもを銀に変えてしまうシルバー・ラークは、ウィリアムに撃ち抜かれた銀の弾丸が生み出した能力。誰からも恐れられてきた能力。次のターゲットを今、掴みにかかる!
「黄金武装……!」
 そう聞こえた。その瞬間、マクスウェルはとてつもなく重い一撃を顎に食らい、跳ね上がった。
 凄まじく重い痛みを味わいながら、振り抜かれたコペルの腕を目撃する。黄金の塊が腕を覆っている。カルマから聞いていた。武情、カルマタッグとの戦いでコペルが見せた、カサブタで拳を補強するゴールデン・ブラッドの応用だ。
 理解したマクスウェルは、視線をコペルの表情へと動かす。虚ろな視線がコペルの瞳を捉える。
 痛みよりも鋭い瞳が、ギロリとマクスウェルを見据え、スコープのように一瞬の勝機を捉えていた!
 一瞬。それがゴールデン・ブラッドの真髄! 宙に浮き上がったことでガラ空きになった胴体に狙いを定める!
 マクスウェルへとトドメの腕を振り抜く時、コペルはゼッターを想った。自分と何かが通じ合ったような気がした。それでいて、現実を変えようと動き出したゼッターの姿に尊敬の想いがあった。もっともっと長い時間、彼の命と繋がりたかった。例えば1日でもいい。幸福に生きるゼッターと、2人で他愛のないことを話してみたかった。
 吸血鬼との戦い。始まりは龍一への憧れだった。彼のようになりたいと思った。でもそれは違った。きっと気づけたのだろう。だからこんなにも、今の俺は強いんだろうと、コペルは思った。
 コペルの重い一撃は、ガードを貫いて胴を捕え、強烈な破壊音を響かせてマクスウェルを一直線に弾き飛ばした。
 その一撃をその身に受け、吹き飛ばされ、立ち上がることすらままならなくなったマクスウェルはただ、銀へと変化していくコンクリートのひび割れた線を見つめ、過去と仲間のことを想った。それは、吸血鬼たちだけが知る壮絶な物語だった。
 ウィリアムに撃たれた後、マクスウェルが意識を取り戻すまでには、もう何日も経っていた。目覚めるとそこは船の上だった。テラス、カルマ、リズ、クリスタ。マクスウェルが見知っていた人物はそれだけだった。
 テラスは告げた。お前はウィリアムに撃たれたのだ。彼らは吸血鬼をせん滅させる兵器を手に入れ、もう我らにイギリスに居場所は無い。だから、集められるだけの仲間を集めて、イギリスを発ったのだ、と。
 マクスウェルは、テラスに聞いた。マリアたちを殺したのは誰か。
 テラスはウィリアムだ、と答えた。
 クリスタは赤ん坊を抱いていた。誰か、と問うと、マリアの子だと教えてくれた。あの処刑台の下で、灰にまみれて見つかったのだと言った。マクスウェルはただ、マリアを想って涙を流した。

 マクスウェルたちは日本へと渡り、F市M区にある洞窟へと身を隠した。穴の中は安全だ。そして、食料にも困らない。抵抗しない人間を襲えばそれで良かった。マリアの愛した、人間を。
 やがて、マクスウェルは心を殺した。心を殺して生き続けた。人間との共存を目指したかつてのマックスはもう居なかった。
 どれほどの年月が経っただろう。この街に1人の男が現れた。名を白金龍也しらかねりゅうやという。ウィリアム・プラチナの血を引く男……、子孫であった。
 龍也は、吸血鬼を探してこの街に来た。やがて仲間たちと洞窟へと辿り着き、マクスウェルたちを襲った。
 10人いた吸血鬼全員が無事では済まなかった。残されたのは、マクスウェル、テラス、カルマ、リズ、そしてカルマとリズの子であるゼッターのみだった。
 マクスウェルは絶望の淵へと沈んでいく。マリアの子であった少女、ランゲツを失った。もはや希望などどこにも無かった。
 そんなマクスウェルにテラスは告げる。楽園はあると。お前が鍵だと。それはマクスウェルを新たなる戦いへと駆り出した。一筋の希望の光だけをちらつかせて。



 マクスウェルがよろめき立つと、目の前にコペルが佇んでいた。何度目だろう。瞳と瞳がぶつかる。その輝きがマクスウェルを現実へと引き戻した。
 力の入らない両脚をむち打って無理やり立っている。ここで負けるわけにはいかなかった。楽園を作る、ただそれだけのためにここまでやって来た。
 楽園。楽園。あれ……。なんのために、誰のために……? 俺は何のために…………。
 やっとの思いで辿り着いた場所。楽園への扉はもう目の前にある。その手前、マクスウェルはついに崩れ落ちた。
 見届けたコペルは武装している右腕を振りかざす。そのまま一直線にマクスウェルの頭上へと落とし……。

 マクスウェルをスルーして地面へと叩きつけられた。
 カサブタは割れ、破片が煌めきながら散っていく。気がつけばもう、コペルを包む黄金の輝きも消え失せていた。
 コペルはしゃがみこんでマクスウェルの瞳を見据えた。もう先程までの鋭い闘志は感じられなかった。
「俺は……、お前の楽園を止める術を探している。これからもそうする。ゼッターと交わした約束だからだ。それだけじゃない、あいつの想いを受け継いで生きていくって気持ちにもなっている」
 立ち上がり、踵を返す。決着はついた。コペルはそう実感していた。背を向けられてもなお、マクスウェルは立ち上がることが出来なかった。
「マックス……。お前を止める。仲間たちと、皆で……」
 ただ都市臭い匂いだけがこびり付く。歩いて行く。目に入ってきたのは、ゼッターの遺灰だった。
 コペルは込み上げてくる想いを抑えて、帽子を深く被る。そして、遺灰を通り過ぎていく。


 その時だった。


 コペルの視界がホワイトアウトしていく。あまりの眩しさに帽子のつばを下げる。そして、押し上げるとそこは、一面に広がる花畑の世界だった。
 見渡すとそこには、1輪の花を大事そうに眺める子どもと、そんな息子を愛らしいように見つめる母親がいた。
 花に蝶々が止まる。ヒラヒラと羽を休めるように揺らして、花の蜜を吸い取っていく。頭上にある太陽の光をを受けて、キラキラと輝く花畑。その片隅で起こる些細な物語。その1ページをめくっていくように、2人は顔を見合わせて愛おしく微笑み、手を繋いで蝶々を眺めている。
 柔らかく、暖かく、儚く。
 しかし真実を知るコペルには、悲しく、苦しく、遠く。
 そしてあまりにも美しすぎる光景。その神秘に感化され、コペルは声を発することが出来ない。でも、もう前とは違う。今はお守りがある。首にかけた、小さなダイヤモンドのネックレスが、コペルに踏み出す力をくれる。右手でギュッと、握りしめて、大きな声で呼びかけた。
「ゼッターーー!!」
 その瞬間、コペルの足が動いた。もうたまらなくなって、コペルはめいいっぱいの力を込めて駆け出した。花を踏まないように。石に、足を取られないように。一直線に駆け抜けて、ゼッターを強く抱きしめた。
「ようこそ、コペル……。」
 天使のような笑みを浮かべるゼッターを前にして、我慢していたものが一気に溢れ出した。そして、ゼッターの隣にいた母親も、コペルへと笑みを浮かべた。
「コペル。私のこと、覚えてる?」
 コペルはうんと頷く。リズだ。何も知らないまま命を奪ってしまった吸血鬼だ。
「リズ……、俺は……、俺は、君を……!!」
 リズは首を横に振って、コペルの頬を撫でた。ささやかな温もり。柔らかな感触。コペルはその場に崩れ落ちた。
「気にしないで、コペル……。私はカルマと画策して、あなたを殺そうとしていたの。私は死んで当然だった……」
 リズは細い腕でコペルの肩を支える。美しい花を揺らして、コペルは何とか立ち上がることが出来た。
「吸血鬼は能力を2つまで持つことが出来るの。2つ目の能力次第では楽園を止められるって、思った……。コペル……、あなたの正体を知っていたからこそ、あなたの血が欲しかった。能力を持った人間も4人、血を吸い尽くした。私が楽園を止めて、あの頃のマックスと、いつまでも幸せに暮らしていたかったから……」
 ゼッターはくいくいと指を動かして、コペルの涙を拭き取ってから、ニッコリと笑って見せた。そんなことしても、次から次に溢れてくるのに……。

「もう、気づいてるよね。ゴールデン・ブラッドだけじゃない……。コペルにはもう1つの能力が、生まれようとしてる」

 ゼッターはそう言って、リズとコペルの手を繋いで歩き出した。

「僕たちは導かれたんだ。その能力にね」

 ずいずいと進んでいく。リズはふふ、と笑って揺れる花を眺めている。
 花畑の丘の向こう。ゼッターは2人の手を離して、振り返った。コペルもつられて、丘の上から振り返る。

 そこに見えた世界は、丘の上からずっと地平線まで広がる虹色の花畑。どこまでも繋がっているマーブル模様の平原が、コペルの胸を撃った。どこまでも、どこまでも、リズとゼッターの夢の場所、理想の世界。コペルはここに来て初めて、心から笑顔になった。
「コペルがここに来れたのは、ラッキー・ストライクの影響を受けたからだと思う。だから、僕はずっとコペルのそばにいるよ」
 ゼッターはリズの手を握りしめて、ニカッと笑う。
「きっとあなたなら大丈夫。だって、皆が付いてるから。この物語はきっと、終わる……」
 リズも、ゼッターの手を握り返して、柔らかく微笑む。
 コペルはうんと頷いて、2人の手を両手でぐっと握りしめる。すると、視界が徐々にホワイトアウトしていく。
「2人の代わりに、俺が救ってみせるよ……。俺が、マックスを……」
 最後に一層の笑顔を浮かべた2人の顔を見届けた後、眩しさに目を瞑る。
 ありがとう、リズ、ゼッター……。また一歩、進んでいける……。歩いていける……。



目を開けると、水路に戻っていた。ハシゴをよじ登って地上へと戻る。もうすっかり暗くなっていた。
 携帯を取り出すと、いくつかの着信。龍一と星子からだ。不在着信を再発信する。
 星子はすぐに出た。開口1番、
「コペルーー!!!」
 と泣きながらでっかい声で叫ばれる。まあ、元気そうで、ほっと一息。
「星子、無事で良かった」
 その後、今日別れた後に起きた出来事について詳しく聞いた後、彼方の自宅に押し入ることになった。彼方は片脚をぶち砕かれたあと、無意識にスピリットが発動して、なんとか生命力を吸い取って生きていたのだが、脚そのものの再生にはゴールデン・ブラッドの力が必要なようだった。
 駆け足で向かいながら次は龍一へと着信を入れる。こちらもすぐに繋がった。そして開口1番、
「コペルーーー!!!」
 うるさいなあ。なんて思いながらも、何とも微笑ましくもあるコペルであった。
 その後3分ほど、どうも彼方と星子を襲ったテラスという吸血鬼が怪しい、あいつが黒幕だ! という旨の熱弁を聞かされたのだが、それはもう知っていることである。何となく聞き流して、龍一とは日曜日を挟んであさって、部室でまた会おうということになった。
 
 彼方の家に着くと、星子が1人でせかせかと看病をしてやっていた。それが功を奏してか、何とか精神力だけはつなぎ止めていたので、彼方は必死に生きているようだった。
 すぐにゴールデン・ブラッドを注入し、すぐに彼方は意識を取り戻した。
 失った脚については、ゴールデン・ブラッドの力を借りたスピリットで生命力を吸い取れば3日後にはもう生えてくるらしい。彼方は笑いながら言っていたが、なんか気持ち悪いぞとコペルはそう思った。
「2階に武情もいるわよ」
 星子にそう言われたので2階の部屋に向かうと、武情が1人でイライラしながら肘をついて胡座をかいていた。
 どうも到着が遅かったせいでテラスを逃がしてしまったのを悔いているらしい。意外と義理堅い男である。と思ったのだが、
「ぶち殺されるのが怖くて逃げたとよ……。そんな腰抜けに2人がかりで負けるとは……」
 とは武情の談。しかしこうやって用心棒をしているのだから、やっぱり義理堅いとこはあるようだ。武情、いいとこあるじゃん。
 もう夜も遅いので、コペルたちは彼方の家に泊まることになった。それぞれ違う部屋へと配置され、コペルは2階の部屋で、1人布団を被る。
 今日起きたこと、ゼッターが見せてくれた景色を、夢に見た。金髪の女性が物静かに微笑んでいた。コペルは思い切って手を繋いだ。顔はよく見えなかったけど、2人で花畑を散歩した。そんな夢だった。
 生き残ったものの使命。受け継いだのはちっぽけなダイヤモンド。コペルはこれからも歩いていくだろう。この数奇な運命の一本道を。
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