いつか殺し合う君と紡ぐ恋物語

月咲やまな

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最終章

【第五話】王座の間

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「——此処か」
 豪華な扉を前にして、五朗を背負ったままの焔が呟いた。今まで素通りしてきた扉とは明らかに異なるデザインをしたそれは、疎い焔にさえ此処が特別な場所へと続く扉であると突き付けている。金色の細かな細工で装飾され、宝石まであしらった扉なんぞ、特別な存在に関わる場所でなければ使用しないだろう。

「此処以外には有り得ないってくらいに、此処っすね」

 五朗も同意し、焔に安堵を与えた。道中に点在していた城内案内図的なものには堂々と“王座の間”の位置が描かれてはいたが、流石に扉の付近に教室のようなプレートまではついてない。その辺は分かり易さよりも、見栄えの良さを重視したのだろう。

「何だろう…… 最終決戦が目前だっちゅうのに自分、案内へのツッコミのせいで完全に気が抜けて、緊張感ゼロっすわ」

 遠い目をしつつ、五朗が呟く。
 彼のおかげで一度も戦闘せずに此処まで到着してしまった事もあり、焔とソフィアも完全に同意見だった。

『これが最後なのに、こんな感じでいいのでしょうか…… 』
「まぁ、もう此処まで来てしまったのだし、良いも悪いもこのまま進むしかなかろうな」
「そっすねぇ」

 何とも複雑な心境を抱えた顔をしつつも、気持ちを切り替えて扉を開ける。少し押しただけで扉は勝手にゆっくりと開いていき、二人と一冊の視界に段々と“王座の間”の様子が広がっていった。

「…… 居ますね、めっちゃ鎮座してますわ。ヤバイっすよ、絶対に寝てないし、麻痺してないし、毒ってもいないし、むしろ何か呆れてる感じがちょっとしません?」

 巨大なシャンデリアが室内を美しく飾る絢爛豪華なダンスホールを薄暗くした様な部屋の最奥で、煌びやか椅子に座る者の姿がかろうじて認識出来る。顔の上半分には髑髏を連想させる仮面をつけ、頭部には大きな角、全身にタキシードにも似た黒衣をまとったな存在が王座に腰掛け、肘置きに体を預けて頬杖をつき、こちらをじっと見ている様だ。
「そうか?…… 俺には、アレの存在感が全く感じられないが」
「そ、それはきっと主人さんが強いからっすよ!弱者にはあのオーラは恐怖以外の何者でも無いっす!」
 小声で断言し、焔の服にしがみつく。
 ゲームのテンプレ魔王的存在を前にして、急に旅の終わりが間近に迫ってきたのだと否応無しに実感させられる。あんなのに自分達で勝てるのか?と、オウガノミコトを前にした時にも思った感情が五朗の頭をよぎった。
 だが、焔の方は不満気な顔をしたままである。それは持ち前の強さ故に持てる余裕からくるものだと五朗は思ったが、どうやら全然違うようだ。
「…… 五朗」
「あ、はい」
「もう床におろしても平気か?」
「もちろんっす。めっちゃ邪魔っすよね、すんません」
 五朗が返事をすると、焔は即座に彼を背中から床にゆっくりと下ろした。
「すまんがソフィアを頼む。そして部屋の端の方で、自分達の安全だけを第一に、お前の持てる力と薬品を全て活用してでも、とにかく最後まで生き残っていてくれ」
 そう言って焔は宙に浮かぶソフィアの体を無遠慮に掴むと、五朗の胸の中に押し付けるみたいにして渡した。
「何をする気で?」と訊きつつ、五朗はちゃっかりソフィアをきつく抱き締める。

「んー…… 。アレの化けの皮を、ちょっと剥がして来る」

 ——と、五朗に告げた次の瞬間、焔は返事を待つ事なく一足飛びで王座の方へと向かった。刹那の間に何十メートルもあった距離を縮め、拳を強く握り、座ったままでいる魔王の顔面目掛けて振りかぶる。だが相手が回避する様子は微塵も無く、焔の拳は魔王の顔を通過し、椅子の背凭れに直撃して木っ端微塵に砕けた。

「…… え?」
『はい?』

 拳か通過した事に驚き、五朗とソフィアまでキョトンとしてしまった。肩透かしを食らった顔をしているが、焔だけは疑問が解消出来てスッキリとした雰囲気だ。

「やっぱりな。コレは幻覚的なものだな、存在感が無いのも当然だ」

 そう言って焔が上を見上げる。するとそこにはコンパクトなサイズにまとまった投影装置の様な物が天井から下がる巨大なシャンデリアの隅にこっそりと設置されていた。

「此処まで来て、魔王が科学力で造った偶像かよ!」

 五朗がキレッキレなツッコミを即座に入れる。
 振り返った焔の前には、椅子の背もたれが粉々に砕けたままなのに気怠げに座った状態でいる魔王がまだ残っていた。

「滑稽だな。だが…… 居ない者をどう倒せと?」

 口を尖らせて焔が唸っていると、王座の間の入り口付近から、「ちょっと!扉が開いてるけど、まさかもう此処まで到着しちゃったわけ⁉︎トラップだらけにしてある侵入ルートを、一体どうやってんな短時間で通ったってのよ!」と金切声が聞こえてきた。
 焔と五朗に緊張感が走り、同時に戦闘態勢に移行する。

『とにかく足手纏いにならず、生き残って、愛する物 ソフィアさんを守る!』

 五朗が心の中で勝手に決意し、自分達の周囲に麻痺効果の高い煙幕を張った。投擲系の武器にも毒の効果を持たせ、腰から抜き取った短剣にも魔法をかけて同じ効果を付与させる。
 焔の瞳の位置からは布越しに赤い光が揺めき、闘志を滲ませている。爪を長く伸ばし、体勢を低めに構えて、金切声の主の姿が確認出来るのを待った。

 ズルズルッと巨大な何かが這う音が二人と一冊の耳に聞こえる。それと共に数十体程の者達が走る音も。

「ちょっと!アンタ達一体何者なワケ⁉︎」

 ナーガが不快感丸出しな声をあげながら王座の間へ少し顔を入れた時、目前にはもう、距離を詰めた焔が腕一本分程の位置まで迫っていた。

「——は?や、ちょ!」

 驚く声をあげつつも、咄嗟に対応してナーガは最上級の魔法を使い、目の前に防御魔法を展開させる。黄色く光り輝くそれはギリギリ焔の攻撃を防いだが、拳の一撃で大きなヒビが入り、やっと麻痺から回復したキーラの顔が一気に青ざめた。
「化け物かよ!」
 魔族である者の言う台詞では無いが、『気持ちはわかる!』と五朗がこっそりと頷く。

「ナーガ、二重三重に防御魔法を展開して!ボクは全力で補助に回るから。ゴブリン達はとにかく薬品系の回収をして、城内のみんなを助けに戻ってあげるんだ!」

 すぐさま指示を出し、ナーガの腕の中からキーラが飛び降りる。小さな杖を手に握り、魔法効果の強化系魔法をナーガへ、俊敏性の上がる補助魔法を部下達へかけた。
「ボク達がコレの対処をするから、とにかく自分達の仕事に専念するんだよ!」
 叫び声で応え、ゴブリン達が部屋の奥へと一斉に走って行く。必死に仲間を守ろうとするキーラ達の姿を見ていて、五朗は『…… あれ?自分達の方が悪者っぽくないっすか?』と思ってしまった。

「悪くない手応えだったんだがなぁ」

 手に力を入れて、ボキボキと骨を鳴らす。目隠しの奥からにじむ赤い光りや背に纏う空気が黒いせいで、完全に焔の方が悪役にしか見えない。

「アンタ達何者なワケ?——って、魔王ちゃんのお気に入りがっ!」
「あぁぁぁぁ!魔王様の椅子がっ」
 背凭れの砕けた椅子を目にし、ナーガとキラーが同時に叫んだ。

「魔王なんか本当は居ないんだろう?何なんだアレは」

 不満そうな声で訊き、焔が親指で遥か後方にある王座を指し示す。此処に居ない者は倒せず、このままではオウガノミコトの元へは帰れない。不満を隠していない焔の姿はもう元来の鬼そのもので、五朗が思った様に本来はどちらが悪者なのかわからない状態になっていた。

「…… ま、魔王様は、ちょっとお出かけ中だ」

 焔の空気に気圧されたキーラがそう答える。
「じゃあさっさと連れ戻せ」と焔が低い声で言うと、彼は「うっ」と言葉を詰まらせた。
「無理なもんは無理よぉ。出来たらこっちだって苦労してないってーの。ってかさ、アンタ達ホント何者なの?って、さっきから訊いてんのに、いい加減もうガン無視は止めてくれないかしら」
 魔法による防御壁を何重にも展開しつつ、ナーガが質問する。話をして気を逸らし、その間に少しでも城内で倒れている魔族達を回復させようと必死だ。

「…… 必要か?そんな情報が」

 焔は問い掛けを一蹴すると、今度は赤い絨毯の敷かれた床を蹴り、天井近くまで跳ね上がった。そして全体重をかけて防御魔法に対して踵落としを喰らわせる。そのせいで一番外側に展開していたものから順に数枚が難無く破壊され、ガラスの如く音を立てて砕け散った。
「くっ」と苦々しい顔をしつつもナーガは即座にまた魔法を使い、消し飛んだ分を補助していく。キーラも咄嗟に追加で補助魔法をかけて補佐をしたが、このままでは押されっぱなしになりまともに交戦出来そうに無い。ケイトさえ戻ってくれれば…… とは思っても、連絡の取れない相手に期待しても意味が無かった。

「少しでも手の空いた子が居たら、こっちで加勢して頂戴!」

 防御に徹しつつナーガが部下達へ指示を出すと、数体の魔族達が焔に対し襲いかかって来た。大剣やハンマーを構え、一切の躊躇もなく大きく振りかぶる。キーラの補助のおかげで大柄なゴブリンの割に動きが早く、このままでは直撃では?と五朗が肝を冷やしたその時——

「コイツに触るな」
 と、突如皆がよく聞き知った声が部屋の中に響き渡った。

「…… なっ」
 絶句する焔に対して背を向け、彼を守る様な体勢で大きな男が一人、何の前触れもなく姿を現した。
 少し尖った耳の近くから生える大きな角、漆黒の長い黒髪が動きにあわせてさらりと揺れ、馴染み深い香りが焔の鼻腔をくすぐる。王座に座ったままでいる幻影とは違い、ちゃんと存在感がその者にはあった。

「まさか、リアン…… か?」

 だが奴は今、街の宿屋で眠っているはずでは?
 焔が不思議に思っていると、防御一辺倒だったナーガが長い尻尾を俊敏に動かし、焔達に向かって全てをなぎ払う様な勢いで襲いかかって来た。そしてその隙に「魔王様ぁぁぁ!」と叫びながら走り出したキーラが、焔を守る様な体勢にいた男の元まで走って行き、その腰に強く抱きついたかと思うと、接近したナーガの尻尾に掴まりそのまま彼を掻っ攫った。

「よくワタシの意図がわかったわね、やるじゃない!」

 この体でなければ飛び跳ねて喜んだであろうテンションで、ナーガがキーラを褒め讃える。
「当然です!もっとボクを大絶賛してもいいんですよ!」
 そう答えつつ防御壁の後ろまで男と共に後退すると、彼を床に下ろし、キーラが男の前に跪いた。
 ゴブリン達とナーガは即座に彼らを守るように一列に並び、肉の壁を作る。そのせいで焔からはキーラと男の姿が全く見えなくなってしまった。

「自力でのご帰還、流石です魔王様」

 その様子を横から見ている五朗が、「あー…… やっぱそっかぁ」と呟く。一人納得気な様子だが、ソフィアの方は軽くパニック状態だ。
『え?や、やっぱりとは?アレ、どう見てもリアン様ですよね?』
「いつまで経っても正体不明のままだったり、あの見た目っすよ?ちょっとは『もしかしたら』って思ったりはしませんでしたか?」
『…… いいえ、、微塵も』
「くっ!鈍感で可愛い!キスしてもいいっすか?」
『爆死しますよ?そんな事したら!』
「うぐっ!それは最終手段で頼むっす!」

「…… どういう事だ?リアン。お前が…… 魔王、だと?」

 困惑気味に焔が問いかける。するとリアンは魔族達の姿に隠れて見えぬであろう焔の方へ顔を向け、恍惚とした顔で「主人…… 」と呟いた。
 その呟きを聞いたキーラが、「どういう事で…… ?」と言ったすぐ後に、ハッと一気に状況を把握した。召喚士に誘拐されたリアンが“主人”と呼ぶ者など一人しかいないからだ。

「ナーガ!ソイツが誘拐犯だよ!全力出していいから、すぐにぶっ殺して!」

 立ち上がり、キーラが号令をかける。「オッケー!」と言うが早いか、ナーガが人間体の上半身をも蛇の姿に変化させ、真っ黒い球体状の結界を焔の周囲に発生させ、それは即座に彼の全身を包み込んだ。

「リアンと話してる最中なんだがなぁ」

 無限地獄を思わせる程に真っ暗な内側から、焔が結界をコンコンッと軽く叩いてみたが、殴った程度では壊れそうになく、相当な硬度のようだ。この世界の最高峰であろう事がすぐにわかる程に。
「触るなと言ったはずだが?」
 首を軽く傾げながら言ったリアンの目が氷の如く冷ややかだ。部下の命令違反を許せないのだろう。

「あらん、素敵な瞳ねぇ。指示通り一切触れてはいないわよ?だから違反はしていないわ」

 キーラが蛇の瞳を嬉しそうにスッと細める。完全に屁理屈だが、とても満足気だ。
「一年以上我々から魔王様を奪った罪は重いですからね。どうかお許し下さい」
 すまさそうに頭を下げはしたが、キーラの顔には微塵も反省の色が無い。むしろこの程度では生温いとさえ思っている。
「…… 」
 無言のままリアンが渋い顔をした。彼らの気持ちを察しはしたが、決して同意は出来ない。
 キーラが『殺せ』と発言している為、魔物達は皆虎視眈々とその隙を狙っている。
 案の定ナーガはニヤリと笑い、ゆっくりと結界のサイズを縮め始めた。圧縮し、その中に閉じ込めたまま潰し殺す魂胆だ。麻痺毒も内部に充満させ、今までの恨みを体感させながらじっくりと始末しようとしている。

「…… ほぉ。麻痺ってやつか、コレが」

 焔の発言は外へは聞こえず、体も満足に動かない。だが彼の顔色に変化は全く無く、むしろ余裕そうにも感じられる。
 案の定、ブチンッとどこからともなく音が聞こえたかと思うと、焔の麻痺状態がすぐに回復していく。そして自由になった手で、焔は目の周りを覆う目隠しを丁寧にほどき始めた。
 はらりと目隠しを足元に落とすと、「さて、アイツの返事を聞かんとな」と言いつつ、焔が目蓋をくわっと見開いた。切長なラインを描く目元の奥で真っ赤な瞳が美しく輝いている。まるで宝石の様に角度によって色合いが微妙に変化し、暗闇の中ですらもその輝きは一際目立った。

 ふぅと息を吐き出し、吸ったと同時に強く握った拳を振り上げる。そして真っ黒な結界の内側の壁を、全身全霊の力を込めて思いっ切り殴りつけた。

 ——ピシリッ

 聞こえてきたのは小さな音ではあったが、ナーガが驚き、目を見張った。
「や、嘘でしょう?これ以上無いってくらいに堅くしたわよ?」
 慌てつつも結界を増やし、仲間を守る体制を整えた。そして状況を察したキーラも即座に対処しようと、ナーガの元に駆けつける。

「いいの?魔王ちゃんの側に居なくて」
「…… いい。今は無理」

 初めて見たリアンの表情に対し、キーラは何とも言えぬ不快感を抱いている。一体この一年弱の間に二人の間には何があったのかと思うと、不快感は嫉妬心へと変わっていった。
「いくら強固でも、防御魔法だけじゃどうにも出来ないっぽいね」
「本当にアレ、召喚士なのよねぇ?ちょっと規格外に強い気がするんだけど。単身で戦える召喚士なんて初耳よ?」
「でもアレが誘拐犯で間違いは無いよ。魔王様が『主人』って呼ぶのは、召喚士だけだろうしね」
「確かにー」と、ナーガとキーラが話す側で、球体のヒビがどんどん増えていく。耐えても後はせいぜい二、三回くらいだろう。

(さて、どうしようかしらねぇ。拠点に居るお陰で魔力は無尽蔵に使えるけど、体力は減ったままだし、攻撃はあまり得意じゃないし。ってか、もし得意だったとしてもあの速度にはそう簡単に対処仕切れないわよ?)

 警戒態勢をきちんと取りつつも、ナーガの気持ちは萎える一方だ。
「あーもう!ケイトはまだ戻らないのぉ⁉︎」と、ナーガが叫んだその時——

「すまん。待たせてしまった様だな」

 天窓を蹴り破り、漆黒の鎧を着た男が颯爽とナーガとキーラの元に降り立った。
 大きなマントを翻し、その頼りがいのある勇姿を前にして、魔族達が一斉に歓喜の叫びをあげる。

『…… 登場がまるでヒーローやんけ』
 益々持ってどっちが正義か悪か、わからなくなった五朗だった。
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