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【それでも俺は貴女が好き】
好きの先にある欲①
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…… コレは何だ?
古くからある商店街で喫茶店を経営している神鈴音は、自宅のソファーに座ってそんな事を考えている。
彼女の目の前では今、横長な小さめの箱が二つと一枚の紙切れ。それと、床に頭をつけて土下座をする日野要が、もうかれこれ同じ体勢をし始めてで五分くらいは経った。
「お願いです!俺は、この通り誠意を見せました!なので、なので——」
嫌な予感しかしない。この先に続く言葉を聞きたく無い、聞くべきじゃない、と鈴音は思う。だが相手がそれを察する事は無く、どうやら彼女側からは何を言われようともお断りする気満々です、と漂わせている空気を読む気も彼には無いようだ。
「今日で二十歳になったので、俺に鈴音さんを抱かせて下さい‼︎」
そう言って、床に並ぶ箱の側をバンッと叩く。薄さを強調したロゴが書かれている箱が、弾みでぽんっと跳ねる。直球で言えば、男性用の避妊具が入る箱が、跳ねた。しかも最初から二箱も用意済みとか、何回スル気なのだと鈴音は問い詰めたい気分に。
「…… 誠意?アンタのそれは、性欲を満たしたい意思の間違いじゃ無いのか?」
「違うよ!——あ、や…… ち、違わない、です」
ガバッと顔を上げ、一度は『違う』と否定はしたものの、目の前に転がる避妊具が目に入り、要の語気と顔付が最速で自信無さげになっていく。
「で、でもね、俺の考えも聞いて!」
また顔を上げ、箱と紙を掴み、彼が鈴音の胸にズイッと押し付ける。反射的にそれを彼女は受け取ると、この紙は何だ?と広げて見た。
「…… このタイミングで、渡すような物なのか?コレは」
「本当は今それを渡すのは嫌だけど、もし、万が一何かあったら、それを使ってもらおうと思って。どれだけ俺が本気で鈴音さんを抱きたいのか、伝わるんじゃないかと!」
ソファーに座る鈴音の膝に要が縋り付き、「俺、待ったよね?高校を卒業した日だって、空気を読んで我慢したよね?」と訴えた。
「鈴音さんのウチに泊まる気満々で卒業式が終わってすぐに会いに来たのに、『家族とのお祝いがあるだろうから』って夕方には帰されちゃったし。でもまぁあの時は、数ヶ月我慢した程度じゃそりゃそうかと諦めもついたけど、今日は二十歳だよ⁉︎法的にはもう大人だ。二人の間にはもう、何も問題はないよね?それに今この瞬間を逃したら、絶対に『成人式までは待て』って言い出し、その次は『まだ学生じゃないか』って大学の卒業まで待たされて、そこまで待ったら待ったで『アタシよりもっと若い子を選べ』って言って、なあなあにされる未来しか、俺には見えないんだけど!」
「うぐっ」
まったくもってその通り過ぎて、鈴音は言葉を喉に詰まらせた。かれこれ二年弱の付き合いにもなると、色々簡単に読めてしまうのだなと、ちょっとだけ嬉しくも思う。
「お年頃な男が卒業するまでの数ヶ月間我慢しただけでも本当は褒めて欲しいくらいだったのに、そこからさらに一年だよ?正確には一年と一ヶ月待ったんだ。優秀な忠犬だって、こんなに待たないよ!」
鬼気迫る声をあげ、膝に縋っていたはずの要が、今ではもう鈴音の腰に抱きついている。今にも発情期の犬の様に、彼女の脚へ腰を擦り付けてきそうな勢いだ。
「ま、待て、ちょっと待った!」
「更に待てとか、鈴音さんの鬼ぃぃ!」と言いながら、ちゃっかり彼女の引き締まった腹筋に要が顔を擦り付ける。彼女の胸が頭の上にのっかり、もう要の下半身は勃ってしまう寸前だ。
「話を、まず!な?今日は誕生日の祝いをするんだろう?ケーキも用意したし、料理だって冷めるからもったいないじゃないか。そのくらい、わかるだろう?」
「わかるけど、わーかーるーけーどぉ、今日こそは鈴音さんとしたい!もう限界なんだよ、毎日毎日鈴音さんの裸とか想像しちゃうし、自分で発散してもし切れないし、もうコレは仕方ないから空手の練習でもして誤魔化そうとしてたら、また優勝出来ちゃうし!いやまぁ、嬉しいよ?勝つのは嬉しいんだけどね?満たされない性欲を格闘技で発散したら全国で優勝とか、男としてどうよ!」
(そうだな、確かに)
そう思った鈴音が素直に頷いた。
だからといってじゃあどうぞと言える程彼女は若くもなく、臆病だ。この場の勢いだけで抱かれ、『発散出来て満足したからもういいや』と要が去って行く姿をつい想像してしまう。
だが、ずっと彼が側に居て、必死に『好きだよ』『ずっと一緒に居たい』と言い続け、一切他を見ようともしなかった事を思い出し、自分も一歩歩み寄るべきなのだろうか?とも考える。十一も年上で、彼等の世代から見たら充分おばさんだ。勿体ぶって大事にしまっておく程の身でもないよな、とも。
もしこれで『やっぱり何か違う』と彼が離れていくのだとしたら…… 別れるのはお互いの為にも早い方がいいのか。
「わ、わかった。でも…… 今日は、ダメだ」
「な、何で?ゴムは用意したし、鞄の中には念の為に女性用の避妊具も持ってきたよ?舐めても平気な潤滑ジェルもあると楽し…… 違った、えっと便利だって聞いたから、それも入ってるのに!」
「ど、どこまで準備周到なんだお前は!」と言って、鈴音が要の頭を叩く。
色々彼女が考えている間に要は鈴音の胸の谷間に顔を埋め、スンスンと体臭まで嗅ぎ始めていた。ホント、油断も隙も無い奴だ。
ぐぐぐっと要の後頭部を掴んて押し、鈴音が必死に彼を引き剥がす。でももうとっくに要の方が力も強く、なかなか上手くはいかなかった。
「ちょっとだけ、もういっその事先っちょだけでもいいから!」
「そう言って止まる奴がいる訳がないだろうが!」
「それな!」とつい勢いで答えてしまった要の腹に、鈴音が拳を一発喰らわせる。完全に油断していた為、彼は「ぐふっ」と言いながら鈴音の足元へと崩れ落ちた。
「や、やば…… 内臓、出る。強烈過ぎでしょ…… 」
「待てって言っているのに、聞かないからだ!」
握ったままの拳を震わせ、鈴音がゆっくり息を吐き出す。今の鈴音だったら、その拳だけで熊でも倒せそうな気迫だ。
「す、すみみません…… 」
もう要は泣きそうだ。殴られた腹は女性がやったとは思えない程に痛いし、咄嗟に避けられなかった事も正直悔しい。下腹部もすっかり完全に勃っていて、せめてあの胸の中に埋まりたいと訴えている。
「…… きょ、今日は、ダメだ。ここじゃ無理だ、から」
「何で?そんなに壁の薄いアパートじゃ無いよね?ここ」
「や、まぁそうなんだが、ご近所の目があるから、ちょっと…… 」
要が体勢をどうにかこうにか立て直す。
「『店でもしたい』とかならそういう言い訳もわかるけど、自分ちでも駄目とか、意味わかんないんだけど。そんなに嫌?俺の事、そんなに信用出来ない?でも俺は、鈴音さんがいい!」
そして、また鈴音の膝に縋り付きながら、少し怒っていると受け止められる様な顔で要に言われ、鈴音の胸がキュンッと高鳴った。『店でもしたい』の部分だけは、本心がぽろっと出た感があってちょっと引いたけれども。
「…… 要は目立ち過ぎるんだよ。全国大会での優勝ともなると、地元であるここもどうしたって熱が入る。商店街なんて、『ウチの町内で彼はバイトをしているんだ』とアピールしては、人を集めようと口コミだけでも盛り上がったりするんだぞ?どこで何をしているのか、おばさん達の監視網はそりゃ恐ろしいものだと、アンタも知るべきだ」
「マジかよぉ…… 」
全然知らなかった。いや、要は特に気にしていなかったと言うべきか。確かに今思い返してみると、商店街にデカデカと『日野要選手・全国大会優勝おめでとう!』とかが書いてあったと思い出す。その類の物に慣れ過ぎて気にもしていなかったが、『どうりで鈴音さんが俺とデートの一つもしてくれない訳だ』と要は納得した。
一緒なのはせいぜいバイトの時間と、休みの日のランニングくらいなものだ。自宅にお邪魔する機会などは、祝い事があった時だけという徹底ぶり。お店が忙しいからなのかなと要は思っていたのだが、ご近所の目が原因だったとは考えてもみなかった。
「だ、だからその…… 」と言って、鈴音が要から顔を逸らす。顔は赤くなっていて、声も弱々しく、今だったら子猫にだって負けてしそうだ。
「次の土曜日にでも、店を臨時休業にするから…… ま、待ち合わせをして、デ…… デートでも、しないか?」
「します!」
もちろん要は即答だった。一秒たりとも迷う事なく、はっきりそう告げた彼の笑顔は、今までで一番輝いていたのだった。
【続く】
古くからある商店街で喫茶店を経営している神鈴音は、自宅のソファーに座ってそんな事を考えている。
彼女の目の前では今、横長な小さめの箱が二つと一枚の紙切れ。それと、床に頭をつけて土下座をする日野要が、もうかれこれ同じ体勢をし始めてで五分くらいは経った。
「お願いです!俺は、この通り誠意を見せました!なので、なので——」
嫌な予感しかしない。この先に続く言葉を聞きたく無い、聞くべきじゃない、と鈴音は思う。だが相手がそれを察する事は無く、どうやら彼女側からは何を言われようともお断りする気満々です、と漂わせている空気を読む気も彼には無いようだ。
「今日で二十歳になったので、俺に鈴音さんを抱かせて下さい‼︎」
そう言って、床に並ぶ箱の側をバンッと叩く。薄さを強調したロゴが書かれている箱が、弾みでぽんっと跳ねる。直球で言えば、男性用の避妊具が入る箱が、跳ねた。しかも最初から二箱も用意済みとか、何回スル気なのだと鈴音は問い詰めたい気分に。
「…… 誠意?アンタのそれは、性欲を満たしたい意思の間違いじゃ無いのか?」
「違うよ!——あ、や…… ち、違わない、です」
ガバッと顔を上げ、一度は『違う』と否定はしたものの、目の前に転がる避妊具が目に入り、要の語気と顔付が最速で自信無さげになっていく。
「で、でもね、俺の考えも聞いて!」
また顔を上げ、箱と紙を掴み、彼が鈴音の胸にズイッと押し付ける。反射的にそれを彼女は受け取ると、この紙は何だ?と広げて見た。
「…… このタイミングで、渡すような物なのか?コレは」
「本当は今それを渡すのは嫌だけど、もし、万が一何かあったら、それを使ってもらおうと思って。どれだけ俺が本気で鈴音さんを抱きたいのか、伝わるんじゃないかと!」
ソファーに座る鈴音の膝に要が縋り付き、「俺、待ったよね?高校を卒業した日だって、空気を読んで我慢したよね?」と訴えた。
「鈴音さんのウチに泊まる気満々で卒業式が終わってすぐに会いに来たのに、『家族とのお祝いがあるだろうから』って夕方には帰されちゃったし。でもまぁあの時は、数ヶ月我慢した程度じゃそりゃそうかと諦めもついたけど、今日は二十歳だよ⁉︎法的にはもう大人だ。二人の間にはもう、何も問題はないよね?それに今この瞬間を逃したら、絶対に『成人式までは待て』って言い出し、その次は『まだ学生じゃないか』って大学の卒業まで待たされて、そこまで待ったら待ったで『アタシよりもっと若い子を選べ』って言って、なあなあにされる未来しか、俺には見えないんだけど!」
「うぐっ」
まったくもってその通り過ぎて、鈴音は言葉を喉に詰まらせた。かれこれ二年弱の付き合いにもなると、色々簡単に読めてしまうのだなと、ちょっとだけ嬉しくも思う。
「お年頃な男が卒業するまでの数ヶ月間我慢しただけでも本当は褒めて欲しいくらいだったのに、そこからさらに一年だよ?正確には一年と一ヶ月待ったんだ。優秀な忠犬だって、こんなに待たないよ!」
鬼気迫る声をあげ、膝に縋っていたはずの要が、今ではもう鈴音の腰に抱きついている。今にも発情期の犬の様に、彼女の脚へ腰を擦り付けてきそうな勢いだ。
「ま、待て、ちょっと待った!」
「更に待てとか、鈴音さんの鬼ぃぃ!」と言いながら、ちゃっかり彼女の引き締まった腹筋に要が顔を擦り付ける。彼女の胸が頭の上にのっかり、もう要の下半身は勃ってしまう寸前だ。
「話を、まず!な?今日は誕生日の祝いをするんだろう?ケーキも用意したし、料理だって冷めるからもったいないじゃないか。そのくらい、わかるだろう?」
「わかるけど、わーかーるーけーどぉ、今日こそは鈴音さんとしたい!もう限界なんだよ、毎日毎日鈴音さんの裸とか想像しちゃうし、自分で発散してもし切れないし、もうコレは仕方ないから空手の練習でもして誤魔化そうとしてたら、また優勝出来ちゃうし!いやまぁ、嬉しいよ?勝つのは嬉しいんだけどね?満たされない性欲を格闘技で発散したら全国で優勝とか、男としてどうよ!」
(そうだな、確かに)
そう思った鈴音が素直に頷いた。
だからといってじゃあどうぞと言える程彼女は若くもなく、臆病だ。この場の勢いだけで抱かれ、『発散出来て満足したからもういいや』と要が去って行く姿をつい想像してしまう。
だが、ずっと彼が側に居て、必死に『好きだよ』『ずっと一緒に居たい』と言い続け、一切他を見ようともしなかった事を思い出し、自分も一歩歩み寄るべきなのだろうか?とも考える。十一も年上で、彼等の世代から見たら充分おばさんだ。勿体ぶって大事にしまっておく程の身でもないよな、とも。
もしこれで『やっぱり何か違う』と彼が離れていくのだとしたら…… 別れるのはお互いの為にも早い方がいいのか。
「わ、わかった。でも…… 今日は、ダメだ」
「な、何で?ゴムは用意したし、鞄の中には念の為に女性用の避妊具も持ってきたよ?舐めても平気な潤滑ジェルもあると楽し…… 違った、えっと便利だって聞いたから、それも入ってるのに!」
「ど、どこまで準備周到なんだお前は!」と言って、鈴音が要の頭を叩く。
色々彼女が考えている間に要は鈴音の胸の谷間に顔を埋め、スンスンと体臭まで嗅ぎ始めていた。ホント、油断も隙も無い奴だ。
ぐぐぐっと要の後頭部を掴んて押し、鈴音が必死に彼を引き剥がす。でももうとっくに要の方が力も強く、なかなか上手くはいかなかった。
「ちょっとだけ、もういっその事先っちょだけでもいいから!」
「そう言って止まる奴がいる訳がないだろうが!」
「それな!」とつい勢いで答えてしまった要の腹に、鈴音が拳を一発喰らわせる。完全に油断していた為、彼は「ぐふっ」と言いながら鈴音の足元へと崩れ落ちた。
「や、やば…… 内臓、出る。強烈過ぎでしょ…… 」
「待てって言っているのに、聞かないからだ!」
握ったままの拳を震わせ、鈴音がゆっくり息を吐き出す。今の鈴音だったら、その拳だけで熊でも倒せそうな気迫だ。
「す、すみみません…… 」
もう要は泣きそうだ。殴られた腹は女性がやったとは思えない程に痛いし、咄嗟に避けられなかった事も正直悔しい。下腹部もすっかり完全に勃っていて、せめてあの胸の中に埋まりたいと訴えている。
「…… きょ、今日は、ダメだ。ここじゃ無理だ、から」
「何で?そんなに壁の薄いアパートじゃ無いよね?ここ」
「や、まぁそうなんだが、ご近所の目があるから、ちょっと…… 」
要が体勢をどうにかこうにか立て直す。
「『店でもしたい』とかならそういう言い訳もわかるけど、自分ちでも駄目とか、意味わかんないんだけど。そんなに嫌?俺の事、そんなに信用出来ない?でも俺は、鈴音さんがいい!」
そして、また鈴音の膝に縋り付きながら、少し怒っていると受け止められる様な顔で要に言われ、鈴音の胸がキュンッと高鳴った。『店でもしたい』の部分だけは、本心がぽろっと出た感があってちょっと引いたけれども。
「…… 要は目立ち過ぎるんだよ。全国大会での優勝ともなると、地元であるここもどうしたって熱が入る。商店街なんて、『ウチの町内で彼はバイトをしているんだ』とアピールしては、人を集めようと口コミだけでも盛り上がったりするんだぞ?どこで何をしているのか、おばさん達の監視網はそりゃ恐ろしいものだと、アンタも知るべきだ」
「マジかよぉ…… 」
全然知らなかった。いや、要は特に気にしていなかったと言うべきか。確かに今思い返してみると、商店街にデカデカと『日野要選手・全国大会優勝おめでとう!』とかが書いてあったと思い出す。その類の物に慣れ過ぎて気にもしていなかったが、『どうりで鈴音さんが俺とデートの一つもしてくれない訳だ』と要は納得した。
一緒なのはせいぜいバイトの時間と、休みの日のランニングくらいなものだ。自宅にお邪魔する機会などは、祝い事があった時だけという徹底ぶり。お店が忙しいからなのかなと要は思っていたのだが、ご近所の目が原因だったとは考えてもみなかった。
「だ、だからその…… 」と言って、鈴音が要から顔を逸らす。顔は赤くなっていて、声も弱々しく、今だったら子猫にだって負けてしそうだ。
「次の土曜日にでも、店を臨時休業にするから…… ま、待ち合わせをして、デ…… デートでも、しないか?」
「します!」
もちろん要は即答だった。一秒たりとも迷う事なく、はっきりそう告げた彼の笑顔は、今までで一番輝いていたのだった。
【続く】
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