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【第五章】
【第六話】身に覚えのない夫③【回想】(更紗・談)
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食事とお風呂を済ませ、まだ乾ききっていない髪をタオルで拭きながら居間に戻た。出来るだけあの黒曜石みたいな瞳と目を合わせたくなくて、少し長く入り過ぎたせいで頬だけではなく首までもが赤い。
『大丈夫かい?のぼせたんじゃない?はい、此処に座って、水でも飲んで』
二人暮らしの部屋には似つかわしくない、小柄な二人だったらギリギリどうにか座れるかどうかといったサイズのソファーの後ろに立ち、カイトがポンポンッと背にする部分を叩く。折角の好意を無下にも出来ずに仕方なくソファーに腰掛けると、水の入るコップを手渡された。風呂上がりで体は水分を欲していた為、喉を鳴らしながら水を飲む。その間にカイトは大きめのタオルを取って来て、半乾きだった私の髪の毛を後ろから丁寧に拭き始めた。
『…… いたせり尽せりで、ダメになりそう』
ここまで誰かに何かをしてもらうなんて初めて…… のはずだ。おもてなし感が半端なく、世話をされ慣れていないせいで段々と申し訳無い気持ちになってくる。妻に靴下まで履かせてもらう夫が世には居ると聞いているが、今の自分はそれに近い状態なのではないだろうか?と、なんだか心配になってきた。
『ダメなんかじゃないよ、だって更紗はいっぱい頑張ってるだろう?頑張った子には、ちゃんとご褒美がないと』
『そっか…… そうだね、うん』
彼の温かな言葉がじわりと胸の奥に染み込んでくる。そんなふうに思ってくれるヒトと出逢える幸運なんて、自分には起こり得ないと思って生きてきたせいだろう。
『…… だけど、辛かったらいつでもお仕事辞めていいんだからね?もし辛くなくても、別に僕の収入だけでも生活は出来るんだし、好きにしていいんだよ?それにほら、仕事辞めたら一日中一緒に居られるしさ』
ゆっくり穏やかに話してはいるが、でもちょっとだけ語気に熱を感じる。
あぁ、そっか。彼は妻には家に居て欲しい派なのか。
本当に結婚しているのならとっくに知っていそうな情報なのに、やっぱり初めて知った事な気がするのは何故なんだろう。
その後も髪を拭きつつ、ポツポツと『一人で留守番は寂しいな』『新婚なんだから、もっと一緒に居たい』とかなんとか言われ続けた。『イヤ、でもホント、君の好きなようにしていいからね』と最後には言うくせに、仕事を辞めて欲しいと思う気持ちが全く隠し切れていない。でも私には今の仕事を辞めようなんて気持ちは全く無い為、悪いとは思いつつも、私は首を横に振った。
『ありがと。でも、やっと正規雇用でありつけた仕事だし、無責任は事はしたくないからまだしばらく仕事は続けるよ』
馴染みの無い街で一人途方に暮れていた私に手を差し伸べてくれ、身元だって定かじゃないのに仕事をくれた恩が精肉店の店主夫婦にはある。それに、店で働き始めてまだたったの半年だ。彼らにはまだ何も返せていないのに、こんなに早く辞める事なんか出来やしない。
仕事も、住む場所も、最初の頃は食事や衣類だって分けてくれたヒト達だもん。
もっともっと沢山働いて、二人には楽させてあげたい。
『…… そっか』とカイトがこぼした瞬間、背筋が凍った。低く冷たい彼の声が室温をも下げた気さえする。思い通りにならない事への苛立ちが、背後からひしひしと伝わってきて恐怖すら感じられた。
『仕方ないな。でも、赤ちゃんができるまでの間だけ、だからね?【そういう約束だっただろう?】』
赤ちゃ…… ?
私にとっては非現実的な響きのせいで思考が停止する。でも【夫婦ならば当然の話か】や【そうだ。そういう約束だったよね、うん】なんて言葉が頭の中に強制的に浮かんできた。だけど二十二になったばかりの私にはまだ出産なんて早過ぎる気がする。なのに、なんだってそんな約束をしてしまったんだろうか。
返事も出来ずに黙ったままでいると、両肩をぽんっと叩かれ、私の耳元にカイトが顔を寄せた。
『【今日はもう休んだ方がいいんじゃないかな。】…… 仕事でかなり疲れたよね?』
優しい声だが、肩を掴む手に力が入っていて強制感が否めない。
『そ、そうだね、そうしようかな』
『うん、それがいいよ』と言い、髪の水分で少し濡れるタオルを持ってカイトが洗面所へ足を向ける。
『…… 先に寝室で待っていて、ボクもすぐに行くから』
ニコッと笑顔を浮かべる彼の瞳に熱が篭っている気がするのだが、気のせいだろうか。
…… あれ?そう言えば、カイトは何処で寝る気なんだろう?
彼から離れた途端にスッと冷めた頭で、冷静に寝室の様子を思い返す。四畳半程度の狭い室内にはシングルサイズのベッドしか置かれていないし、さっき開けたクローゼットの中にだって寝具の予備なんか入っていなかった。ベッド下の狭い収納スペースには季節外れの服や旅行鞄くらいしか置いていない。
…… 夫婦って、どう眠るものなの?
真っ当な家庭で育っていない弊害で全く想像出来ない。一番身近な夫婦であるはずの両親はとっくに亡くなっているし、精肉店の店主夫婦はご高齢なので旦那のいびきが煩いのを理由に別室で寝ていると言っていたから参考にならない。商店街で展開されている他の夫婦の夜の話なんかすぐに猥談に発展してしまうからまともに聞いていないので、寝室事情なんか知識として持っていないのだ。
先に寝ていろと言われたのだから、ここは素直に従うべきなのだろう。…… あれ?そういえば、昨日はどうしていたんだろう?その前は?結婚して十日も経っているはずなのに、何故彼の眠っている場所を私が知らないんだろうか。
やっぱりオカシイ。何かが違う。
穴だらけで矛盾や綻びがあまりにも多過ぎる雑な記憶と情報に踊らされている感じがするのは——
『ベッドで待っていてって、言ったのに。あぁ…… それとも此処で立ったまましてみたかったのかな?』
突如耳元で囁かれ、ゾクッと全身が震えた。甘い言葉のはずなのに、彼のささめく内容に恐怖心しか抱けない。
すらりと細いのに意外にもしっかりと男性的な腕が腰に巻きつき、背後からギュッと抱き締められる。と同時に体に当たる異物の存在。後ろからゴリッと押しつけられ、否応なしにソレが脈打って何かを欲している事がこちらにまで伝わってきた。
『【昨日だって沢山したのに、更紗は意外と淫乱だねぇ】。ふふっ』
あぁ、まただ。そんな筈がないって思うのに、無理矢理脳内の情報が書き変わっていく。
『でもいいんだよ、それで。だって僕達は【新婚夫婦なんだから、お互いを欲しがるのは当たり前のことだからね。】ねぇ、更紗も【そう思うだろう?】』
『…… は、はい』
瞳の焦点が合っていない気がする。思考能力を持っていかれる様な感覚で吐き気がするし、こめかみから頭痛が消えてくれない。ダメ、違う、そうじゃない。自分は自分は、まだ独身のはずな、のに…… 【いいや。このヒトの妻なのだから、なんだって受け入れないと。】
『【…… 服、自分で脱ごうか】』
カイトの真っ黒な瞳と口元が弧を描き、とんでもない指示をしてくる。なのに私は無言で頷き、自分から寝衣のボタンをゆっくりと外していってしまう。ぽすんっと衣類が足元に全て落ちてまっさらな姿になったのに、不思議と恥ずかしいと思う気持ちすら湧いてこない。
今の自分は、まるで人形みたいだ。
そんな事を一瞬だけ考えた気がするのに、すぐ頭の中から消え去ってしまう。後はもう、既に【初夜を終えた夫婦】である私が本来ならば感じるはずのない破瓜みたいな痛みに耐えながら、カイトが与えてくる快楽に引き摺り込まれていったのだった。
『大丈夫かい?のぼせたんじゃない?はい、此処に座って、水でも飲んで』
二人暮らしの部屋には似つかわしくない、小柄な二人だったらギリギリどうにか座れるかどうかといったサイズのソファーの後ろに立ち、カイトがポンポンッと背にする部分を叩く。折角の好意を無下にも出来ずに仕方なくソファーに腰掛けると、水の入るコップを手渡された。風呂上がりで体は水分を欲していた為、喉を鳴らしながら水を飲む。その間にカイトは大きめのタオルを取って来て、半乾きだった私の髪の毛を後ろから丁寧に拭き始めた。
『…… いたせり尽せりで、ダメになりそう』
ここまで誰かに何かをしてもらうなんて初めて…… のはずだ。おもてなし感が半端なく、世話をされ慣れていないせいで段々と申し訳無い気持ちになってくる。妻に靴下まで履かせてもらう夫が世には居ると聞いているが、今の自分はそれに近い状態なのではないだろうか?と、なんだか心配になってきた。
『ダメなんかじゃないよ、だって更紗はいっぱい頑張ってるだろう?頑張った子には、ちゃんとご褒美がないと』
『そっか…… そうだね、うん』
彼の温かな言葉がじわりと胸の奥に染み込んでくる。そんなふうに思ってくれるヒトと出逢える幸運なんて、自分には起こり得ないと思って生きてきたせいだろう。
『…… だけど、辛かったらいつでもお仕事辞めていいんだからね?もし辛くなくても、別に僕の収入だけでも生活は出来るんだし、好きにしていいんだよ?それにほら、仕事辞めたら一日中一緒に居られるしさ』
ゆっくり穏やかに話してはいるが、でもちょっとだけ語気に熱を感じる。
あぁ、そっか。彼は妻には家に居て欲しい派なのか。
本当に結婚しているのならとっくに知っていそうな情報なのに、やっぱり初めて知った事な気がするのは何故なんだろう。
その後も髪を拭きつつ、ポツポツと『一人で留守番は寂しいな』『新婚なんだから、もっと一緒に居たい』とかなんとか言われ続けた。『イヤ、でもホント、君の好きなようにしていいからね』と最後には言うくせに、仕事を辞めて欲しいと思う気持ちが全く隠し切れていない。でも私には今の仕事を辞めようなんて気持ちは全く無い為、悪いとは思いつつも、私は首を横に振った。
『ありがと。でも、やっと正規雇用でありつけた仕事だし、無責任は事はしたくないからまだしばらく仕事は続けるよ』
馴染みの無い街で一人途方に暮れていた私に手を差し伸べてくれ、身元だって定かじゃないのに仕事をくれた恩が精肉店の店主夫婦にはある。それに、店で働き始めてまだたったの半年だ。彼らにはまだ何も返せていないのに、こんなに早く辞める事なんか出来やしない。
仕事も、住む場所も、最初の頃は食事や衣類だって分けてくれたヒト達だもん。
もっともっと沢山働いて、二人には楽させてあげたい。
『…… そっか』とカイトがこぼした瞬間、背筋が凍った。低く冷たい彼の声が室温をも下げた気さえする。思い通りにならない事への苛立ちが、背後からひしひしと伝わってきて恐怖すら感じられた。
『仕方ないな。でも、赤ちゃんができるまでの間だけ、だからね?【そういう約束だっただろう?】』
赤ちゃ…… ?
私にとっては非現実的な響きのせいで思考が停止する。でも【夫婦ならば当然の話か】や【そうだ。そういう約束だったよね、うん】なんて言葉が頭の中に強制的に浮かんできた。だけど二十二になったばかりの私にはまだ出産なんて早過ぎる気がする。なのに、なんだってそんな約束をしてしまったんだろうか。
返事も出来ずに黙ったままでいると、両肩をぽんっと叩かれ、私の耳元にカイトが顔を寄せた。
『【今日はもう休んだ方がいいんじゃないかな。】…… 仕事でかなり疲れたよね?』
優しい声だが、肩を掴む手に力が入っていて強制感が否めない。
『そ、そうだね、そうしようかな』
『うん、それがいいよ』と言い、髪の水分で少し濡れるタオルを持ってカイトが洗面所へ足を向ける。
『…… 先に寝室で待っていて、ボクもすぐに行くから』
ニコッと笑顔を浮かべる彼の瞳に熱が篭っている気がするのだが、気のせいだろうか。
…… あれ?そう言えば、カイトは何処で寝る気なんだろう?
彼から離れた途端にスッと冷めた頭で、冷静に寝室の様子を思い返す。四畳半程度の狭い室内にはシングルサイズのベッドしか置かれていないし、さっき開けたクローゼットの中にだって寝具の予備なんか入っていなかった。ベッド下の狭い収納スペースには季節外れの服や旅行鞄くらいしか置いていない。
…… 夫婦って、どう眠るものなの?
真っ当な家庭で育っていない弊害で全く想像出来ない。一番身近な夫婦であるはずの両親はとっくに亡くなっているし、精肉店の店主夫婦はご高齢なので旦那のいびきが煩いのを理由に別室で寝ていると言っていたから参考にならない。商店街で展開されている他の夫婦の夜の話なんかすぐに猥談に発展してしまうからまともに聞いていないので、寝室事情なんか知識として持っていないのだ。
先に寝ていろと言われたのだから、ここは素直に従うべきなのだろう。…… あれ?そういえば、昨日はどうしていたんだろう?その前は?結婚して十日も経っているはずなのに、何故彼の眠っている場所を私が知らないんだろうか。
やっぱりオカシイ。何かが違う。
穴だらけで矛盾や綻びがあまりにも多過ぎる雑な記憶と情報に踊らされている感じがするのは——
『ベッドで待っていてって、言ったのに。あぁ…… それとも此処で立ったまましてみたかったのかな?』
突如耳元で囁かれ、ゾクッと全身が震えた。甘い言葉のはずなのに、彼のささめく内容に恐怖心しか抱けない。
すらりと細いのに意外にもしっかりと男性的な腕が腰に巻きつき、背後からギュッと抱き締められる。と同時に体に当たる異物の存在。後ろからゴリッと押しつけられ、否応なしにソレが脈打って何かを欲している事がこちらにまで伝わってきた。
『【昨日だって沢山したのに、更紗は意外と淫乱だねぇ】。ふふっ』
あぁ、まただ。そんな筈がないって思うのに、無理矢理脳内の情報が書き変わっていく。
『でもいいんだよ、それで。だって僕達は【新婚夫婦なんだから、お互いを欲しがるのは当たり前のことだからね。】ねぇ、更紗も【そう思うだろう?】』
『…… は、はい』
瞳の焦点が合っていない気がする。思考能力を持っていかれる様な感覚で吐き気がするし、こめかみから頭痛が消えてくれない。ダメ、違う、そうじゃない。自分は自分は、まだ独身のはずな、のに…… 【いいや。このヒトの妻なのだから、なんだって受け入れないと。】
『【…… 服、自分で脱ごうか】』
カイトの真っ黒な瞳と口元が弧を描き、とんでもない指示をしてくる。なのに私は無言で頷き、自分から寝衣のボタンをゆっくりと外していってしまう。ぽすんっと衣類が足元に全て落ちてまっさらな姿になったのに、不思議と恥ずかしいと思う気持ちすら湧いてこない。
今の自分は、まるで人形みたいだ。
そんな事を一瞬だけ考えた気がするのに、すぐ頭の中から消え去ってしまう。後はもう、既に【初夜を終えた夫婦】である私が本来ならば感じるはずのない破瓜みたいな痛みに耐えながら、カイトが与えてくる快楽に引き摺り込まれていったのだった。
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