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【最終章】
【第2話】異世界からの転生者
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レトロな印象のある珈琲店に二人が入り、案内されるがまま窓際の席に座った。窓向こうはグリーンカーテンのおかげで程良く日陰になっていて柔い日差しが心地よい。座席もテーブルも、全てが全てヨーロッパの古都を思わせる雰囲気で洒落ている。
何度来てもクラシックの流れる店内は心弾むくらいに素敵なのだが、とても静かなので、会話が目的なのにこの店では不適切だったかもしれないと巴は少し後悔した。
「素敵なお店ですねぇ」
きらきらと瞳を輝かせ、アステルが糸目と舌の長さが特徴的なウェイトレスからおしぼりを受け取る。続いて巴も貰うと、手を拭きながら「アイスコーヒーを一つ」と早々に注文を済ませた。
「あ、アステルは、もうちょっと考えたいでーす」
テーブルの上に並んでいるメニュー表を見ながら、「んー」とアステルが悩む。少し頬が膨らんでいて随分と子供っぽい雰囲気になっている。
「では、決まりましたらお声掛け下さい」
そう言って、ウェイトレスは蛇の様な半身をずるりと引き摺りながら、奥へと戻って行った。
「んっ!フロートなんかもあるんですね。あ、コーヒーゼリーのパフェまで!どれも美味しそう」
メニューの挿絵を指差してはしゃいではいるが、アステルの声は抑えめである。仕草の一つ一つに幼さを感じるが、場の空気は読める様だ。
巴が注文したアイスコーヒーを運んで来たウェイトレスに、「えっとぉ、コーヒーフロートを一つお願いしまーす」とアステルさんが頼む。少しして彼女が注文した品も席に届くと、二人は早速本題に入る事にした。
「こういったお店が近傍にあると、引っ越し後の楽しみが出来るというか、決定打の一つになるというか、とにかくありがたいです!」
両手を軽く叩き、アステルがふわりと笑う。
「良かったです。部屋の様子も重要ですけど、近隣環境も重要ですもんね」
「でもぉ、アパートの外見がアレですから…… 正直な所では、かなり迷ってますぅ」と言い、ぶすっと頬を膨らませた。『リスみたいで可愛い』と、人によっては思う人もいるのかもしれない。
「——あ!自己紹介がまだでしたよね。“アステル・ラ・ブランジェ”です。気軽に、アステルって呼んで下さい」
「私は“賀村巴”です」
「じゃあ、巴さんって呼びますね!」
「…… (えっと)…… はい」
一気に距離を詰められた感じがする。笑顔を返しはしたが…… 正直、巴にとっては苦手なタイプだ。
「早速ですけど、どうです?『神憑物件』の住み心地って」
フロートのアイスをパフェスプーンで掬い、それを口にしながらアステルが訊いた。
「えっと、アパートの外観は『アレ』ですけど、私が住んでいる部屋の内装はとても綺麗にされていますよ。セキュリティーも防音も、御札でしっかり対応してくれています。ただ、今空いている部屋の内装までは、私にはわかりませんけどね」
「アステルぅ、綺麗な部屋じゃないと住めないなぁ。畳の部屋とか絶対に無理!」
(カムイ君が住んでいた時は畳の部屋だったけど、今はどうなんだろう?)
内装工事が入った感じは無いのだが、平日の昼間は全然居ないから、その間に工事をしているのだとしたらもう巴では答えられない。
「あと、駅からも近い方がいいしぃ、コンビニでしょ、大きな商業施設も近くに欲しいですよねぇ」
「商店街が近くにありますよ。コンビニもその並びで」
「それって、結構歩きますよねぇ」
「大人の足だと、十分くらいかと」
「ちょっと遠いですねぇ」と言い、アステルが唸り声をあげる。『十分でもダメかぁ。……もう、マンションの一階にコンビニが入っているくらいの距離じゃないと満足しないのでは?』と巴は思った。
「アステルぅ、お姫様だったからあんまり長い距離は歩けないんですよねぇ」
指先を頬に当て、アステルが小首を傾げる。“お姫様育ち”という意味だろうと巴は受け止めた。
「……ここだけの話ぃ、アステルはね、『異世界転生者』なんですよー」
内緒話でもするみたいな仕草をし、アステルが小声で言った。
「異世界、転生、ですか?」
「あ、やっぱり驚きます?巴さんも不思議系なオバサンみたいだから話しても大丈夫かなぁって思ったんですけど」
(不思議系、オ、オバサン…… って。いやまぁ、貴女は十代後半か二十代前半とかかなぁって感じの子だけど……)
これっぽっちも悪びれる様子無く、彼女は話を続けた。
「アステルはね、とある王国のお姫様だったんです。選定者に予言された聖女でもあってぇ、もうすぐ婚約者だった公爵様との結婚を控えていたんですけど……悪役令嬢の妨害にあってしまって……」
(悪役令嬢?……この場合は、『悪徳令嬢』みたいな表現を使うべきじゃないの?)
その言い方ではまるで、『決まった役割を演じている女性』を指しているみたいに聞こえる。小説やゲームの世界に転生してしまった物語などで『悪役令嬢』というワードが出てくるのはわかるが、元々住んでいた世界の話をしているはずのアステルの口から出てくるのには、巴は違和感しか抱けない。
「とても強い呪いだったの……そのせいで、聖女であるアステルでも対抗しきれず、そのまま異世界に転生させられてしまったのです」
パフェスプーンを口に咥え、アステルがうるっと青い瞳を潤ませる。このご時世ではあるものの、何処から何処までを信じていいのか分からず、巴は反応に困った。
(自分も“神隠し”なんて非科学的なモノの経験者なのだし、“異世界転生”くらいある、の、かなぁ……?)
「……大変、でしたね」
心からは信用しきれず、つい巴は苦笑いを返したのだが、アステルにはどこ吹く風だ。
「実はあの時、公爵様も一緒に呪いを受けたんです……。婚約者であるアステルを必死に守ろうとして、二人揃って……。そのせいで、彼もこの世界に転生しているんです!記憶を取り戻してからずっと、そう信じて探し続けてきました!」
テーブルの上に置かれた白い紙ナプキンの上にパフェスプーンをカシャッと置き、アステルは少し前のめりになった。ここまでもずっと声は抑えたままだ。声をきちんと抑えながら、でも感情を込めて語る姿はまるで演劇でも見ている様な気分になってくる。
「……巴さん、男の子と同居していますよね?」
口元に手を添え、上目遣いで巴の方へ視線を投げてくる。彼女は途端に嫌な予感がした。背中が少しざわりと震える。
「実は彼が、アステルの……公爵様の、生まれ変わりなんです」
「……あの子が、ですか?」
「間違いありません。珍しい髪色だし、端正な顔立ちはあの人と瓜二つですもん!やっと、やっと巡り会えたんです、今もまだ心から愛しているんです!昔みたいにまたデートをしたり、一緒に眠ったり、綺麗な月を見上げて『綺麗ですね』って言い合う日を夢見てきて……アステ、ル、ずっと、ずっと探して……うぅっ」
感極まったのか、アステルがとうとう涙をボロボロとこぼし始めた。一つ一つの所作に、やっぱり幼さを感じる。
「このままオバサンと住むよりも、アステルみたいに……少しでも年齢が近い子の方との方がお似合いだとは思いませんか?アステルの方が、過去も、今も、あの子には相応しいと思うんです。だから——」
「あの部屋から、さっさと出て行ってくれませんか?」
同情を誘う様な表情を作って、アステルが巴にその顔を向けてくる。
彼女をアパートの付近で見た時に感じた既視感の正体が巴はやっとわかった。彼女は、この間対面した絹ヶ崎さんの方じゃない。巴の『自称・幼馴染』にそっくりなんだ。
何度来てもクラシックの流れる店内は心弾むくらいに素敵なのだが、とても静かなので、会話が目的なのにこの店では不適切だったかもしれないと巴は少し後悔した。
「素敵なお店ですねぇ」
きらきらと瞳を輝かせ、アステルが糸目と舌の長さが特徴的なウェイトレスからおしぼりを受け取る。続いて巴も貰うと、手を拭きながら「アイスコーヒーを一つ」と早々に注文を済ませた。
「あ、アステルは、もうちょっと考えたいでーす」
テーブルの上に並んでいるメニュー表を見ながら、「んー」とアステルが悩む。少し頬が膨らんでいて随分と子供っぽい雰囲気になっている。
「では、決まりましたらお声掛け下さい」
そう言って、ウェイトレスは蛇の様な半身をずるりと引き摺りながら、奥へと戻って行った。
「んっ!フロートなんかもあるんですね。あ、コーヒーゼリーのパフェまで!どれも美味しそう」
メニューの挿絵を指差してはしゃいではいるが、アステルの声は抑えめである。仕草の一つ一つに幼さを感じるが、場の空気は読める様だ。
巴が注文したアイスコーヒーを運んで来たウェイトレスに、「えっとぉ、コーヒーフロートを一つお願いしまーす」とアステルさんが頼む。少しして彼女が注文した品も席に届くと、二人は早速本題に入る事にした。
「こういったお店が近傍にあると、引っ越し後の楽しみが出来るというか、決定打の一つになるというか、とにかくありがたいです!」
両手を軽く叩き、アステルがふわりと笑う。
「良かったです。部屋の様子も重要ですけど、近隣環境も重要ですもんね」
「でもぉ、アパートの外見がアレですから…… 正直な所では、かなり迷ってますぅ」と言い、ぶすっと頬を膨らませた。『リスみたいで可愛い』と、人によっては思う人もいるのかもしれない。
「——あ!自己紹介がまだでしたよね。“アステル・ラ・ブランジェ”です。気軽に、アステルって呼んで下さい」
「私は“賀村巴”です」
「じゃあ、巴さんって呼びますね!」
「…… (えっと)…… はい」
一気に距離を詰められた感じがする。笑顔を返しはしたが…… 正直、巴にとっては苦手なタイプだ。
「早速ですけど、どうです?『神憑物件』の住み心地って」
フロートのアイスをパフェスプーンで掬い、それを口にしながらアステルが訊いた。
「えっと、アパートの外観は『アレ』ですけど、私が住んでいる部屋の内装はとても綺麗にされていますよ。セキュリティーも防音も、御札でしっかり対応してくれています。ただ、今空いている部屋の内装までは、私にはわかりませんけどね」
「アステルぅ、綺麗な部屋じゃないと住めないなぁ。畳の部屋とか絶対に無理!」
(カムイ君が住んでいた時は畳の部屋だったけど、今はどうなんだろう?)
内装工事が入った感じは無いのだが、平日の昼間は全然居ないから、その間に工事をしているのだとしたらもう巴では答えられない。
「あと、駅からも近い方がいいしぃ、コンビニでしょ、大きな商業施設も近くに欲しいですよねぇ」
「商店街が近くにありますよ。コンビニもその並びで」
「それって、結構歩きますよねぇ」
「大人の足だと、十分くらいかと」
「ちょっと遠いですねぇ」と言い、アステルが唸り声をあげる。『十分でもダメかぁ。……もう、マンションの一階にコンビニが入っているくらいの距離じゃないと満足しないのでは?』と巴は思った。
「アステルぅ、お姫様だったからあんまり長い距離は歩けないんですよねぇ」
指先を頬に当て、アステルが小首を傾げる。“お姫様育ち”という意味だろうと巴は受け止めた。
「……ここだけの話ぃ、アステルはね、『異世界転生者』なんですよー」
内緒話でもするみたいな仕草をし、アステルが小声で言った。
「異世界、転生、ですか?」
「あ、やっぱり驚きます?巴さんも不思議系なオバサンみたいだから話しても大丈夫かなぁって思ったんですけど」
(不思議系、オ、オバサン…… って。いやまぁ、貴女は十代後半か二十代前半とかかなぁって感じの子だけど……)
これっぽっちも悪びれる様子無く、彼女は話を続けた。
「アステルはね、とある王国のお姫様だったんです。選定者に予言された聖女でもあってぇ、もうすぐ婚約者だった公爵様との結婚を控えていたんですけど……悪役令嬢の妨害にあってしまって……」
(悪役令嬢?……この場合は、『悪徳令嬢』みたいな表現を使うべきじゃないの?)
その言い方ではまるで、『決まった役割を演じている女性』を指しているみたいに聞こえる。小説やゲームの世界に転生してしまった物語などで『悪役令嬢』というワードが出てくるのはわかるが、元々住んでいた世界の話をしているはずのアステルの口から出てくるのには、巴は違和感しか抱けない。
「とても強い呪いだったの……そのせいで、聖女であるアステルでも対抗しきれず、そのまま異世界に転生させられてしまったのです」
パフェスプーンを口に咥え、アステルがうるっと青い瞳を潤ませる。このご時世ではあるものの、何処から何処までを信じていいのか分からず、巴は反応に困った。
(自分も“神隠し”なんて非科学的なモノの経験者なのだし、“異世界転生”くらいある、の、かなぁ……?)
「……大変、でしたね」
心からは信用しきれず、つい巴は苦笑いを返したのだが、アステルにはどこ吹く風だ。
「実はあの時、公爵様も一緒に呪いを受けたんです……。婚約者であるアステルを必死に守ろうとして、二人揃って……。そのせいで、彼もこの世界に転生しているんです!記憶を取り戻してからずっと、そう信じて探し続けてきました!」
テーブルの上に置かれた白い紙ナプキンの上にパフェスプーンをカシャッと置き、アステルは少し前のめりになった。ここまでもずっと声は抑えたままだ。声をきちんと抑えながら、でも感情を込めて語る姿はまるで演劇でも見ている様な気分になってくる。
「……巴さん、男の子と同居していますよね?」
口元に手を添え、上目遣いで巴の方へ視線を投げてくる。彼女は途端に嫌な予感がした。背中が少しざわりと震える。
「実は彼が、アステルの……公爵様の、生まれ変わりなんです」
「……あの子が、ですか?」
「間違いありません。珍しい髪色だし、端正な顔立ちはあの人と瓜二つですもん!やっと、やっと巡り会えたんです、今もまだ心から愛しているんです!昔みたいにまたデートをしたり、一緒に眠ったり、綺麗な月を見上げて『綺麗ですね』って言い合う日を夢見てきて……アステ、ル、ずっと、ずっと探して……うぅっ」
感極まったのか、アステルがとうとう涙をボロボロとこぼし始めた。一つ一つの所作に、やっぱり幼さを感じる。
「このままオバサンと住むよりも、アステルみたいに……少しでも年齢が近い子の方との方がお似合いだとは思いませんか?アステルの方が、過去も、今も、あの子には相応しいと思うんです。だから——」
「あの部屋から、さっさと出て行ってくれませんか?」
同情を誘う様な表情を作って、アステルが巴にその顔を向けてくる。
彼女をアパートの付近で見た時に感じた既視感の正体が巴はやっとわかった。彼女は、この間対面した絹ヶ崎さんの方じゃない。巴の『自称・幼馴染』にそっくりなんだ。
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