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【最終章】
【第1話】見学者
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東京都の一角にある宵闇市で最も大きな神社は此処・『月読神社』である。宵闇市は妖達が遊び半分で創り上げたというその成り立ちや性質上、此処には“土地神”がいない。だが守る神がいない土地は次第に衰退していく為、千年の任期の元で“土地神”となる者が他の土地からやって来る。前任の神は“穂雀大神”。かの女神は任期満了と同時に『推しの聖地巡礼に行く♡』と団扇片手に姿を消した。後任には、北の地を守っていた事もあった実績を買われ、“神威大神”という名を新たに与えられた“カムイ”が就任した。
月読神社の最奥には“土地神”となった神を祀る部屋があり、その部屋にある扉を開けると彼らの為に用意された“神域”へ行く事が出来る。“神域”へ立ち入る事が可能な者は“神族”か、その“眷属”に当たる者のみである。人間は立ち入る事が許されず、どんなに拡大解釈を加えても“半神半人”の身が限界だ。
——そんな“神域”にある部屋の片隅で今、大小様々なサイズの体を持つ動物に似た容姿の者達が円陣を組んでいる。
とは言っても、組む『ふり』でしかない。個々のサイズ差があまりにも有り過ぎ、現実的問題不可能だからだ。イタチ、ゴリラ、ヒグマ、シロクマ、カピパラ、狸にオラウータンだけではなく、ハシビロコウまでもが陣を組む。九匹はそれぞれが神職見習いの様な衣装に身を包み、二足歩行している。
「お前達、いいかい?“神”さんに恨み言をぶつけるんじゃないよ」
そう口にしたのは優しげな瞳を持つ年老いた狸である。大きな尻尾をゆらりと揺らし、他の八名に視線だけをぐるりと送った。
「わかっておるって。ワシらが皆、待ちに待った時がきたんじゃからなぁ、んなアホはお主達もやらんじゃろ?」
立つもの億劫そうな様子のある年配のオラウータンが穏やかな声で他に問い掛ける。すると皆は無言で頷き返した。
「やっと得た機会なんだ。俺達の立場上、尽くす以外には接する機会は無いかもだが、その分最大限に時間を大事にしていこうな」
年若いヒグマの言葉に、「うん!」と幼いカピパラが返事をする。
「…… 早く、会いたいなぁ」
涙声に近い声でカピパラが言葉を続けると、場を締めるみたいに「——皆、気合い入れていきましょう!」と鋭い目付きをしたハシビロコウが声を上た。その声に対し、「おう!」「えぇ」「うん!」などと、それぞれが三者三様に返事をする。彼らの瞳はやる気に溢れ、再会の時は今か今かと期待でも満ちていた。
◇
——同時刻。巴が一人アパートの敷地内で花壇の手入れをしている。今日は休日なのだが、カムイは神社に前任者から引き継いだ“神域”を自分仕様に染め替える為、アパートから離れている。
絹ヶ崎による拉致にも似た騒動からは三ヶ月程が経過した。彼女が結局どうなったのか…… カムイはニュースでの流れ作業の様な報道や来栖からの報告もあって把握していたが、巴は知らぬままだ。周囲の過保護な者達が彼女の目と耳を塞ぐみたいに情報を遮断したからだった。スマホもテレビも自由には使えるんだ、自ら情報を集めようと思えば十分可能ではあったのだが、絹ヶ崎との別れ際に『アタシが死んだら貴女のせいよ』と言われた言葉が棘のように心の隅に残っていて、それを阻んでいた。
花壇の雑草を抜き終わり、ジョウロで水もやった。『花壇の隅の方がまだ空いているから、何か追加で植えさせてもらおうかな。今度大家さんに会ったら相談してみよう』と巴が考えながら立ち上がると、不意にアパートの敷地の外でこちらの様子を伺っている一人の女性が目に入った。その女性は巴と目が合うなり、ぱっとその表情に花を咲かせた。
絹ヶ崎の一件とは無関係に、カムイ達が入居してきた時期からこのアパートの敷地には防犯の為の御札が貼ってあるので無関係な者は居住者の同意が無ければ敷地内に侵入する事が出来ない。郵便物や宅配の荷物などには急遽塀の一部を改装して鍵付きの郵便受けと宅配ボックスを設置する事で対応している状態だ。
(すんごい、既視感があるなぁー)
巴が遠い目をした。これでまた『どうかしましたか?』なんて声を掛けたら、再びトラブルに巻き込まれるのでは?と、つい考えてしまう。
「あのー!ちょっといいですかぁー?」
口元に手を当て、敷地の中を覗き込んでいた女性が大きな声を上げた。無視は出来ないレベルの声量だ。
(どうしたものか…… )
外に出ている住人は他に居ない。今日は天気も良い、そもそもこんな休日の真っ昼間だと出かけている者の方が多いだろうから、用件を他に回す事も難しそうだ。巴と仲の良い住人といえば猫屋敷と御手洗だが、彼女らは“猫又”と“幽霊”なので、どちらも面倒事は頼みにくい。
「…… 何か、御用ですか?」
致し方なく巴は作り笑顔を浮かべながら女性に対して返事をした。会話の為にとある程度近づきはしたが、念の為に二歩、三歩と距離を取る。
「こちらにお住まいの方ですよね?」
コロコロと鈴の音の様に可愛い声で女性が巴に問い掛ける。肩まであるふわりとした金色の髪をなびかせ、女性は軽く小首を傾げた。瞳が青く、多分百五十センチよりも少し小さいこの女性はぱっと見では西洋人風なのだが、顔立ちは和風寄りなので、巴はちょっとだけ女性に対して違和感を覚えた。
「えぇ、そうですよ」
「此処って、『神憑物件』なんですよね?」
「…… (えっとぉ)」
どの部屋に“神族”が住んでいるのか。口止めされているのはそこまでで、このアパートが『神憑物件』である事は公に公表されている。ネット検索にもヒットするのでお部屋探しの際にも役立っているそうだ。なのでここで『いいえ』と答えるのは無駄な不信感を与えるだろうと考え、巴は素直に「——はい」と返した。
「ですよねぇ」
軽く手を合わせ、ふわりと笑う。『美少女』という形容がとても似合いそうな雰囲気を女性は纏った。
「アステルゥ、今新居を探しているんですよ。それで『神憑物件』に興味があって、実際にはどんな感じかなぁって気になって、まずは外観だけでもって見に来たんです」
「あぁ、成る程」と言いながら、巴がちらりとアパートの方に振り返った。『弟切荘』と物騒な印象のあるアパート名の書かれた木製の看板と共に、古臭い印象の外観が目に入る。新たに塗装はされたが相変わらず使うと軋みの酷い剥き出しの鉄階段、くすんだ色合いの外壁、相当古風なデザインをした建物は、新たな入居者なんか到底無視そうな風貌である。だが実際には、『神憑物件』となったおかげで二階の部屋はすぐに入居者が決まったそうだ。でも元々カムイが暮らしていた一〇一号室は空き部屋のままである。意外にも『流石に“神様”が実際にお住みだった部屋は恐れ多い!』という意見が大多数だったのだと、大家である服部が、この間偶然巴と遭遇した際に嘆いていた。
(まだ空いているままの隣室が気になって、わざわざ見に来た人って事か)
一人納得し、『ふむ』と心の中で巴が呟く。
「あのぉ、良ければ実際に住んでいる感想とか教えて貰えませんかぁ?…… こうも外観が古い感じだと、色々余計に気になっちゃって」
口元に軽く握った手を当てて、先程自身を『アステル』と呼んでいた女性が潤んだ瞳で巴を見上げる。“隣人”になるかもしれない相手に頼まれ、巴が悩む。此処で警戒して断ってしまっては服部に収入の面で迷惑がかかるかもと思うと、次の瞬間には「いいですよ」と笑顔で答えてしまっていた。
「わぁ!ありがとうございますー。今日は天気も良いし、立ち話もなんですから、近傍のお店にでも入って座りながらお話ししませんか?」
引っ越してきた当時はまだ桜が咲くかどうかの時期だったが、六月にもなると流石に暑い日が多くなってきた。妖などといった者達のおかげもあってか巴が昔ニュースで観ていた程には気温が上がってはいないとはいえ、それでも外で話を続けたいとは思えない程には暑い。なので巴は、「そうですね。じゃあ、ちょっと出掛ける用意をしてくるので待っていてもらってもいいですか?」と返した。
「もちろんです」
アステルは和やかに返事をする。巴は早々に出掛ける準備を済ませると、早速二人は近傍の珈琲店を目指して歩き始めた。
——そんな様子を見ていた者達がいた。アパートの屋根の上にパラソルを突っ立て、二人分のデッキチェアを並べて休日を満喫している最中だった猫屋敷と御手洗だ。もちろん大家の許可は得ていない。屋根からの反射光と日光のダブルパンチ状態なのだが、風か少しあり、“幽霊”である御手洗のおかげもあって意外と快適に過ごせていた。
「ホント、お人好しデスねぇ、賀村さんは」
サングラスを指先で少しずらし、猫屋敷が目を細める。呆れ顔というよりは可愛い者を前にした時の様にちょっと楽しそうな表情だ。
「カムイ様が過保護になるのも納得ですよね」と大きな帽子を被る御手洗が言い、クスッと笑みをこぼした。
「んじゃぁ、ボクがカムイ様への報告に行くので、賀村さんの方は貴女に頼んでもいいですか?」
「モチのロンデース!早速半蔵を呼んできマス!」
「あぁ、尾行なら彼の方が適任ですもんね」
御手洗は納得すると、すぐにその場からフッと姿を消した。彼が居なくなった事でアパートの屋根の上の気温が一気に上昇する。置いてあった物はそのままに、猫屋敷は暑さから即座に逃げる様に服部の家まで走り出した。
後程。屋根の上でくつろいでいた事がアパートの管理人である服部にバレて、猫屋敷だけが彼から長時間に及ぶ説教を受ける事になるのだが、その辺は割愛しておこう。
月読神社の最奥には“土地神”となった神を祀る部屋があり、その部屋にある扉を開けると彼らの為に用意された“神域”へ行く事が出来る。“神域”へ立ち入る事が可能な者は“神族”か、その“眷属”に当たる者のみである。人間は立ち入る事が許されず、どんなに拡大解釈を加えても“半神半人”の身が限界だ。
——そんな“神域”にある部屋の片隅で今、大小様々なサイズの体を持つ動物に似た容姿の者達が円陣を組んでいる。
とは言っても、組む『ふり』でしかない。個々のサイズ差があまりにも有り過ぎ、現実的問題不可能だからだ。イタチ、ゴリラ、ヒグマ、シロクマ、カピパラ、狸にオラウータンだけではなく、ハシビロコウまでもが陣を組む。九匹はそれぞれが神職見習いの様な衣装に身を包み、二足歩行している。
「お前達、いいかい?“神”さんに恨み言をぶつけるんじゃないよ」
そう口にしたのは優しげな瞳を持つ年老いた狸である。大きな尻尾をゆらりと揺らし、他の八名に視線だけをぐるりと送った。
「わかっておるって。ワシらが皆、待ちに待った時がきたんじゃからなぁ、んなアホはお主達もやらんじゃろ?」
立つもの億劫そうな様子のある年配のオラウータンが穏やかな声で他に問い掛ける。すると皆は無言で頷き返した。
「やっと得た機会なんだ。俺達の立場上、尽くす以外には接する機会は無いかもだが、その分最大限に時間を大事にしていこうな」
年若いヒグマの言葉に、「うん!」と幼いカピパラが返事をする。
「…… 早く、会いたいなぁ」
涙声に近い声でカピパラが言葉を続けると、場を締めるみたいに「——皆、気合い入れていきましょう!」と鋭い目付きをしたハシビロコウが声を上た。その声に対し、「おう!」「えぇ」「うん!」などと、それぞれが三者三様に返事をする。彼らの瞳はやる気に溢れ、再会の時は今か今かと期待でも満ちていた。
◇
——同時刻。巴が一人アパートの敷地内で花壇の手入れをしている。今日は休日なのだが、カムイは神社に前任者から引き継いだ“神域”を自分仕様に染め替える為、アパートから離れている。
絹ヶ崎による拉致にも似た騒動からは三ヶ月程が経過した。彼女が結局どうなったのか…… カムイはニュースでの流れ作業の様な報道や来栖からの報告もあって把握していたが、巴は知らぬままだ。周囲の過保護な者達が彼女の目と耳を塞ぐみたいに情報を遮断したからだった。スマホもテレビも自由には使えるんだ、自ら情報を集めようと思えば十分可能ではあったのだが、絹ヶ崎との別れ際に『アタシが死んだら貴女のせいよ』と言われた言葉が棘のように心の隅に残っていて、それを阻んでいた。
花壇の雑草を抜き終わり、ジョウロで水もやった。『花壇の隅の方がまだ空いているから、何か追加で植えさせてもらおうかな。今度大家さんに会ったら相談してみよう』と巴が考えながら立ち上がると、不意にアパートの敷地の外でこちらの様子を伺っている一人の女性が目に入った。その女性は巴と目が合うなり、ぱっとその表情に花を咲かせた。
絹ヶ崎の一件とは無関係に、カムイ達が入居してきた時期からこのアパートの敷地には防犯の為の御札が貼ってあるので無関係な者は居住者の同意が無ければ敷地内に侵入する事が出来ない。郵便物や宅配の荷物などには急遽塀の一部を改装して鍵付きの郵便受けと宅配ボックスを設置する事で対応している状態だ。
(すんごい、既視感があるなぁー)
巴が遠い目をした。これでまた『どうかしましたか?』なんて声を掛けたら、再びトラブルに巻き込まれるのでは?と、つい考えてしまう。
「あのー!ちょっといいですかぁー?」
口元に手を当て、敷地の中を覗き込んでいた女性が大きな声を上げた。無視は出来ないレベルの声量だ。
(どうしたものか…… )
外に出ている住人は他に居ない。今日は天気も良い、そもそもこんな休日の真っ昼間だと出かけている者の方が多いだろうから、用件を他に回す事も難しそうだ。巴と仲の良い住人といえば猫屋敷と御手洗だが、彼女らは“猫又”と“幽霊”なので、どちらも面倒事は頼みにくい。
「…… 何か、御用ですか?」
致し方なく巴は作り笑顔を浮かべながら女性に対して返事をした。会話の為にとある程度近づきはしたが、念の為に二歩、三歩と距離を取る。
「こちらにお住まいの方ですよね?」
コロコロと鈴の音の様に可愛い声で女性が巴に問い掛ける。肩まであるふわりとした金色の髪をなびかせ、女性は軽く小首を傾げた。瞳が青く、多分百五十センチよりも少し小さいこの女性はぱっと見では西洋人風なのだが、顔立ちは和風寄りなので、巴はちょっとだけ女性に対して違和感を覚えた。
「えぇ、そうですよ」
「此処って、『神憑物件』なんですよね?」
「…… (えっとぉ)」
どの部屋に“神族”が住んでいるのか。口止めされているのはそこまでで、このアパートが『神憑物件』である事は公に公表されている。ネット検索にもヒットするのでお部屋探しの際にも役立っているそうだ。なのでここで『いいえ』と答えるのは無駄な不信感を与えるだろうと考え、巴は素直に「——はい」と返した。
「ですよねぇ」
軽く手を合わせ、ふわりと笑う。『美少女』という形容がとても似合いそうな雰囲気を女性は纏った。
「アステルゥ、今新居を探しているんですよ。それで『神憑物件』に興味があって、実際にはどんな感じかなぁって気になって、まずは外観だけでもって見に来たんです」
「あぁ、成る程」と言いながら、巴がちらりとアパートの方に振り返った。『弟切荘』と物騒な印象のあるアパート名の書かれた木製の看板と共に、古臭い印象の外観が目に入る。新たに塗装はされたが相変わらず使うと軋みの酷い剥き出しの鉄階段、くすんだ色合いの外壁、相当古風なデザインをした建物は、新たな入居者なんか到底無視そうな風貌である。だが実際には、『神憑物件』となったおかげで二階の部屋はすぐに入居者が決まったそうだ。でも元々カムイが暮らしていた一〇一号室は空き部屋のままである。意外にも『流石に“神様”が実際にお住みだった部屋は恐れ多い!』という意見が大多数だったのだと、大家である服部が、この間偶然巴と遭遇した際に嘆いていた。
(まだ空いているままの隣室が気になって、わざわざ見に来た人って事か)
一人納得し、『ふむ』と心の中で巴が呟く。
「あのぉ、良ければ実際に住んでいる感想とか教えて貰えませんかぁ?…… こうも外観が古い感じだと、色々余計に気になっちゃって」
口元に軽く握った手を当てて、先程自身を『アステル』と呼んでいた女性が潤んだ瞳で巴を見上げる。“隣人”になるかもしれない相手に頼まれ、巴が悩む。此処で警戒して断ってしまっては服部に収入の面で迷惑がかかるかもと思うと、次の瞬間には「いいですよ」と笑顔で答えてしまっていた。
「わぁ!ありがとうございますー。今日は天気も良いし、立ち話もなんですから、近傍のお店にでも入って座りながらお話ししませんか?」
引っ越してきた当時はまだ桜が咲くかどうかの時期だったが、六月にもなると流石に暑い日が多くなってきた。妖などといった者達のおかげもあってか巴が昔ニュースで観ていた程には気温が上がってはいないとはいえ、それでも外で話を続けたいとは思えない程には暑い。なので巴は、「そうですね。じゃあ、ちょっと出掛ける用意をしてくるので待っていてもらってもいいですか?」と返した。
「もちろんです」
アステルは和やかに返事をする。巴は早々に出掛ける準備を済ませると、早速二人は近傍の珈琲店を目指して歩き始めた。
——そんな様子を見ていた者達がいた。アパートの屋根の上にパラソルを突っ立て、二人分のデッキチェアを並べて休日を満喫している最中だった猫屋敷と御手洗だ。もちろん大家の許可は得ていない。屋根からの反射光と日光のダブルパンチ状態なのだが、風か少しあり、“幽霊”である御手洗のおかげもあって意外と快適に過ごせていた。
「ホント、お人好しデスねぇ、賀村さんは」
サングラスを指先で少しずらし、猫屋敷が目を細める。呆れ顔というよりは可愛い者を前にした時の様にちょっと楽しそうな表情だ。
「カムイ様が過保護になるのも納得ですよね」と大きな帽子を被る御手洗が言い、クスッと笑みをこぼした。
「んじゃぁ、ボクがカムイ様への報告に行くので、賀村さんの方は貴女に頼んでもいいですか?」
「モチのロンデース!早速半蔵を呼んできマス!」
「あぁ、尾行なら彼の方が適任ですもんね」
御手洗は納得すると、すぐにその場からフッと姿を消した。彼が居なくなった事でアパートの屋根の上の気温が一気に上昇する。置いてあった物はそのままに、猫屋敷は暑さから即座に逃げる様に服部の家まで走り出した。
後程。屋根の上でくつろいでいた事がアパートの管理人である服部にバレて、猫屋敷だけが彼から長時間に及ぶ説教を受ける事になるのだが、その辺は割愛しておこう。
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