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エピローグ
新婚生活②
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“寝落ち”という言葉がある。ゲームや作業中などのタイミングで抗えない眠気に急に襲われ、いつの間にか眠ってしまう事を指すのだが…… 奈々美と透は昨夜、見事に揃いも揃ってそれをやらかしてしまった。昼間には結婚式を挙げ、初めて一緒に暮らし始めた大事な日なのに、だ。
(今夜は初夜!)
昨夜はそんな事を考えている事をお互い同時にひた隠し、ソファーに座って他愛もない話をしながら透の淹れた珈琲を飲んでいた二人だったのだが——
ベッドにお誘いするタイミングを見計らっているせいで続く、極度の緊張状態。さらには挙式での疲労が加算されたせいか、気が付いた時にはもう翌日の朝だった。カーテンも閉めずにいた為、窓から差し込んできた朝の日差しで目を覚ました奈々美の絶望感は計り知れず、外の景色を見詰めながら言葉を失ったまま、呆然としている。
そんな奈々美の隣。
彼女よりも少しだけ後に目が覚めた透も妙に明るい室内を見渡し、窓の外に視線をやると、途端に顔色が真っ青になった。記憶の糸を手探りで探ったが、どっちが先に座ったままの状態で寝てしまったのかもわからない。『綾瀬…… 俺が寝落ちした事、怒ってるんじゃ?』と不安になりながら奈々美の表情を窺った透だったが、自分と全く同じ顔色になっている様子を確認して、彼はちょっとだけ安堵した。どっちからともわからぬまま寝落ちしたのが自分だけではなかったのだと確信したからだ。
「…… おはよう、綾瀬」
控えめな声量で透が声を掛けると、奈々美は「お、おはよう…… 」と気不味そうな声で返事をした。透の方に顔を向けはしたが、ギギギッと錆びて首が軋む自動人形みたいな動きだ。『やっちまった!』と胸中で叫んでいるのが透には手に取るようにわかる。
そんな奈々美が可愛いなと思い、透は優しい手付きで彼女の頭をそっと撫でてやった。『気にするな、俺も気にしない様に努力はするから』という思いも込めて。
「朝ご飯作って来るから、綾瀬はもうちょっと寝ててもいいぞ」
「いやいや。私も作るよ」
既に立ちあがろうとした透の服の袖を掴み、奈々美が引っ張る。
反射的に断ろうとした透だったが、すぐに思い直し、「それもいいな」と言って笑みを返した。奈々美の発した言葉が、『私が』じゃなく『私も』だったからだ。新婚夫婦の一大イベント・初夜を逃してはしまったが、最新型のアイランドキッチンで仲良く料理をするのも新婚の醍醐味みたいな気がして、段々と楽しみな気持ちが胸の中で膨らんでいく。
『朝食には何を作ろうかな』と考えつつ、透は心の中に温かなものを感じた。もちろん、奈々美もだ。
◇
初夜という一世一代のイベントを寝落ちして逃してしまい、二度目の閨事に誘う好機を失って以来、既に数週間が経過してしまった。
寝室もベッドも一緒なので機会なんかいくらでもありそうなものなのに、両者共知識だけは無駄にたっぷりあれども、リアルでの経験不足のせいで二人揃って誘い方がわからないのだ。
緊張のせいでなかなか眠れず、睡眠不足のせいで眠い目を擦りながら仕事用のパソコンを使ってネットを覗いている。そんな中奈々美は、思い余って『いっその事、ジョークグッズと化しているイエス・ノー枕でも買うか?』とまで考えたが、そんな物はこのお洒落アイテムばかりの部屋には似合わんと、販売サイトのページを速攻で閉じた。欲求不満で煮詰まった頭ではロクな事が思い付かないなと溜息をこぼす。
襲われたい側に性癖のスキルポイントを全振りしている様な奈々美では、誘い受けをする気にもなれず、頭を悩ます一方だ。
だけど透からのお誘いは期待は出来ないと彼女は思っている。たまに出現する“烏丸の黒い一面”であれば充分素質があるのだが、アレは登場頻度がかなり低く、何かが彼の琴線に触れでもしないとなかなか内側から出て来てはくれない。そのうえ彼は自己評価がとても低いく、奈々美から愛されている実感を全く抱いていない為、常に『何かやらかしたら綾瀬に嫌がられるかも…… 』という思いが邪魔をしてしまって手が出せないのでは?とまで、奈々美は分析済みだ。コレはもうあまりにも長い間片思いだった弊害だろうから、そう簡単には改善出来るものではないだろう。だってまず、彼女自身がそうなのだから。
(きっと烏丸もそうに違いない。それこそ、愛を囁き合いながらの熱い夜を何度も重ねでもしない限りは、改善なんか不可能だろう)
「…… うーん」
明後日の方向に逸れていた気持ちを切り替え、パソコンのディスプレイと睨めっこしながら奈々美が唸る。
現実面での妙案が浮かばないせいか、小説の文章の続きもなかなか書き進められていない。困ったなと思いながら座っている椅子の背凭れに奈々美が体を預けると、丁度良いタイミングで透が淹れたばかりの珈琲が入るカップを机に置いてくれた。
「休憩したらどうだ?」と言い、愛らしい色合いのマカロンが三個並ぶ小皿もそっと差し出される。部屋中に甘い香りが漂っているのはきっと、このお菓子が彼の手作りの品だからだろう。
「あれ?もしかして、今までお菓子を作ってたの?」
「あぁ。食べるだろう?」
「うん、ありがと」
椅子の上で膝を抱えるようにして座り直し、奈々美が早速淡い水色をしたマカロンを一個手に取った。
マカロンは店で買う物だと思っていた為、『烏丸は、んなもんまで作れるのか』と感心してしまう。彼女も料理は出来るが、透と比べるとどうしたって雲泥の差だ。ただ何となく作っていただけの奈々美が、料理スキルを磨こうと頑張った透に勝てる訳がないのだが、それでもやはりちょっと悔しいなと思ってしまう。
「締め切りは大丈夫なの?」
毎食の様に主だって料理をしているのは奈々美ではなく透だ。気が付けばいつも掃除洗濯までもが済んでいて、更にはお菓子作りをする時間が何故にあるのかと心配になる。『もしかして、テスト前の学生みたいに現実逃避しているのでは?』と不安になっての問いだった。
「余裕だよ、大丈夫」
自然な笑顔を浮かべているので強がった末の嘘ではなさそうだ。
描くのが早いタイプなのかなと思いつつ、奈々美がマカロンにかぶりつく。小さなお菓子は二口で腹の中に消えていき、珈琲を挟みつつ、三個用意されていたマカロンはあっという間に消えていった。
そんな彼女の様子を見上げながら、透は部屋の隅に置いてあるソファーに腰掛けて笑みを浮かべる。深く触れる機会を逃したままになっている事に悔いを抱いてはいるものの、ただこうやって同じ家に奈々美が居る事実が嬉しくて堪らないといった雰囲気だ。お互いに一歩も外には出ず、まるで監禁し合っているみたな日々である事も加算ポイントの一因になっている。
「どうだった?初めて作ってみたんだけど、変じゃなかったか?もちろん味見はしてあるけど、好みがあるからな」
「美味しかったよ、ありがとう」
糖分を摂取したおかげか、奈々美の心にちょっとだけ余裕が生まれた。現状を変える為に何か良い案はないものかと、膝を抱えながら再び彼女が思案し始めると、透がおずおずとした様子で口を開く。
「…… 何か、手伝える事はないか?」
「どしたの?急に」
きょとん顔で奈々美がそう訊くと、透は「何か、ずっと悩んでるみたいだから、またスランプなのかと思って」と言いながら手に持ったままになっている珈琲のカップに視線を落とす。彼が自分の様子を気にかけてくれていた事に今更気が付き、奈々美は申し訳ない気持ちになってきた。
「えっと…… 大丈夫だよ、ただの今はちょっとスランプ気味で——」
咄嗟に嘘を口にしてしまったせいか、奈々美の声が途中で止まった。
それと同時に——
ちょっとした悪戯心が胸の中に宿ってしまう。
また、コレを利用してみては?と。
奈々美がそう考えていると彼女の表情の変化から読み取った透の口元がひっそりと弧を描いた事には、奈々美は気が付いていないようだ。
(今夜は初夜!)
昨夜はそんな事を考えている事をお互い同時にひた隠し、ソファーに座って他愛もない話をしながら透の淹れた珈琲を飲んでいた二人だったのだが——
ベッドにお誘いするタイミングを見計らっているせいで続く、極度の緊張状態。さらには挙式での疲労が加算されたせいか、気が付いた時にはもう翌日の朝だった。カーテンも閉めずにいた為、窓から差し込んできた朝の日差しで目を覚ました奈々美の絶望感は計り知れず、外の景色を見詰めながら言葉を失ったまま、呆然としている。
そんな奈々美の隣。
彼女よりも少しだけ後に目が覚めた透も妙に明るい室内を見渡し、窓の外に視線をやると、途端に顔色が真っ青になった。記憶の糸を手探りで探ったが、どっちが先に座ったままの状態で寝てしまったのかもわからない。『綾瀬…… 俺が寝落ちした事、怒ってるんじゃ?』と不安になりながら奈々美の表情を窺った透だったが、自分と全く同じ顔色になっている様子を確認して、彼はちょっとだけ安堵した。どっちからともわからぬまま寝落ちしたのが自分だけではなかったのだと確信したからだ。
「…… おはよう、綾瀬」
控えめな声量で透が声を掛けると、奈々美は「お、おはよう…… 」と気不味そうな声で返事をした。透の方に顔を向けはしたが、ギギギッと錆びて首が軋む自動人形みたいな動きだ。『やっちまった!』と胸中で叫んでいるのが透には手に取るようにわかる。
そんな奈々美が可愛いなと思い、透は優しい手付きで彼女の頭をそっと撫でてやった。『気にするな、俺も気にしない様に努力はするから』という思いも込めて。
「朝ご飯作って来るから、綾瀬はもうちょっと寝ててもいいぞ」
「いやいや。私も作るよ」
既に立ちあがろうとした透の服の袖を掴み、奈々美が引っ張る。
反射的に断ろうとした透だったが、すぐに思い直し、「それもいいな」と言って笑みを返した。奈々美の発した言葉が、『私が』じゃなく『私も』だったからだ。新婚夫婦の一大イベント・初夜を逃してはしまったが、最新型のアイランドキッチンで仲良く料理をするのも新婚の醍醐味みたいな気がして、段々と楽しみな気持ちが胸の中で膨らんでいく。
『朝食には何を作ろうかな』と考えつつ、透は心の中に温かなものを感じた。もちろん、奈々美もだ。
◇
初夜という一世一代のイベントを寝落ちして逃してしまい、二度目の閨事に誘う好機を失って以来、既に数週間が経過してしまった。
寝室もベッドも一緒なので機会なんかいくらでもありそうなものなのに、両者共知識だけは無駄にたっぷりあれども、リアルでの経験不足のせいで二人揃って誘い方がわからないのだ。
緊張のせいでなかなか眠れず、睡眠不足のせいで眠い目を擦りながら仕事用のパソコンを使ってネットを覗いている。そんな中奈々美は、思い余って『いっその事、ジョークグッズと化しているイエス・ノー枕でも買うか?』とまで考えたが、そんな物はこのお洒落アイテムばかりの部屋には似合わんと、販売サイトのページを速攻で閉じた。欲求不満で煮詰まった頭ではロクな事が思い付かないなと溜息をこぼす。
襲われたい側に性癖のスキルポイントを全振りしている様な奈々美では、誘い受けをする気にもなれず、頭を悩ます一方だ。
だけど透からのお誘いは期待は出来ないと彼女は思っている。たまに出現する“烏丸の黒い一面”であれば充分素質があるのだが、アレは登場頻度がかなり低く、何かが彼の琴線に触れでもしないとなかなか内側から出て来てはくれない。そのうえ彼は自己評価がとても低いく、奈々美から愛されている実感を全く抱いていない為、常に『何かやらかしたら綾瀬に嫌がられるかも…… 』という思いが邪魔をしてしまって手が出せないのでは?とまで、奈々美は分析済みだ。コレはもうあまりにも長い間片思いだった弊害だろうから、そう簡単には改善出来るものではないだろう。だってまず、彼女自身がそうなのだから。
(きっと烏丸もそうに違いない。それこそ、愛を囁き合いながらの熱い夜を何度も重ねでもしない限りは、改善なんか不可能だろう)
「…… うーん」
明後日の方向に逸れていた気持ちを切り替え、パソコンのディスプレイと睨めっこしながら奈々美が唸る。
現実面での妙案が浮かばないせいか、小説の文章の続きもなかなか書き進められていない。困ったなと思いながら座っている椅子の背凭れに奈々美が体を預けると、丁度良いタイミングで透が淹れたばかりの珈琲が入るカップを机に置いてくれた。
「休憩したらどうだ?」と言い、愛らしい色合いのマカロンが三個並ぶ小皿もそっと差し出される。部屋中に甘い香りが漂っているのはきっと、このお菓子が彼の手作りの品だからだろう。
「あれ?もしかして、今までお菓子を作ってたの?」
「あぁ。食べるだろう?」
「うん、ありがと」
椅子の上で膝を抱えるようにして座り直し、奈々美が早速淡い水色をしたマカロンを一個手に取った。
マカロンは店で買う物だと思っていた為、『烏丸は、んなもんまで作れるのか』と感心してしまう。彼女も料理は出来るが、透と比べるとどうしたって雲泥の差だ。ただ何となく作っていただけの奈々美が、料理スキルを磨こうと頑張った透に勝てる訳がないのだが、それでもやはりちょっと悔しいなと思ってしまう。
「締め切りは大丈夫なの?」
毎食の様に主だって料理をしているのは奈々美ではなく透だ。気が付けばいつも掃除洗濯までもが済んでいて、更にはお菓子作りをする時間が何故にあるのかと心配になる。『もしかして、テスト前の学生みたいに現実逃避しているのでは?』と不安になっての問いだった。
「余裕だよ、大丈夫」
自然な笑顔を浮かべているので強がった末の嘘ではなさそうだ。
描くのが早いタイプなのかなと思いつつ、奈々美がマカロンにかぶりつく。小さなお菓子は二口で腹の中に消えていき、珈琲を挟みつつ、三個用意されていたマカロンはあっという間に消えていった。
そんな彼女の様子を見上げながら、透は部屋の隅に置いてあるソファーに腰掛けて笑みを浮かべる。深く触れる機会を逃したままになっている事に悔いを抱いてはいるものの、ただこうやって同じ家に奈々美が居る事実が嬉しくて堪らないといった雰囲気だ。お互いに一歩も外には出ず、まるで監禁し合っているみたな日々である事も加算ポイントの一因になっている。
「どうだった?初めて作ってみたんだけど、変じゃなかったか?もちろん味見はしてあるけど、好みがあるからな」
「美味しかったよ、ありがとう」
糖分を摂取したおかげか、奈々美の心にちょっとだけ余裕が生まれた。現状を変える為に何か良い案はないものかと、膝を抱えながら再び彼女が思案し始めると、透がおずおずとした様子で口を開く。
「…… 何か、手伝える事はないか?」
「どしたの?急に」
きょとん顔で奈々美がそう訊くと、透は「何か、ずっと悩んでるみたいだから、またスランプなのかと思って」と言いながら手に持ったままになっている珈琲のカップに視線を落とす。彼が自分の様子を気にかけてくれていた事に今更気が付き、奈々美は申し訳ない気持ちになってきた。
「えっと…… 大丈夫だよ、ただの今はちょっとスランプ気味で——」
咄嗟に嘘を口にしてしまったせいか、奈々美の声が途中で止まった。
それと同時に——
ちょっとした悪戯心が胸の中に宿ってしまう。
また、コレを利用してみては?と。
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