近くて遠い二人の関係

月咲やまな

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番外編

絡みつく蜘蛛の糸・後編(烏丸透子・談)

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 それからの四年とちょっとの間は『幸せな時代』と言うに相応しい期間だったと思う。それなりに色々小さなトラブルはあったけれど、『これが青春か』と言える範囲のものだったから。

 通う高校の違う私達だったのに、烏丸さんは放課後すぐに私が通っていた学校にまで迎えに来てくれて、車椅子生活となった私の送迎を補助してくれる様になった。退院直後は私と同じ学校へ転校するとまで言われたのだが、それは私も即座に断ったし、多方面からの反対も凄かった。そりゃそうだ、あと数ヶ月で卒業だし、彼は大学受験も控えていたからだ。その代わりに『じゃあ送迎は絶対に僕が』と言われてしまうと、流石に拒否出来なかった。

 だけど私は、烏丸さんがそこまでしてくれるのに、それでもすぐには彼の事を信じられなかった。

 何故ここまで彼が献身的に私に尽くしてくれるのか理解出来なかったし、男性だという時点で側に居られると怖くてしょうがない。でも彼は私には何も求めず、ただただ穏やかに接してくれる。どんなに私が冷たい態度を取ろうが、怒らない。様々なストレスから衝動的に理不尽な要求をしてしまった時はきちんと論理的に諭してくれ、ただ私の言いなりになっているだけではない彼の態度のおかげで、少しづつ二人の心の距離は近づいていった気がした。


 高校を卒業したと同時に、彼からの提案でルールシェアをする事になった。その方が生活の手助けをし易いからという理由だったが、行く宛の無い私を助けてくれたのだと思う。
 手に職があった方がいいだろうと同じ大学への進学を勧められ、そのせいで急遽必要となった費用は全て奨学金で賄ったそうだが、全部烏丸さんが手続きをしていたので真相は知らない。

 建築士になりたいと言う彼と、何故か常に傍に居る車椅子の女。

 眼鏡がとても似合う爽やかな雰囲気と滲み出る真面目そうな印象。堅実な道に進もうともしており、イギリス人とのハーフでもある彼は背も高くって見目麗しく、常に献身的に“友人”である私を支え続けていた姿が好評で、大学在学中も、そりゃもうものすごく周囲にモテた。芸能人でもないのに何故か男女関係なくファンがいて、私は再びやっかみの視線を向けられる事となった。だが、それこそ二十四時間三百六十五日ほとんど彼が付きっ切りだったので、実害と言えるものはほとんど無かった気がする。
 それでも、彼がお手洗いに行っている間なんかで、烏丸さんの事が好きな人から、『彼を解放してあげて。彼女でもなんでも無いクセに!』と激昂された事は何度もあったが、それを目撃した彼から『じゃあ、僕達が付き合えば何も問題無いね。結婚を前提にどうですか?』と公開処刑告白される流れに。

 こんなの、断れるはずが無い。
 私は生活の何もかもを烏丸さんに全部握られていたし、もう、嫌いでも…… 無かったからだ。

 だけども彼は、決して私に性的に触れたりはしなかったので、交際が始まったという感覚は正直全く無かった。介助の為以外には触れず、キスだってしてこない。たとえ触れる事があってもせいぜい頭を撫でてくれるくらいだ。だけどそれは私の態度に原因があると自覚していたから、むしろありがたいなと感じ、彼への信頼はより一層深いものに。

『私のどこが良くて、付き合う事にしたの?』

 前に気まぐれでそう訊いた事もあったけど、穏やかに笑いながら彼は、『好き、に理由なんかいりますか?』と返してきた。わざわざこんな、人一倍面倒な状況にある私に好意を寄せるにはそれなりの理由が存在すると思ったのだが、烏丸さんには必要の無いものだったらしい。


       ◇


 大学卒業後。
 すぐにプロポーズをされ、話は驚く程とんとん拍子に進み、私は晴れて“烏丸透子”となった。私の事情に配慮してくれて結婚式は二人だけで簡素に済ませ、彼の親戚とは後日食事会をすることに。
 住む場所は今までと同じ部屋だ。『収入が安定したら車椅子でも住みやすい家を建てて引っ越そうか』なんて夢を語りながら少し豪華な食事を家で済ませ、迎えた夜。

 今日は流石に何か…… その、初夜的なモノは避けられまい。

 そう思っていた私は、時間が進むにつれ、段々と緊張していった。心臓はバクバクと煩いし、彼がちょっと動くだけで『そ、そろそろなのか⁉︎』と身構えてしまう。手汗が出たりするせいで何度もハンドタオルで拭いたりして、相当挙動不審だったんじゃないだろうか。

「…… もしかして、緊張してる?まさか怖かったりは…… 」

 私の態度を不思議に思い、烏丸——威さんが、声を掛けてくる。
 この言い回しだと、『やっぱり今日はスルんだ!』と察したが、行為から逃げたい気持ちはもう無かった。
 ただ一つ悔やまれるのは、自分が初めてでは無い事だ。既に全てを汚され、自分なんてゴミみたいに破棄されても仕方ないと思うくらいボロボロにされた経験があるという事を、威さんにも言えていない。

 だがこんな直前になってから急に話す内容でもないし…… もう、忘れてしまおう。

 本当にそれでいいのだろうか?と心の隅で考えつつも、そう決断した私は、無言のまま彼の服の袖を引っ張り、前のめりになった威さんの唇に自分から進んでキスをした。いつも温厚そうな表情ばかりをする彼がすごく驚き、目を見開いている。だけどその顔はすぐさま喜びに染まってくれ、私の頬を大きな手でそっと包んでくれた。

「…… いいの?本当に?」
「う、うん」

 唇が触れただけの拙いキスだったのにすごく恥ずかしい。しようと誘ったのもこちらからみたいになっていて、益々緊張感は加速していった。
「とても、嬉しいよ。やっと、やっと…… 」
 車椅子に座っている私に彼が寄り添い、額に額を重ねてくる。

「あぁ…… コレで全て、僕のモノだ」

 低い声で呟いた彼の声を聞いた瞬間、突如ざわっと背中に悪寒が走った。変な事は言っていない。むしろ夫から言われるのなら嬉しい一言であるはずなのに、不思議と違和感を覚えてしまう。

「後悔はさせませんよ、大丈夫」
 和やかに笑い、威さんが立ち上がる。そして私の後ろに立ち、彼はゆっくりと車椅子を押し始めた。向かう先は当然寝室だろう。何かあってもすぐ手伝える様にと交際前から同じ部屋で寝ていたが、今までずっとベッドは別々だった。

 だが、今日からは違う。

 もう既にベッドはキングサイズの物に入れ替わっているらしい。…… まだその部屋を見てはいないが、前へ前へと進むごとに、私は段々怖いと感じ始めてしまった。

。痛くはないはずですよ」

 な、何の?
 誰と?
 …… いつ?

 ——というか、その『予行演習が済んでいる』というのは、私の?それとも烏丸さんの話?

 意味がわからない。血の気が引いて、自分でも顔が青冷めていくのがわかる。ガタガタと体が震え出したが、威さんは止まってくれない。気遣う言葉もなく、向こうは楽しそうに鼻歌を歌い始めたが、私の気分は下がる一方だ。

「…… ね、ねぇ」
 軽く振り返り、威さんの顔を見て、「水が、飲みたいな…… 」と言ってみた。努めて普通に言ったつもりだったが、不自然だったのでは無いかと不安になってくる。
「…… それは、今じゃなきゃ駄目なのかい?」
 スッと冷めた声で言われ、喉の奥で変な音が鳴った。
「う、うん」
 返事をし、慌てて前を向く。

 あぁぁぁ…… どうしよう。どうして…… 。

 確信も証拠の無いが、あの時の犯人はこの人だ!と全身が叫び、警告している。
 此処からすぐに逃げないと、逃げないと逃げないと逃げないと!

 だが彼が傍に居る限りそんなの到底無理な話だ。
 じゃあどうしたらいい?玄関はすぐそこだが、私はこの足だ。そもそも立つ事も出来ない身で何が出来る。携帯電話は居間にあって取りにも行けない。助けを求めても来てくれる様な関係の人なんかそもそもいないし、警察だって今の段階では積極的に動いてはくれないだろう。

 気持ちだけが焦り、頬に汗が伝った。
 ふと威さんが立ち止まり、背後からこちらに顔を寄せてきた。そして、私の冷たい汗を舌で舐め取り、彼が「ふふっ」と笑う。

 私が過去の事に気が付いたと、バレている…… 。

 言葉にはせずとも本能的にそう感じた。
 どうしたらいい?何度必死に考えても何も浮かばない。

 止まっていた車椅子が再び動き出し、もう寝室のドア近くまで来てしまった。少し側を離れ、彼は部屋のドアを開けると、また私の車椅子を移送させていく。
 目の前の、寝室を占拠する大きなベッドが私には、“処刑台”にしか見えなかった。磔刑前の囚人の様な気分になり、顔が強張る。そんな私の側を離れると、威さんは「水、取って来ますね」と一言残し、ドアを開けたまま寝室から出て行った。

 今、この隙にどうにかせねば。

 そうは思っても手段なんか何も浮かばないままだ。無意味に周囲を見渡し、何か手立ては無いかと必死に考えた。焦る気持ちが先行し、車椅子から体が落ちる。それでも腕を使って床の上を移動し、せめて何処か隠れる場所はと懸命に探す。だけど寝室には大きなベッドとクローゼットくらいしかなく、出口は一つだけだ。その向こうには彼が居る。この部屋は幸いにして一階にあるが、不自由な足では素早く窓を乗り越える事だってまともにやれそうにない。

 どうしよう、もう時間が無いのに!
 絶望感がこの身を襲い、ぼろぼろと涙が瞳から溢れ落ちたその時——

「…… そんなところでどうしたんですか?透子さん」

 と、彼の声が背後で響いた。
 酷く低い声で、丁寧な口調なのに恐怖しか感じられない。私が床に倒れている姿を見ても全く驚かず、慌てて助けようとすらしなかった。

「い、いや!来ないでぇ!」

 叫び声をあげ、助けて!と思いながら必死に床を這う。腕の肌が擦れて少し痛いが、それでも止まらず、目的地も無しにとにかく少しでも威さんから距離を取ろうと試みる。そんな中、走れない我が身を呪っていると、当然難なく彼に捕まり、私は横抱きにして持ち上げられた。

「…… 駄目ですよ?僕達の初夜なのに、最初から無理をしては」
 大好きなはずの彼の笑顔が、不自然な造形をした仮面でも見ているみたいにしか思えない。

「許して!いやぁぁぁぁあ!」

 彼の腕の中でこれでもかというくらいに暴れたが、車椅子生活のみの私には力がなく、そのうえ体格差があり過ぎて意味が無かった。
 そのままベッドの横まで運ばれていき、威さんが私をゆっくり優しい手付きでおろす。だけどその程度で懐柔される程馬鹿では無い。抵抗を続け、咄嗟に私は体を反転さようとしたのだが、すぐさま彼が覆い被さり、行動を全て阻まれてしまった。頭の上に挙げさせられた両手首を彼が片手で押さえ、腰の上に跨り、威さんが興奮気味な瞳で私を見下ろす。

「愛していますよ、透子さん」

 全身が震え、吐き気が襲う。嫌だ嫌だ嫌だ!頭の中では必死に叫んでいるのに、恐怖で声が出ない。このまま、昔みたいに無理矢理体を開かれていくのかと思うと、心が壊れそうだ。

 威さんが枕の下に手を入れると、そこから彼は拘束具を引っ張り出した。
 歪な関係の私達が初夜を迎えれば、どうせこういう状況になると、とっくに彼は予測していたのだろう。焦る事なく淡々と、流れ作業の様に私の手首を革製の拘束具で縛ると、ソレから伸びる鎖をベッドに括った。

「前々から思っていたんですよ、透子さんには革製の手枷がよく似合うなってね」

 恍惚とした顔でそう言い、脚は開いたまま閉じられないように足枷と鎖とで固定された時、不意に昔、威さんが友人の一人に話していた言葉を思い出した。

 イケメン二人が揃って芝生に寝転がり、青い空を見上げながら他愛ものない話をしている声が、うたた寝から覚めそうな私の耳に聞こえている。
『鳥って可愛いよなぁ』
『そうだね、僕も好きだなぁ』
『いつか飼いたいんだけど、烏丸は?』
『んー…… 僕は、そうだなぁ…… 。大きな翼を広げて自由に飛ぶ鳥の、その翼を再起不能になるまでぐちゃぐちゃにして、一生籠の中で愛でてもいいなら、飼いたいかも』
『ちょ、ま。流石にソレ引くんだけど。温厚そうな顔をして異常性愛者だとか言うなよ?』
『やだなぁ、冗談だって』
 変な冗談を言う人だなぁくらいにしかあの時は思わなかったのに、今だったらあれは、気が緩んでついこぼしてしまった本心だったのだと理解出来る。

 ——私は、鳥なのか。
 彼に囚われ、籠飼いする為に才能と足を奪われたんだ。
 
 この人は完全に頭がおかしい。

 だが、そんな事に今更気が付いたからって状況に変化なんか起こるはずがなく、前みたいに服を順々に剥ぎ取られていく。違う点をあげるとしたら、目隠しや猿轡などを今回はされていない事くらいだろう。もう、此処まで追い詰めれば何をしても私には逃げる手段が無いと確信しているんだ、彼は。

 大きな手や舌が肌の上を這い回り、丁寧に愛撫していく。昔みたいに吐き気や嫌悪だけを感じられたら良かったのに、心から好きだ思っていた直後だったせいか、体が勝手に喜び、甘い声が口をついて出た。
 その度に彼が嬉しそうに反応し、キスの跡を肌につける。首、胸、腕や腹にと下へ下へと跡を残しながら愛撫は移動していき、脚を撫で、欠損して続きの無い足首にまで辿り着いた。

「あぁ…… 君の全てが、愛おしいよ」

 欠けた部位に頬擦りをし、躊躇なく舐め始める。アンタがやったクセに!と思うのに、そんな足すらも愛してくれるのかと喜ぶ自分が確かに存在して、落涙で頬が濡れた。

 嫌だ、嫌いになりたい、私に酷い事をしたのは絶対にコイツなのに、何で何で何で!

 隠していた本性がどんなに酷い一面だろうが、年単位で献身的に愛してくれた事実が自分の中で打ち消せない。どっちが本当の威さんなの?と思うが、自分にとってはどちらも彼なんだ。
 そう煩悶しながらも、こんな事をするくらい彼は私を必要としているんだと気が付いた時——

 自分の中で何かが崩れ落ちた。

 どうせ自分には何も無い。
 こんなちっぽけな存在の私を見付け、何をしてでも手元に置きたいと思ってもらえるなんて、むしろ幸せなのでは?

 一番行き着いちゃいけなかった考えが、今にも粉々に砕けそうな心を守る為みたいに頭の中を支配する。
 ダメだ、早く正気に戻って。自分にそう言い聞かせようと思っても、彼の唾液で濡れる指先で陰部をそっと撫でられただけで、そんな気持ちが難なく溶けていく。
「た、威さ、んっ」
 身を捩り、掠れる声で彼の名前を呼んだ。
「ん?どうしたの?」

「す、好き?…… だ、から、こうするの?」

 必死に言葉を紡ぐと、ぐちゅりと音をたてながら威さんが一気に最奥まで自分の太い指を押し込んできた。
「あぁ、そうだよ!好きだから、愛してるから透子さんを抱きたいんだ!」
 絶対にコレ子宮口まで届いてる!そのまま構わずグニュグニュと指を無遠慮に動かされ、腰がびくんびくんと何度も跳ねてしまう。一本だったものを二本に増やし、興奮気味なせいか扱いがかなり雑だ。なのに、それさえも気持ちがいい。

「誰にも渡さない。一生、永遠に、僕だけのモノだ」

 首に噛みつき、血が滲んで赤くなった噛み跡を舐めながら、「死ぬ時は絶対に一緒だよ」と微笑みかけてくる。
「こ、怖いことは、しないでぇぇ」
 必死に訴えると、「大丈夫。君のお父さんみたいに、『愛してるからだ』と言って殴ったりなんか絶対にしないよ」と優しい声で言ってくれた。

「コレだけでもう、僕は充分だから」

 膣壁を弄りながら、そっと逆の手で足先を撫でられ、やっぱり貴方が!と再確信したのに、全身に走ったのは嫌悪感じゃなくって快楽だった。ビクンッと体を小刻みに震わせ、膣内が威さんの指を閉じ込めたまま何度も痙攣する。愛液もとろりと太腿まで垂れて、絶頂というものを初めて経験してしまった。

「あぁ…… 。本当に透子は可愛いね。ちゃんとよがっている姿を何度も想像してきたけれど、想像していたよりも…… 何倍も素敵だよ」

 ずるりと指を抜き取り、膝を立てて座った威さんが穿いている寝衣の下を脱ぎ始める。上に着ていたラフなシャツや下着も脱ぎ捨てると、ガチガチにそそり勃ったモノを私の体へと当てがってきた。

「君は僕の妻になったんだから、もう遠慮は一切しないから、覚悟しておいて下さい、ね!」


 ——それからはもう、私を快楽という沼に引き摺り込み、頭から脚の先まで全てを彼に支配された。今までずっと我慢してきたそうだが、もうそんな必要は無いと、タガの外れた威さんは絶え間なく私を求めてくる様になり、隙をみては愛を囁きながらこの身に欲望を挿入してくる様になった。夫婦なのだからと全てを中に吐き出されたので、このままでは子を孕むのも時間の問題だ。

 そんな日々を強要されながらも、彼は飴と鞭の双方を与えたいタイプなのか、生き別れだった母と祖母を探し出してくれたりもした。
 人質、というわけではないのだろうが、益々私は何処へも逃げられなくなっていく。

 生まれながらに空っぽだった私は彼の異常なまでの愛情で満たされ、『自分は彼の為に生まれてきたのだ』と思い込むことで、自分の心を守る事を学んだのだった。


【番外編 絡みつく蜘蛛の糸・完】
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