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第二章
【第七話】『瀬田浩二』という名の災難⑦ (ウルカ・談)
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「は、はい!サキュバスですけど、わ…… 私が悪魔でも…… 結婚してもらえますか?」
「あぁ、喜んで」
優しい声色で答え、浩二さんが間髪入れずに頷いてくれる。
互いに全裸で、場所は浴室で、全然微塵もロマンチックでは無いが、そんな事帳消しに出来るくらいに嬉しい。長生きってするものですね。双子の兄であるカシュを残して逝く事が気掛かりで、自ら命を放棄しなくって本当によかった…… 。
「ウルカ…… 」
「浩二さん」
互いに見つめ合い、惹かれ合うように顔が近づいていく。唇が重なると、ぎこちない動きで啄むようにキスをしてくれる。柔らかな唇はとても熱く、段々と雑になっていく。でもこれが興奮からくるものだと思うと、とても嬉しくってならない。
「んっ…… ふぅ、あ…… 」
軽くワタシが口を開けると、浩二さんがすかさず舌をねじ込んできた。待っていたかのような動きにまた恋しさが募る。
あぁ、好き。ホント好き、めっちゃくちゃ好きっ。
舌を絡ませながら頭の中はそんな言葉でいっぱいになる。口の端からは涎が溢れちゃうし、振り返ったままの体勢はちょっと腰が痛くなるが、それでもキスがやめられない。
「甘いな、サキュバスだからなのか?それとも…… 女性の口は皆…… 」
「…… え?」
「いや、何でもない。あぁ…… すっかり溶けて可愛いじゃないか」
ワタシの頰を右手でそっと撫で、彼の左手が下へと伸びていく。浩二さんが軽く脚を開くと、その脚に座るワタシの脚まで引っ張られ、開脚させられてしまった。
「は、恥ずか——」
「サキュバスなのにか?」
うぐっと声が喉で詰まる。
確かに、確かにその通りだ。サキュバスたるもの、エッチな行為は自分から率先してガンガンおこない、それこそ乱行パーティーだってなんのその!な種族なのに…… なのに、どうやらワタシにはそんな資質は微塵も無いようだ。
「…… ウルカはココも綺麗だな」
そう言って、浩二さんがワタシの真っさらな陰部に指を添える。もうソコは随分前から濡れに濡れ、蜜が滴り落ちていた。此処が浴室でなければ、シーツを汚してしまって申し訳ない気持ちに苛まれていたかもしれない。
くちゅりと音をたてて、浩二さんの指が陰裂を割って入り、膣壁の入り口付近を指の腹で撫でる。そのたびに水音がたち、狭い浴室内に響いた。
「すごい濡れているな。柔らかいし…… まぁ、そう、だよな。お前はサキュバスなんだもんな…… 」
小声で、言葉にはちょっと嫌そうな色を持っている気がする。何が『そう』なのだろうか。言の葉の意味を知りたいと思うのに、膣壁を撫でる指の動きが激しくなり、すぐ様それどころでは無くなってしまった。
「んああぁ!」
色のある声を出し、背を反らしてしまう。
浩二さんの腕にしがみつき、感じる快楽をただただ貪る。もっと、ぐちゃぐちゃにして欲しい。激しく掻き回し、奥を弄り、あぁ…… 指じゃもう、全然足りないわ。
「気持ちいのか?いやらしい奴だな、ウルカは」
「浩二さ…… 指き…… きもちぃ、すご…… あぁ!」
勝手に腰が動き、より気持ちいい箇所へ彼の指を自分から導いてしまう。
「じゃあこっちは?」
黒い角をペロリと舐められ、「ひゃあ!」と声をあげながら体が震えた。陰部がぎゅーと締まり、浩二さんの指を強く抱き締める。右手では胸の先をくりくりとされ、もう頭の中は真っ白だ。
彼の好意に満ちた行為のお陰で、体が吸速に満たされていくのを感じる。変幻まではまだ出来ないが、少なくとも空腹では無くなった。すごいわ…… こんなの初めて。
嬉しくって尻尾が動き、浩二さんの怒張を先っぽでつつっと撫でる。すると彼がくすっと笑い、耳元に口を寄せてきた。
「もしかして、さっきちょっとイッたのか?」
「え…… あ、そ、そうかも?」
絶頂というものは知識でしか知らないので断言出来ない。でもさっきの感覚は、少しだけソレに近いような気がする。だって、とっても良かったし魔力も得られたんだもの。
「それは嬉しいな。礼か?こうやって、俺のを尻尾で撫でるのは。…… それとも、もう入れたいとか?」
魅力的な言葉が耳を擽る。甘い甘い耽美な提案に対して「欲しい、です」と正直に言うと、「淫乱だな」と棘のある声色で言いながら、彼に肉芽をギュッと手の甲で強く押されてしまった。
「うあぁぁ!」
痛いような気持ちいいような、ちょっと複雑な快楽が下半身から上へと走る。
「あ、あぁ…… あぁ、んっ——」
「痛いのも気持ちいいのか?」
蜜の絡んだ親指の先で肉芽を捏ねるみたいに撫でられ、嬌声が我慢出来ない。訊かれている問いに答える余裕も無く、ただひたすらに同じ声を繰り返してしまう。痛くされたり優しく撫でたり、時にはまた胸に愛撫をされ続け、ワタシの体がまたビクッと激しく跳ねた。
「…… またイッたのか?愛い奴っていうのは、ウルカみたいな娘の事を言うのだろうな」
体から力が抜け、背中を浩二さんの胸に預けてしまう。
ダメだ、サキュバスらしい事が何一つとしてしてあげられていない。口淫とか手淫とか、胸やお尻があれば、ドコをとまでは言えない箇所すら挟んだりだってしてあげられるのに…… 上も下もつるぺたなこの本体じゃ、情けないくらい何も出来ない。脚も細くて素股も無理とあってはもう、ワタシには本当に微塵も価値が無いのだという事を思い出し、頭の中に冷静さを取り戻した。
無理に体を動かし、浴槽の端に掴まって脚から降りる。
「どうしたんだ?」
不思議そうな顔をする浩二さんと向かい合い、そのままの状態で彼の脚に座り直すと、ニヤッと笑われ「あぁ、コレが欲しいんだな?」と嬉しそうに言われた。
ここでサキュバスらしくビシッと淫猥な台詞なりポーズなりが出来たらカッコイイのに、性格的に無理だったワタシは、そうだと頷いて答える事しか出来なかった。
浩二さんの首に腕を回し、ギュッと抱きつく。
水の滴る体からは、ボディーソープの匂いなんだろうか?柑橘系の香りがして心地いい。
「お嫁さんに…… し、して下さい」
陰部を浩二さんの怒張の切っ先に自ら当て、恥ずかしさを押し殺しながら言ってみた。
これがワタシの限界です。情けないけど、性格なんかそうそう変えられないわ。
「じゃあ遠慮無く」と言うが同時に浩二さんがワタシの腰を掴み、体を無理に下へと落とした。膣の中へ一気に彼の怒張が入り込み、最奥まで強引に穿つ。膣壁が無理矢理こじ開けられ、ギチギチという音が頭の中で聞こえた気がした。
それと同時に腹部へと刻まれる、婚姻の証。それは薔薇のように紅く、ワタシの子宮のある辺りに現れ、蝙蝠の翼を広げたみたいな柄をしていた。
「あぁ…… コレでやっと、ワタシは——」
婚姻関係を結べた事で、やっとサキュバス本来の力を取り戻していくのを感じる。この先は彼から魔力をもらい放題だという事実も、ワタシへ安堵を与えてくれた。
ワタシとは違い、浩二さんの方の証はとても小さく『貴方のおへその下にあるのは痣か傷跡かな?』くらいのサイズで、ちょっとホッとした。
「…… 痛くはないか?」
中に感じる存在感は半端ないが、性質的なモノのおかげか痛くは無い。
「だ、大丈夫です…… 」
じわじわと馴染んでいく感じもするし、このまますぐに動かれても平気な気がする。ワタシが人間だったなら彼のモノを受け入れた瞬間、彼の立派なサイズによる物理的なダメージが与えてくる激痛で悲鳴をあげていただろう。
サキュバスでよかった…… 処女でも痛くないってありがたいです、ホント。
「…… そう、か。『痛くない』のか…… まぁ、そうだよな」
何故だろうか、さっきから浩二さんの言葉にちょくちょく棘を感じる。
「なら、好きにさせてもらおうか」
そう言ってワタシの腰を掴み、浩二さんが激しくワタシの体を上下へと動かし始めた。そのせいで感じた棘の正体を詮索する事が全く出来なくなる。気持ちいい、もっと欲しいという欲求に全てが支配され、全身が喜びに震える。深くを愛され、満たされる感覚は何ものに代え難いものだ。先輩達がハマりにハマり、堕落し、人間達を喰いモノにし続けていたのも仕方無しと、コレならば頷けた。
大きく長い怒張で膣壁を容赦なく擦りあげられ、肉芽は指でキュッと摘まれる。挿入されるたびに最奥に切っ先がガツガツとぶつかり、その感覚が痛気持ちよくって脳が溶ける。アヘ顔ってやつになってやしないかと不安でならない。
独りよがりな動きをされ続けているのに気持ちいいとか、浩二さんとの相性の良さを感じてしまう。ワタシの目に狂いは無かったわ。
嬉しさから背を伸ばして彼の唇に吸い付くと、彼まで微笑みを浮かべて口付けを返してくれる。でも突き上げることはやめぬままなもんだから、絶頂が腹の奥から噴き上がってきた。
「好き、好きですぅ」
必死に彼の体へ縋り付き、口付けの合間に何度も愛を伝える。出逢ってその日に繋がれる幸せを噛み締めながら、ワタシはまた体を喜びで打ち震わせた。
膣壁がきゅーっと締まり、体のサイズに見合った狭隘な箇所で浩二さんの怒張を抱き締める。そのせいか彼がすごく焦った顔になり、ワタシの小さな肩を強く抱きしめてきた。
「くっ——」
口を引き結び、今までで一番の快楽を全身に感じる。爪先や脚に力が入り過ぎ、ちょっとつりそうになった。
「あぁぁ…… あ、い…… 」
「わか、るよ。イッたんだな?すごいな…… もっていかれるって、こういう感覚か…… 」
苦しそうに小声で呟く。
だが、浩二さんはどうやら、絶頂にのぼりきる前で耐えきったみたいだ…… 残念。
「あぁ、喜んで」
優しい声色で答え、浩二さんが間髪入れずに頷いてくれる。
互いに全裸で、場所は浴室で、全然微塵もロマンチックでは無いが、そんな事帳消しに出来るくらいに嬉しい。長生きってするものですね。双子の兄であるカシュを残して逝く事が気掛かりで、自ら命を放棄しなくって本当によかった…… 。
「ウルカ…… 」
「浩二さん」
互いに見つめ合い、惹かれ合うように顔が近づいていく。唇が重なると、ぎこちない動きで啄むようにキスをしてくれる。柔らかな唇はとても熱く、段々と雑になっていく。でもこれが興奮からくるものだと思うと、とても嬉しくってならない。
「んっ…… ふぅ、あ…… 」
軽くワタシが口を開けると、浩二さんがすかさず舌をねじ込んできた。待っていたかのような動きにまた恋しさが募る。
あぁ、好き。ホント好き、めっちゃくちゃ好きっ。
舌を絡ませながら頭の中はそんな言葉でいっぱいになる。口の端からは涎が溢れちゃうし、振り返ったままの体勢はちょっと腰が痛くなるが、それでもキスがやめられない。
「甘いな、サキュバスだからなのか?それとも…… 女性の口は皆…… 」
「…… え?」
「いや、何でもない。あぁ…… すっかり溶けて可愛いじゃないか」
ワタシの頰を右手でそっと撫で、彼の左手が下へと伸びていく。浩二さんが軽く脚を開くと、その脚に座るワタシの脚まで引っ張られ、開脚させられてしまった。
「は、恥ずか——」
「サキュバスなのにか?」
うぐっと声が喉で詰まる。
確かに、確かにその通りだ。サキュバスたるもの、エッチな行為は自分から率先してガンガンおこない、それこそ乱行パーティーだってなんのその!な種族なのに…… なのに、どうやらワタシにはそんな資質は微塵も無いようだ。
「…… ウルカはココも綺麗だな」
そう言って、浩二さんがワタシの真っさらな陰部に指を添える。もうソコは随分前から濡れに濡れ、蜜が滴り落ちていた。此処が浴室でなければ、シーツを汚してしまって申し訳ない気持ちに苛まれていたかもしれない。
くちゅりと音をたてて、浩二さんの指が陰裂を割って入り、膣壁の入り口付近を指の腹で撫でる。そのたびに水音がたち、狭い浴室内に響いた。
「すごい濡れているな。柔らかいし…… まぁ、そう、だよな。お前はサキュバスなんだもんな…… 」
小声で、言葉にはちょっと嫌そうな色を持っている気がする。何が『そう』なのだろうか。言の葉の意味を知りたいと思うのに、膣壁を撫でる指の動きが激しくなり、すぐ様それどころでは無くなってしまった。
「んああぁ!」
色のある声を出し、背を反らしてしまう。
浩二さんの腕にしがみつき、感じる快楽をただただ貪る。もっと、ぐちゃぐちゃにして欲しい。激しく掻き回し、奥を弄り、あぁ…… 指じゃもう、全然足りないわ。
「気持ちいのか?いやらしい奴だな、ウルカは」
「浩二さ…… 指き…… きもちぃ、すご…… あぁ!」
勝手に腰が動き、より気持ちいい箇所へ彼の指を自分から導いてしまう。
「じゃあこっちは?」
黒い角をペロリと舐められ、「ひゃあ!」と声をあげながら体が震えた。陰部がぎゅーと締まり、浩二さんの指を強く抱き締める。右手では胸の先をくりくりとされ、もう頭の中は真っ白だ。
彼の好意に満ちた行為のお陰で、体が吸速に満たされていくのを感じる。変幻まではまだ出来ないが、少なくとも空腹では無くなった。すごいわ…… こんなの初めて。
嬉しくって尻尾が動き、浩二さんの怒張を先っぽでつつっと撫でる。すると彼がくすっと笑い、耳元に口を寄せてきた。
「もしかして、さっきちょっとイッたのか?」
「え…… あ、そ、そうかも?」
絶頂というものは知識でしか知らないので断言出来ない。でもさっきの感覚は、少しだけソレに近いような気がする。だって、とっても良かったし魔力も得られたんだもの。
「それは嬉しいな。礼か?こうやって、俺のを尻尾で撫でるのは。…… それとも、もう入れたいとか?」
魅力的な言葉が耳を擽る。甘い甘い耽美な提案に対して「欲しい、です」と正直に言うと、「淫乱だな」と棘のある声色で言いながら、彼に肉芽をギュッと手の甲で強く押されてしまった。
「うあぁぁ!」
痛いような気持ちいいような、ちょっと複雑な快楽が下半身から上へと走る。
「あ、あぁ…… あぁ、んっ——」
「痛いのも気持ちいいのか?」
蜜の絡んだ親指の先で肉芽を捏ねるみたいに撫でられ、嬌声が我慢出来ない。訊かれている問いに答える余裕も無く、ただひたすらに同じ声を繰り返してしまう。痛くされたり優しく撫でたり、時にはまた胸に愛撫をされ続け、ワタシの体がまたビクッと激しく跳ねた。
「…… またイッたのか?愛い奴っていうのは、ウルカみたいな娘の事を言うのだろうな」
体から力が抜け、背中を浩二さんの胸に預けてしまう。
ダメだ、サキュバスらしい事が何一つとしてしてあげられていない。口淫とか手淫とか、胸やお尻があれば、ドコをとまでは言えない箇所すら挟んだりだってしてあげられるのに…… 上も下もつるぺたなこの本体じゃ、情けないくらい何も出来ない。脚も細くて素股も無理とあってはもう、ワタシには本当に微塵も価値が無いのだという事を思い出し、頭の中に冷静さを取り戻した。
無理に体を動かし、浴槽の端に掴まって脚から降りる。
「どうしたんだ?」
不思議そうな顔をする浩二さんと向かい合い、そのままの状態で彼の脚に座り直すと、ニヤッと笑われ「あぁ、コレが欲しいんだな?」と嬉しそうに言われた。
ここでサキュバスらしくビシッと淫猥な台詞なりポーズなりが出来たらカッコイイのに、性格的に無理だったワタシは、そうだと頷いて答える事しか出来なかった。
浩二さんの首に腕を回し、ギュッと抱きつく。
水の滴る体からは、ボディーソープの匂いなんだろうか?柑橘系の香りがして心地いい。
「お嫁さんに…… し、して下さい」
陰部を浩二さんの怒張の切っ先に自ら当て、恥ずかしさを押し殺しながら言ってみた。
これがワタシの限界です。情けないけど、性格なんかそうそう変えられないわ。
「じゃあ遠慮無く」と言うが同時に浩二さんがワタシの腰を掴み、体を無理に下へと落とした。膣の中へ一気に彼の怒張が入り込み、最奥まで強引に穿つ。膣壁が無理矢理こじ開けられ、ギチギチという音が頭の中で聞こえた気がした。
それと同時に腹部へと刻まれる、婚姻の証。それは薔薇のように紅く、ワタシの子宮のある辺りに現れ、蝙蝠の翼を広げたみたいな柄をしていた。
「あぁ…… コレでやっと、ワタシは——」
婚姻関係を結べた事で、やっとサキュバス本来の力を取り戻していくのを感じる。この先は彼から魔力をもらい放題だという事実も、ワタシへ安堵を与えてくれた。
ワタシとは違い、浩二さんの方の証はとても小さく『貴方のおへその下にあるのは痣か傷跡かな?』くらいのサイズで、ちょっとホッとした。
「…… 痛くはないか?」
中に感じる存在感は半端ないが、性質的なモノのおかげか痛くは無い。
「だ、大丈夫です…… 」
じわじわと馴染んでいく感じもするし、このまますぐに動かれても平気な気がする。ワタシが人間だったなら彼のモノを受け入れた瞬間、彼の立派なサイズによる物理的なダメージが与えてくる激痛で悲鳴をあげていただろう。
サキュバスでよかった…… 処女でも痛くないってありがたいです、ホント。
「…… そう、か。『痛くない』のか…… まぁ、そうだよな」
何故だろうか、さっきから浩二さんの言葉にちょくちょく棘を感じる。
「なら、好きにさせてもらおうか」
そう言ってワタシの腰を掴み、浩二さんが激しくワタシの体を上下へと動かし始めた。そのせいで感じた棘の正体を詮索する事が全く出来なくなる。気持ちいい、もっと欲しいという欲求に全てが支配され、全身が喜びに震える。深くを愛され、満たされる感覚は何ものに代え難いものだ。先輩達がハマりにハマり、堕落し、人間達を喰いモノにし続けていたのも仕方無しと、コレならば頷けた。
大きく長い怒張で膣壁を容赦なく擦りあげられ、肉芽は指でキュッと摘まれる。挿入されるたびに最奥に切っ先がガツガツとぶつかり、その感覚が痛気持ちよくって脳が溶ける。アヘ顔ってやつになってやしないかと不安でならない。
独りよがりな動きをされ続けているのに気持ちいいとか、浩二さんとの相性の良さを感じてしまう。ワタシの目に狂いは無かったわ。
嬉しさから背を伸ばして彼の唇に吸い付くと、彼まで微笑みを浮かべて口付けを返してくれる。でも突き上げることはやめぬままなもんだから、絶頂が腹の奥から噴き上がってきた。
「好き、好きですぅ」
必死に彼の体へ縋り付き、口付けの合間に何度も愛を伝える。出逢ってその日に繋がれる幸せを噛み締めながら、ワタシはまた体を喜びで打ち震わせた。
膣壁がきゅーっと締まり、体のサイズに見合った狭隘な箇所で浩二さんの怒張を抱き締める。そのせいか彼がすごく焦った顔になり、ワタシの小さな肩を強く抱きしめてきた。
「くっ——」
口を引き結び、今までで一番の快楽を全身に感じる。爪先や脚に力が入り過ぎ、ちょっとつりそうになった。
「あぁぁ…… あ、い…… 」
「わか、るよ。イッたんだな?すごいな…… もっていかれるって、こういう感覚か…… 」
苦しそうに小声で呟く。
だが、浩二さんはどうやら、絶頂にのぼりきる前で耐えきったみたいだ…… 残念。
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