インキュバスのお気に入り

 高校教師として働く華(はな)と浩二(こうじ)は、揃って婚活中の身だ。それぞれが違う理由で焦り、切羽詰まっているのだが、この二人が婚姻関係になる気は微塵も無い。

 婚活を開始してもう随分と経過したある日。華の元に突然インキュバスを自称する少年が現れ「僕と結婚して下さい!」と迫ってきた。結婚はしたいが、人外は対象外・論外だ。「貴方とは結婚する気は無い!」と断るも、彼も彼で諸事情により結婚を焦っていた事もあり結局はそのまま彼女の部屋に居着いてしまう。
「少年の姿だとはいえ、インキュバスに張り付かれては、益々婚期が遅れるわ!」
 そうは思うが、彼との生活は意外にも心地よいもので、華は少しづつ絆されていくのだった。

 浩二の方にはサキュバスが現れ、これまた「ワタシと結婚しましょう!」ときたが、こちらもこちらで「対象外だ」と一蹴されてしまう。

 婚活中の者達が、色々な事情と性癖を抱えつつ——少しづつ距離が近づいてゆく。
 …… と、いいですね。


 ○高校教師である二人の主人公と、インキュバス・サキュバスとの恋愛物語。
 ○ある意味では、年の差モノ。美形さんとの異種族恋愛・体格差・ロリ・ショタっぽい内容となっています。
 ○イメージイラストはサキュバスの少女の姿です。
【R18】作品ですのでご注意ください。

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 古書店の精霊

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