義弟が私を“オトコの娘”だと言う

月咲やまな

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【初デートは蜜の味(の予定である)】

当日〜映画館にて〜(椿原奏・談)

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 恥ずかしい思いをしながらも、どうにかこうにか食事が終わった。そして今、陽さんは満足気に、私は困惑気味になりながらチケットを片手に映画館の館内を歩いている。
 駅から直結になっているこの映画館は複数のスクリーンがあり、上映中の作品も多い為この地域では人気のスポットだ。平日だろうが来館者も多く、そうなると『当然』みたいな顔をして「はぐれないようにしないとね」と言いながら、陽さんに手を繋がれている。もちろん恋人繋ぎの状態で、しっかりと絡んだ手は力強くって簡単には離せそうに無い。

「飲み物とかはいる?飲むならレジ前に並ぼうか。あ、ポップコーンのセットとか、ホットドックとかもあるみたいだよ」
 私を食いしん坊キャラとでも思っているのか、フードコーナーの看板を指差して陽さんが色々と教えてくれる。だけど私はそれどころの心境では無く、彼からの『あーん』攻撃によりお腹もいっぱいで、流石にこれ以上は何も入りそうになかった。
「いえ、私はいいです。でも陽さんが飲むなら、並びましょうか?」
「ねえさんがいらないなら、私もいらないや」
 彼はにっこりと微笑んではいるが、こちらに合わせてくれたに違い無い。そうは思っても、今更『いいえ、やっぱりレジの列に並びましょう』と言っても聞いてくれるタイプでは無いなとこれまでの期間で充分学んだ私は「じゃあ、もう中に入りましょうか」と提案してみた。
「そうだね、もう入れるみたいだし、そうしようか。あ、でも後でパンフレットとか、グッズを見てもいい?」
「時間もあるし、今でもいいですよ?」
「いや、観る映画に関わる物は全部買うし。荷物邪魔になっちゃうから、最後で」
「…… そ、そうですか」

 どんな物が売っているのかすら未確認なのに全て買う事が確定しているとは、有名な童話効果だろうか?
 まさか、デートだから記念に、とか?
 …… いやいや、無い無い無い!そうですよ、無いです、うん。

 確かにコレはデートっぽいけど、本当のデートじゃないですし。デートっていうのは、好き合っている者同士がするものであって、私達みたいな間柄の二人が出掛けるのはデートの定義から外れる、はず。…… いやまぁ陽さんの事はもちろん嫌いではないですけど、義弟になる人だからであって、私に恋なんか無縁ですし。
 前日に全然眠れなかったり、今も手汗が酷かったり、心臓がばっくんばっくんと跳ねたりしているけど、コレは恋なんかじゃ無い…… ですよね?
 陽さんだって嬉しそうにはしてくれているけど、義姉との初のちゃんとしたお出掛けだからでしょうし、『好き』は『好き』でも、姉弟きょうだい愛的なあれですよ、うん。あーんってされたのも、こうやってしっかり手を掴まれているのも、買い物の時にうっとりとした視線を向けられ続けていたような気がしたのも全部、全部、全部が姉弟きょうだい愛です!

 …… あ、あれ?
 でもよくよく考えたら、今までの陽さんの行動って…… 映画やドラマで観るカップルみたいな行動ばかりだったような——って、違いますよね。きっとあれは、姉や兄への憧れがとっても強くって、でもどう接していいのかわからないから、ついうっかり、まるで恋人みたいな接し方になっちゃっているだけ、ですよね?

 だって、恋なんて奇跡は、自分とは無縁なのだから。

 勘違いして、過信して、『もしかしたら』なんて期待を少しでもしたら、彼にも迷惑ですよ。気持ち悪いに決まっています。
 今までだって恋の魔法は私にだけは一度もかからなかったのだ。だからこの先もずっとそうであるはず。物事は早々に、しかも容易くは変化しないのだから——

「…… どうかしたの?何か考え事?」
 考え事をし始めてしまったせいで私が急に黙ってしまったからか、陽さんが私の顔を間近から覗き込んできた。そのせいで、ただでさえ五月蝿かった心臓が更にバクンッと跳ね、肩までが動いてしまう。眼鏡をかけている事による相乗効果なのか、ヤケに誠実そうに見える端正な顔が視界を支配するとか、心臓に悪いからもう二度とやらないで欲しい。

 今までだって何度もされてきた事なのに、今日はいつも以上にそう思ってしまう。どうしたというのだ、一体。何故こんなにも、否応無しに陽さんを意識してしまうのだろうか。彼には彼女さんがいないかもしれないから?玄関ドア越しに『好き』だなんて聞かされたから?たったそれだけでこんなに気持ちがブレるとか、意味がわからない。それに『好き』だなんてワード、今までに何度も言われてきたじゃないか。それなのに、昨日の『好き』だけがやたらと深く深く胸に刺さり、耳の奥で反響し続けている。

「そうですね、えっと…… 新薬の調合を、少し。主成分のメインは何が一番合うかなとか」

 …… 言い訳にしたって、テキトー過ぎてしまった。
 何を言っているのだ私は。折角二人で出掛けているのに、こんな事を隣の奴に言われるとか嫌に決まっている。なのに陽さんは「ねえさんらしいね、ふふっ」だなんて優しく笑うもんだから、益々私の鼓動は早くなっていったのだった。


       ◇


「ねえさん、こっちに座りなよ。映画を観るなら中央寄りの方がいいでしょう?あ、でも前に背の高い人が来たら席を変わるから安心してね。それとこれ、膝掛けももらっておいたからよかったら使って。映画館って少し寒いからさ」

 どうしてこうも、この子は気遣いが出来るのだろうか?

 自分はさっぱり何も気を利かせてあげられなかったので、申し訳ない気持ちになってしまう。
「ありがとうございます」
 礼を言い、席に座ると、私が膝に荷物を置いてしまう前にさっと膝掛けをかけてくれる。甘やかす事の上手い人だ。コレで交際経験が無いとか、本当に全く経験の無い私に気を使ってくれているとしか思えない。いつだって扉を開けて押さえていてくれ、車道側を歩き、はぐれない様に手を繋ぎ、人とぶつからない為に肩を抱いてくれる事まで自然とやってのける様な人なのだから。
「いいんだよ。さて、と…… 上映開始まではまだ少しあるね。楽しみだなぁ、映画館まで来るのなんて、何年ぶりだろう?学生の時に、友達と来たのが最後な気がするよ」
「私も久しぶりです。圭君とたまに来たりとかは昔ならちょくちょくあったんですけど、私が仕事をし始めてからは、それもパッタリなくなってしまったんで」
「…… デートとか、では?」
 膝に置いた荷物の上にのせてあった私の手を取り、陽さんが探る様な眼差しを向けてくる。
「一度も無いですよ、私は陽さんと違って、同性からしかモテませんでしたからね」
「…… 同性には、モテるの?うわ、すげぇムカつく。いや、でもまぁ…… ねえさん可愛いからな、私だけな訳は無いってわかってはいるけど、その姿を性的に見てきた奴らの眼球ほじくり出してやりたいな…… 」と、陽さんが悔しそうに顔を歪めながら物騒な事を呟いた。
 そういう事をサラッと言うとか、本当に勘弁して欲しい。どんなに内容がちょっと怖かろうと真意は違うんだと思い込もうとしても、つい都合よく受け止めてしまう。

 ダメだ、だめ、違う。——あぁもう、本当に駄目だ、降参だ…… 私は陽さんにこういう台詞を言われると嬉しいと思ってしまうみたいだ。
 他人事だと思っていた“恋”とやらが、私の中にも芽生えてしまった様に感じられる。相手はいずれ義弟になる相手なのだし気のせいであって欲しいのだが、繋いだ手の温度の心地よさが『いいや、コレは恋だよ』と教えてくる気がする。

「同性だろうが好きだとか、今後は私だけにしか許さないで欲しいな」

 …… そうだった。
 私は陽さんにとって、“兄”であって“姉”では無いのだった。それでも尚、こんなふうに『ダダ漏れですよ』と返したくなる好意を向けてくれるのって、まさか…… 。
「あ、あの」
「ん?」
「もしかして、陽さんって…… 同性愛者だったり、します?」
「あぁ、うん。そういえば話していなかったよね」

 ——詰んだ。

 自覚して数秒で失恋とか。恋の神様はどれだけ私に意地悪なのだろうか。
 なのに陽さんは、「だから、何も心配せずに、私に捕まってくれていていいんだよ。兄さん」だなんて、“兄”である事を念押ししながら私の耳元で囁いてくる。普段よりも低めの声はとても耳奥に響いて、心地よさの中にぞくっとするモノを感じる。彼とのこの距離感がとても嬉しいけど、同性ゆえの距離なのだとわかると、複雑な気分にしかならなかった。

 私は一度も『自分は男だ』だなんて言った事は無いのだが、こうも強く思い込まれていると、まるで自分が嘘つきみたいな気持ちになってくる。
 陽さんが、私は“兄”などではなくって“姉”なのだと知った時、一体どういう態度の変化をしてしまうのだろうか?少なくとも、同性ゆえに好意的なのだろうから、異性であるとわかったらきっと、彼は私から離れ、ごく一般的な姉弟としての関係に収まっていくのだろう。

『それは…… 今更、嫌です』

 だなんて言えるはずがない。となると私は、この距離感を守る為には今までと同じ接し方をせねば。
 近づき過ぎては駄目だ、女性であるとバレてしまう。今日のこの胸だって失敗だった。あぁもう…… 服も化粧も鞄も髪型も、何もかもが失敗だった気がする。デートっぽいモノに誘ってしまった事も、贈り物をした事も、女性らしく思われたいとお洒落をしたり胸を育ててみたりした事も、彼に惚れてしまっていたのだと自覚した事だって、全てが全て——失敗だ。

「…… あれ?もっと、喜んでくれるかと思ったんだけど、正直残念だな、そういう反応って」

 返事もせず、目を見開いたまま黙ってしまった私の態度が気になったみたいだ。
「あ、すみません。意外だったので」
「意外?んー。でも私は、ねえさんが『好きだ』って、何度も言っていたと思うけど」

 確かに言われていた。でもそれは、義弟になる人に言われても、姉弟きょうだい的な意味で、だとしか思わないじゃないですか。青鬼家の長男だからこそ、兄や姉が欲しかったとも言われていたのだ、甘えてくれているのだと思うじゃないですか。

「私はねえさんが好きだよ。だから今日のデート、もっと沢山楽しもうね」

 眩しいばかりの笑顔で言われ、複雑な気持ちになる。陽さんが向けてくれている『好き』が一体どんな種類の好意なのかはわからないが、少なくとも自分にはそれを受け取る資格が、生まれた時から既に無いのか。そう思うと、ちょっと涙が出そうになってきた。

「…… はい。そうですね」

 もう苦笑しか出来ないけど、私の表情筋の動きが悪いおかげで苦笑しているとはバレなかったっぽく、陽さんは笑顔のままスクリーンの方へ顔を向けてくれた。

 ブーッと上映前の音が鳴り、室内が真っ暗になる。
「始まるね」
 顔を私の近くに寄せ、陽さんが小声で話し掛けてくれた。手はずっと繋いだままで、時々指先で肌を撫でてくるものだから少しくすぐったい。
「楽しみですね」
 そう答えたくせに、上映前のCMが始まったあたりから段々瞼が重たくなってきた。完全に寝不足の弊害だ。『デートっぽいかも』『好きって言われた』『アレはどう言った類の意味だったのだろうか?』『…… 楽しみ、だな』と、色々考え続けたせいで緊張し過ぎて眠れなかったとか、まるで子供だ。館内の音はとっても五月蝿いのに、薄暗いせいで頭が面白く無い授業中みたいに揺れる。本編がスタートし、オープニングの綺麗なオルゴール調の音楽が流れ始めた頃にはもう…… 私は意識から手を離してしまった。
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