義弟が私を“オトコの娘”だと言う

月咲やまな

文字の大きさ
上 下
47 / 79
【幕間の物語(短話詰め合わせ)・その三】

成長(七尾翔・談)

しおりを挟む
「お疲れ様です、七尾さん」
 複数の企画書に目を通し、目が疲れてきたのでちょっと休憩でもと立ち寄った休憩スペースで、ワタシは運良く己の愛し子いとしごちゃんである、奏ちゃんに逢う事が出来た。

 あぁ、今日はなんていい日なのかしら!

 この後まだ残っている大量の仕事に対してのやる気まで俄然湧いてきた。相変わらずの無表情で可愛いわ、ホント可愛い。心の中で二度も同じ事を思い、火照る頰をそっと手で押さえる。
『彼女達の今後を見守っていましょう』と思ってはいても、この顔と、ちょっとズレた性格が好きだわって気持ちはそうそう動かせない。厄介よねぇ恋心って。ソレを正直に表に出せる歳でも無いおかげか、この子が極度に鈍感だからか。ワタシが奏ちゃんをどう思っているのかなんか、彼女には全く気が付かれていない。
 でもいいわ。最近のワタシ達、実はちょっと仲が良いのよ!もうワタシ的には親友って感じ?以前は数ヶ月に一回ワタシから話しかけられればマシだったのに、今はこうやって偶然会えれば向こうから声をかけてくれるし、SNSで連絡だって取り合っていたりもする。その事を青鬼さんは知らないっていうのがもう、優越感でどうにかなってしまいそうだわ。

「お疲れさまぁ、奏ちゃん。元気にしていた?」
「はい、おかげさまで。七尾さんもお元気そうですね」
「えぇ、そりゃもう!この前奏ちゃんがおすすめしてくれたサプリがとっても合っているみたいでね、お肌の調子なんか過去最高なのよ、ホントありがとねぇ」
「それは良かったです。美容成分関係は疎くって、色々調べた甲斐がありました」
「あら。でも奏ちゃん、お化粧とかファッションなんかもいつも綺麗よね?てっきり詳しいんだと思っていたわ」
 二人でそんな話をしながら、近くにあった椅子に座る。
 まだ話していても大丈夫みたいで正直嬉しい。いくらネットでは仲良く話せていても、直接顔を見て話せるというのは段違いで喜ばしい気持ちになり、否応なしに心が躍る。相手がこの子だからか、初恋の時のような浮かれ具合になれてしまうのが不思議だわ。
「ウチは母がそういった類にうるさいので、最低限の化粧などは自然と覚えた感じですね。もし色や服の組み合わせに困っても、弟も詳しい子なので相談したりとか出来るんです」
「そっかぁ、環境に恵まれたのね」
「高校生くらいの時。母に『似合う物を着るんじゃない。着たいものを着こなしなさい』と言われた時は、何をどうしたらいいのかサッパリでしたけどね」

 あー…… 似合う服となると、奏ちゃんはボーイッシュなモノばかりになっちゃうからかしらね、そう言われたのは。でも着たい服は女性ぽいモノ、と。…… なるほどねぇ。

 うんうんと頷きながら、「まぁ言いたい事はわかるけど、それって難しいわよねぇ」と答える。天才からのアドバイスみたいでざっくりし過ぎているのに、そこから必死にコレだけの着こなしを身に付け、少年ぽい容姿をしつつも女性らしい服を違和感なく着こなせるようになったのだと知ると、また惚れ直しちゃうわね。

「ところでぇ、そっちの調子は…… あら、もしかして結構順調なんじゃないの?」
「わ、わかりますか⁉︎」と言って、奏ちゃんが背筋をより一層伸ばす。白衣を羽織っているのでわかりにくいが、前よりもちょっと、ちょーっとだけ胸元に膨らみがあるような気がしなくも、ない。
「七尾さんにおすすめしていただいた成分を中心に、ちょっとパターンや配合を変えた薬を何種類も作ってみたんです。マッサージも並行してやっているおかげか、まな板だった胸がAカップになったんですよ」
 照れているのか、無表情なままの奏ちゃんの頬が赤い。
 文字だけでこの話題をやり取りしていた時よりも、直接彼女の可愛らしい声で胸の話を聞くと…… マズイわね、ちょっとアレが勃ちそうだわ。
「こう、胸の周囲のリンパの流れを良くしたりとか、胸骨から剥がすみたいに上下左右に振ってみるとか、ネットで調べて毎日色々試してみているんです」
 なんて言いながら、奏ちゃんが自分の胸を小さな両手で包み、実際にやって見せてくれる。

 …… 見せてくれるんだけど、え?
 良いの?服の上からだとはいえ、ワタシがこの光景見ていても。
 何?このご褒美。
 なんだか少しだけ自慰みたいで美味し過ぎるんですけど。
 ワタシ、今日の帰りとかに刺されて死ぬんじゃないかしら。
 ちなみに、もちろん犯人は青鬼さんよ。

「ワタシも胸筋付近のリンパの流れをよくしてみちゃおうかしら。せっかく実演してくれたんだしね、うふふ」
 テーブルに頬杖をつき、前傾姿勢気味になる。…… 少しお元気になりつつあるアレ、誤魔化さないとマズいわ。タイトスカートを穿いているので下手をすると気付かれてしまう。
「良いと思いますよ。柔らかい筋肉を作る為にもオススメします」
 ニコニコと微妙に微笑まれ、眩しさにそっと目蓋を閉じる。他意が無さ過ぎてちょっと辛いわ。
「えっと…… 目標は、どのくらいなの?」
「やっぱり最後は商品化ですね。実際に効果が実証できれば売れ筋になるのではないかと!毎日データもとってあるんです。写真までは無理ですけど、サイズを測ったりとか。どのくらいの期間この配合の物をどのくらい飲んだとか」
 珍しくちょっとだけ興奮気味に話してくれる。ただ淡々と接してくれていた頃と比べ、ワタシに懐いてくれているのが実感出来て気持ちいい。
「違うわよー、カップ数の話。でもまぁ、そうなったら素敵ね、とは確かにワタシも思うけども」
 主語が無かったとはいえ、そっちに取るなんて。そんなところも可愛いわねぇ。普段常に仕事で製品化出来るお薬を作っている子だから、どうしたってそっちの発想にいっちゃうのかしら。
「あ、すみません。えっと、そうですね…… 欲を言えば、服を着ていてもわかるくらいのサイズなので、Cカップくらいでしょうか」
「まぁそうね。そのくらいは無いと、脱がないと分からないかも」
 今のままじゃ白衣を羽織ったり、服を着ているとほとんど分からない。…… 全く、とも言えるけど、言わないであげたい。気付いて欲しそうに背筋を正し、ちょっと胸を張って見せてくれているおかげで『何かあったのね』と思えたから振れた話題だっただなんて説明する必要は無いはずよ。

「…… それなのに気が付いてくれるだなんて、七尾さんの観察眼はすごいですね」

 感心気味に言われてしまい、心苦しい。こんな純粋な瞳を向けられては、『胸の大きさで気が付いたわけでは無いのよ』とは、絶対に言わない方がいいと確信した。
「でしょう?うふふ」と返答して優しい嘘をつく。
 きっと脱いだらちゃんとわかるレベルなのだろうし、他の人とはこんな話をしないだろうから、このくらいはいいだろう。『んー、ぶっちゃけわかんない!』だなんて言ったら、今後のやる気にも影響しちゃうものね。

「成果を見せてはもらえないのが残念だわぁ」

 ホント、残念。美容にいいから実はマッサージって得意なのよねぇ。自分の手でこの子の胸を育ててあげたいくらいだわ。
「見せるのは…… む、無理ですね。七尾さんは綺麗ですけど、どうしたって男性ですし」
「あら、奏ちゃんはワタシを男と思ってくれているのね。嬉しいわ」
 胸の話を平気でしてくれるから、同性として扱われているのだと思っていた。青鬼さんへの感情がもっと育つ前にワタシがアプローチしたら、振り向いてなんて——…… こんな考えは未練がましいかしら。でも、告白すらしていないんだから、ワタシはまだフラれたワケでも無いのよねぇ。あまりに二人のやり取りが可愛らしくって、つい見守っていてあげたくなっちゃっているだけで。

「でも、そんな嬉しい事言われちゃうと、頭からパクッと喰べちゃいたくなる男が沢山湧き出てきちゃうから、ワタシ以外の前では気を付けてね?」

 美少年っぽかろうが、奏ちゃんが美人さんには変わりないんだから。
「私を食べる?…… カ二バリズムの方って、あちこちにいるものなんですか?」

  そうきたか、愛い奴め。

「いたら怖いわね。勝てる気がしないわぁ。相手がハンニバル・レクター博士とかだったら、もう『貴方にならいいわ、食べて』って気持ちになっちゃいそうだけど」
 カニバリズムという単語から、ついワタシの好きな映画の主人公の話を振ってしまった。奏ちゃんは分からないかもしれないのに、失敗だ。
「…… その気持ち、わかる気がします。好きです、創作物の犯罪者だってわかっていても、魅力的ですよね。怖いを通り越して、ちょっと綺麗かもと思わせてしまう世界観がありますし」
「あら!貴女も好きだった?嬉しいわぁ、好みが合うわね。よかったら今度一緒に映画でも観に行かない?映画のリバイバル上映をやっている場所で、今度彼のシリーズを再上映するらしいのよ」
 つい嬉しくなり、デートのお誘いをしてしまう。でも彼女がワタシをデート相手だとは受け止め無いのは残念ながら確実だし、“お友達”の役得って事でちょっとくらいいいわよね?
「ホントですか?行ってみたいです」
 表情筋は硬いままだけど、それでも喜んでくれているのがワタシでもわかる。たったそれだけでも、なんか嬉しいわ。好きな子の感情を読める——それだけで、ホント。

「そういえば、彼とはどうなったの?」
「彼?」と言って、奏ちゃんが小首を傾げる。
「青鬼さんよ。あの日から、何か進展はあった?」

 もう休憩時間もあまりないし、最後に敵勢調査くらいしておかないとね。

「普通に仲良くやらせてもらっていますよ。お仕事の合間合間でちょっとお話をする程度ですけどね、忙しい人ですから」
「あら、お付き合いまではいってないの?」
 あれだけ好き好きアピールしていてまだとか、青鬼さんって意外と奥手なのね。“義弟”っていう立場になるから多少は尻込みでもしてる?…… いや、そういう子でもないか。
「お、お付き合い⁉︎あり得ません!私は、そういう対象とは違いますよ」

 あり得ないときたか。ん?でも、『彼は、そういう対象じゃない』では無い辺り、シャクに触るわ。

「無いですよ、本当に。だって——」とまで言って、奏ちゃんが言葉を詰まらせる。
 そう思う何かがあったと察する事が出来るが、問い詰める気は無い。でもそんな切なそうな顔を無意識でされちゃうと…… あーもう、悔しいわ。何で青鬼さんなんだろ。ワタシが相手だったなら、そう思わせる隙すらも与えないのに。
「そっか、ごめんね?仲が良さそうだったから、そういう流れもあるのかなー?と思っただけなの」
 ワタシがニコッと笑いかけると、奏ちゃんがちょっと困った笑みを返してくれた。
 無意識のまま、奏ちゃんが青鬼さんに好意を抱いているのは、どうやら確定ね。口惜しい気持ちはあるけど、彼等を見守ろうと思っているのは事実なのだし、当たり障りのない返答をしておく。

 ワタシ、見守るとは思っていても応援までする気は無いのよ。

 なので、『青鬼さんも、奏ちゃんの事好きよ。告白でもしちゃったら?絶対に上手くいくってワタシが保証してあげる』なんて、一生教えてあげないんだから。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

腹黒上司が実は激甘だった件について。

あさの紅茶
恋愛
私の上司、坪内さん。 彼はヤバいです。 サラサラヘアに甘いマスクで笑った顔はまさに王子様。 まわりからキャーキャー言われてるけど、仕事中の彼は腹黒悪魔だよ。 本当に厳しいんだから。 ことごとく女子を振って泣かせてきたくせに、ここにきて何故か私のことを好きだと言う。 マジで? 意味不明なんだけど。 めっちゃ意地悪なのに、かいま見える優しさにいつしか胸がぎゅっとなってしまうようになった。 素直に甘えたいとさえ思った。 だけど、私はその想いに応えられないよ。 どうしたらいいかわからない…。 ********** この作品は、他のサイトにも掲載しています。

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。 そこで私は一人の男の人と出会う。 「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」 そんな言葉をかけてきた彼。 でも私には秘密があった。 「キミ・・・目が・・?」 「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」 ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。 「お願いだから俺を好きになって・・・。」 その言葉を聞いてお付き合いが始まる。 「やぁぁっ・・!」 「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」 激しくなっていく夜の生活。 私の身はもつの!? ※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 では、お楽しみください。

美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛

らがまふぃん
恋愛
 こちらは以前投稿いたしました、 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 の続編となっております。前作よりマイルドな作品に仕上がっておりますが、内面のダークさが前作よりはあるのではなかろうかと。こちらのみでも楽しめるとは思いますが、わかりづらいかもしれません。よろしかったら前作をお読みいただいた方が、より楽しんでいただけるかと思いますので、お時間の都合のつく方は、是非。時々予告なく残酷な表現が入りますので、苦手な方はお控えください。 *早速のお気に入り登録、しおり、エールをありがとうございます。とても励みになります。前作もお読みくださっている方々にも、多大なる感謝を! ※R5.7/23本編完結いたしました。たくさんの方々に支えられ、ここまで続けることが出来ました。本当にありがとうございます。ばんがいへんを数話投稿いたしますので、引き続きお付き合いくださるとありがたいです。この作品の前作が、お気に入り登録をしてくださった方が、ありがたいことに200を超えておりました。感謝を込めて、前作の方に一話、近日中にお届けいたします。よろしかったらお付き合いください。 ※R5.8/6ばんがいへん終了いたしました。長い間お付き合いくださり、また、たくさんのお気に入り登録、しおり、エールを、本当にありがとうございました。 ※R5.9/3お気に入り登録200になっていました。本当にありがとうございます(泣)。嬉しかったので、一話書いてみました。 ※R5.10/30らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R6.1/27美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛(前作) と、こちらの作品の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。※R6.5/18お気に入り登録300超に感謝!一話書いてみましたので是非是非! *らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/4に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。 ※R7.2/22お気に入り登録500を超えておりましたことに感謝を込めて、一話お届けいたします。本当にありがとうございます。

俺のねーちゃんは人見知りがはげしい

ねがえり太郎
恋愛
晶は高校3年生。小柄で見た目が地味な晶の義理の弟は、長身で西洋風の顔立ちのイケメンだった。身内の欲目か弟は晶に近づく男に厳しい。過保護で小言の多い弟を『シスコン』だと呆れながらも、すっかり大人のように成長してしまった弟の、子供っぽい執着に『ブラコン』の晶はホッとするのだった――― ※2016.6.29本編完結済。後日談も掲載しております。 ※2017.6.10おまけ追加に伴いR15指定とします。なお★指定回はなろう版と一部内容が異なります。 ※2018.4.26前日譚姉視点『おとうとが私にかまい過ぎる』及び番外編『お兄ちゃんは過保護』をこちらに纏めました。 ※2018.5.6非掲載としていた番外編『仮初めの恋人』をこちらに追加しました。

処理中です...