義弟が私を“オトコの娘”だと言う

月咲やまな

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【幕間の物語(短話詰め合わせ)・その三】

恋を知らない雛鳥を見守る幸せ(七尾翔・談)

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 広報部に所属しているワタシは、日々この湯川製薬のイメージアップに努め、新商品や定番商品の宣伝に勤しんでいる。それと同時に持ち前のオネエキャラを売りにして、テレビやインターネットの番組などにも出演して健康アドバイザーもしつつ、タレントとしても活動するマルチな存在だ。

 ん?ところでアンタ誰って?

 ワタシの名前は七尾翔ななおしょう。三十代前半の元色男のオネエさん、とだけ言っておこうかしら。スリーサイズだとかのデリケートなお話は秘密にしておくけど、筋トレが趣味なので、細いくせに脱いだら凄いのよ。

 そんなワタシは絶賛片想い中なのです。
 久しぶりにその相手を社員食堂で発見出来たので、今から早速話しかけに行かねばと心躍らせている最中でもある。もっと積極的にアプローチして、さっさと喰べてしまいたいくらいにはその子が好きなのに、部署の違いやお互いの忙しさで上手くはいかない現状が正直小憎たらしい。

「こんにちは、お久しぶりね。元気にしていた?」

 手にはラーメンサラダと野菜多めのスープをのせたトレーを持ち、社食の一角で食事をしている椿原奏ちゃんへ声をかけた。席には一人きりで、周囲に同伴者っぽい者は誰もいない。部署の仲間とはまた時間が合わなかったのだろう。他の部署とも接点が少なく、お友達を積極的に求めない子なのはワタシにとって好都合だ。
「…… ?」
 不意に聞こえた声を不思議に思ったのか、キョトン顔で奏ちゃんが顔をあげる。瞳が猫みたいに大きく、それでいて相変わらずの無表情っぷりがとっても可愛く思え、ワタシの胸の奥がきゅんっと音をたてた。

「七瀬さん、お久しぶりです」

「…… 七尾よぉ?もぉ、意地悪ねぇ。まだ覚えてくれていないなんて」
 数ヶ月に一度くらいしかこうやって遭遇しないせいか、名前をあやふやにしか覚えてはくれていないようだ。でもまぁそれすらも可愛いと感じるあたり、恋とは本当に厄介なものね。
「前は“七海”でしょ、その前は“七木”だったし。さらに前だって違ったんだから。よくいる苗字では無いけれど、こうも毎度だとオネエサン悲しいわぁ」
 トレーを片手に持ち、右頬を手で覆う。大袈裟にワタシがため息を吐くと、奏ちゃんが「すみません…… 。今回は、冗談のつもりだったんですが」と呟いた。
 頰を染め、気不味そうに彼女が視線を逸らす。
「慣れない事をするとダメですね。失敗でした」
「やぁーん!奏ちゃんったらホント可愛いわぁ。片手が塞がっていなかったら、今すぐにでも抱きついちゃっていたくらいよ」
 本当に助かった。食事を持っていなかったら公衆の面前だと気にする余裕もなく抱きつき、あの小さな唇くらいは奪っていたかもしれない。

「前、座ってもいい?」
「はいどうぞ。私の席では無いので、お好きに」
「もぉ、言い方。『えぇどうぞ。先輩とご一緒出来て嬉しいわ』くらい、言ってくれたっていいのに」
「あ、すみません。気が利かず」
「いいのよ、貴女らしくってむしろ好き」と言いながら、トレーをテーブルに置いて、席につく。お昼の時間からは少し過ぎているからか食堂内に人は少ない。天気がいいから日差しがたっぷり窓から入ってきており、社食内はとても暖かだ。
 そんな日差しを背中に浴びつつ、目の前でご飯を食べている奏ちゃんの今日のメニューはペペロンチーノ。サラダを追加したりもしていなくって、栄養バランスは最悪だ。しかもタブレットを真剣に覗いており、噛む回数だって少なく思える。
「何をそんな真剣に観ているの?猫ちゃんの動画だったりするんなら、ワタシも見たいわ」
 口紅を薄くひいた唇に笑みを作り、ニコニコとした笑顔を向ける。ちょっとでもワタシに興味を持ってもらえている子なら、これだけでポッと頰を染めて照れてくれたりするのだけど、残念ながら無反応だ。

 んー…… 切ない。

「これは、女性フェロモンが人体に与える影響を改めて調べていたんです」
「ま!それはそれで興味津々だわ。というか、ワタシ結構詳しいわよ?何でも訊いて欲しいけど…… え、何?まさか、好きな人でも出来たの?」
 自分で訊いておいて、ちょっとドキドキする。『そうだ』なんて言われたら、大人なワタシでも一晩は確実に泣き尽くす気がするわ。
「いいえ、出来るのは義理の弟と妹です。ウチの弟が近いうちに結婚するんですよ」
「あら、それは嬉しいわね」
「あ、まだ内密にお願いしますね。両親との挨拶もしていないから、大騒ぎになると困るので」

 奏ちゃんとの秘密か…… あぁ、なんて素敵な響きなのかしら。

「もちろん。二人の秘密ね」
 口元に指を立てて、ウィンクをしてみせる。目一杯色香を漂わせてしてみた行為だったのに、残念ながら暖簾に腕押しといった感じだ。ホント、他者から恋心を抱かれる訳がないと思っているお子様は厄介だわ。

「で?それと女性フェロモンにどういった関係があるの?」
「…… えっとですね、実は義弟になる人に、私は“オトコの娘”だと思い込まれていまして」
「あら。可愛い子を前にして“オトコの娘”だなんて、失礼ねぇ」
「あ、いえ別にその点はあまり気にしてはいないんです。どっちだと思われていても、対応は変化しないんじゃないかと思えるくらいには甘えてくれるので。でもそれより…… 」とまで言って、奏ちゃんが一度言葉を切った。そして、少しの間の後——

「七尾さんから見て、私は…… 女性なのでしょうか」

「——っ⁉︎」
 ビ、ビ、ビックリしたぁ!
 予想外の台詞を言われたワタシは目を見開き、体が硬直した。

 なんて事を訊くの?この子は。
 奏ちゃんが女に見えるのか?
 当然じゃない、こんな愛らしい人が女性以外の何だというの?

 意識しているどころか、好きだと認識している子から『女性に見えているか』なんて問いは、『自分はアナタの恋愛対象ですか?』と訊くのと同義だと思うのだけど…… 気が付いてる?いる訳がないわよねぇ、うんうん。

「えぇ、とっても愛らしい女性だと思っているわよ」

 無理矢理笑顔を作り、小首を傾げる。如何に貴女が素晴らしい女性なのか、小一時間でも、いや…… もっと長い時間でも教えてやりたいくらいの気分だ。
「良かったです。その…… 風の噂で七尾さんにまで私は女装した男性だと思われているのかもとしか受け取れない話を聞いたので、ちょっと気になって」

「あらやだ。何でそんな噂が?と言うか、ワタシにそう勘違いをされるのって…… そ・ん・な・に・嫌?」

 声色をあえて甲高くする女声を真似るような事を、ワタシは普段からしてはいない。だけど今は声をわざと作って、低めに、ゆっくりと、奏ちゃんへ問いかけた。
「人の機微に聡い姐さん的な七尾さんに気が付いてももらえないレベルでってのは、流石にまずいよなぁとは思って。あ、でも話の根拠や出所に関してはわかりません。人生がどうこうという話を、ただ聞い——」と奏ちゃんが言った辺りで、「ねえさん!ごめんね、待たせちゃったかな」だなんて大きな声が、彼女の言葉を遮った。

 奏ちゃんと二人、同時に声のした方へ顔を向ける。するとそこには、ニコニコ顔をした秘書課の青鬼さんが食事をのせたトレーを手に持って立っていた。
「仕事で遅れちゃったよ、でも合流できて良かったな。夜はまた社外へ出ないとだったからさ」
 そう言いながら、こちらの方へ早歩きをしながらやって来る。

 今まで全く直接の接点が無かったはずの二人が、待ち合わせ?

 と思ったが、『ねえさん』と青鬼さんが奏ちゃんを呼んでいた事から、彼女らの弟妹が結婚するのだと察した。奏ちゃんは研究所の主任でもある椿原さんの娘なのだし、青鬼家と血縁を結ぶ流れが出来てもおかしくはないのか。

「待ってはいないですよ?」

 この子、無表情でバッサリ切り捨てたわ。ヤダちょっとカッコイイ…… 実質社長のような上役をこうも切り捨てるとか、ちょっと漢っぽい。でも、二人の距離感の近さも感じ、少しモヤッとする。
「なら良かった。ねえさんを待たせたままにはしたくないからね」
 全く奏ちゃんの言葉を気にするふうでも無く、青鬼さんが彼女の隣に当たり前のように座る。間隔を開けて置いてある椅子をわざわざすぐ側まで座ったままずらし、無遠慮に彼女のパーソナルスペースに侵入した。なのに奏ちゃんはそれを咎める事なく受け入れ、もう冷め始めてきている感のあるペペロンチーノを食べ続ける。

「あ、七尾さんじゃないですか。お疲れ様です、今日は本社でのお仕事だったんですね」

 席に座り、素うどん食べようとした辺りで、やっと青鬼さんがワタシに気が付き挨拶をしてきた。今までは無視や牽制というわけではなく、本気で今やっと此処にワタシが居たのだと気が付いた所である事が彼の表情からハッキリわかる。
「青鬼さんもお疲れ様。お察しの通りよ、でも夜からはまた撮影があるのよね」
「そうなんですか。会社の為に、いつもありがとうございます」
 丁寧に頭を下げて礼を言われ、微笑みを返す。
 すると彼はもうやるべきことはやった感をプンプンさせ、素うどんを少しずつ食べ始めた。
「………… (ふーん)」
 青鬼さんったら、お昼ご飯は取引先の人と済ませて来てるわね。でも、奏ちゃんとの時間が欲しくってわざわざここまで来たといった感じか。もう顔を見ただけで、彼女の事を微塵も姉…… いや、兄であり“オトコの娘”だと勘違いしているんだったかしら?——奏ちゃんの事を“オトコの娘”だと本気で考えているかどうかは全くわからないけど、少なくとも、ただの姉だとか兄だとは、これっぽっちも思っていないわねぇ。

 食が進まず、テーブルに頬杖をついて二人の様子を観察する。
 食事をしつつも青鬼さんはずっと奏ちゃんを見詰め続けていて、なのに彼女の方はそれを気も止めることなくペペロンチーノを腹におさめていた。まるでこの状況が普通みたいな空気である。
ねえさん、確かカマボコ好きだったよね?」
「えぇ、好きですね」
 奏ちゃんの返事を聞き、青鬼さんが当然顔で「はい、あーん」と言って、素うどんの上にのっていたカマボコを箸で挟んで彼女に差し出す。
「あ」と口を開けたが、すぐにしまった!と顔を困らせ、奏ちゃんが口を閉じた。
「どうしたの?ねえさん。美味しいよ、きっと。仕入れた産地は保証するし」

 そういう問題では、無いと思うわよ?

 どう見たってワタシの目を気にしているのだと思うのだけど、青鬼さんの方は全然眼中に無いらしい。
「で、でも、あの」
「この間、約束を反故にされた事…… 私、まだ拗ねているんだけど」
「うっ…… 。あ、あれは、すみません。圭君にも怒られました」
「あの日は沢山ねえさんに甘えられると思って、嬉しくって早起きまでしたんだよ?」
「偉いですね。生活のリズムが崩れなくって、とても良いと思います」
 そう言って、口元だけで奏ちゃんがニコッと笑う。こんな顔をする彼女をワタシは初めて見た。

 この子ったらそんな顔も出来るのね。

 ——と思うと、すごく悔しい。ワタシでは今まで一度もその顔を引き出せなかったのに。でもまぁ、姉感たっぷりとも言えなくも無いので、茶々は入れないでおく。
「じゃあ、偉い子にはご褒美頂戴?甘えさせて欲しいなぁー。だから、食・べ・て!」
「…… い、一枚だけですよ?」
「うんうん。嬉しいな、ありがとう」

 …… 何なのよ、このベタ甘な空気感は。

 完全に付き合いたてのカップルのやり取りだ。好きで溢れていて、他が眼中にない。貴女の姉弟関係って、それで良いの?奏ちゃん!と叫びたい気分に。
「赤い舌がとっても可愛いね、そっちの方が美味しそうだ」
「あの、早くして下さい、開けっぱなしも案外辛いんですよ?」
「あぁ、そうだね。ごめんごめん、つい見惚れちゃって。じゃ、はい。あーん」
「あーん…… 」

 …… あらあら。
 何だ、もうすでにこの二人、相思相愛なんじゃないの?
 もしくは両片思い?
 んーでも、恋の一方通行に対して家族愛で応えていると見えなくもないし、訳わかんない二人ねぇ。

 初々しさがすごくって、つい笑みが溢れる。
 自分の好きな子を自らが幸せに出来るのが一番の理想ではあるが、他人が自分よりも彼女を幸せにしてあげられるのなら、それはそれで嬉しくって堪らない。独占欲や執着といった類はそりゃあワタシにだって人並みにはあるけれど、それだけでは恋しい人を幸せには出来ないと、 残念ながら経験則で知っているからだ。

 彼女と愛し合うのは自分だと信じて疑っていない感のある子犬みたいな上役と、それを甘んじて受け止めている後輩の姿は、見ていてちょっとくすぐったい。でも——

「ワタシも、頂いても?青鬼さん」
「えぇ。いいですよ」
 ちょっと悪戯のつもりで言ったのに、彼は笑顔でワタシの方へ素うどんののるトレーをスッと押してきた。
 カマボコがもう一枚と揚げ玉、後はネギがうどんの上にはのっている。でも箸は添えていなくって、『自分のを使ってね』と、無言で訴えてきた。なのに彼がワタシを牽制しているふうではないのが不思議だ。この空気感で彼はきっと、ウチの製薬会社の上役達の心を射止めて己の立場を認めさせたのね。

「じゃあ、遠慮なくワタシも頂くわね。ありがとう、おうどん好きなのよ」
「喜んで頂けて幸いです」
「喜ぶと言えば、今日の三時のおやつに杏仁豆腐がでるそうね」
 ワタシの言葉を聞き、奏ちゃんがピクッと動いた。頭脳労働者だからなのか、彼女は甘い物が好きだというのはもうチェック済だ。あぁ、是非とも二人で一緒に巨大なパフェでも食べに行きたいわ。
「買って来るね!何人分食べる?」
 食い気味になりながら、青鬼さんが奏ちゃんに訊く。
「普通に三人分でいいと思いますよ」と奏ちゃんは困り顔で答えたが、「足りるの?」と青鬼さんが首を傾げる。
「太っちゃうかもだものねー、あんまり食べると」
「太っても、ねえさんは可愛いから平気だよ」
「…… そんな事言うなら、自分で買いに行きます」
「あ、ダメ。私が行くから、ねえさん達は待っていていいよ。七尾さん、兄さんを頼みますね」
「えぇ、悪い虫が来ないように見張っておくわ」

 まぁ、私が一番の悪い虫なんだけどねぇ。

 とはもちろん言わず、そそくさとデザートを買いに席を立った青鬼さんの背中に向かい、笑顔で手を振った。
「——ところでぇ」と、邪魔者がいなくなったと同時に、奏ちゃんへ声をかける。
「女性ホルモンを調べて、どうしたいの?」
「え?あ。あぁその話ですか」
 急に話が戻った事で、奏ちゃんが少し驚いた顔をした。
「あれは…… その、胸が少しは育ったりはしないかなーと。胸がもう少しでも大きくなってくれたら、『男性では?』だなんて言われなくなると思うんですよね」
 なんて言いながら、自らの胸に両手を当てる。

 可愛い理由だわ、鼻血が出そう…… 。

 揉むと育つらしいわよー手伝いましょうか!と本心としては言いたいが、それはやめておく。異性にはし辛い相談だろうに、それをワタシヘしてくれたというだけで嬉しいもの。
「女性として、扱って欲しいのねー彼に」
「そんな事は…… 無い、です、よ?」と言いながらも、そうかも?まさかそうなのかな…… といった迷いが見て取れる。あぁ残念、この子ったら無自覚なまま恋をし始めているのかもしれないわ。

 その感情を引き出したのが、どうしてワタシじゃないのかしら。

 悔しくって歯軋りしたくなるけど、ウブ過ぎる彼女らが可愛くって仕方ないから、もうちょっと二人を見守ってあげることにしましょうか。
「…… うかうかしていたら、ワタシが正面から堂々と攫っちゃうけどねー」
 瞼を閉じ、ぼそっと呟く。
『恋は対岸で行われている祭りであり、自分とは無関係だ』と言っていた奏ちゃん 愛しい人の微々たる成長が、ワタシはただただ嬉しかった。
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