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【監禁されちゃう覚悟ありで、このまま押し掛け旦那になってもいいんですよ】
足りないモノが向こうからやって来た(青鬼陽・談)
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「…… ども。おはようございます」
珍しくパンツスタイルをしている兄さんが、私の住むマンションの部屋の前に立っている。立っているんだ、兄さんが。
え?嘘だよね、夢かな?違う、これはアレだ。妄想の続きだ。じゃあこのままここで服の中に手を入れて、すっきりとした胸を触ったり、背中を撫でたり、首筋に噛み付いて、所有の証として跡を残すくらいしてもいいのでは?——なんて気分になってきたのだが、あまりにリアルで思い止まった。
「寝ていましたよね。すみません、何度も何度も。『こうするといい。兄さんはどうせ家で寝てる』と明さんにアドバイスをされまして。…… 寝てました?」
自慰にふけっていました、兄さんの妄想で。めちゃくちゃサービス精神旺盛な兄さんとそりゃもう、どエロい内容で!
などとは当然言えず、「う、うん」と笑顔で返す。
恥ずかしい…… 。臭いで自慰をしていたってバレないだろうか?パジャマだし、髪には寝癖があるし、顔だって洗っていなければ歯磨きだってしていない。最悪だ、好きな人にこんな姿を不意に晒すとか、もう穴があったら兄さんになら入れ、違うそっちの意味は今は違う、穴があったら入りたい。
まだまだ頭の中から妄想が抜けきっていないみたいで、ちょっとエロい事を考えてしまい、額を押さえて首を横に振った。
「えっと、すぐに帰りますので。とにかくコレを——」と言いながら、兄さんが大きな鞄を開けて中を覗く。
きっと彼は用を済ませたら即帰るつもりだ。そんな事させて堪るか、初めて兄さんが私の部屋に来て、しかも休日に逢いに来てくれたという奇跡をこのままあっさり終わらせるなど、絶対に許さない。受け入れられる訳がないだろう!
「だめ!入って、早く!」
返事を待つ事なく兄さんの腕を掴み、室内へ引き摺り込む。低身長である兄さんの体は予想よりもかなり軽く、あっさり中へ引き込む事に成功し、私は後ろ手でドアを閉めると、即座に鍵をかけた。
室内からでも鍵がないと開けられないタイプのドアに変更しておくべきだった!
くそ、兄さんは頑なに休日には私と逢おうとしてくれなかったから油断していた。手錠や足枷、包帯、潤滑ジェル等は用意済みだっていうのに!
やっぱりまだ妄想から私は完全に抜け出せていない。
このままでは兄さんを玄関先で襲いかねないと思い、慌てて私は自分の頰を両手で叩いた。
「よ、陽さん⁉︎」
驚いた声を兄さんがあげ、大きな鞄を玄関の廊下に下ろし、私の方へ両手を伸ばしてきた。
「ダメですよ、無理に目を覚まそうとしたら」
妄想を払拭しようと叩いた行為を、兄さんは眠気覚ましの為だと思ったらしい。
ヒールの低い靴で背伸びをし、目一杯腕を伸ばして、叩いたせいで赤くなっているであろう私の頰を少し冷たい手で覆ってくれる。
「冷やさないとダメですね、赤くなってる」
なんかもう、叩いたから赤いのか、兄さんが抱きしめてくれようとしているみたいに感じられるから赤いのか、自分ではわからなくなってきた。
「部屋にあがってもいいですか?タオルを濡らして、氷とかもあるなら、それで冷やしましょう」
「もちろんどうぞ」
部屋を普段から片付けてあってよかった。というか、ほとんど何もないに近い部屋なんだが、引かれないといいな…… 。
「お邪魔します」
そう言って、兄さんが靴を脱いで、数歩で終わる短い廊下を進む。居間に入るなり「タオルはどこに?」「お水お借りしますね。冷凍庫も開けていいですか?」と、テキパキ動いて頰を冷やす用意をしてくれた。完全に兄さんの行動が母か姉みたいで、ちょっと呆気に取られながら私はソファーに座って待機する。
「冷やしてもまだ痛いようなら、薬とか買って来ますから言ってくださいね。月曜までにはどうにかしないと、仕事に支障が出ますから」
最もな事を言われ、早計だった浅はかな行動を悔やむ。だが兄さんを自分から守れたし、私の頰を触って、まるで『抱っこしてくれ』ってやってくれているみたいな擬似体験が出来たのだ、やっぱり後悔はしないでおこう。
「うん、ありがとう」
「いいんですよ。はい、これどうぞ」と言って、兄さんが私に向かい冷えたタオルを渡してくれた。中には何かが包んであり、そっと覗くと氷と水が入った透明な袋が包まれている。
「保冷剤がなかったので。当て辛いなら今すぐ買って来ますが」
「大丈夫だよ。だから、兄さん…… どこにも行かないで」
座ったまま兄さんを見上げ、縋るような声で頼み込む。すると一瞬だけ兄さんの顔が強張り、「は、はい」と短く頷いてくれた。
素直に頰を冷やしていると、兄さんが「お隣失礼します」と言いながら、少しの隙間を開けてソファーに腰掛けてくれる。仮眠も出来るようにと三人掛けの大きなサイズを買った事を、この瞬間激しく後悔した。二人用だったなら兄さんの体に引っ付けたのに!と。いっそ一人用だったら膝に腰掛けてくれ…… いや、兄さんだったら床に正座した気がする。
「痛み、ひきましたか?」
「うん。もう平気」
赤かったせいか、過剰に心配してくれる。痛みはもうほとんど無い。という事は、赤いのは兄さんに対して興奮していたせいだったか。
それしか無いよねーと思いながら、一人で納得していると、兄さんが不意に室内へ目を走らせた。六畳分も無い居間の中にはソファーとテーブルしかなく、電話やテレビといった物は全く置かれていない。台所には多少人間が暮らしているであろう物があるにはあるが、本当に誰かが暮らしているのか疑問に思われてもおかしくないであろうレベルで何もないのだ。
「気になる?何にもない部屋でしょ」
「誰かが来た時に困りませんか?彼女さん、とか」
「イヤだな、いないって前にも言ったのに。それに、ここはこんなザマだけど、仕事部屋と寝室はちゃんとごちゃっとしているよ。物が多いぞって話でちゃんとって言うのは、オカシイか」
あははと笑いながら、他の二部屋の様子を思い出す。
言う程には散らかっていないが、まぁ仕事部屋に兄さんを押し込む事はないだろうしバレはしないだろう。寝室に至っては、ベッドの上が寝起きのまま放置してあって汚いけど、そっちより臭いが気になる!汗とか先走りとかそっち系の臭いが篭っていそうで恥ずかしい。クローゼットの中には兄さんに使いたい玩具とかが沢山あったりもするし、ソレも今はまだ朝なので見られたく無い。なのでそれらを隠す為にもベッドに連れ込む事は無いといい…… いや、あって欲しいけど、そうなるとバレそうだし、あぁぁァァぁぁもう!
冷たいタオルに顔を突っ伏し、ジレンマから声にならない叫びをあげる。
「どうしました⁉︎」
不審な行動を突然したからか、兄さんが心配そうに背中に手を当てて顔を覗き込んできた。
「大丈夫、ごめんごめん。まだ寝ぼけてるのかな」
また適当な事を言って誤魔化そうとする。タオルをテーブルに置き、何か飲み物くらい出そうかな、ご飯とか食べても問題ないだろうか?と考えていると、兄さんが「じゃあ」と言って、私の背中をポンポンと叩き口を開いた。
「眠気覚ましに熱いシャワーを浴びてきてはどうですか?」
その一言のせいで瞬時に私の脳内が妄想と期待で一杯になり、絶句した事は説明するまでもない事だろう。
珍しくパンツスタイルをしている兄さんが、私の住むマンションの部屋の前に立っている。立っているんだ、兄さんが。
え?嘘だよね、夢かな?違う、これはアレだ。妄想の続きだ。じゃあこのままここで服の中に手を入れて、すっきりとした胸を触ったり、背中を撫でたり、首筋に噛み付いて、所有の証として跡を残すくらいしてもいいのでは?——なんて気分になってきたのだが、あまりにリアルで思い止まった。
「寝ていましたよね。すみません、何度も何度も。『こうするといい。兄さんはどうせ家で寝てる』と明さんにアドバイスをされまして。…… 寝てました?」
自慰にふけっていました、兄さんの妄想で。めちゃくちゃサービス精神旺盛な兄さんとそりゃもう、どエロい内容で!
などとは当然言えず、「う、うん」と笑顔で返す。
恥ずかしい…… 。臭いで自慰をしていたってバレないだろうか?パジャマだし、髪には寝癖があるし、顔だって洗っていなければ歯磨きだってしていない。最悪だ、好きな人にこんな姿を不意に晒すとか、もう穴があったら兄さんになら入れ、違うそっちの意味は今は違う、穴があったら入りたい。
まだまだ頭の中から妄想が抜けきっていないみたいで、ちょっとエロい事を考えてしまい、額を押さえて首を横に振った。
「えっと、すぐに帰りますので。とにかくコレを——」と言いながら、兄さんが大きな鞄を開けて中を覗く。
きっと彼は用を済ませたら即帰るつもりだ。そんな事させて堪るか、初めて兄さんが私の部屋に来て、しかも休日に逢いに来てくれたという奇跡をこのままあっさり終わらせるなど、絶対に許さない。受け入れられる訳がないだろう!
「だめ!入って、早く!」
返事を待つ事なく兄さんの腕を掴み、室内へ引き摺り込む。低身長である兄さんの体は予想よりもかなり軽く、あっさり中へ引き込む事に成功し、私は後ろ手でドアを閉めると、即座に鍵をかけた。
室内からでも鍵がないと開けられないタイプのドアに変更しておくべきだった!
くそ、兄さんは頑なに休日には私と逢おうとしてくれなかったから油断していた。手錠や足枷、包帯、潤滑ジェル等は用意済みだっていうのに!
やっぱりまだ妄想から私は完全に抜け出せていない。
このままでは兄さんを玄関先で襲いかねないと思い、慌てて私は自分の頰を両手で叩いた。
「よ、陽さん⁉︎」
驚いた声を兄さんがあげ、大きな鞄を玄関の廊下に下ろし、私の方へ両手を伸ばしてきた。
「ダメですよ、無理に目を覚まそうとしたら」
妄想を払拭しようと叩いた行為を、兄さんは眠気覚ましの為だと思ったらしい。
ヒールの低い靴で背伸びをし、目一杯腕を伸ばして、叩いたせいで赤くなっているであろう私の頰を少し冷たい手で覆ってくれる。
「冷やさないとダメですね、赤くなってる」
なんかもう、叩いたから赤いのか、兄さんが抱きしめてくれようとしているみたいに感じられるから赤いのか、自分ではわからなくなってきた。
「部屋にあがってもいいですか?タオルを濡らして、氷とかもあるなら、それで冷やしましょう」
「もちろんどうぞ」
部屋を普段から片付けてあってよかった。というか、ほとんど何もないに近い部屋なんだが、引かれないといいな…… 。
「お邪魔します」
そう言って、兄さんが靴を脱いで、数歩で終わる短い廊下を進む。居間に入るなり「タオルはどこに?」「お水お借りしますね。冷凍庫も開けていいですか?」と、テキパキ動いて頰を冷やす用意をしてくれた。完全に兄さんの行動が母か姉みたいで、ちょっと呆気に取られながら私はソファーに座って待機する。
「冷やしてもまだ痛いようなら、薬とか買って来ますから言ってくださいね。月曜までにはどうにかしないと、仕事に支障が出ますから」
最もな事を言われ、早計だった浅はかな行動を悔やむ。だが兄さんを自分から守れたし、私の頰を触って、まるで『抱っこしてくれ』ってやってくれているみたいな擬似体験が出来たのだ、やっぱり後悔はしないでおこう。
「うん、ありがとう」
「いいんですよ。はい、これどうぞ」と言って、兄さんが私に向かい冷えたタオルを渡してくれた。中には何かが包んであり、そっと覗くと氷と水が入った透明な袋が包まれている。
「保冷剤がなかったので。当て辛いなら今すぐ買って来ますが」
「大丈夫だよ。だから、兄さん…… どこにも行かないで」
座ったまま兄さんを見上げ、縋るような声で頼み込む。すると一瞬だけ兄さんの顔が強張り、「は、はい」と短く頷いてくれた。
素直に頰を冷やしていると、兄さんが「お隣失礼します」と言いながら、少しの隙間を開けてソファーに腰掛けてくれる。仮眠も出来るようにと三人掛けの大きなサイズを買った事を、この瞬間激しく後悔した。二人用だったなら兄さんの体に引っ付けたのに!と。いっそ一人用だったら膝に腰掛けてくれ…… いや、兄さんだったら床に正座した気がする。
「痛み、ひきましたか?」
「うん。もう平気」
赤かったせいか、過剰に心配してくれる。痛みはもうほとんど無い。という事は、赤いのは兄さんに対して興奮していたせいだったか。
それしか無いよねーと思いながら、一人で納得していると、兄さんが不意に室内へ目を走らせた。六畳分も無い居間の中にはソファーとテーブルしかなく、電話やテレビといった物は全く置かれていない。台所には多少人間が暮らしているであろう物があるにはあるが、本当に誰かが暮らしているのか疑問に思われてもおかしくないであろうレベルで何もないのだ。
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あははと笑いながら、他の二部屋の様子を思い出す。
言う程には散らかっていないが、まぁ仕事部屋に兄さんを押し込む事はないだろうしバレはしないだろう。寝室に至っては、ベッドの上が寝起きのまま放置してあって汚いけど、そっちより臭いが気になる!汗とか先走りとかそっち系の臭いが篭っていそうで恥ずかしい。クローゼットの中には兄さんに使いたい玩具とかが沢山あったりもするし、ソレも今はまだ朝なので見られたく無い。なのでそれらを隠す為にもベッドに連れ込む事は無いといい…… いや、あって欲しいけど、そうなるとバレそうだし、あぁぁァァぁぁもう!
冷たいタオルに顔を突っ伏し、ジレンマから声にならない叫びをあげる。
「どうしました⁉︎」
不審な行動を突然したからか、兄さんが心配そうに背中に手を当てて顔を覗き込んできた。
「大丈夫、ごめんごめん。まだ寝ぼけてるのかな」
また適当な事を言って誤魔化そうとする。タオルをテーブルに置き、何か飲み物くらい出そうかな、ご飯とか食べても問題ないだろうか?と考えていると、兄さんが「じゃあ」と言って、私の背中をポンポンと叩き口を開いた。
「眠気覚ましに熱いシャワーを浴びてきてはどうですか?」
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