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【ホテルという言葉の奥に潜む罠】
誉め殺し
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とある日の夕飯時。奏は珍しく仕事を定時に切り上げ、家に帰ろうと社屋の出口を目指してロビーを一人で歩いていた。
膝下まであるダークトーンのシンプルなタイトスカートを穿き、上には弟の圭が作ってくれた水色のブラウスを着ている。紺色の大きめな鞄には小さなリボンが付いており、白くてフワフワとした丸いチャームが歩くたびに揺れて愛らしい。それらはトータルでどこからどう見ても女性の格好なのだが、顔立ちが少年そのものであり、ショートヘアなせいで、どうしたって女装の似合う美少年の風貌だ。なのに、不思議と違和感がまるで無いのが恐ろしい。
「お仕事お疲れ様。これから帰るんだよね、一緒にご飯でもどうかな」
先にロビーに立っていた陽が、帰宅支度を終えた奏を目敏く見付けて声をかけた。
「お疲れ様です」
頭を軽く下げ、「ご飯をですか?…… えっと」と奏が悩む。
たまたま今日は定時に帰れるだけで、あえて早く切り上げた訳ではなく、用事はない。だがしかし持ち合わせは大丈夫だろうか。この間の昼に引き続き、同じ心配が奏の頭をよぎった。
咄嗟に鞄を開き、財布を確認しようとする。だがしかし、先に陽に手首を掴まれてしまい、中身を見る事が出来なくなってしまった。
「今日はご馳走させて欲しいな」
「え、でも…… 」
本当にいいのだろうか?
不安になり、奏の瞳が微かに揺れた。長女故か甘え慣れしておらず、職場での飲み会は必ず割勘なので、奢られ慣れもしていない為、嬉しい気持ちより申し訳ない気持ちの方が強く前面に出てしまう。
「弟にいい格好させてよ、お願い。ね?」
まだお互いの弟妹達は入籍前なので、この二人は義理であろうが姉弟ではない。なのに気の早い陽はもう、何かにつけて弟である事を笠に着ては可愛らしい我儘を言う。実害は無いし、甘えられる事自体正直嬉しい奏は、「わかりました」と答え、急遽二人は一緒に食事に行くこととなった。
◇
今回も、一体どんな店に連れて行かれるのだろうかとヒヤヒヤしていた奏だったが、着いた先がいたって普通の洋食店だったことで、肩の力が一気に抜けた。
対面になりながら席に座り、店員から渡されたメニューを見ても、手頃なお値段でちょっと意外だった。
「もっとお高いお店の方が良かったかな?」
「いえ、安心しました。マナーとかよくわからないので、箸を使って食べても怒られない店でホント助かります」
「良かった。実はあんまり高級な店は知らないんだよね。そういう分野はもっぱら同僚の方が得意なんだ。接待は得意だけど、セッテイングはからっきしとか、秘書としては失格だよね」
あはは、と短く笑い、自虐めいた顔をしながら陽が弱音を吐く。
入社時から彼の仕事ぶりをそこそこには噂程度に聞き知っている奏は、そんな一面を自分に見せてくれた陽に対し、ちょっと近しい気持ちを感じた。そもそも彼が傲慢な自信家だといった話は聞いた事は無かったが、少なくとも聞いた限りでは、弱音を吐くタイプでは無かったからだ。
何か自分でも力になれないだろうか?
——とは思うも、研究職員でしかない身では特に思い付かない。ならばせめて、褒めちぎるとかはどうだろうか。褒められて嬉しくない人はいないはず、と奏は考え、テーブルの上で決意の拳を作った。
「そんな事は無いですよ。社長の代わりによくやっていると、みんな口を揃えて言っていますから」
「…… そうなの?」
きょとんとした顔をした陽を見て、これでは足りないのか、と思った奏が言葉を続ける。
「えぇ、まだお若いし、それなのに文句も言わずに慣れない経営職を必死に頑張る姿はもう好感度の塊だとか」——って、誰かが言っていました!と続けそうになった、余計そうな部分は端折った。
注文をし、食事が運ばれてきて食べている間も、ずっと奏は淡々とした口調のまま陽を必死に褒め続けた。聞き齧った噂話を必死に思い出し、弟の圭や義妹になる明の発言も引っ張り出し、とにかくひたすら絶賛する。
「背も高くて素敵ですよね」
「スポーツは何かやっていたんですか?スーツの上からでもわかるくらいに引き締まっていて、背筋も綺麗だし、とてもいいと思います」
「良い香りもしますけど、それらはご自分でブレンドを?ご実家のお仕事は調香師ですものね。よく似合っていますよ。ずっと側に居たいと思う人も多いでしょうね」
「声も低めで耳に心地いいですよね。よく遠くまで通るし、羨ましいです」
人は褒めて伸ばしなさい、と母から言われた言葉を地でいくつもりで、ひたすらに。
最初のうちは仕事に関しての話だったのだが、研究室に篭りっぱなしで経営についてはほとんど知らない為早々にネタが枯渇し、もう容姿などを褒めるくらいしか思いつかず、後半はこんな発言ばかりになってきた。
始めのうちはニコニコと、でも少し照れ臭そうに「そう?ありがとう。嬉しいな」と余裕気味に返事をしていた陽だったのだが、途中からはもう恥ずかしいやら言葉が耳に心地よくって気持ちいいやらで口元が震え、全身がカァッと熱を持ち、食事が手につかなくなってしまった。
(え?これもう完全に告白だよね?愛の囁きってやつだよね?さ、さ、誘って、くれてるんだよね⁉︎)
何とも思っていない相手ならば、ここまで褒めてくれるはずがない。陽は全ての言葉をそう受け止めてしまい、肝心の言葉が一切出てこない事にちょっとヤキモキしつつも、ドキドキが止まらない。
持っていたフォークとナイフをそっと置き、陽はとうとう誉め殺しを受け止めきれなくなり、顔を両手で覆って俯いてしまった。
「髪もさらさらしてますけど、それも香油の効果ですか?——って、ど、どうしたんですか?陽さん」
プルプルと肩を震わせながら顔を隠して俯く陽の姿に驚き、奏が食べる手を止め、手を精一杯伸ばしてテーブル越しのまま肩に触れる。
何か失礼な言葉が混じっていたのだろうか、と奏が気を揉んでいると、陽がボソッと「…… 兄さんと、このままホテルに行きたい」と呟いた。
「…… え?ホテル?」
(ここでも充分美味しいのに、どうして場所を変えたいんだろう)
「まるまるっと喰べちゃいたい…… 。兄さんとしっぽりしごき合いたい…… 」
「食べる?しごきあい?」
(しごきって…… 確か、厳しく訓練するとかそういうそういう意味ですよね。何故いきなりそんな話に?)
「ダメですよ、そんな危ない事は」
奏は運動が苦手な生粋の内勤女子なので、何となくそう答えはしたが、正直ちゃんとは意味を理解してはいない。というかそもそもそっちの解釈の意味で陽は言っていないのだが、奏は気が付いていなかった。
「じゃあ、ちょっと触るだけでも」
「今ここでじゃダメなんですか?お店を変えるまでは流石に…… まだ沢山料理はありますし、頼んだからにはちゃんと食べましょう?」
「食べたらホテル行ける?」
「充分な量なので、他でもとなるとちょっと自信がないです」
話が全く噛み合わないまま、押し問答を繰り返す。
結局奏がホテル行きをきっちり断るのに、ここから更にに十分程を要した。
◇
「好きならホテルくらいいいと思うんだけど…… 」
食事を終え、会計を済ませた帰り道。拗ねた顔をしながらも陽が駅まで奏を送って行く。
「好きでも沢山は。それに、明日もまた仕事ですし、ね?」
(美味しい物ならいくらでも食べられる、とか…… 現実だと無理なんですよねぇ。残念です)
胃袋の限界を残念に思いつつ、奏がお腹をゆっくりと撫でる。先程のお店が美味しくって、つい食べ過ぎてしまったせいでちょっと苦しい。
(好きだと沢山えっちしちゃうから、明日は仕事だし諦めろって事だね?くぅぅ。その気遣いが、返って辛い…… )
しゅんっと肩を落としながらも、隣を歩く小さな奏の姿にクスッと笑みをこぼす。奏を喰べたい気持ちはまだ胸の奥で燻ってはいるが、美味しいモノを食べて満足気な姿を見ていると、また今度でいいかという気持ちにもなってくる。
関係の前進を焦るまい…… 焦っては事を仕損じると言うではないか。家族関係になって仕舞えば、逃さなくて済むのだから——
最後まで噛み合わぬ二人だったが、どうやら楽しい時間は過ごせたみたいだ。
膝下まであるダークトーンのシンプルなタイトスカートを穿き、上には弟の圭が作ってくれた水色のブラウスを着ている。紺色の大きめな鞄には小さなリボンが付いており、白くてフワフワとした丸いチャームが歩くたびに揺れて愛らしい。それらはトータルでどこからどう見ても女性の格好なのだが、顔立ちが少年そのものであり、ショートヘアなせいで、どうしたって女装の似合う美少年の風貌だ。なのに、不思議と違和感がまるで無いのが恐ろしい。
「お仕事お疲れ様。これから帰るんだよね、一緒にご飯でもどうかな」
先にロビーに立っていた陽が、帰宅支度を終えた奏を目敏く見付けて声をかけた。
「お疲れ様です」
頭を軽く下げ、「ご飯をですか?…… えっと」と奏が悩む。
たまたま今日は定時に帰れるだけで、あえて早く切り上げた訳ではなく、用事はない。だがしかし持ち合わせは大丈夫だろうか。この間の昼に引き続き、同じ心配が奏の頭をよぎった。
咄嗟に鞄を開き、財布を確認しようとする。だがしかし、先に陽に手首を掴まれてしまい、中身を見る事が出来なくなってしまった。
「今日はご馳走させて欲しいな」
「え、でも…… 」
本当にいいのだろうか?
不安になり、奏の瞳が微かに揺れた。長女故か甘え慣れしておらず、職場での飲み会は必ず割勘なので、奢られ慣れもしていない為、嬉しい気持ちより申し訳ない気持ちの方が強く前面に出てしまう。
「弟にいい格好させてよ、お願い。ね?」
まだお互いの弟妹達は入籍前なので、この二人は義理であろうが姉弟ではない。なのに気の早い陽はもう、何かにつけて弟である事を笠に着ては可愛らしい我儘を言う。実害は無いし、甘えられる事自体正直嬉しい奏は、「わかりました」と答え、急遽二人は一緒に食事に行くこととなった。
◇
今回も、一体どんな店に連れて行かれるのだろうかとヒヤヒヤしていた奏だったが、着いた先がいたって普通の洋食店だったことで、肩の力が一気に抜けた。
対面になりながら席に座り、店員から渡されたメニューを見ても、手頃なお値段でちょっと意外だった。
「もっとお高いお店の方が良かったかな?」
「いえ、安心しました。マナーとかよくわからないので、箸を使って食べても怒られない店でホント助かります」
「良かった。実はあんまり高級な店は知らないんだよね。そういう分野はもっぱら同僚の方が得意なんだ。接待は得意だけど、セッテイングはからっきしとか、秘書としては失格だよね」
あはは、と短く笑い、自虐めいた顔をしながら陽が弱音を吐く。
入社時から彼の仕事ぶりをそこそこには噂程度に聞き知っている奏は、そんな一面を自分に見せてくれた陽に対し、ちょっと近しい気持ちを感じた。そもそも彼が傲慢な自信家だといった話は聞いた事は無かったが、少なくとも聞いた限りでは、弱音を吐くタイプでは無かったからだ。
何か自分でも力になれないだろうか?
——とは思うも、研究職員でしかない身では特に思い付かない。ならばせめて、褒めちぎるとかはどうだろうか。褒められて嬉しくない人はいないはず、と奏は考え、テーブルの上で決意の拳を作った。
「そんな事は無いですよ。社長の代わりによくやっていると、みんな口を揃えて言っていますから」
「…… そうなの?」
きょとんとした顔をした陽を見て、これでは足りないのか、と思った奏が言葉を続ける。
「えぇ、まだお若いし、それなのに文句も言わずに慣れない経営職を必死に頑張る姿はもう好感度の塊だとか」——って、誰かが言っていました!と続けそうになった、余計そうな部分は端折った。
注文をし、食事が運ばれてきて食べている間も、ずっと奏は淡々とした口調のまま陽を必死に褒め続けた。聞き齧った噂話を必死に思い出し、弟の圭や義妹になる明の発言も引っ張り出し、とにかくひたすら絶賛する。
「背も高くて素敵ですよね」
「スポーツは何かやっていたんですか?スーツの上からでもわかるくらいに引き締まっていて、背筋も綺麗だし、とてもいいと思います」
「良い香りもしますけど、それらはご自分でブレンドを?ご実家のお仕事は調香師ですものね。よく似合っていますよ。ずっと側に居たいと思う人も多いでしょうね」
「声も低めで耳に心地いいですよね。よく遠くまで通るし、羨ましいです」
人は褒めて伸ばしなさい、と母から言われた言葉を地でいくつもりで、ひたすらに。
最初のうちは仕事に関しての話だったのだが、研究室に篭りっぱなしで経営についてはほとんど知らない為早々にネタが枯渇し、もう容姿などを褒めるくらいしか思いつかず、後半はこんな発言ばかりになってきた。
始めのうちはニコニコと、でも少し照れ臭そうに「そう?ありがとう。嬉しいな」と余裕気味に返事をしていた陽だったのだが、途中からはもう恥ずかしいやら言葉が耳に心地よくって気持ちいいやらで口元が震え、全身がカァッと熱を持ち、食事が手につかなくなってしまった。
(え?これもう完全に告白だよね?愛の囁きってやつだよね?さ、さ、誘って、くれてるんだよね⁉︎)
何とも思っていない相手ならば、ここまで褒めてくれるはずがない。陽は全ての言葉をそう受け止めてしまい、肝心の言葉が一切出てこない事にちょっとヤキモキしつつも、ドキドキが止まらない。
持っていたフォークとナイフをそっと置き、陽はとうとう誉め殺しを受け止めきれなくなり、顔を両手で覆って俯いてしまった。
「髪もさらさらしてますけど、それも香油の効果ですか?——って、ど、どうしたんですか?陽さん」
プルプルと肩を震わせながら顔を隠して俯く陽の姿に驚き、奏が食べる手を止め、手を精一杯伸ばしてテーブル越しのまま肩に触れる。
何か失礼な言葉が混じっていたのだろうか、と奏が気を揉んでいると、陽がボソッと「…… 兄さんと、このままホテルに行きたい」と呟いた。
「…… え?ホテル?」
(ここでも充分美味しいのに、どうして場所を変えたいんだろう)
「まるまるっと喰べちゃいたい…… 。兄さんとしっぽりしごき合いたい…… 」
「食べる?しごきあい?」
(しごきって…… 確か、厳しく訓練するとかそういうそういう意味ですよね。何故いきなりそんな話に?)
「ダメですよ、そんな危ない事は」
奏は運動が苦手な生粋の内勤女子なので、何となくそう答えはしたが、正直ちゃんとは意味を理解してはいない。というかそもそもそっちの解釈の意味で陽は言っていないのだが、奏は気が付いていなかった。
「じゃあ、ちょっと触るだけでも」
「今ここでじゃダメなんですか?お店を変えるまでは流石に…… まだ沢山料理はありますし、頼んだからにはちゃんと食べましょう?」
「食べたらホテル行ける?」
「充分な量なので、他でもとなるとちょっと自信がないです」
話が全く噛み合わないまま、押し問答を繰り返す。
結局奏がホテル行きをきっちり断るのに、ここから更にに十分程を要した。
◇
「好きならホテルくらいいいと思うんだけど…… 」
食事を終え、会計を済ませた帰り道。拗ねた顔をしながらも陽が駅まで奏を送って行く。
「好きでも沢山は。それに、明日もまた仕事ですし、ね?」
(美味しい物ならいくらでも食べられる、とか…… 現実だと無理なんですよねぇ。残念です)
胃袋の限界を残念に思いつつ、奏がお腹をゆっくりと撫でる。先程のお店が美味しくって、つい食べ過ぎてしまったせいでちょっと苦しい。
(好きだと沢山えっちしちゃうから、明日は仕事だし諦めろって事だね?くぅぅ。その気遣いが、返って辛い…… )
しゅんっと肩を落としながらも、隣を歩く小さな奏の姿にクスッと笑みをこぼす。奏を喰べたい気持ちはまだ胸の奥で燻ってはいるが、美味しいモノを食べて満足気な姿を見ていると、また今度でいいかという気持ちにもなってくる。
関係の前進を焦るまい…… 焦っては事を仕損じると言うではないか。家族関係になって仕舞えば、逃さなくて済むのだから——
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