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日常ストーリー

4話 シックスナイン

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基本タチネコの役割がその日によって変わる、もしくは両方こなすことの多い尾餅と鎖原だがそれが決まらないことがある。「尾餅くんどっちやりたい?」「今日はどっちでも……」「じゃあ……アレ、やる?♡」「やるか……♡」という会話のあとに何が行われるかというと……。

「んっ、んむっ、ふっ、ふっ♡尾餅くんのおっきい玉々美味しい、ぶら下がりお稲荷さん♡おチンポでベチベチされるの大好きっ♡お汁全部僕の顔にかかってくるっ♡あー、んぺ、んぺ……っ♡もっと僕に向かって腰振って、上手にフェラしてあげられないよぅ……♡」
「ははっ、鎖原のチンポ、ぴょこぴょこ勃ってて可愛いな……っ♡俺の口でそんなに気持ちよくなりたいのか?♡アナルを弄るとプクッとした先走りが出てくるんだ、これを丁寧に舐め取るのが……んん~……♡大好きなんだ……♡」

シックスナインである。尾餅が上、鎖原が下でお互いの生殖器を弄り合うこの行為は至近距離でペニスやアナルを確認することが出来て非常に興奮するものであるし、二人同時に相手に好きな責め方が出来る。鎖原は顔面に大物の尾餅のペニスが乗っかると息を荒くして鼻での呼吸に精を出した。普段出かける前にも帰ってきたあとにもシャワーを浴びる習慣のある尾餅の体臭を堪能出来る機会はそう多くないので、汗で張り付いた金玉の裏を嗅ぐ時などは意識がキマりそうになる。尾餅本人には死んでも伝えない事実の一つであるが。尾餅はというと平均的なサイズではあるが小綺麗でスマートな鎖原のペニスの包皮を上げたり下げたりしてむりゅっと亀頭を露出させるのが好きだ。ピンク色のそこに何度もキスを落としてパクパクと開閉する尿道口を舌先でツンツンとつつきビクつくペニスを見るといい気分になる。お互い口には出さないがどちらを先にイかせられるか、という競争心もあることからこの行為は一種のゲームのようになっていた。先攻をしかけたのは鎖原でジュルルルッ♡と尾餅のペニスを喉奥へ吸い込んで頬の内側を狭める。牛の乳房と搾乳機の関係のように的確にザーメンを絞る取る百戦錬磨の技巧に尾餅は必死に腰を浮かせようとするが吸われるペニスがそれを許さない。尾餅は鎖原のペニスに顔をこすりつけるようにしてすがりつき大きく声をあげた。

「おぉおおお゛~~~っ!?♡鎖原ぁ!♡それ反則っ、チンポ取れるぅ゛!♡俺のチンポ伸びちゃうだろうが!?♡あぁああ゛ッバキュームフェラきついきついきつい゛♡鎖原、離せっ!♡離してくれよぉ!♡」
「ん゛ッ、じゅるるるるッ……♡はっ、そんなこと言って金玉パンパンの射精準備バッチリになってるけどぉ!?♡尾餅くん気持ちいいとやめてやめてって言うけど本当はそこから無理やりエッチを続けられるのが好きなんでしょ!♡素直になりなよ!♡」
「なっ、なんだと……!♡この、プルプルビッチが……!♡」
「あ゛ッ、ウソウソ怒んないで!♡はぁああっ♡お尻イジメられる゛♡」

尾餅が鎖原のアナルに指を入れグチュグチュとかき混ぜ始めた。前立腺を硬い指先でコリコリと弾き指の腹でしつこいくらいにしこりを揺らすと鎖原のアナルはきゅうきゅうと尾餅の指を締めつける。指を四本まで入れても柔軟に伸びる鎖原のアナルに尾餅は容赦なく手マンを繰り返し快楽の神経を掻きむしってやろうと画策する。先走りでヌルヌルになったしょっぱいペニスを口に含んでその粘液を全てしゃぶりつくしてやろうという気概でフェラをした。二点責めには流石の鎖原も耐えることが出来ずヒンヒンと泣きながら何とか自分の方もフェラを続ける。尾餅は『勝った!』という顔をして鎖原のアナルに入れた指をさらに激しく動かした。白く濁った泡が鎖原のアナルからこぼれ落ちる。

「鎖原っ!♡イケッ!♡たまにはお前の方が早くイッてみせろ!♡俺の指で前立腺を弄られるのが気持ちいいと認めろ!♡結局お前も気持ちいいのには慣れてるだけでセックス大好きな快感に弱い人間なんだろ!♡さぁ派手にイケッ!♡」
「やだやだやだっ♡僕は尾餅くんを気持ちよくするのが好きなの!♡自分が気持ちよくなるのも好きだけど尾餅くんのアヘ顔見てるとそれだけで幸せな気持ちになれるから……!♡イッちゃったら尾餅くんのアヘ顔見逃しちゃう♡」
「シックスナインでお互いの顔は見えないだろ!♡」
「シックスナインで痙攣するくらい僕にイかされちゃった尾餅くんを写真に収めるまでがセットなの!♡おチンポいじいじ対決で僕に負けちゃった尾餅くんがアヘ顔ダブルピースしてくれるって約束なんだから!♡」
「そんな約束してないだろ!♡」

お互いに言い合いながら尾餅と鎖原は自分の目の前にあるチンポをゴシュゴシュと必死に扱いていた。先走りが泡立つほどの手コキを競い合って、もう相手を先にイかせることしか考えていない。鎖原は尾餅のアナルに指入れを始めて自分も尻責めを開始しようとしていたし、尾餅は鎖原のペニスの亀頭部分を舌でニュルニュルと磨き上げてラストスパートまで一気に持っていこうとしている。鎖原が尾餅の弱点である前立腺の右側をグニュッ♡と押し込めた。途端に空イキを始めた尾餅が「あぁああ゛んっ!♡」とほぼ反射的に鎖原のペニスを思いきり握った。「ほぉおお゛ッ!?♡」と痛みと衝撃と快感をごちゃ混ぜにした責め苦を受け取った鎖原がビチャビチャと潮を吹く。

「尾餅ぐん♡チンポ握んないで、痛い痛い痛いっ!♡そんな乱暴な絞り方しちゃダメに決まってるでしょ♡無理やりお潮出しちゃダメッ、僕のチンポ壊れちゃう♡エッチ出来なくなっちゃうよぉ゛♡」
「ほぉ゛ッ♡ほぉお゛ッ♡前立腺潰されるのやばぁ゛っ♡鎖原っ、お前そこピンポイントで俺の弱いとこ押してるっ♡腹の中ギュンギュン気持ちいいの上ってきて大変なことになってる♡助けて♡助けて♡」

鎖原の潮でビチャビチャになった尾餅は髪を振り乱して何を思ったのか目の前のペニスから吹き出る潮をゴクゴクと飲み干した。「何飲んでるのぉ!?♡」とドリンクサーバーのようにペニスを使われた鎖原は嬉しいやら困惑するやらで驚いた声を出した。尾餅がジュゾゾゾゾ……♡と尿道内の潮を吸い出すとその刺激につられて射精してしまった鎖原の精液がこぷこぷと溢れ出てくる。尾餅は「はっ!♡」と嬉しそうな声をあげて鎖原の精子を最後まで絞り出すべく尻に入れた指もゴリゴリと前立腺を狙って刺激した。ビューッ、ビューッ……♡と普段通りの射精をさせることに成功した尾餅は自慢げな表情で鎖原の上からどく。ぐったりと仰向けになっている鎖原の前髪を優しく指で後ろに撫でつけてから口の周りの液体をもう一度ぺろりと舐め取った。鎖原が「エッチだ……♡」と呟く。

「今回は俺の勝ちだな♡どうだ、俺も成長しただろう」
「んぁあ~、負けました……♡てか最後のチンポ握りがずるいよね、Mっけがある人にとったらたまんない行為だもん」
「あれはほぼ事故だ。すまない」
「事故なんかーい」

「というか俺も射精したい、お前だけずるい」と鎖原の上にまたがった尾餅はシックスナインを通してネコをやりたくなったようだった。ほぐれたアナルに再び硬くなったペニスがピトリとあてがわれる。そのまま挿入する感覚に「「あ~~~♡」」と二人で声を上げながらセックスが始まった。性器だけがドアップで見えるのもいいが、やはりお互いの感じている顔を見ながら出来るセックスは王道かつベストだと思う。そうは思いつつも知らない体位を覚えれば顔が見えようが見えまいが試してみたくなるのだろうこの二人は、愛おしい者同士でこれからも快感を分かち合っていく。
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