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第四章 侵略の狼煙
第五十二話 籠城
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地平に沈みかけた三日月が不安げに雲の隙間から光を落とすと、一面に広がった魔獣の骸がその戦いの凄まじさを物語る。だが、その戦いは散っていった魂の数では足りず、もっと大量の命を欲しているようだった。完全な闇が辺りを覆い始めると、見る者の不安を一層掻き立てる。
北門の攻防は、門の近辺で終始していた。というのも、城壁の上で篝火を炊き、その光を頼りに戦うことになっているからだ。星明かりでは、獣のほうが圧倒的に有利である。人間は光に固まって戦うより他に術がなかった。
「一進一退か」
「は、交代で休ませております。仮にこの状態が続いたとしても、数日は持ちこたえられます」
「この状態が続けば、な・・・」
城門の外で五十人ばかりが円陣を組んで戦い、連携して交代する。負傷者を除けばまだ二百五十人は動ける者がいるので、五順に分けて戦うことができる。遊兵が出来てしまうが、防戦で時間を稼ぐにはこれが一番容易な方法だ。敵を引き付ける意味でも良いし、もしかしたら敵をすべて倒し尽くしてしまえるかもしれない。そんな淡い期待も抱きながら、この体制を構築した。
だがドウカンはあまり良い予感がしなかった。同じ敵ばかりではない。例えば鳥や昆虫型の魔獣が空を飛んでくるとか、人では抑えられないほどの大型魔獣が出てくるとか、幾らでも状況が変わる可能性が考えられるのだ。まして、敵の物量が無限であるとすれば、味方の増援、例えば水の都からの援軍が到着しない限り、このまま全員が玉砕するしかない。籠城戦となりつつある今、先が見えないことを考えると飢えに関しても気を遣う必要がある。
「此方も手数を増やさねば」
「と言いますと」
「武器庫にアレがあったはずだ。ありったけ用意せい」
「はっ」
物量戦で負傷者が少しずつ増えていく。聖職者による治癒魔術で立ち直る者がいるとしても、少しでも戦力を温存する手を打たねばならなかった。
「それから街の民を市街地中央に避難させよ」
「は、南でなく中央に、でございますか」
「左様。恐らく南門まで奴等は回り込んでおるでな」
指示が走る度、伝令が走る。こうしてカバネ率いる家臣団は、その存在意義を大いに発揮しながら防衛に尽力していくことになる。
狼や熊の魔獣の群れがぞろぞろと歩いていく。行先は北の都だ。連なって列を成すわけではなく、三十、四十とある程度の群れが揃って歩き、しばらくの間を置いて、再び群れが現れ、と繰り返している。きっと街の近くまで行く頃には横に列を成し、壁を作りながら進むことになるのだろう。
「・・・行ったみたいだよ」
「・・・行こう」
ロジェとジェロムが周囲を警戒しながら進む。エマとディアナはそれに黙って着いていく。敵の本拠に近づいているのか、こうやって身を隠しながら進むことが増えてきた。北の都を出て丸一日。多少の休憩は挟んでいたが、魔獣の出現頻度が多く、緊張感もあり、満足に休むこともできない。エマの虚影の円陣を使おうという話も出たが、恐らくは手に持っている藁状の道具がその役割を果たしている。とすれば、あの時に気付かれたように、魔獣の通り道に位置していれば休んでいても敵に遭遇する可能性は十分にあった。
「まだ半分くらいだと思う」
「・・・長いわね。夜通し歩いているのに」
「隠れながらだから仕方がない。でも早いほうだと思う」
四人は街から北上していた。ただ、真っ直ぐに行くと此方へ向かってくる魔獣に遭遇するため、多少、西側へと移動してから動いている。それでも魔獣に遭遇する頻度がそれなりにあることから、相当の数が出てきていることが想像された。
「仮に出現を止めたとしても、ここに出てきてる魔獣を全部倒すんだよね」
「もしかしたら、消えるとか、帰るとかしてくれるかもしれないわ」
「・・・そのくらい素直だといいんだけど」
たまに対処を話し合うが、想定の域を出るわけでもないため議論はすぐに萎む。四人はお互いにまだ警戒しているのか遠慮しているのか、それくらいしか話題がなかった。あまり長話をしていては魔獣に気付かれる可能性もあったので尚更である。一度、魔獣が通り過ぎた後にジェロムが小石を蹴飛ばしたら、数匹が向かってきたことがあった。そのまま止まっていたら気付かれずに事なきを得たが、そのくらいの警戒心は必要だということが分かっていたのだ。
「ねぇ、わたし疲れたわ、もうちょっと休みたい」
「エマ。街で戦ってる人たちもいる」
「でも私達も万全でないと。何が待っているか分からないわ」
窘められるエマに、ディアナが助け舟を出す。
「・・・そうだな。もう少し西にずれれば、休むくらいはできるかもしれない」
ジェロムが地図を広げて確認する。
「川の上流になっている湖がある。そこなら獣に気付かれにくい」
「そうよね、ジェロム、ディアナ、良いこと言うじゃない。ロジェも少しは見習って!」
「わかったよ、ごめん。その、湖に向かえばいいんだね」
エマの発言をロジェが窘め、それを二人がフォローする。何度か繰り返された光景だったが、それがこの四人のバランス感覚でもあったかもしれない。
「行こう。皆、疲れてるだろう」
ジェロムが先頭を切って歩き出した。それに続く三人は、疲労で重い足取りを引きずるように歩く。この先が踏み入れるべき場所でないかと、身体が拒否しているかのようだった。
北の都の南門は、昨日の魔獣侵入騒ぎがあってから誰も近寄らなくなっていた。西、東門も同様で、警戒する門番と冒険者がちらほらうろついている程度だった。その騒動のあった南門に、馬に跨った三人の冒険者と、その周りに群がる冒険者が集まっていた。
「頼むぞ、必ず水の都まで報せてくれ」
「任せな、二日で着いてやる」
馬が休まずに走ってそのくらいの時間がかかると言われている。馬用の回復薬も持ち、三人の冒険者が南門から突破して水の都へ救援を求める。包囲される前に、カバネの使者が立ったとは聞いていたが、念を入れて彼らも向かうことになったのだ。
南門の周りにも魔獣が群がっているが、幸いにもその壁は見渡す範囲で終わっており、密度も北門ほどではない。だから切り抜けてしまえば何とかなる、という希望があった。
「いいか、最終確認だ。俺たちが突破口を開く。弓兵がさらに周りを牽制したら、そこを一気に駆け抜けていく。合図するまで動くなよ?」
「ああ、分かってる」
「よし、始めるぞ」
城門の上に弓兵が並び、群がる魔獣に射掛ける。何匹かが悲鳴をあげて逃げるが、その補充と言わんばかりに新たな魔獣がやってくる。何度かそれを繰り返して、弓兵が危険だと思い知らせた頃に吊り橋が下がる。その動きを見た魔獣たちがまた集まってくるが、さらに矢が降り注ぎ、魔獣たちは橋の周辺から四散した。
「今だ!」
八人の冒険者が剣や槍を構えて城門から躍り出る。待ち焦がれたと言わんばかりの勢いで魔獣を斬り捨て、その包囲網を薄くしていく。海竜の道へと続く正面の魔獣の壁に向かって、矢が射掛けられる。そこの魔獣たちも包囲を解いていき、一時的に魔獣の包囲が薄くなる。
「いけぇ!」
「頼んだぜぇ!」
三匹の馬が、長槍を構えて突進する。何匹かをその槍で串刺しにしながら通り抜けようとしたその時、大型の熊の魔獣が二匹、三人の前に立ちはだかった。先頭を走っていた冒険者の槍を受けながらも、その馬に太い腕からの一撃を加えて薙ぎ倒してしまう。地上に転がった冒険者は残り二匹を通過させようと、さらに槍を構えた。壁となって立ちはだかるその二匹は、長槍で突かれた程度では動じなかった。
「くそ、ここまで来て!」
「馬鹿野郎、早く行け!」
「無茶だ!」
馬の脚が止まったと見るや、周囲の魔獣が群がってくる。もう駄目か、と突破ではなく戦闘へと体制を作る馬上の二人の横を、ばひゅんと矢が通り抜けた。目の前の熊の魔獣の顔に矢が突き立っている。弓兵のいる城門からの距離は200ミルを超えている。一体こんな距離を誰が、と振り返る。
「今だ、行け!!」
城門の上から叫んでいるのは赤毛のハンターこと、クロエだった。まさかの矢の援護で熊が怯んだ隙に、二人は馬を駆って包囲網を抜け出し雪原へと躍り出た。
「頼んだぞぉ!」
乱戦へと縺れ込んだ冒険者たちの叫びを胸に、二人は馬を駆り雪原の南へ姿を消していった。
北門の攻防は、門の近辺で終始していた。というのも、城壁の上で篝火を炊き、その光を頼りに戦うことになっているからだ。星明かりでは、獣のほうが圧倒的に有利である。人間は光に固まって戦うより他に術がなかった。
「一進一退か」
「は、交代で休ませております。仮にこの状態が続いたとしても、数日は持ちこたえられます」
「この状態が続けば、な・・・」
城門の外で五十人ばかりが円陣を組んで戦い、連携して交代する。負傷者を除けばまだ二百五十人は動ける者がいるので、五順に分けて戦うことができる。遊兵が出来てしまうが、防戦で時間を稼ぐにはこれが一番容易な方法だ。敵を引き付ける意味でも良いし、もしかしたら敵をすべて倒し尽くしてしまえるかもしれない。そんな淡い期待も抱きながら、この体制を構築した。
だがドウカンはあまり良い予感がしなかった。同じ敵ばかりではない。例えば鳥や昆虫型の魔獣が空を飛んでくるとか、人では抑えられないほどの大型魔獣が出てくるとか、幾らでも状況が変わる可能性が考えられるのだ。まして、敵の物量が無限であるとすれば、味方の増援、例えば水の都からの援軍が到着しない限り、このまま全員が玉砕するしかない。籠城戦となりつつある今、先が見えないことを考えると飢えに関しても気を遣う必要がある。
「此方も手数を増やさねば」
「と言いますと」
「武器庫にアレがあったはずだ。ありったけ用意せい」
「はっ」
物量戦で負傷者が少しずつ増えていく。聖職者による治癒魔術で立ち直る者がいるとしても、少しでも戦力を温存する手を打たねばならなかった。
「それから街の民を市街地中央に避難させよ」
「は、南でなく中央に、でございますか」
「左様。恐らく南門まで奴等は回り込んでおるでな」
指示が走る度、伝令が走る。こうしてカバネ率いる家臣団は、その存在意義を大いに発揮しながら防衛に尽力していくことになる。
狼や熊の魔獣の群れがぞろぞろと歩いていく。行先は北の都だ。連なって列を成すわけではなく、三十、四十とある程度の群れが揃って歩き、しばらくの間を置いて、再び群れが現れ、と繰り返している。きっと街の近くまで行く頃には横に列を成し、壁を作りながら進むことになるのだろう。
「・・・行ったみたいだよ」
「・・・行こう」
ロジェとジェロムが周囲を警戒しながら進む。エマとディアナはそれに黙って着いていく。敵の本拠に近づいているのか、こうやって身を隠しながら進むことが増えてきた。北の都を出て丸一日。多少の休憩は挟んでいたが、魔獣の出現頻度が多く、緊張感もあり、満足に休むこともできない。エマの虚影の円陣を使おうという話も出たが、恐らくは手に持っている藁状の道具がその役割を果たしている。とすれば、あの時に気付かれたように、魔獣の通り道に位置していれば休んでいても敵に遭遇する可能性は十分にあった。
「まだ半分くらいだと思う」
「・・・長いわね。夜通し歩いているのに」
「隠れながらだから仕方がない。でも早いほうだと思う」
四人は街から北上していた。ただ、真っ直ぐに行くと此方へ向かってくる魔獣に遭遇するため、多少、西側へと移動してから動いている。それでも魔獣に遭遇する頻度がそれなりにあることから、相当の数が出てきていることが想像された。
「仮に出現を止めたとしても、ここに出てきてる魔獣を全部倒すんだよね」
「もしかしたら、消えるとか、帰るとかしてくれるかもしれないわ」
「・・・そのくらい素直だといいんだけど」
たまに対処を話し合うが、想定の域を出るわけでもないため議論はすぐに萎む。四人はお互いにまだ警戒しているのか遠慮しているのか、それくらいしか話題がなかった。あまり長話をしていては魔獣に気付かれる可能性もあったので尚更である。一度、魔獣が通り過ぎた後にジェロムが小石を蹴飛ばしたら、数匹が向かってきたことがあった。そのまま止まっていたら気付かれずに事なきを得たが、そのくらいの警戒心は必要だということが分かっていたのだ。
「ねぇ、わたし疲れたわ、もうちょっと休みたい」
「エマ。街で戦ってる人たちもいる」
「でも私達も万全でないと。何が待っているか分からないわ」
窘められるエマに、ディアナが助け舟を出す。
「・・・そうだな。もう少し西にずれれば、休むくらいはできるかもしれない」
ジェロムが地図を広げて確認する。
「川の上流になっている湖がある。そこなら獣に気付かれにくい」
「そうよね、ジェロム、ディアナ、良いこと言うじゃない。ロジェも少しは見習って!」
「わかったよ、ごめん。その、湖に向かえばいいんだね」
エマの発言をロジェが窘め、それを二人がフォローする。何度か繰り返された光景だったが、それがこの四人のバランス感覚でもあったかもしれない。
「行こう。皆、疲れてるだろう」
ジェロムが先頭を切って歩き出した。それに続く三人は、疲労で重い足取りを引きずるように歩く。この先が踏み入れるべき場所でないかと、身体が拒否しているかのようだった。
北の都の南門は、昨日の魔獣侵入騒ぎがあってから誰も近寄らなくなっていた。西、東門も同様で、警戒する門番と冒険者がちらほらうろついている程度だった。その騒動のあった南門に、馬に跨った三人の冒険者と、その周りに群がる冒険者が集まっていた。
「頼むぞ、必ず水の都まで報せてくれ」
「任せな、二日で着いてやる」
馬が休まずに走ってそのくらいの時間がかかると言われている。馬用の回復薬も持ち、三人の冒険者が南門から突破して水の都へ救援を求める。包囲される前に、カバネの使者が立ったとは聞いていたが、念を入れて彼らも向かうことになったのだ。
南門の周りにも魔獣が群がっているが、幸いにもその壁は見渡す範囲で終わっており、密度も北門ほどではない。だから切り抜けてしまえば何とかなる、という希望があった。
「いいか、最終確認だ。俺たちが突破口を開く。弓兵がさらに周りを牽制したら、そこを一気に駆け抜けていく。合図するまで動くなよ?」
「ああ、分かってる」
「よし、始めるぞ」
城門の上に弓兵が並び、群がる魔獣に射掛ける。何匹かが悲鳴をあげて逃げるが、その補充と言わんばかりに新たな魔獣がやってくる。何度かそれを繰り返して、弓兵が危険だと思い知らせた頃に吊り橋が下がる。その動きを見た魔獣たちがまた集まってくるが、さらに矢が降り注ぎ、魔獣たちは橋の周辺から四散した。
「今だ!」
八人の冒険者が剣や槍を構えて城門から躍り出る。待ち焦がれたと言わんばかりの勢いで魔獣を斬り捨て、その包囲網を薄くしていく。海竜の道へと続く正面の魔獣の壁に向かって、矢が射掛けられる。そこの魔獣たちも包囲を解いていき、一時的に魔獣の包囲が薄くなる。
「いけぇ!」
「頼んだぜぇ!」
三匹の馬が、長槍を構えて突進する。何匹かをその槍で串刺しにしながら通り抜けようとしたその時、大型の熊の魔獣が二匹、三人の前に立ちはだかった。先頭を走っていた冒険者の槍を受けながらも、その馬に太い腕からの一撃を加えて薙ぎ倒してしまう。地上に転がった冒険者は残り二匹を通過させようと、さらに槍を構えた。壁となって立ちはだかるその二匹は、長槍で突かれた程度では動じなかった。
「くそ、ここまで来て!」
「馬鹿野郎、早く行け!」
「無茶だ!」
馬の脚が止まったと見るや、周囲の魔獣が群がってくる。もう駄目か、と突破ではなく戦闘へと体制を作る馬上の二人の横を、ばひゅんと矢が通り抜けた。目の前の熊の魔獣の顔に矢が突き立っている。弓兵のいる城門からの距離は200ミルを超えている。一体こんな距離を誰が、と振り返る。
「今だ、行け!!」
城門の上から叫んでいるのは赤毛のハンターこと、クロエだった。まさかの矢の援護で熊が怯んだ隙に、二人は馬を駆って包囲網を抜け出し雪原へと躍り出た。
「頼んだぞぉ!」
乱戦へと縺れ込んだ冒険者たちの叫びを胸に、二人は馬を駆り雪原の南へ姿を消していった。
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