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序章 旅立ち
第十話 新天地へ
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旅立ちの朝は、いつもと変わらぬよう静かに訪れた。寒さも和らぎ暖かい日差しが降り注いでいる。孤児院にそそり立つ欅も大手を振って日差しを受け止めていた。
「元気でね、怪我しないようね!」
「ウン」
「ディアナ~、いっちゃやだー!」
「アルバはいい子ネ」
「パンが食べたい時はいつでも戻って来てね」
「あはは、クリステルのパンだけは持っていきたい気分だ」
次々に掛けられる見送りの言葉に二人はどぎまぎしながら答えた。緊張、不安、そして期待。巣立つ者たちが当然に抱く感情が芽生えていた。それは前途ある若者らしい、前向きな気持ちだったといえよう。
「師父、行ってきます」
「ああ。自分のペースでな」
ジェロムが恥ずかしげに宣言すると、オルドスはにこやかに答えた。
「ミンナ、またネ」
「ディアナ、お前さんのもう一つの家はここだ。一人ではないぞ」
「ウン、ありがとう」
眩しい笑顔で答える彼女の横顔に、ジェロムは目を奪われる。青空が出立を明るく迎えていた。
名残惜しみながらも二人は師父と弟と妹たちに手を振りながら歩を進めた。欅の孤児院を後にし、ガルツの村長宅を訪れる。
「もうみんなとは別れの挨拶はしたのかい?」
「ああ、済ませたよ。あまりしんみりやるのは合わないし、さっとね」
「そうかそうか。引きずらないことは大切だ。長旅になるみたいだしな、切り替えは大事だよ」
各地の教会を巡礼する旅へ出る。銀の女神の巡礼は成人の儀で行われることもあれば、僧侶が修行をするために行うこともある。二人は数年すれば立派になって戻ってくる。オルドスにより、村の人にはそう伝えられていた。
「今年の商隊は誰が行くの?」
家の前に荷馬車が用意されており、馬も居るが、肝心の同行者がいなかった。
「もうすぐ戻ってくるはずだが・・・お、噂をすれば」
遠くから歩いてきたのは男女三人。一人は村商人のトウサ。ガルツで商売をやっている家の一人息子だ。本の虫と噂されるくらい読書が好きで、村の中では博識と言われている。彼がこの農作物をはじめとする商品を売り払う責任をもつ。
もう一人は漁師のジッツ。彼が狙う大型の魚は、冬場は獲れなくなる。そのため今の時期は村の仕事を手伝っているのだ。荷降ろしや馬車の補助等、力を必要とすることを担うためにいる。
そしてもう一人・・・身長ほどの大きな弓を背負った女性は知らない人だった。誰だろう、という視線に気付いた村長が二人に紹介した。
「この人は北の都の冒険者ギルドでハンターをやっているクロエさん。北の都までの護衛をお願いしたんだよ」
ジェロムが軽くお辞儀をすると、合わせてディアナも頭を下げた。赤毛の短い髪と鋭い目。革製の鎧と弓矢を装備していることから、ひと目でハンターと分かる格好だった。
「で、こっちはこの村から巡礼に出る、ジェロムとディアナ。旅が初めての若者だかんな、色々と教えてやってよ」
ジッツがクロエに紹介した。外見とは裏腹に面倒見がよいとジッツは評される。実際にこうやって気を回してくれる。
「紹介のとおり、あたしはハンターで食ってるもんだ。そのへんの魔獣ならすぐ片付けられるから安心しな。短い間になると思うけどよろしくな」
気さくに片手をあげ、笑顔の赤毛の女性に、人の良さそうな印象を受ける。
「さて、揃ったところで早速出発しようか。荷車があるとやっぱり時間がかかるからな」
「はい」
「おう、頼むぜ」
「気をつけてな、頼んだぞ」
村長に見送られ、一行は早々に旅路へついた。
村の入り口まで進んだところで門が見える。門を越えると北の都まで伸びる街道が続く。門から見えるその道は、すぐに森の中へ消えていた。
「さて、進む前に状況と役割分担を確認しておこうか。」
赤毛のクロエが四人に向き直る。
「何かあった時じゃ遅いからな。面倒だけど、話を聞いてくれ。これも護衛の一貫だ」
冒険者らしい鋭い眼差しを向けられ、皆は黙って頷いた。
「あはは、そんな固くなるなって。お互いに気疲れしちまうだろ。忘れないようにしてくれればいいのさ」
「いててっ」
バンバンと軽快にジッツの肩を叩きながら彼女は続ける。
「村長の話じゃ、そこの二人は村から出るの初めてなんだろ?魔獣対策の護衛にしちゃ、あたしみたいな熟練者にお声が掛かったからね。旅のイロハも教えながらってことらしいじゃないか」
「誰でも初めてはあるんだよ」
馬鹿にされたのかと思ったジェロムが言い返す。
「そう、初めては誰にでもある。だから強がんなよ?知らないってことは危ないときに死んじまうからな」
さらっと、しかし真剣に言ってのけるクロエに、ジェロムはどきりとした。
「まぁ聞けって。ここから北の都までの道で出てくる魔獣で危ないのは、ムーンベアと赤星バグの二種類だ。ムーンベアは要するに熊。ただし普通のやつよりでかくて凶暴なやつだ。でかいぶん、引っかかれると死にそうになったりするから、もし遭遇したらすぐに逃げる」
「逃ゲル?」
ディアナは素直に疑問を口にした。
「そうさ、熊なんて止まってくれねえからな。この弓で射殺すにしろ、相当暴れることになる。お前らは自分で逃げてくれねぇと、あたしも戦えないってわけ」
なるほど、と皆が頷いた。
「あはは、そうやって素直に聞いてくれるとこっちもやりやすいよ。問題はどっちに逃げるかってやつだ。全員がバラバラに逃げるとかえって危ないからな。いいか、基本的に街道沿いに逃げろ。前から来れば後ろ、後ろから来れば前ってのは分かると思うけど、横から来たら迷わず前に逃げるんだ」
「斜め前から来ても?」
「そうだ。だって、馬車があると方向転換してる間に寄って来ちまうだろ。馬がやられたら目も当てられないからな。正面からのときは引き返すしかないけど、横から来たら、とにかく全力で前に走るんだ。分かったな?」
「おう」
「それからもう一つの、赤星バグ。こいつは要するにでかいテントウムシみたいなやつだ。大きさはこぶし大くらい。この時期は冬眠に入ろうとしてて、大きな木のウロに集団で入っていたりする。それなら何の問題もないんだけど、冬眠前のやつらは食欲旺盛で色々なものに群がるんだ」
「肉食なのですか?」
「雑食なのさ。果物や木の実も食べるんだが、生きてる動物にも群がることがある。これが厄介でね、沢山飛んでくると体中に張り付いて大変なことになる」
想像した二人はぞくりと背中に冷や汗をかく。
「あはは、そうだよな。そんなの想像したくもない。で、どうすればいいかと言うと、こいつらは火に引き寄せられるんだ」
「昆虫だと光に向かって飛ぶってやつ?」
「そうそう。森はいつも暗いだろ? 強めの光や火があればそっちに向かうんだ。だから遭遇したら、光や火を使って誘導して、その間に逃げるんだ」
「数が多すぎて倒せないから?」
「そのとおり。弓で一匹ずつ射るわけにいかないだろ」
いきなり危ない話をされたので、ジェロムとディアナは少し不安が残る。しかし知らずにいきなり危険に晒されるよりはよっぽどいい。
「さて、それじゃ進もうか。トウサが馭者で、他四人は歩きだ。馬が一頭でこれだけの荷物だから、あたしらが荷台に乗ると馬がへばっちまう。歩くのが辛くなったら、一人ずつ荷台の後ろに腰掛ければいい。適当に交代しよう」
平和な孤児院を離れ、二人の旅路はここに始まった。進み始めた街道の見通しは悪かったが、木漏れ日が優しく照らしていた。
「元気でね、怪我しないようね!」
「ウン」
「ディアナ~、いっちゃやだー!」
「アルバはいい子ネ」
「パンが食べたい時はいつでも戻って来てね」
「あはは、クリステルのパンだけは持っていきたい気分だ」
次々に掛けられる見送りの言葉に二人はどぎまぎしながら答えた。緊張、不安、そして期待。巣立つ者たちが当然に抱く感情が芽生えていた。それは前途ある若者らしい、前向きな気持ちだったといえよう。
「師父、行ってきます」
「ああ。自分のペースでな」
ジェロムが恥ずかしげに宣言すると、オルドスはにこやかに答えた。
「ミンナ、またネ」
「ディアナ、お前さんのもう一つの家はここだ。一人ではないぞ」
「ウン、ありがとう」
眩しい笑顔で答える彼女の横顔に、ジェロムは目を奪われる。青空が出立を明るく迎えていた。
名残惜しみながらも二人は師父と弟と妹たちに手を振りながら歩を進めた。欅の孤児院を後にし、ガルツの村長宅を訪れる。
「もうみんなとは別れの挨拶はしたのかい?」
「ああ、済ませたよ。あまりしんみりやるのは合わないし、さっとね」
「そうかそうか。引きずらないことは大切だ。長旅になるみたいだしな、切り替えは大事だよ」
各地の教会を巡礼する旅へ出る。銀の女神の巡礼は成人の儀で行われることもあれば、僧侶が修行をするために行うこともある。二人は数年すれば立派になって戻ってくる。オルドスにより、村の人にはそう伝えられていた。
「今年の商隊は誰が行くの?」
家の前に荷馬車が用意されており、馬も居るが、肝心の同行者がいなかった。
「もうすぐ戻ってくるはずだが・・・お、噂をすれば」
遠くから歩いてきたのは男女三人。一人は村商人のトウサ。ガルツで商売をやっている家の一人息子だ。本の虫と噂されるくらい読書が好きで、村の中では博識と言われている。彼がこの農作物をはじめとする商品を売り払う責任をもつ。
もう一人は漁師のジッツ。彼が狙う大型の魚は、冬場は獲れなくなる。そのため今の時期は村の仕事を手伝っているのだ。荷降ろしや馬車の補助等、力を必要とすることを担うためにいる。
そしてもう一人・・・身長ほどの大きな弓を背負った女性は知らない人だった。誰だろう、という視線に気付いた村長が二人に紹介した。
「この人は北の都の冒険者ギルドでハンターをやっているクロエさん。北の都までの護衛をお願いしたんだよ」
ジェロムが軽くお辞儀をすると、合わせてディアナも頭を下げた。赤毛の短い髪と鋭い目。革製の鎧と弓矢を装備していることから、ひと目でハンターと分かる格好だった。
「で、こっちはこの村から巡礼に出る、ジェロムとディアナ。旅が初めての若者だかんな、色々と教えてやってよ」
ジッツがクロエに紹介した。外見とは裏腹に面倒見がよいとジッツは評される。実際にこうやって気を回してくれる。
「紹介のとおり、あたしはハンターで食ってるもんだ。そのへんの魔獣ならすぐ片付けられるから安心しな。短い間になると思うけどよろしくな」
気さくに片手をあげ、笑顔の赤毛の女性に、人の良さそうな印象を受ける。
「さて、揃ったところで早速出発しようか。荷車があるとやっぱり時間がかかるからな」
「はい」
「おう、頼むぜ」
「気をつけてな、頼んだぞ」
村長に見送られ、一行は早々に旅路へついた。
村の入り口まで進んだところで門が見える。門を越えると北の都まで伸びる街道が続く。門から見えるその道は、すぐに森の中へ消えていた。
「さて、進む前に状況と役割分担を確認しておこうか。」
赤毛のクロエが四人に向き直る。
「何かあった時じゃ遅いからな。面倒だけど、話を聞いてくれ。これも護衛の一貫だ」
冒険者らしい鋭い眼差しを向けられ、皆は黙って頷いた。
「あはは、そんな固くなるなって。お互いに気疲れしちまうだろ。忘れないようにしてくれればいいのさ」
「いててっ」
バンバンと軽快にジッツの肩を叩きながら彼女は続ける。
「村長の話じゃ、そこの二人は村から出るの初めてなんだろ?魔獣対策の護衛にしちゃ、あたしみたいな熟練者にお声が掛かったからね。旅のイロハも教えながらってことらしいじゃないか」
「誰でも初めてはあるんだよ」
馬鹿にされたのかと思ったジェロムが言い返す。
「そう、初めては誰にでもある。だから強がんなよ?知らないってことは危ないときに死んじまうからな」
さらっと、しかし真剣に言ってのけるクロエに、ジェロムはどきりとした。
「まぁ聞けって。ここから北の都までの道で出てくる魔獣で危ないのは、ムーンベアと赤星バグの二種類だ。ムーンベアは要するに熊。ただし普通のやつよりでかくて凶暴なやつだ。でかいぶん、引っかかれると死にそうになったりするから、もし遭遇したらすぐに逃げる」
「逃ゲル?」
ディアナは素直に疑問を口にした。
「そうさ、熊なんて止まってくれねえからな。この弓で射殺すにしろ、相当暴れることになる。お前らは自分で逃げてくれねぇと、あたしも戦えないってわけ」
なるほど、と皆が頷いた。
「あはは、そうやって素直に聞いてくれるとこっちもやりやすいよ。問題はどっちに逃げるかってやつだ。全員がバラバラに逃げるとかえって危ないからな。いいか、基本的に街道沿いに逃げろ。前から来れば後ろ、後ろから来れば前ってのは分かると思うけど、横から来たら迷わず前に逃げるんだ」
「斜め前から来ても?」
「そうだ。だって、馬車があると方向転換してる間に寄って来ちまうだろ。馬がやられたら目も当てられないからな。正面からのときは引き返すしかないけど、横から来たら、とにかく全力で前に走るんだ。分かったな?」
「おう」
「それからもう一つの、赤星バグ。こいつは要するにでかいテントウムシみたいなやつだ。大きさはこぶし大くらい。この時期は冬眠に入ろうとしてて、大きな木のウロに集団で入っていたりする。それなら何の問題もないんだけど、冬眠前のやつらは食欲旺盛で色々なものに群がるんだ」
「肉食なのですか?」
「雑食なのさ。果物や木の実も食べるんだが、生きてる動物にも群がることがある。これが厄介でね、沢山飛んでくると体中に張り付いて大変なことになる」
想像した二人はぞくりと背中に冷や汗をかく。
「あはは、そうだよな。そんなの想像したくもない。で、どうすればいいかと言うと、こいつらは火に引き寄せられるんだ」
「昆虫だと光に向かって飛ぶってやつ?」
「そうそう。森はいつも暗いだろ? 強めの光や火があればそっちに向かうんだ。だから遭遇したら、光や火を使って誘導して、その間に逃げるんだ」
「数が多すぎて倒せないから?」
「そのとおり。弓で一匹ずつ射るわけにいかないだろ」
いきなり危ない話をされたので、ジェロムとディアナは少し不安が残る。しかし知らずにいきなり危険に晒されるよりはよっぽどいい。
「さて、それじゃ進もうか。トウサが馭者で、他四人は歩きだ。馬が一頭でこれだけの荷物だから、あたしらが荷台に乗ると馬がへばっちまう。歩くのが辛くなったら、一人ずつ荷台の後ろに腰掛ければいい。適当に交代しよう」
平和な孤児院を離れ、二人の旅路はここに始まった。進み始めた街道の見通しは悪かったが、木漏れ日が優しく照らしていた。
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