7 / 43
本編
7※微
しおりを挟む
※自慰注意です※
帰宅して夕食を取り、両親にカメラのカタログを見せると「好きな物を選びなさい」と返された。
どれが良いのか分からなかったので、初心者にオススメと謳われているキャ〇ンのよく見る型を選んだ。
「お父様、お母様……もうひとつお話があるのですが」
「座った方がいいかな?」
父に促され、リビングルームの机を挟んだ2つのソファに両親、私がそれぞれ座った。
「今日、つがいを見つけた「「本当か(に)!?」」
予想はしていたが、やはり被せて食い付いてきた。
「とうとう雅にもつがいが出来たかぁ……少し寂しいなぁ」
「そうだね……でも幸せならいいんじゃない?僕は貴方がいたからお嫁に来ても寂しくなかったよ?」
「なんて嬉しいことを言ってくれるんだ……!!」
あらら。どんどん2人の世界に入っていってます……
お察しかと思いますが、私の両親は“運命のつがい”同士なのです。ちなみに父がαで母がΩなのですが……口調で分かるように、どちらも男です。
「あの、お父様、お母様……私の話が終わってから寝室で続きをお願いしますわ」
両親は軽くキスを始めていたので、おっ始める前に中断させていただきます。
「すまないな……」「ごめんね」
2人がテレテレと恥ずかしげに私に向き直ったので、話を進めた。
「相手は男性のΩだったのですが……『つがいなんて要らない』と言われまして」
「雅、相手の名前は?人脈を通して圧力をかけよう」
「だ、ダメです!!」
パワハラ、ダメ、ぜったいってやつです!お母様もウンウンじゃありません!
「ちゃんと私を好きになってもらいたいので頑張りますっていう報告です」
先に口を開いたのは母だった。
「その心意気、いいと思うよ。『要らない』って言ってても、カワイイ女の子から言い寄られてるんなら満更でもないでしょ」
「そうだな。雅、父さんと母さんは応援してるからな!圧力かける時はいつでも言っておくれ。」
「ありがとうございます!……かけませんけどね」
こんな感じで両親に報告を済ませた私は、自分の部屋に戻った。
机に向かって予習をしようと教科書を開いたものの、先輩の笑顔が頭から離れなくて全然集中出来ない。
コンコン
「お嬢様、浴室の準備が整いました」
「はい、今行きます」
家付きメイド(これでも一応お嬢様なのです)に声をかけられ、良い気分転換になるだろうと入浴の準備を整えた。
(あ、そうだ)
棚の奥に仕舞ったままだった袋を取り出した。これは去年の誕生日に友人(取り巻き?)の1人からもらったもので、入浴剤やボディクリームが入っている。
(少しでも先輩に可愛く見られたいな……なんてね)
フローラルの香りがする入浴剤を手に取り、浴室へ向かった。
「ハァ……ハァ……ハァ…………」
永冨雅を写真部に送り届けた後、未完成のキャンバスを手に取って大急ぎで家に戻ってきた。
平屋一戸建てのボロいこの家で、俺と母の2人暮らしだ。
随分前に抑制剤は飲んだが、全く効く感じがしない。
…………全部アイツのせいだ。
あの強烈な香りに、自分の“雌”の部分が顔を出す。
いつも発情の時に使う薬だが、こんなに効かないのは初めてだ。
制服のブレザーとスラックスをハンガーにかけ、朝からずっと出しっぱなしだった布団に寝転んだ。
枕からは、嗅ぎなれた自分の匂いと、少しの絵の具の匂い。
(今日中に1枚仕上げようと思ってたけど、無理だな……)
ボクサーパンツの中に手を差し込み、既に反り勃った逸物(スラックスを脱ぐまでは我慢していた)を取り出した。
「はっ……んっんっ……」
とりあえず1回出してしまおうと、箱からティッシュを2枚取り出し、手の速度を速めた。
「ぅあっ……」
ビュルルッと白濁が吐き出された。
ティッシュで全て受け止め、丸めてゴミ箱に捨てた。
一度は落ち着いたものの、再びソレは主張し始めた。
「くそっ……」
亀頭の先を爪で細かく刺激を送りながら、竿をしごく。
「ふっ……ぅんっ……」
彼女の小さな口に先が収まっている。
拙いながらも俺の快感を引き摺り出そうと一生懸命舐めて……
「せんぱい……きもちいですか?」
「んっんっぁ……みやび……みやび……みやび……っっ~~~~!!」
再び白濁を吐き出した。
ーーーーー俺は自己嫌悪に苛まれた。
「俺は、つがいなんて要らない……はずだ」
ティッシュで手を拭き、再びゴミ箱に捨てた。
欲を吐き出したことで少し薬がまわって来たのか、火照った身体も落ち着いてきた。
再燃しないように気をつけているが、やはりアイツの顔ばかりが浮かんでどうしようもない。
「…………チッ」
小さく舌打ちして、着替えを持って浴室へ向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
BL書きたい衝動が起こったら雅の父母の馴れ初め書こうと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーー
帰宅して夕食を取り、両親にカメラのカタログを見せると「好きな物を選びなさい」と返された。
どれが良いのか分からなかったので、初心者にオススメと謳われているキャ〇ンのよく見る型を選んだ。
「お父様、お母様……もうひとつお話があるのですが」
「座った方がいいかな?」
父に促され、リビングルームの机を挟んだ2つのソファに両親、私がそれぞれ座った。
「今日、つがいを見つけた「「本当か(に)!?」」
予想はしていたが、やはり被せて食い付いてきた。
「とうとう雅にもつがいが出来たかぁ……少し寂しいなぁ」
「そうだね……でも幸せならいいんじゃない?僕は貴方がいたからお嫁に来ても寂しくなかったよ?」
「なんて嬉しいことを言ってくれるんだ……!!」
あらら。どんどん2人の世界に入っていってます……
お察しかと思いますが、私の両親は“運命のつがい”同士なのです。ちなみに父がαで母がΩなのですが……口調で分かるように、どちらも男です。
「あの、お父様、お母様……私の話が終わってから寝室で続きをお願いしますわ」
両親は軽くキスを始めていたので、おっ始める前に中断させていただきます。
「すまないな……」「ごめんね」
2人がテレテレと恥ずかしげに私に向き直ったので、話を進めた。
「相手は男性のΩだったのですが……『つがいなんて要らない』と言われまして」
「雅、相手の名前は?人脈を通して圧力をかけよう」
「だ、ダメです!!」
パワハラ、ダメ、ぜったいってやつです!お母様もウンウンじゃありません!
「ちゃんと私を好きになってもらいたいので頑張りますっていう報告です」
先に口を開いたのは母だった。
「その心意気、いいと思うよ。『要らない』って言ってても、カワイイ女の子から言い寄られてるんなら満更でもないでしょ」
「そうだな。雅、父さんと母さんは応援してるからな!圧力かける時はいつでも言っておくれ。」
「ありがとうございます!……かけませんけどね」
こんな感じで両親に報告を済ませた私は、自分の部屋に戻った。
机に向かって予習をしようと教科書を開いたものの、先輩の笑顔が頭から離れなくて全然集中出来ない。
コンコン
「お嬢様、浴室の準備が整いました」
「はい、今行きます」
家付きメイド(これでも一応お嬢様なのです)に声をかけられ、良い気分転換になるだろうと入浴の準備を整えた。
(あ、そうだ)
棚の奥に仕舞ったままだった袋を取り出した。これは去年の誕生日に友人(取り巻き?)の1人からもらったもので、入浴剤やボディクリームが入っている。
(少しでも先輩に可愛く見られたいな……なんてね)
フローラルの香りがする入浴剤を手に取り、浴室へ向かった。
「ハァ……ハァ……ハァ…………」
永冨雅を写真部に送り届けた後、未完成のキャンバスを手に取って大急ぎで家に戻ってきた。
平屋一戸建てのボロいこの家で、俺と母の2人暮らしだ。
随分前に抑制剤は飲んだが、全く効く感じがしない。
…………全部アイツのせいだ。
あの強烈な香りに、自分の“雌”の部分が顔を出す。
いつも発情の時に使う薬だが、こんなに効かないのは初めてだ。
制服のブレザーとスラックスをハンガーにかけ、朝からずっと出しっぱなしだった布団に寝転んだ。
枕からは、嗅ぎなれた自分の匂いと、少しの絵の具の匂い。
(今日中に1枚仕上げようと思ってたけど、無理だな……)
ボクサーパンツの中に手を差し込み、既に反り勃った逸物(スラックスを脱ぐまでは我慢していた)を取り出した。
「はっ……んっんっ……」
とりあえず1回出してしまおうと、箱からティッシュを2枚取り出し、手の速度を速めた。
「ぅあっ……」
ビュルルッと白濁が吐き出された。
ティッシュで全て受け止め、丸めてゴミ箱に捨てた。
一度は落ち着いたものの、再びソレは主張し始めた。
「くそっ……」
亀頭の先を爪で細かく刺激を送りながら、竿をしごく。
「ふっ……ぅんっ……」
彼女の小さな口に先が収まっている。
拙いながらも俺の快感を引き摺り出そうと一生懸命舐めて……
「せんぱい……きもちいですか?」
「んっんっぁ……みやび……みやび……みやび……っっ~~~~!!」
再び白濁を吐き出した。
ーーーーー俺は自己嫌悪に苛まれた。
「俺は、つがいなんて要らない……はずだ」
ティッシュで手を拭き、再びゴミ箱に捨てた。
欲を吐き出したことで少し薬がまわって来たのか、火照った身体も落ち着いてきた。
再燃しないように気をつけているが、やはりアイツの顔ばかりが浮かんでどうしようもない。
「…………チッ」
小さく舌打ちして、着替えを持って浴室へ向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
BL書きたい衝動が起こったら雅の父母の馴れ初め書こうと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーー
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
一宿一飯の恩義
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
妹のアイミが、一人暮らしの兄の家に泊まりに来た。コンサートで近くを訪れたため、ホテル代わりに利用しようということだった。
兄は条件を付けて、アイミを泊めることにした。
その夜、条件であることを理由に、兄はアイミを抱く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる