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番外編
Happy Halloween!
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「トリック・オア・トリート!」
「……え、なに?」
「あ、そこからなんだね?じゃあ今日は何の日だと思いますか!」
ある朝、学園に行くと普段とは少し様子が違った。どこか浮足立った雰囲気に加えてほとんどの生徒がいつもとは違う恰好をしている。
そしていま俺の目の前にいる彼女、アリスやいつものメンバー、そしてイレーナちゃんも日常とは少しだけ違う恰好。
「なに?……分からない。みんなの様子がおかしい日?」
「違うだろ」
「ナギサ様、今日は十月の三十一日ですよ」
「えぇ……あ、もしかしてハロウィン?だからみんないつもと違ったの?」
普段と違った服装なのは学園の生徒だけではなかった。学園に来る途中に街でもみんなと同じような人がたくさんいたんだよね。そういう気分なのかなーとか思ってたけど、全然違ったねぇ。
こういうところ、この学園は校則が緩いよね。まあ誰も派手な格好はしてないし、髪飾りとか髪型とかがちょっとそれっぽいだけなんだけど。
そんなことより俺が気になることは別にあるんだけどさ、この世界にハロウィンなんてものあるんだね?ハロウィンって元々は『死者の魂が帰ってくる日』と言われてて秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教的な意味合いのある行事でしょ?
ほんとに何なんだろうね、この世界は。地球に存在する国々に酷似しすぎじゃない?別に良いけど……
「そうですよ。ナギサ様、今日は放課後にアリスの家でハロウィンパーティーをしようという話になっているのですが、もちろんナギサ様も参加してくださいますよね!」
「あれ、俺に拒否権ない感じなの?」
「───ナギサ様。ここだけの話、アリスが用意してるコスプレは本当に可愛いですよ!良いのですか?参加しなくて」
イレーナちゃんが耳元で囁いてくる。ちゃんとコスプレもするんだねぇ……みんな全力で楽しむ気じゃん。
思えばハロウィンパーティーなんてしたことなかったね。毎年この時期は俺の仕事が忙しすぎて、俺だけずっと家にいなかったから。幼い頃ならしてたのかもしれないけど。
「イレーナちゃん、そんな情報なくても俺は参加するつもりだったけど……」
「保険です!魅力的でしょう?」
「……まあ」
そりゃあ言われたら気になるでしょ。俺はアリスと一緒にいれるなら普通に参加するつもりだったけど、普段見ない姿が見れるなら気になるのは当然じゃない?………本心なのになんか言い訳してるみたいで嫌なんだけど。
「なになに、何の話?」
「秘密よ」
「放課後にいつもの場所で集合な。ナギサ、忘れるなよ?」
「俺を何だと思ってる?忘れないし」
◇
「───ということで、ハッピーハロウィン!今日は楽しみましょうね!」
「はーい!」
「ねえナギサ、なんで精霊様たちも連れてきたの?可愛すぎるんだけど!」
「さあ?どこからかパーティーをするって言う情報を聞きつけて遊びに来たんでしょ。みんな、エルサちゃんに迷惑かけないようにねー」
「はーい!」
授業が終わり、朝に約束した通り何人かの精霊と俺、アリス、セインくんにランスロットくん、そしてエリオットくんとイレーナちゃんで集まった。
今日は少しだけ早めに店を閉めてくれたらしく、一階のお店の方でパーティーをすることになった。わざわざ料理やスイーツも作ってくれてる。
準備を手伝ってくれた後、エルサちゃんはまたお菓子作りにハマっているウンディーネと楽しそうに厨房へ消えていった。
みんな早速楽しそうなのは良いんだけど、テンションが高いからついていけないんだよねぇ。
「───ランス従兄様、まだセイン様に勝てないのですか?従兄様もまだまだですわね」
「余計なお世話だ。イレーナこそ、アリス嬢には敵わないんだろう?どの口が言っているんだ」
「ランス従兄様ほど差はありませんもの」
ランスロットくんとイレーナちゃんがバチバチしてる……二人は従兄妹なんだっけ?喧嘩するほど仲が良いって言うし、二人のあんな姿は珍しいけど見てる方はちょっと面白い。どっちも大して変わらないのに競い合ってるところとか、ね。
「あら、そういえばランス従兄様?ナギサ様とは学力でも圧倒的な差があったそうですね。彼が学園に来たばかりの頃は目の敵にしておられましたのに、嫌っている相手に負けるだなんて惨めですこと」
「あいつには誰も敵わないぞ。入学試験の時点で学園トップレベルの学力だと話題だったアリス嬢でさえ同じことを言っていたのだから、今となっては競う気にもならない」
「最初から競おうとすることがおかしいのです。一目で分かりましたわ。明らかに普通の転入生ではなかったでしょう。そんなだからいつまで経っても一位の座は手に入らないのですよ、ランス従兄様?」
「まあまあ、そのくらいにしてください。せっかくのパーティーなのですから楽しみましょうよ」
元々なんであの話題になったのか、途中からしか聞いてなかったから分からない。だけどさすがは公爵家のご令嬢、見た目からは想像できないけど嫌味はお得意なんだね。一度で良いからアリスと対決してみてほしい。アリスは基本的に穏やかだけど怒らせたら猛毒を纏うから。本気になればきっと俺でも敵わない。頭の回転が速いからさ。
ただ眺めていただけの俺と違って、ヒートアップしてきたことに気付いたセインくんはしっかり止めに入った。二人もセインくんの言うことは聞くらしい。
アリスやエリオットくんはというと、精霊と談笑してるね。精霊の血を引く者同士、話が合うのかもしれない。
「ねえナギサ、何も言うことはないの?」
「んー?かわいいよ?」
「ありがとう。だけどそうじゃなくて、このコスプレを見て何か思うことはない?」
「和風だね。着物とドレスを合わせた衣装?」
アリスとイレーナちゃんは色違いの仮装をすることにしたらしく、日本の着物とこの世界のドレスを合わせたような衣装。アリスにも言ったけどかわいい。淡い色がよく似合ってるなぁって思う。
「そう!すごいでしょう?」
「そうだね。すごく似合ってる」
「ふふ、ありがとね。ナギサも楽しそうで良かった。いつも何かの行事の時にみんなが楽しそうにしてるのを見てちょっと寂しそうだったからね。今年は無理矢理にでも参加させようと思ったの」
「寂しそうに見えた?そんなつもりはなかったんだけどなぁ………でも、ありがとね」
仕事で忙しくて季節の行事を楽しむ余裕なんてなかった。だけど俺が好きでやってる仕事だったから悲しくはなかったよ。でもアリスが寂しそうに見えたと言うのならそうだったんだろうねー。アリスはたぶん、俺よりも俺の感情を理解してる。
こうしてふとした瞬間に気を遣わせてしまうのは申し訳ないけど、俺の事を見てくれているんだなと思えば嬉しいかな。
「ナギサ様、ケーキできたよぉ!」
「わ……器用だねぇ」
「ナギサとは大違い……」
「俺のことは良いのー」
「皆で食べましょうね!」
こういうの、なんか良いね。皆が楽しそうだから俺も嬉しい。大切な人を守るためにやらなければならないことはたくさんある。だけどたまには遊んでも良いでしょー?最終決戦がどうなるかは分からない。来年の今頃、俺はこの世にいないかもしれない。人生なにがあるか分からないけど、いつまでもとは言わないからこの幸せな時間が出来る限り長く続きますように。
あ、それと……アリスの仮装、最初に見たとき不覚にもドキッとしたのは内緒だよ?
ーーー
X(旧Twitter)にて、番外編の裏話(会話のみ)も投稿していますのでそちらも是非!
「……え、なに?」
「あ、そこからなんだね?じゃあ今日は何の日だと思いますか!」
ある朝、学園に行くと普段とは少し様子が違った。どこか浮足立った雰囲気に加えてほとんどの生徒がいつもとは違う恰好をしている。
そしていま俺の目の前にいる彼女、アリスやいつものメンバー、そしてイレーナちゃんも日常とは少しだけ違う恰好。
「なに?……分からない。みんなの様子がおかしい日?」
「違うだろ」
「ナギサ様、今日は十月の三十一日ですよ」
「えぇ……あ、もしかしてハロウィン?だからみんないつもと違ったの?」
普段と違った服装なのは学園の生徒だけではなかった。学園に来る途中に街でもみんなと同じような人がたくさんいたんだよね。そういう気分なのかなーとか思ってたけど、全然違ったねぇ。
こういうところ、この学園は校則が緩いよね。まあ誰も派手な格好はしてないし、髪飾りとか髪型とかがちょっとそれっぽいだけなんだけど。
そんなことより俺が気になることは別にあるんだけどさ、この世界にハロウィンなんてものあるんだね?ハロウィンって元々は『死者の魂が帰ってくる日』と言われてて秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教的な意味合いのある行事でしょ?
ほんとに何なんだろうね、この世界は。地球に存在する国々に酷似しすぎじゃない?別に良いけど……
「そうですよ。ナギサ様、今日は放課後にアリスの家でハロウィンパーティーをしようという話になっているのですが、もちろんナギサ様も参加してくださいますよね!」
「あれ、俺に拒否権ない感じなの?」
「───ナギサ様。ここだけの話、アリスが用意してるコスプレは本当に可愛いですよ!良いのですか?参加しなくて」
イレーナちゃんが耳元で囁いてくる。ちゃんとコスプレもするんだねぇ……みんな全力で楽しむ気じゃん。
思えばハロウィンパーティーなんてしたことなかったね。毎年この時期は俺の仕事が忙しすぎて、俺だけずっと家にいなかったから。幼い頃ならしてたのかもしれないけど。
「イレーナちゃん、そんな情報なくても俺は参加するつもりだったけど……」
「保険です!魅力的でしょう?」
「……まあ」
そりゃあ言われたら気になるでしょ。俺はアリスと一緒にいれるなら普通に参加するつもりだったけど、普段見ない姿が見れるなら気になるのは当然じゃない?………本心なのになんか言い訳してるみたいで嫌なんだけど。
「なになに、何の話?」
「秘密よ」
「放課後にいつもの場所で集合な。ナギサ、忘れるなよ?」
「俺を何だと思ってる?忘れないし」
◇
「───ということで、ハッピーハロウィン!今日は楽しみましょうね!」
「はーい!」
「ねえナギサ、なんで精霊様たちも連れてきたの?可愛すぎるんだけど!」
「さあ?どこからかパーティーをするって言う情報を聞きつけて遊びに来たんでしょ。みんな、エルサちゃんに迷惑かけないようにねー」
「はーい!」
授業が終わり、朝に約束した通り何人かの精霊と俺、アリス、セインくんにランスロットくん、そしてエリオットくんとイレーナちゃんで集まった。
今日は少しだけ早めに店を閉めてくれたらしく、一階のお店の方でパーティーをすることになった。わざわざ料理やスイーツも作ってくれてる。
準備を手伝ってくれた後、エルサちゃんはまたお菓子作りにハマっているウンディーネと楽しそうに厨房へ消えていった。
みんな早速楽しそうなのは良いんだけど、テンションが高いからついていけないんだよねぇ。
「───ランス従兄様、まだセイン様に勝てないのですか?従兄様もまだまだですわね」
「余計なお世話だ。イレーナこそ、アリス嬢には敵わないんだろう?どの口が言っているんだ」
「ランス従兄様ほど差はありませんもの」
ランスロットくんとイレーナちゃんがバチバチしてる……二人は従兄妹なんだっけ?喧嘩するほど仲が良いって言うし、二人のあんな姿は珍しいけど見てる方はちょっと面白い。どっちも大して変わらないのに競い合ってるところとか、ね。
「あら、そういえばランス従兄様?ナギサ様とは学力でも圧倒的な差があったそうですね。彼が学園に来たばかりの頃は目の敵にしておられましたのに、嫌っている相手に負けるだなんて惨めですこと」
「あいつには誰も敵わないぞ。入学試験の時点で学園トップレベルの学力だと話題だったアリス嬢でさえ同じことを言っていたのだから、今となっては競う気にもならない」
「最初から競おうとすることがおかしいのです。一目で分かりましたわ。明らかに普通の転入生ではなかったでしょう。そんなだからいつまで経っても一位の座は手に入らないのですよ、ランス従兄様?」
「まあまあ、そのくらいにしてください。せっかくのパーティーなのですから楽しみましょうよ」
元々なんであの話題になったのか、途中からしか聞いてなかったから分からない。だけどさすがは公爵家のご令嬢、見た目からは想像できないけど嫌味はお得意なんだね。一度で良いからアリスと対決してみてほしい。アリスは基本的に穏やかだけど怒らせたら猛毒を纏うから。本気になればきっと俺でも敵わない。頭の回転が速いからさ。
ただ眺めていただけの俺と違って、ヒートアップしてきたことに気付いたセインくんはしっかり止めに入った。二人もセインくんの言うことは聞くらしい。
アリスやエリオットくんはというと、精霊と談笑してるね。精霊の血を引く者同士、話が合うのかもしれない。
「ねえナギサ、何も言うことはないの?」
「んー?かわいいよ?」
「ありがとう。だけどそうじゃなくて、このコスプレを見て何か思うことはない?」
「和風だね。着物とドレスを合わせた衣装?」
アリスとイレーナちゃんは色違いの仮装をすることにしたらしく、日本の着物とこの世界のドレスを合わせたような衣装。アリスにも言ったけどかわいい。淡い色がよく似合ってるなぁって思う。
「そう!すごいでしょう?」
「そうだね。すごく似合ってる」
「ふふ、ありがとね。ナギサも楽しそうで良かった。いつも何かの行事の時にみんなが楽しそうにしてるのを見てちょっと寂しそうだったからね。今年は無理矢理にでも参加させようと思ったの」
「寂しそうに見えた?そんなつもりはなかったんだけどなぁ………でも、ありがとね」
仕事で忙しくて季節の行事を楽しむ余裕なんてなかった。だけど俺が好きでやってる仕事だったから悲しくはなかったよ。でもアリスが寂しそうに見えたと言うのならそうだったんだろうねー。アリスはたぶん、俺よりも俺の感情を理解してる。
こうしてふとした瞬間に気を遣わせてしまうのは申し訳ないけど、俺の事を見てくれているんだなと思えば嬉しいかな。
「ナギサ様、ケーキできたよぉ!」
「わ……器用だねぇ」
「ナギサとは大違い……」
「俺のことは良いのー」
「皆で食べましょうね!」
こういうの、なんか良いね。皆が楽しそうだから俺も嬉しい。大切な人を守るためにやらなければならないことはたくさんある。だけどたまには遊んでも良いでしょー?最終決戦がどうなるかは分からない。来年の今頃、俺はこの世にいないかもしれない。人生なにがあるか分からないけど、いつまでもとは言わないからこの幸せな時間が出来る限り長く続きますように。
あ、それと……アリスの仮装、最初に見たとき不覚にもドキッとしたのは内緒だよ?
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