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第二章 再会
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「俺の寝顔や着替えに需要なんてないだろうに。変わってるねぇ」
「そんなはずないから。これで私が変わっていると言うのなら世界中の女の子にも同じことが言えるよ」
贔屓目だよね、完全にさ。俺は別にアリスのプライベートを深く知りたいとは思わないんだけどなぁ。まあ性別も関係あるかもね。男の俺がアリスの寝顔や着替えシーンを写真でもらっていたとしたら完全にヤバい人だし、場合によっては捕まる。
「ちなみに他は?」
「写真のこと?えっとね、お風呂上がりの上半身裸だったりや甘いものを食べてすごく幸せそうにしてる姿とかもあったかな」
「……アリスに変態って言ったけどさ、よく考えたら母さんの方がヤバいかも。めちゃくちゃ盗撮されてるねぇ?迷惑系のファンみたい」
ストーカーしてくるような。あれ、家族なら良いけどファンにされるとすっごい迷惑だからね。
「まあ良いよ、アリスなら」
「ありがとう。この世界にもカメラが出来ることを期待していようと思う」
「どうなんだろうねぇ。この国ではそう簡単に作れないと思うけど、他国の科学が発展している国なら希望はあるかもしれないねー」
「うん。じゃあナギサ、ここの片付けをお願いね。私が作り直すから」
「お願いしまーす」
◇
あの後、俺は自分が失敗した分の片付けをし、その間にアリスは夕食を作ってくれた。さすがはアリス、俺と違って美味しく作ってくれた。とはいえ、もはやデートではなくなってしまっている気がする。いつもの休日の俺たちって感じかな?わざわざそれをアリスに言うことはしないけど、俺としてはアリスが一緒にいてくれるだけで癒されるからアリスの目的は達成しているんじゃないかなー。
「ねぇ……アリス?」
「なあに?」
「今更ではあるけど帰らなくて良いの?ここに泊っていく気満々に見えるんだけど」
最近は俺の宮に泊まることも多いから着替えは置いてある。さっき風呂も入ってたし、ここまで来れば泊っていくんだろうなとは思うよねー。でも何も言ってないのであればエルサちゃん───アリスのお母上が心配するはずだけど……
「迷惑だった?」
「そんなわけないでしょ。俺は嬉しい。でもエルサちゃんが待ってるんじゃないの?あと雅も」
宮に帰ってきた精霊と戯れるアリスを眺めながら聞く。すると、何ともアリスらしい答えが返ってきた。───事前にお泊りになるかもしれないと伝えておいた、と。
「そんなはずないから。これで私が変わっていると言うのなら世界中の女の子にも同じことが言えるよ」
贔屓目だよね、完全にさ。俺は別にアリスのプライベートを深く知りたいとは思わないんだけどなぁ。まあ性別も関係あるかもね。男の俺がアリスの寝顔や着替えシーンを写真でもらっていたとしたら完全にヤバい人だし、場合によっては捕まる。
「ちなみに他は?」
「写真のこと?えっとね、お風呂上がりの上半身裸だったりや甘いものを食べてすごく幸せそうにしてる姿とかもあったかな」
「……アリスに変態って言ったけどさ、よく考えたら母さんの方がヤバいかも。めちゃくちゃ盗撮されてるねぇ?迷惑系のファンみたい」
ストーカーしてくるような。あれ、家族なら良いけどファンにされるとすっごい迷惑だからね。
「まあ良いよ、アリスなら」
「ありがとう。この世界にもカメラが出来ることを期待していようと思う」
「どうなんだろうねぇ。この国ではそう簡単に作れないと思うけど、他国の科学が発展している国なら希望はあるかもしれないねー」
「うん。じゃあナギサ、ここの片付けをお願いね。私が作り直すから」
「お願いしまーす」
◇
あの後、俺は自分が失敗した分の片付けをし、その間にアリスは夕食を作ってくれた。さすがはアリス、俺と違って美味しく作ってくれた。とはいえ、もはやデートではなくなってしまっている気がする。いつもの休日の俺たちって感じかな?わざわざそれをアリスに言うことはしないけど、俺としてはアリスが一緒にいてくれるだけで癒されるからアリスの目的は達成しているんじゃないかなー。
「ねぇ……アリス?」
「なあに?」
「今更ではあるけど帰らなくて良いの?ここに泊っていく気満々に見えるんだけど」
最近は俺の宮に泊まることも多いから着替えは置いてある。さっき風呂も入ってたし、ここまで来れば泊っていくんだろうなとは思うよねー。でも何も言ってないのであればエルサちゃん───アリスのお母上が心配するはずだけど……
「迷惑だった?」
「そんなわけないでしょ。俺は嬉しい。でもエルサちゃんが待ってるんじゃないの?あと雅も」
宮に帰ってきた精霊と戯れるアリスを眺めながら聞く。すると、何ともアリスらしい答えが返ってきた。───事前にお泊りになるかもしれないと伝えておいた、と。
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