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第十一章 迷宮編

いざ、迷宮へ

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 それからミーシャに防具と武器を与え、俺自身も軽い鎧を買った。

 今の俺のステータスは変わらず。

 HP  五億(魔力で底上げ可能)
 MP  無限大数
 物理攻撃力 一億(魔力で底上げ可能)
 物理防御力 三億(魔力で底上げ可能)
 魔法攻撃力 三兆(魔力で底上げ可能)
 魔法防御力 二兆(魔力で底上げ可能)
 素早さ 測定不能(魔力で底上げ可能)
 運 測定不能(魔力で底上げ可能)


 ってところだろう。

 それほど修行をしてきた訳じゃないしな。

 今まで魔力で何とかしてきたが、今回は腕力だけで切り抜けないとね。

 俺は物理攻撃力が低いから、そこが心配だわ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


 迷宮へ入る。

「本当に魔力が封印されたな。ピクリともせんぞ」

「不思議ですよね! でも大丈夫ですよ、勇者様は強いですから!」


 今の俺が強いかどうかは置いておこう。

 どっちにしろ、この状況では魔王も襲ってはこれないはずだ。
 お互い魔力がないんだからな。

「あ!」

「どうしたんですか?」

「式神への供給が続いてる!」

 どういうことだ。
 確かに、吸い取られている感覚がある。

 魔力が使える?

「そうなんですか! まあ、勇者様の魔力が断たれたら、世界が終わっちゃいますもんね。迷宮も恐れてるんじゃないですか?」

「そんな馬鹿な」 
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