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幕間Ⅳ -王城の影にて-
#073.砂狐剣聖は奔走し、女賢者は精液を啜る <下>
しおりを挟む生臭い獣臭が漂う部屋。砕け散った薬品棚。床に散乱した蔵書。叩き倒された書棚。そして、引き裂かれた漆黒外套の残骸と…――ぼろぼろに暴行強姦された≪女賢者≫が横たわる姿…――
「はあ…ッ、はあ…ッ、ぐ…ぬぅ…ッ…俺は…なぜ…こんな事を…ッッ!?」
”凶悪な破壊衝動”に理性を蒸発され…――
暴虐な性欲を満たしまくった≪砂狐剣聖≫が、慚愧の念に慟哭する…――
ところが次の瞬間――≪女賢者≫の女肉を滴り濡らしていた艶汗から薄桃色の蒸気が噴き出し、≪砂狐剣聖≫の剛腕で何度も”窒息イキ”させられた首絞め痕の青痣がスゥーと癒えていく。そして…――
「――…ッ、ん…けほっ…けほ…っ、はあぁ……んもぅ…すごい…感じちゃったぁ…♪」
「おおッ…≪女賢者≫…ッ、無事だったか…っ…!!」
≪女賢者≫の女肉から燻る薄桃色の蒸気が晴れると…――
芳醇な魅惑を香らせる三十路美魔女だった≪女賢者≫の容姿が、ぷるんと肌ツヤ潤む膨らみかけた乳房や桃尻に、青臭い香りをぷんぷん匂わせた…――十五歳ほどの美少女へとさらに若返っていた。
◆
≪女賢者≫の説明によると…――
”凶悪な破壊衝動”に理性を蒸発された≪砂狐剣聖≫は、≪女賢者≫が呼び掛けても反応せず。≪女賢者≫が展開した防御魔法陣を素手で殴り壊すと、書棚に押し倒しながら≪女賢者≫の漆黒外套をビリビリに引き裂き――性的暴行に及んだらしい。
≪砂狐剣聖≫の剛腕による首絞め”窒息イキ”で魔術詠唱を阻害された≪女賢者≫は、窮地に陥るが――膣内射精された≪砂狐剣聖≫の男根精液を”若返りの秘術”で膣内摂取すると、変換吸収した魔素で生命力を維持させる事で、何とか暴行強姦を耐え抜いた――との事だった。
「んもぅ…っ…膣内摂取しすぎてぇ……危うく幼女になるとこだったなァ…っ♪……元職業≪遊び人≫なのにぃ…”腹上死”しちゃったらぁ恥ずかしいよぉー…♪」
「ぬぐ…っ、この≪砂狐剣聖≫一生の不覚だ。本当にすまない…ッ…」
”凶悪な破壊衝動”による暴走時、膨張する強靭筋肉で衣服を破裂させてしまった≪砂狐剣聖≫が――むきむき全裸状態のまま、猛省する様に書庫床で正座する。
一方、そんな≪砂狐剣聖≫の痴態を見ながら…――
美少女になった≪女賢者≫が”気にしてないよぉー”と陽気に微笑むと、素っ裸のまま両足を肩幅に拡げて立ち、肉壺からヒリ出した白濁精液を”うわぁー射精しすぎぃ…”と言いながらチリ紙で拭い取る。
「それにしてもぉ…あくどいよねぇー……”禁則行為には痛覚刺激”…と思わせて、協力者と接触した時だけぇ…”凶悪な破壊衝動”を催させてぇ…男は嬲り殺しでぇ…女は凌辱して殺させる……私じゃなかったら…逝っちゃうぞぉー…♪」
「……ッ…」
(確かに…ッ……もし俺がこの事を……”中つ国”の≪国王陛下≫や……≪隣国姫≫様に御相談していたら……恐ろしい事態になっていた…ッ)
≪砂狐剣聖≫は静かに戦慄すると、冷たい汗を頬に奔らせる。
一方、美少女な≪女賢者≫は書庫床にしゃがむと、事前に設置していた”解析魔法の魔法陣”に指先で触れ…――そして、可愛らしく小首を傾げた。
「んうぅ…でも困ったなぁ……これって”使役魔法”の命令系統――情報漏洩を制限する”禁言の呪術”だよねぇー…?」
「……何とか…なりそうか?」
「いやぁー私じゃムリかなぁ……。罰則効果が本能直結式の呪術は、無理に剥がすと生命機能を損傷させちゃうからねぇ……最悪の場合≪砂狐剣聖≫オジサマが死んじゃうか…不能になっちゃうよぉー…」
「むう…どちらも俺は構わぬが、悪事を暴けぬのは困るな……」
「んうぅー…あのド変態≪聖女≫なら”解呪”できると思うけどぉ……あの娘は≪教皇≫の言いなりだからなぁ……私たちに協力してくれるかどうかなぁー……。それよりもぉー…≪砂狐剣聖≫オジサマを”使役”しちゃった――”呪術者”――をどうにかしちゃった方が…手っ取り早いかなぁー…♪」
「――…っ」
≪女賢者≫の言葉を聞いた≪砂狐剣聖≫は、自身を”使役”した”呪術者”である≪第一王妃≫を一瞬だけ思い起こし…――再び”凶悪な破壊衝動”を催してはマズいと、思考を散らす様に頭を振る。
そして、その様子を観察していた≪女賢者≫が――小悪魔娘っぽく微笑む。
「ふふぅーん…っ♪……やっぱりぃ…その様子だとぉ……≪砂狐剣聖≫のオジサマは……”呪術者”の正体を知ってるけどぉ……喋れないんだねぇ…っ♪」
「――…ッッ」
≪砂狐剣聖≫の驚愕した表情を見て、美少女の≪女賢者≫は悪戯っぽく微笑むと――その綺麗な指先を≪砂狐剣聖≫の口元に当てて”しぃー…っ♪”とささやく。
「いいよいいよぉー今は喋らなくてもぉー…♪……それならねぇ…”解析魔法”だと”呪術者”の逆探知はムリだからぁ……次は”読心魔法の魔法陣”を敷いておこうかなぁー…♪」
「……むっ、おい待て≪女賢者≫……”次は”…と聞こえたが……」
「うんっ言ったよぉ…っ♪……≪砂狐剣聖≫オジサマに”呪術者”の情報を想起してもらってぇ……その記憶を直接”読心魔法”で読み取っちゃおー…♪」
「いや待て…ッ、そんな事をしたら……俺はまた…”凶悪な破壊衝動”に…ッ」
「そうだろうねぇー…♪……それにぃ…≪砂狐剣聖≫オジサマが”呪術者”の情報を想起してぇ…”凶悪な破壊衝動”で理性が蒸発するまでの――”隙間”――を狙う感じになるからァ……必要な全情報を読み取るまでぇ…何回か繰り返す事になるかもねぇ…♪」
そう言いながら≪女賢者≫は微笑むと、書庫床に”魔法陣”を再び展開させる。
そんな≪女賢者≫の背中姿を見て――≪砂狐剣聖≫は苦虫を噛み締めたかの様に顔を顰める。
「……他に方法はないのか?」
「んうぅー…これが一番早くて楽チンかなァ…♪…≪砂狐剣聖≫オジサマを”使役”できちゃう様な激ヤバ”呪術者”は放っとけないしねぇ……一刻も早く特定して、対策を練るべきだよぉー…♪」
「――…っ」
(確かに…”あの女”は大陸全土の脅威だ…ッ…野放しにはできぬ…ッ)
≪砂狐剣聖≫はギシリッと拳を握り締めると――覚悟を決める。
そして、≪砂狐剣聖≫が視線を向けた先では…――
青臭い色香をぷんぷん匂わす美少女になった≪女賢者≫が、半壊した書棚に手をつき、ぷるんと肌ツヤな桃尻をツキ上げる。そして爪先立ちした両足を少しだけ拡げると…――その綺麗な指先で、まだ使い込まれていない膣肉みっちりな蜜壺を”ぷにぃ…”と左右に押し拡げる。
ぷくぷく震える綺麗な薄桃色の肉壺から、ツゥーっと透明な愛液が、艶糸を引きながら書庫床に垂れていき…――≪砂狐剣聖≫はゴクリと喉を鳴らす。
「もうぅー…ここまで美少女にヤらせてぇ…恥かかせちゃヤダよぉ…?……はやくおいでぇー…っ♪」
「……すまない≪女賢者≫…ッ…しばし使わせて貰うぞ」
≪砂狐剣聖≫は、そのゴツイ指先で≪女賢者≫の小ぶりな桃尻をぶりぃと掴み揉むと…――股間でバギバギに勃起していた男根を、ぷっくり濡れた薄桃色の肉壺へと挿入させる。
そして≪砂狐剣聖≫が…――≪第一王妃≫の悪辣さを想起した瞬間…――
再び≪砂狐剣聖≫の意識は…――”凶悪な破壊衝動”に蝕まわれ堕ちると…――
暴虐な性欲が噴き出るまま…――≪女賢者≫をグチャグチャに暴行強姦するのだった。
◆
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