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幕間Ⅲ -孤児院のリドル-
#069.とある懺悔室、公爵老君は何を懺悔するか
しおりを挟む四重の”城壁”と三層の”市街地”で構成された巨大城塞都市≪王都ガルディア≫――
その最も内側にある、上級貴族だけが住まう≪上街≫――その街角に築かれた荘厳美麗な教会礼拝堂にて――
「――…さあ…迷える仔羊よ……どうぞお入りになりなさい…――」
月夜に静まる礼拝堂――その片隅に設けられた”懺悔室”から修道女の艶声が届く。
それを聞いた公爵家の老君は、緊張した表情のまま”懺悔室”の扉を開けた。
その古樹木で築かれた”懺悔室”は、小さな個室になっていた。
ほのかな蝋燭の灯り。壁際には小さな椅子がひとつ。そしてその壁には――格子付きの”小窓”がひとつ――。
その仄暗い”小窓”の向こう側には、罪深き信者の告白する”懺悔”を聞き、神の赦しを与える聖職者――≪修道女先生≫が座っていた。
「――…っ…ああ、神よ…私は…っ、私は…罪を犯して…しまい…ました…っ……」
公爵の老君は椅子に座ると、カタカタと小刻みに震えながら、祈るように両手を組み――そして”罪の告白”を始めた。
◆
「――…私は…花嫁修業の”侍女”働きとして、叔父上から御預かりした”姪娘”を……手籠めにしてしまったのです…っ…ッ、ああ…あの姪娘は…年頃の美麗な肉体を”侍女服”に包みッ…私の寝室を整えに参ったのです…っ……ああ、ああ…その乳房をふるりと揺らし、寝台を整える背中姿には……桃尻の膨らむ腰布と…捲れ上がる艶肌の太もも…っ…私は辛抱堪らず……姪娘を寝台に押し倒し、その”侍女服”を剥ぎ取ってやりました…ッ、その時の…恐怖に怯え…涙を流し…”ゆるして…”と小さく叫ぶ…艶やかな”さえずり”…ッ、うねる膣肉を肉棒でつらぬき…ッ…清らかな貞操の膜を散らしてやり…っ…絶望に美貌を歪ませる”姪娘”の顔を…ォ…寝台に押し倒したまま上から眺めてやるゥ……あの…何とも言えぬ”愉悦”ッ!! ああ、ああ……あの愉悦すべてが忘れられぬのです…ッ…!!」
己の罪深き”懺悔”に、公爵の老君は思わず椅子から立ち上がる。
そして――その股間が”罪深き愉悦”に昂ぶり、びぐんっびぐんっと膨らみ上がっているのに気づき、公爵の老君は”…ッ…おお…なんと罪深いのだ…っ”と絶叫する。
「ああ…私は…っ…たっぷり強姦した”姪娘”に金貨を握らせると……今夜の”恥辱”は隠さぬと…オマエの身の破滅になるぞと……優しく説いてやり……その後、どこぞの貴族家へ…くれてやりました。しかし…私の魂魄は……あの愉悦に囚われたままなのです…ッ…」
仄暗い懺悔室に――公爵老君の”告解”が響き渡る。
そして、懺悔室の”小窓”の向こう側から――いと慈悲深き≪修道女先生≫の御言葉が告げられる。
「――…よく聞きなさい…迷える仔羊よ……子孫繁栄の礎たる”姦淫”は……すべての人間が背負う”業”なのです。なれば…神は赦されます……それはとても良い”姦淫”であった――と」
「おお…っ…おおッ、誠でございますか…ッ」
「ええ…すべては御心のままに。ああ…でもそうですね……その股間に溜まっている”穢れ”だけは、早めに祓うべきでしょう。ああ…神に奉仕する身として、ぜひ私がその”御手伝い”をしたいのですが……この”小窓”越しでは…――」
「ああ…ッ…それならば…っ、どうぞ…なにとぞ御願い申しますぞ…っ」
懺悔室の”小窓”の向こう側にいる≪修道女先生≫から”お祓い”を提案されると、公爵の老君は歓喜しながら――屋敷から持参した”大きな麻袋”に手を伸ばした。
そして、麻袋の中から”大量の金貨”を片手で持てる分だけ掴み上げると――懺悔室の壁際に設えられた”天秤”にジャラッと置いた。すると、金貨の重みで”天秤”が傾いていき――カラカラと何か”歯車”の回る音が聞こえてくる。
次の瞬間――懺悔室の”小窓”が、ほんの少しだけ開かれる。
仄暗い懺悔室の”小窓”が、まるで鎧戸の様に持ち上がり、十センチほどの隙間ができていた。そして、その向こう側には…――≪修道女先生≫の御口が”くぱぁ…”と開かれているのが見える。
「おお…おおっ……これは…≪修道女先生≫様の…ッ…――」
「――…うふふ、さあ…迷える仔羊よ……その穢れが溜まったモノを…どうぞ御祓いさせて下さいませ…――…んんぅ…じゅる…ッ」
そして気づけば――公爵の老君は”小窓”の前に立ち上がると、仄暗い”小窓”の隙間から奥深くへ、股間に聳える男根をつっこみ…――≪修道女先生≫の口先でしゃぶり祓ってもらっていた。
使い古したズル剥けの”背徳”が、≪修道女先生≫の美麗貞淑な御口にしゃぶりシゴかれ、ねろねろと淫らな舌先に舐め上げられると――次の瞬間、公爵老君のこってり黄ばんだ精子が噴き出され、ごくりっごくりっと喉奥を鳴らしながら≪修道女先生≫の臓腑に注ぎ込まれてゆく。
「――…んぅ…ぷあぁ…っ//……ああ…とっても濃厚な”穢れ”でございますわね…ぇ…//」
「…ふおあぁ…ああ素晴らしい……魂が清められますぞォ…っ…!! ああ…ちなみに≪修道女先生≫様は……やはり貞淑な”処女”なのですかな…?」
「あらあら……ええ、もちろんでございますわ……ちゅぱぁ…//」
「おうふ…ああっ…そうでしょう…そうでしょうとも…ッ、ああ…≪修道女先生≫…どうか私の懺悔をもう一つだけ御聞き下さい…――あれは今から数十年前……私は妻を娶りました……ああッだが…ああ恐ろしいことにぃ…ッ…私の妻は…”貞淑”ではなかったのですッ……私は怒りと絶望に心身を犯され…っ…初夜の悲劇から以降……私は貞淑な”処女”でなければ、勃起できなくなったのです…ッ」
公爵老君は絶望に絶叫しながら、股間で勃起する男根を清らかな≪修道女先生≫の御口で慰め続けてもらう。
「ああ…そんな時に…私は…教皇様に御逢いしたのです…ッ、教皇様は私の苦しみを御理解くださりました…ッ…そして…”幼い娘の処女姦”に慰みを求める…同胞たちと”背徳”で結ばれた”秘密の社交場”を作り上げ……崇高なる処女性が約束された孤児院出身の”修道女”を、何度も”身請け”という商取引で賜ってくださりました…ッ……あの美しい”修道女”に悪戯する…甘美なる悦び…言葉もございませんッ……私は満たされました…いや…満たされたはずでした…ッ、ああ…だが…数日も過ぎれば、もう私の心は渇いてしまうのです…ッ…ああ…最後に”修道女”を処女姦してから……もう五日も過ぎてしまい…ッ…私の股間は…もうッ…っ」
公爵の老君は、絶望と悦楽の狭間でモガき苦しむ。
その苦しみを心から悼んだ≪修道女先生≫は――れろれろと舌先でイチモツを舐めまわしながら、優しく”救い”を説うた。
「ああ…迷える仔羊よ……もしも…あと少しだけアナタに寄り添える事ができれば……さらなる”救い”を与えましょうに……」
「おお…おおっ誠でございますかっ……ならば…ならば何とぞッ…っ」
公爵の老君は、≪修道女先生≫の慈悲深き御心に感謝の涙をこぼしながら――さらに足元の麻袋から大量の金貨を掴み取り、ジャララッと壁際の”天秤”へ乗せていく。すると、再び”歯車”の回る音が懺悔室に響き渡り…――
次の瞬間、ほんの少しだけ開かれていた懺悔室の”小窓”が――さらにほんの少しだけ開かれる。
≪修道女先生≫の口先だけが見えていた、仄暗い懺悔室の”小窓”の向こう側で――いよいよ≪修道女先生≫の麗しい御尊顔と、修道服に纏われた”豊穣の女神”がごとき豊満な乳房が見えてくる。
≪修道女先生≫はウフフと慈悲深き頬笑みを浮かべると――修道服の襟元を緩ませ、ぷるんと”慈愛の双丘”を露出させるや――公爵老君の”穢れ”にまみれたイチモツを乳房の谷間で抱き締め、聖なる涎液で滑らせると、優しくシゴき慰め始める。
あまりの優しい感触にぶるぶると公爵老君が腰を震わせるや――どぷぅどぷぅと黄ばんだ精子がシゴき出され、≪修道女先生≫の清らかな顔面や乳房、修道服などがベッチョリと汚れ濡れていく。
モアァと湯気立つ精液臭にゾクゾクと恍惚に震えながら――≪修道女先生≫はニッコリと聖母の様に優しく微笑む。その魅惑的なしぐさに、公爵老君は思わずゾクリと背筋を震わせ――再び肉棒を聳えさせてしまう。
「――…まあまあ……まだそんなに”穢れ”が澱み溜まっているなんて……私の”御奉仕”が至らぬせいですね……ああ…あともう少しだけアナタに寄り添える事ができれば……もっとすごい”救い”を与えられますのに……」
ほんの少しだけ開かれた懺悔室の”小窓”の向こう側で――≪修道女先生≫がゆっくりと立ち上がる。
ああ見えない。公爵老君は鼻息を荒げながら懺悔室の”小窓”に喰いつき、仄暗い”小窓”の向こう側を必死に覗き見やる――と。
そこには――椅子に座りながら修道服の腰布を捲り上げ、M字開脚させた両足を”小窓”の壁につけながらムッチリ太ももを広げ、両手の指先で股ぐらの”割れ目”をねっとりと開かせ――その秘所を封じる貞淑なる”処女膜”を見せながら、≪修道女先生≫がうっとりとトロけ微笑んでいた。
気づけば公爵老君は――足元の麻袋を掴み上げ、丸ごと大量の金貨を”天秤”に乗せていた。
再び”歯車”の回る音がカタカタと懺悔室に響き渡り…――
そして、ついに懺悔室の”小窓”が…――完全に開かれる。
「――…うふふ…たくさんの”御心づけ”に感謝申し上げますわ……世の恵まれない孤児たちの為に……たっぷりと使わせて頂きますわ……」
「ふひ…ふひひっ…なぁに構わんとも……追徴税で貧村を三つ潰した程度の”端した金”ですからなァ……この程度の”御布施”なぞ、私の”罪”を祓うためならば……なんの事もない…ッ……」
「まあ…まあ…たしかに……そんな”背徳”にまみれた財貨であれば……ここで全てを祓うべきですわね?」
「ひひゃひゃ…さすが≪修道女先生≫様は徳が深いッ……ああ…そうですとも…私は罪深い……どうか私の懺悔を、もっともっと御聞きください…っ…」
ついに開かれた懺悔室の”小窓”――
その”小窓”にムッチリと押し込まれたのは――≪修道女先生≫の艶肉たっぷりの尻。
公爵老君は涎液を垂らしながら、桃尻だけ露出された懺悔室の”小窓”に近づくと――≪修道女先生≫の尻肉に埋もれた”秘所”を舌先で舐めり、そして”穢れ”にまみれたイチモツを撫でつけまくる…――
「ああ…ああッ……私は統治する村々に住む、すべての年若い娘から……初夜権を行使して、あらゆる”処女”を奪ってヤリました…ッ…!! ああ、その中には幼い娘の貞淑を守るために……その母親が身代わりにカラダを捧げると申した事もありました……その母親は…私の妻に…実に似ていたッ……怒りに脳が煮えたぎった私は…その母娘を屋敷に連れ去ると……その母親の前でッ…何度も娘を犯してやりました…ッ…!! 助けてを求めて泣き叫ぶ娘と……それを見て、涙を流しながら許しを請う母親の嘆きッ……ああ…ッ…その全てがっ…まさに甘露ォ…っ!!……それなのに…それなのにぃ…ッ…私のこの乾きは…飢えは…まったく癒されぬのですゥ…ッ……これを御救いくだされるのは……≪修道女先生≫様しかありませぬぅ…ッ…!!」
公爵老君が絶叫するように”懺悔”すると――次の瞬間、公爵老君の肉棒がぬちりと押し込まれ――≪修道女先生≫の処女膜が”ぷちり…”と破られる。
「ああ、ああッ……この感触だ、この”処女姦”する時の愉悦だけがッ……私を苦しみから解放するのだァ…ッ……!!」
「あひ…あひぃ…っ……ああ神よぉ…迷える仔羊の”穢れ”を清める……この”悦び”を御許しくだしゃいませぇ…ぇ……ぁ…ッ//…――!!」
◆
そして――数時間後。
仄暗い懺悔室に”ムワァ…”と交尾臭を湯気立たせる中――公爵の老君は”小窓”に埋もれた肉壺に、幾度目かの”穢れ”を噴き出させた。
その肉壺は、清らかな”処女血”と黄ばんだ”精液”が混ざり合い――まるで芸術品の様な荘厳さを纏っている。
公爵の老君は静かにその場で跪くと――≪修道女先生≫の処女肉壺から滴り流れる”赤と白の聖液”を小壺に入れながら、両手を組んで御祈りを捧げる。
「おお…ッ……私はこの”処女液の壺”を…我が家宝として神棚に飾り、毎日祈りを捧げる事を誓いますぞ。ああ…いと慈悲深き”聖十字教”の神よぉ…ッ……汝の救いに栄光あれ…ッ…≪ゲドリック教皇様≫に栄光あれ…ッ…!!」
◆◇◆
まだ幼い少女だった≪聖女≫を洗礼した”あの夜”から数年後――
≪ゲドリック教皇様≫の創設した≪聖十字教会≫は躍進を遂げていた。
処女崇拝主義で”処女遊戯”癖のある貴族連中に対して、孤児院出身の”処女”を身請けという商取引で売り払うことで、裏貴族社会に踏み込んだ≪ゲドリック教皇様≫は――教会へ寄付した場合に徴税が免除される制度を悪用した”脱税指南”を貴族連中に提唱する。
その結果、莫大な貴族資産が≪聖十字教会≫を介する”資金還流”が生まれ…――預金封鎖ひとつで貴族連中を干上がらせる経済的制裁権を≪聖十字教会≫は掌握した。
さらには税収減少による国庫逼迫に苦しむ≪カーディナル王家≫に対して、莫大な上納金を申し出た≪聖十字教会≫は、王族に多大な貢献と”貸し”を作る事により――ついには”国教指定”を賜るに至る。
もはや王都近郊にある”聖十字教会の総本山”は治外法権の独立国家状態となり、その権威は≪ミッドガルド王国≫に比肩する程に肥大していた。
そして≪聖十字教会≫の権威を支えるもうひとつの御柱が…――
大陸最強と誉れ高い≪王国騎士団≫と裏社会に君臨する≪暗殺教団≫、これらに比肩する”大陸三大戦力”がひとつ――”白き幻獣馬”を従えし”聖処女騎士”の軍勢≪聖十字騎士団≫である。
◆◇◆
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