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幕間Ⅲ -孤児院のリドル-
#068.とある孤児院、神父様は洗礼を授けるか
しおりを挟む時は遡ること十数年前――
王都近郊の小さな村にある孤児院≪仔羊の家≫にて――
「あらあら、みんな静かにしないとダメよ?」
「「「はぁ~い、修道女アンジェリカ様ぁ~!!」」」
「あらあら、んもうっ……うふふ♪」
夕食を終えた子供たちが、就寝前の”夜のお祈り”をするために礼拝堂に集められる。だが、やはりそこは元気いっぱいの子供たち……この孤児院≪仔羊の家≫にて奉仕活動する≪修道女先生≫の注意も聞かず、元気にハシャギまわり、すっかり≪修道女先生≫を困らせてしまっている。
だが、心優しく美しい≪修道女先生≫は――そんな元気な子供たちの姿を見て、嬉しそうに微笑んでしまう。
この孤児院≪仔羊の家≫に集められた子供たちは――戦災や飢饉で家族を亡くしたり、両親に遺棄された子供たちだ。それゆえに、どの子もこの孤児院≪仔羊の家≫へ最初に連れて来られた時は――”絶望”に瞳を澱ませていたものだ。
それを思えば、元気にハシャギまわる今の子供たちの姿は――まさに”幸せな光景”なのだ。
この光景を見るたびに≪修道女先生≫は思う。
この孤児院≪仔羊の家≫を運営する――≪聖十字教会≫――を立ち上げたあの御方は、仁徳の溢れる誠に素晴らしい聖職者であると。
「おやおや、さあ子供たち……≪修道女先生≫を困らせてはいけないよ?」
「「「わあっ、神父様ぁ~♪」」」
「まあ、申し訳ございません……ゲドリック神父様…っ//」
淡い蝋燭の灯りで照らされた礼拝堂の扉が静かに開き――神父服を着た壮年の男性が入ってくる。
その姿を見るや、子供たちはワッと駆け寄りながら喜びに盛り上がる。ちなみに年若い≪修道女先生≫も、ほんのり頬を赤く染めながら、その中年男をウットリと眺めてしまう。
――≪ゲドリック神父様≫――
その恰幅の良い体躯は神父服がよく似合い、柔和な表情には”仮面の様な頬笑み”がぴったり貼り付いている。この中年男こそ――この幼い小娘だけを集めた小さな孤児院≪仔羊の家≫と、その運営母体である≪聖十字教会≫を立ち上げた”教祖様”である。
「さあ…迷える仔羊たち、今宵も…私がじっくりと…”神への奉仕”を説いてあげましょう」
≪ゲドリック神父様≫はニコニコと微笑むと、でっぷり恰幅の良い腹を揺らしながら神父服を開襟させて――ぼろんと股間にぶら下がる黒ずんだ男根を、孤児の娘たちに見せる。
だが――孤児の娘たちは何も騒がない。
むしろ≪ゲドリック神父様≫の周囲に集まっていた孤児の娘たちは、ワァと頬を赤らめトキめかせると――その場でゆっくりと跪き、まるで聖母像を崇める様に両手を組んで≪ゲドリック神父様≫の男根へ”お祈り”を始める。
そんな光景を≪修道女先生≫は満足そうに眺めると――豊満な乳尻をむっちり弾ませながら≪ゲドリック神父様≫の傍らに寄り添い。そして、まるで聖母像を清めるかの様に丁寧な手つきで――その股間にぶら下がる男根をシコシコとしごき始めた。
「さあ子供たち、こちらへ順番にいらっしゃい……”神”に御奉仕しますわよ♪」
びくりびくりと膨れ上がった≪ゲドリック神父様≫の股間をウットリと眺めながら、≪修道女先生≫がそう告げると――ひとりずつ孤児の娘たちが立ち上がり、≪ゲドリック神父様≫の眼前に跪きながら”お祈り”を捧げる。そして…――
「――…ん…じゅる…んぷ…っん」
瞳を閉じて、清らかに”お祈り”を捧げる孤児の少女が、ひとり、またひとりと――≪ゲドリック神父様≫の男根に口づけし、その男根の尿道からトロォと溢れる”聖なる水液”を啜り舐めていく。
「おおっ…おおっ…素晴らしいぃ……とてもいいですよ。ああっ…その調子ですよ、迷える仔羊たち…っ……その清らかな少女の唇にこそ……神への感謝が宿るのです…っ」
ニコニコと鉄面皮を微笑ませながら――≪ゲドリック神父様≫は悦楽に体躯を震わせる。
と、その時――≪ゲドリック神父様≫は、ある少女の存在に気づく。
それは年端もゆかぬ、とても美しい金髪碧眼の少女だった。膨らみ始めた乳房や桃尻には、青臭い香りがぷんぷん匂っている。しかし、その少女は羞恥に頬を赤らめ、孤児たちの輪から少し離れた場所で立ち尽くしていた。どうやら神への”お祈り”に躊躇している様子だ。おお、これはいけない。
「おや…そこの美しい仔羊は…どうしたのかな?」
「あらあら……これは申し訳ありません。ゲドリック神父様、あの娘は一週間ほど前に、こちらへ来たばかりなのです」
≪ゲドリック神父様≫の言葉を聞いて、≪修道女先生≫はその少女のもとへ歩み寄ると、震える少女の肩を優しく抱きながら――≪ゲドリック神父様≫の膝下へと連れてくる。
「あ…あの……神父様、わ…私は…その…っ……」
「ええ、ええ、何も心配する事はありませんよ――」
≪ゲドリック神父様≫は優しく頬笑みながら、カタカタと震える少女の美しい金髪を指先で摘まみ上げ、くんくんと鼻先で匂いを嗅ぎまくる――そして。
「ただし、この孤児院に居たければ……神への感謝はとても大切なのです。この意味は……わかるかな?」
「――…っ!! あ…ぁ……は、は…ぃ…――」
戦災や飢餓に蝕まわれ、飢えに苦しみ、路地裏で乞食をした日々…――。
そんな過酷な日々を生き延びてきた≪仔羊の家≫の孤児たちに与えられたのは――温かい食べ物、ふかふかの寝床、清潔な衣服…――
もはや孤児院の子供たちは、この”優しい世界”にすがるほかなく…――
それゆえに≪ゲドリック神父様≫の職業――≪教祖≫――による洗脳効果が、少女の貞操観念を蝕むのに……さほどの時間は掛からなかった。
「ああ…んんぅ…素晴らしいぃ……やはり清らかな処女の御口は聖域なりや…っ…」
「んぅ…ちゅぷ…んうぅ…ちゅる…ぷあっ」
その少女は――≪ゲドリック神父様≫への奉仕を受け入れた。
美しい青眼を涙で潤ませ、果実のように淡く赤らむ唇は神父様の”聖なる水液”でねっとりと濡れてゆく。
そのおぞましく黒ずんだ”神父様”の先端に口づけをして、舌先を亀頭の膨らみに沿わせて舐め滑らせ、竿に浮かんだ血管のアツさにびくびくと震えながら、少女は”御奉仕”をねちょねちょと続けまくる――そして。
「ああ…とても良い心地です…っ、それでは迷える美しい仔羊よ。キミに神の寵愛として――”洗礼”――を授けましょう…っ…さあ口を開けて…舌を出しなさい」
ニタァと優しく頬笑みながら≪ゲドリック神父様≫が告げると――頭をボーッと朦朧させた少女は言われるままに口を開け、舌先をレロォと伸ばす。
次の瞬間、びぐびぐっと膨張した≪ゲドリック神父様≫の男根が跳ね上がり、その先端から白濁精液を噴き出させると、どぷっどぷっと少女の舌先へ注ぎ込んでいく。
少女はその生臭い液体を舌先で味わい、ねっとり喉奥に絡まりながら臓腑に注ぎ込まれていくのを感じると――小水を漏らしながら、股ぐらを”悦楽”で疼かせる。
たっぷりと白濁聖液を噴き出させた≪ゲドリック神父様≫は満足そうに微笑むと――その涎液と白濁聖液でどろどろに濡れた男根をぶるりと振るい、少女の顔面にぺとんッと乗せる。そして少女の麗しい頬や額や唇に、尿道に残っていた白濁聖液を擦りつけながら――優しく祝詞を唱えた。
「おめでとう…迷える美しい仔羊よ。今日からキミの名前は――”ソフィア”――だ。これからも神への感謝を忘れず、しっかりと”御奉仕”するのですよ?」
「…ひゃ…ひゃい……神父しゃま…ぁ…っ//…――」
白濁聖液まみれになった金髪碧眼の美少女は、瞳をトロけさせながら、これからも神に”御奉仕”する事を誓った…――
この少女こそ、数年後に伝説の勇者≪第八王子≫と出逢い、冒険者の”徒党”として共に旅立ち、砂漠国にて魔竜退治を成し遂げた事で”救国の英雄”と讃えられる事となる――≪聖女ソフィア様≫であり…――
貧困から救済した”幼い処女の娘に悪戯する”という崇高な慈善事業を貴族社会に提唱し、血よりも固い”背徳”の癒着を王国に根づかせ。さらには白き幻獣馬【一角獣】を使役する”聖法”を見出した事により、幾頭もの”白き幻獣馬”を従えた≪聖十字騎士団≫を創設。今や≪王国騎士団≫に比肩する戦闘集団を従え、絶大な権力を掌握する事となる≪聖十字教会≫の最高位聖職者――≪ゲドリック教皇≫との出逢いであった…――。
◆◇◆
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