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第三章 -女騎士凌辱篇-
#067.そして女騎士は忠誠を誓う
しおりを挟む【豚鬼王】が愉悦に豚笑いながら、失神した≪女騎士≫の顔面をじゅるりッと豚舌で舐めしゃぶる――次の瞬間、【小鬼王】が地面に叩きつけた”煙玉”が破裂して、周囲一帯を煙幕が覆い尽くす。
何もない平原に”煙玉”の煙幕が燻ぶり広がる中――【小鬼王】は長剣を構えながら、ギギィと醜悪に歯噛みした。
――”…ゲギャアッ…ッ!…おのれ…愚鈍な”豚”が…ちょこざいマネを…ッ…”――
――”このまま遮蔽物のない平原で、耳長どもと戦えば……敗北は目に見えてイル…ッ…”――
――”…ゲギャギャッ…だが…”豚”を殺せば……話は別だァ…ッ…”――
――”…≪凌辱支配≫の洗脳が解ケレば……耳長どもは必ず混乱スル…ッ…”――
――”その隙さえアレば……必ず逃げ遂セテくれる…ッ…!!”――
――”…たとえ”群れ”が全滅シヨウと…ッ…俺様が生き残れば良いのだ…ッ…”――
――”ゲギャギャ…ッ…”群れ”ならば、また繁殖れば良い…ッ…”――
――”…この【小鬼王】さえ生き残れば……【小鬼】は不滅だァ…ッ…ゲギャギャッ…!!”――
渦巻く”煙玉”の煙幕が視界を遮る中、【小鬼王】は青炎魔光の揺らぐ”鑑定眼”をギタリィと醜悪に歪ませ微笑むと――煙幕で燻る視界でもハッキリと浮かび上がっている【豚鬼王】の【魂の黙示録】を目印にして、長剣を突き刺すように突進する。
だが――次の瞬間。
『――…ッゲギャアッ…ッ!?』
【小鬼王】の突き出した長剣の剣刃が――別の【魂の黙示録】に阻まれる。
剣刃が衝突する剣戟音も無く――ただ”肉肌”の感触が剣刃から伝わる。
それなのに【小鬼王】の剣刃は、まったく突き刺さらず、動かない。
『――…ぶひひっ、確かにオマエは【魂の黙示録】を覗き見れるようだが……ただ”見れる”だけだけじゃなぁ…ッ…?』
【豚鬼王】が豚鼻を鳴らしながら、ぶひぶひと愉悦に豚笑う。
そして次の瞬間、【豚鬼王】の両脇に侍らされていた≪エルフ姉妹≫が風精霊魔法を唱えるや、旋風が吹き荒れ、周囲に立ち込める”煙玉”の煙幕を霧散させる。
燻ぶり渦巻く”煙玉”の煙幕が晴れた視界で【小鬼王】が見たものは…――
『ぶひひっ……”肉の盾”とは…こう使うのだァ…ッ』
【豚鬼王】がその筋骨隆々の豚腕で首ねっこを掴み上げて、だらりと吊るす様にぶら下げた≪女騎士≫と――そんな≪女騎士≫の裸身の艶肌で、ビタリと突き止まった長剣の刃先であった。
繰り返される”凌辱”の果てに≪凌辱復讐≫で膨れ上がった魔王級の【能力値】――そのバケモノじみた”防御値”が、もはや衣類ひとつ纏わぬ裸身の≪女騎士≫の艶肌のみで、鋼剣の凶刃を防いでしまったのだ。
そんな物理法則を無視した光景に――【小鬼王】はギヒリと息を飲む。
『ぶひひっ……職業≪女騎士≫とは、前衛壁役を務める≪騎士≫の亜種だからなァ……コイツこそ”肉の盾”に最も相応しい…ッ…!!』
そもそも”肉の盾”とは、かよわい婦女を”人質”にする事で、敵側の戦意を挫こうという”対人間”の戦術である。ゆえに豚魔獣の【豚鬼王】に対して≪女騎士≫を”肉の盾”にしても意味がない――【小鬼王】はそう考えたのだろう。その結果、攻撃系特技が少ない上に≪凌辱属性≫持ちの≪女騎士≫を、相性最悪の【豚鬼王】へ単騎で突撃させる”愚策”を打った。
ここは【能力値】がモノをいう”クソッたれ異世界”なのだから、むしろ”肉の盾”として≪女騎士≫を使いこなすべきだったのだ――と【豚鬼王】は愉悦に豚笑う。
『ぶひひっ…例えばこんな風になァ…ッ…!!』
【豚鬼王】はブヒリと豚笑うと、失神している≪女騎士≫の両足首をむんずと掴み上げ――そのまま”大車輪”の要領でブン回すと、【小鬼王】の顔面に向けて≪女騎士≫の頭蓋を叩き込もうとする。
【小鬼王】は驚愕しながらも長剣を両手で握り締めると、剣刃を縦薙ぎ一閃して≪女騎士≫の頭蓋を叩き斬ろうと振り下ろす――だが次の瞬間。
≪女騎士≫の頭蓋にブツかった長剣が、ゴギリッとへし折れる。そして…――
『…ッ…ゲギャアッ…!?…ぶぎゅッ…――!?』
そのまま【小鬼王】の顔面に…――ぐしゃりと≪女騎士≫の頭頂部がめり込む。
【豚鬼王】はブヒヒィ~と愉快そうに豚笑いながら――【小鬼王】の顔面にめり込んだ≪女騎士≫をずるりぃと引き抜く。
【小鬼王】の潰れた顔面から”ぬちゃあ…っ”と血涎の糸が滴り垂れるが――≪女騎士≫の美金髪の頭部は、傷ひとつ負っていない。当然である。なにせ≪女騎士≫の防御値は、毛髪一本に至るまで全てが”魔王級”なのだから。
まさに圧倒的な【能力値】の暴力に――【豚鬼王】が豚鼻を鳴らして高笑う。
『ぶっひひっ……いかなる剣刃も防ぐ最強の”肉の盾”ならばァ……いかなる鋼盾も砕く最強の”肉の矛”にも成りえる…ッ……これが”使いこなす”というモノだァ…ッ…ぶっひひぃ~!!』
『――…ッ、ゲッ…グギャッ…ごの”グゾ豚が…ッ…!!』
潰れた顔面を憎悪に歪ませた【小鬼王】は、折れた長剣を握り構えると、再び【豚鬼王】に憤怒咆哮しながら、足を踏み出す。
だが次の瞬間――”何か”に足首を縛り掴まれた【小鬼王】は、足を掬われる様にその場で引き摺り倒された。
『――…ッ、ゲッ…ギャッ…ごればッ…!?』
【小鬼王】は自身の足首に縛り上げるモノを見やり――驚愕に眼を見開く。
それは――”緑の蔦”――であった。
否、ただの”蔦”ではない。
それは約1km離れた”魔の森”から、ずっと伸ばされていた。
そして、その”蔦”の正体を――【小鬼王】の青炎魔光に鈍く輝ける”鑑定眼”は知っていた。
『――…ギッ…ナゼぇ…【妖樹精霊】の蔦触手がァ…ッ…――!?』
【小鬼王】がゾグリと背筋を凍らせながら、その”緑の蔦”を挽き千切ろうと手を伸ばす。その様子を見ていた【豚鬼王】がブヒヒッと豚笑いする――次の瞬間。
”緑の蔦”に足首を縛り掴まれた【小鬼王】は――”緑の蔦”に引っ張られるまま、地面をゴリゴリと削りながら、猛烈な速さで”魔の森”へと引き摺り込まれていった。
◆◇◆
数分後、”魔の森”の深層にて…――
”緑の蔦”に引き摺られ、地面の凸凹や小石・倒木に身を削られまくった【小鬼王】は――革鎧装備も剥ぎ取れ、ボロボロの満身創痍となって”魔の森”の地べたに倒れていた。
『――…げッ…ぎゃ…ぁ……ぐ…ぞッ……なぜ…オマエらが…”グゾ豚に味方ずるッ…ッ…!?』
地面で仰向けに倒れたボロボロの【小鬼王】が見上げた先…――
そこには、樹枝の上でクスクスと微笑む”緑髪の美女”たち――”魔の森”を支配する半精霊魔獣【妖樹精霊】がいた。
『――…ギぎっ…半精霊の【妖樹精霊】がッ…凌辱で支配サレるだと…ッ…そんな…バガなごとがァ…ッ…!!』
『あらあらァ~♪ その時点でアナタは…”豚”さんに読み敗けちゃってますねぇ~♪』
『うふふゥ~♪ わたし達と”豚”さん……カラダの相性ばっちりですからァ~♪』
『んふふゥ~♪ ”都合のいい殿方”ですもの……”手心”しちゃいますゥ~♪』
”緑髪の美女”たちが妖艶に微笑む中――妖樹の蔦触手がワキワキと【小鬼王】の体躯を覆い、ミシミシと縛り上げていく。とその時、喚き暴れる【小鬼王】を見ながら”緑髪美女”の肩に座っていた――美麗な羽根を生やす【妖精族】の美少女が、うふふっと微笑む。
「うふふっ…”緑髪美女”の皆さま、そちらの”小鬼”を殺めますと……≪第一王妃≫に、オークキング様のことを知られる恐れがございますわ。どうぞその御仁は――”生かさず殺さず”――で参りましょう♪」
『あらあらァ~♪ かしこまりましたわァ~♪』
『どうぞご安心を~♪ わたし達が”ずっと遊んで”あげますからね~♪』
『…ギ…ぎゃァ…ッ…オマエは…≪妖精女王≫…ッ…――!?』
妖樹の蔦触手に雁字搦めにされた【小鬼王】は――ギタギタと邪悪に哄笑した。
なるほど”兵力”も”諜報力”も段違い、すでに敗戦は決まっていたのか――と。
ならば見てみたいものだ――”魔王”の座を巡る戦い――あの欲深き≪第一王妃≫の凋落…――そして、あの”クソ豚”の終焉を。
そして【小鬼王】が最期に見たのは――妖艶に微笑みながら【小鬼王】の股間にウジャウジャと群がる……”緑髪美女”たちの頬笑みだった。
『うふふゥ~♪ それじゃあ…――いただきますゥ~♪』
◆◇◆
【小鬼】との戦争を勝利で終えた幾日後…――
大陸の西域”魔の森”に隣接する、王国最西端の集落≪メドック村≫にて…――
その中心街に建つ木造洋館。昼の陽光が暖かく差し照らす”旧村長邸宅”…――
その最奥に設えられた貴賓用の客室からは……甘い喘ぎ声と、淫靡な水音が響き漏れていた。
「――…あっ…ひうっ…ッ//……もう…やめ…て…くれ…っ……私には…忠誠の誓った御方が…――あ、や…うそ…ッ……んああぁあぁ…ッ//…!?」
清潔で寝心地の良い寝床には、美麗な金髪碧眼と情欲をそそる魅惑的な裸身をさらけ出して横たわる≪女騎士≫と――その股ぐらを開かせる様に覆いかぶさり、寝床をギシギシと軋ませながら豚陰茎を前後させる【豚鬼王】がいた。
涙を涸らして哀願する≪女騎士≫の濡れ頬を、べろりと豚舌でしゃぶり舐めながら…――【豚鬼王】はおぞましい豚陰茎を根元まで割れ目に押し込み、≪女騎士≫の肉壺に豚睾丸をベッタリくっつける。そしてブギヒィと豚顔を愉悦に歪ませ、これでもかと豚陰茎をギチギチ締め上げながら、我慢して、我慢して…――次の瞬間、≪女騎士≫の子宮袋に豚陰茎をびったり吸いつかせながら、ドプドプッと豚精液も出しっぱに”種付け”しまくる。
子宮袋をびゅくびゅくと豚精液で満たされる快感に、≪女騎士≫は甘潮を噴き散らしながら気を飛ばしまくる――そして、それを見やった【豚鬼王】は満足げに豚笑いした。
『ぶひひぃ~やはり従順な”女”より……イヤがる≪女騎士≫の生膣を犯しまくる方が、幾倍も愉しめるなぁ……ぶっひひぃ~!!』
【豚鬼王】は、自身の正体が≪第八王子≫である事を――≪女騎士≫には明かさなかった。≪女騎士≫には今のまま――人間だった頃の≪第八王子≫に忠誠を誓わせた方が良いと判断した。
それはなぜか――その方が”愉しめる”からだ。ぶひひっ!
「あ…ひぅ……くそっ……今日は…危険日だと……あれ…ほど…っ…//」
『ぶひひっ…そんなの知るか、ぶくぶくの”孕み腹”にされた≪女騎士≫を……オマエの大好きな≪第八王子≫に見せびらかす日が愉しみだァ…ぶっひひぃ~!!』
「ひっ…ぐ…ぐぞッ……このドグサレ豚がぁ…ッ~…!!」
憎悪のこもった碧眼でギシリと睨みくる≪女騎士≫を見返しながら――【豚鬼王】はブヒブヒと愉悦に豚笑うと、のっしりと寝床に立ちあがる。そしてトロトロに惚けて腰を抜かした≪女騎士≫をむんずと掴み起して寝床に座らせると――ビギビギと聳え勃起する豚陰茎を≪女騎士≫の口内に突っ込み、尿道に残っていた豚精子をゴギュゴギュと飲み込ませる。
「んぷぅ…んっ…~ッ!! ぷはァ……ああぁ…ぁ…っ//…」
喉まんこを豚精液がゴギュゴギュと流れ込んでいく感触に、≪女騎士≫は股ぐらの肉壺から再びプシシッと甘潮を噴き散らすと――下腹部の”淫紋”をギチギチッと赤黒く発光させながら、全身をぶるぶると快感に震わせ、恍惚とした表情のまま”しおらしく”なる。ぶひひっ。
その愛らしい臣従姿に【豚鬼王】は悪魔の様に微笑むと――昔の様に≪女騎士≫の美しい金髪を優しく撫でまくる。そして…――
『ぶひひっ。オマエのことが、気に入ったぞ。今この瞬間から……オマエは”俺様のモノ”になって貰うぞ…――ぶっひひぃ~!!』
かつて≪第八王子≫が≪女騎士≫に言い放った”御手付き”の宣言…――
その言葉、その立ち居振る舞いにより――【豚鬼王】と≪第八王子≫の言動や面影が、≪女騎士≫の視界で残像の様に重なりまくり――じゅぐぐっと鼻血を噴き垂らした≪女騎士≫の脳漿を掻き混ぜていく。
「あ…――そ…んな…ちがう……おまえが…≪第八王子≫様の…はずが…――」
虚ろな瞳で幽鬼の様にブツブツとつぶやきまくる≪女騎士≫の有様を見ながら――【豚鬼王】は愉しそうにブヒブヒと豚笑う。ああ、これだから≪女騎士≫を犯すのは愉しい。
そして何より――職業特技≪凌辱復讐≫を発動させないのはモッタイナイからなぁ…ぶひひっ!!
魔王の様に微笑む【豚鬼王】はイキリ勃った”肉剣”を振るうと――≪女騎士≫の艶やかな両頬を”べちん…べちん…っ”と叩き撫でる。
その様子は、まるで主君が騎士の肩を剣で叩く――”騎士叙任の儀式”――のような神秘に充ち溢れていた。
「――…い…いひっ…ひ……あひゃ…ひゃひゃあ…っ//…~っ//」
【豚鬼王】の豚腕と”おぞましい豚陰茎”が――≪女騎士≫のカラダを愉しもうとヌウッと伸びてくる。それを眼前にした≪女騎士≫はカタカタと全身を震わせ、血涙を流しながら頬を引き攣らせると――”絶望と快感”に溺れながら虚ろに頬笑み狂いまくった…――
◆◇◆
――<職業特技【凌辱復讐】により【能力値】が強化されました>――
――<職業特技【凌辱復讐】により【能力値】が強化されました>――
――<職業特技【凌辱復讐】により【能力値】が強化されました>――
――<職業特技【凌辱復讐】により【能力値】が強化されました>――
――<職業特技【凌辱復讐】により【能力値】が……――
――<職業特技【凌辱復讐】により……――
――<職業特技【凌辱復讐……――
◆◇◆
◆第三章・幕◆
◆◇◆
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