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第三章 -女騎士凌辱篇-
#052.女騎士は”御手付き”にされる
しおりを挟む≪女騎士≫が”王都騎士団”に転属された四年前の春…――
当時の王城内では、侍女衆の間で”あること”が流行り、華めいていた――。
「ああっ……あの愛らしい御姿と仕草、タマりませんわぁ…//…」
「先日の”湯浴み係”の方、乳房をソッと御触りいただけたとか…ッ//…」
「まあ羨ましいですわ…っ…”給仕係”の私では”チラ見せ”がやっとですもの……」
「私、侍女服の腰布を少し詰めて”寝床整え”に参りましたら……頬を赤らめながら、ジィ~と御見つめ賜りましたのォ…♪」
「きゃ~愛らしいーっ// 私も少し腰布を折りますわ…っ♪」
王城廊下の片隅で、侍女たちがキャイキャイと歓談に華やぐのを見て――≪女騎士≫は溜め息を吐きながら、足早にその場を通り抜ける。
(まったく、まだ十五歳の幼子を相手に……”御手付き”狙いの猥談とは、実に嘆かわしい…っ)
王族末弟≪第八王子≫殿下の”御手付き”争奪戦…――
幼少期より天賦の才を見せつけて”神童”と褒め称えられてきた美少年は、その愛らしい容貌と、神与の加護≪魅了≫の効能もあって、王城内勤の侍女衆から絶大な人気を誇っていた。
当初こそ、侍女衆も”子犬”を可愛がる様な愛情で留めていたのだが…――
近頃の事、≪第八王子≫殿下が齢十五歳で迎えた”成人の儀式”にて、伝説の職業≪勇者≫を神様より賜り……”王太子”任命の噂が囁かれ始めた頃には、侍女衆も”目の色”が変わっていく――。
もとより王城内勤の”侍女”とは、縁故採用された中流貴族家の令嬢が多く――その目的は”花嫁修業”と称した”嫁入り先”の物色である。
当然、次期国王ともなれば”御正室”は、上級貴族家の令嬢または他国の王族子女になるであろう。だが”側室”や”妾”であれば……その可能性は”侍女勤め”にも充分にありえる。特に殿方とは”初めての相手”に特別な愛着が湧く生き物であるため、過去には王族子息の”筆下ろし”を務めた侍女勤めの下級貴族令嬢が”側室”に娶られた実例もある。
それなれば現在、まさに”性に目覚める御年頃”の≪第八王子≫殿下…――
その御寵愛を賜れば、あるいは”玉の輿”も…――
こうして牙を剥き始めた侍女衆の”誘惑”は、日増しに露骨で淫らになり…――
その淫欲を察した≪女騎士≫を不愉快にさせた。
(もはや……王城内も”淫欲”の魔窟であるか……)
少女時代より”淫欲”に支配され続け…――
自身の”忠誠”を捧げる先さえ見失った≪女騎士≫は――生きる意義さえ失いかけていた。
そんな時…――否、そんな時だからこそ…――
その出逢いは”偶然”にして――”運命”だったのだと彼女は信じる。
ある日、王城内の廊下にて…――
≪女騎士≫は初めて――≪第八王子≫殿下と邂逅した――。
◆◇◆
(なんと…っ…愛らしくも凛々しい……まるで”天使”のような御方であろうか…っ//…)
陽射しに輝く王城の廊下にて――
≪女騎士≫が歩み進む先に現れたのは、ニコニコと微笑みながら王城内の散歩を楽しむ金髪碧眼の美少年――≪第八王子≫殿下であった。
当時十九歳の≪女騎士≫に対して、当時十五歳の≪第八王子≫は僅かに背丈も低く、その麗しい容貌は幼げである。だが、その幼い美貌と少しばかり凛々しい肉体づき…――子供から大人に変遷する”刹那的な魅力”が、逆に背徳的な”淫靡さ”を孕んだ色気となって鼻腔をくすぐる…――。
これまで≪女騎士≫にとっての”男”とは、恐怖と憎悪の対象でしかなかった――。
だが、その愛くるしい御姿を見初めた瞬間――≪女騎士≫は無意識に足を止め、胸を高鳴らせながらジッと見惚れてしまった。
それが≪第八王子≫から醸し出された≪魅了≫の効能とも知らずに。
(何だ…この気持ちは…ッ、ああ…動悸が…苦しいのに……心地良い…っ//…)
≪女騎士≫は自身の高鳴る鼓動に戸惑いながら――”ハァ…ハァ…っ”と艶息を吐き散らす。
これまで男達の”獣欲”を注がれ続けたその汚れた身から、まるで逆流するかのように”淫欲”を噴き出させた≪女騎士≫は――その場で≪第八王子≫を押し倒して、その穢れなき御身をグチャグチャにしてしまいたい…――そんな衝動を必死に我慢する。
「――うわっ。≪凌辱属性≫…って、すごい職業特技ですね……さすが≪女騎士≫だなあ!」
一方、≪女騎士≫の野獣じみた視線に気づいた≪第八王子≫殿下は――≪女騎士≫の”中身”を少し覗き見た後、その天使のように愛らしい尊顔をウワッと驚かせる。
その天空色の碧眼には――蒼白い魔光が灯っていた。
(まさか…ッ…あれは”鑑定眼”か…ッ…!?)
伝説の職業≪勇者≫の権能にて会得できる職業特技――≪鑑定真眼≫――それは鑑定系スキルの中でも最高性能を誇る。あれに見られてしまえば――【魂の黙示録】を解説付きで覗かれたも同義なのだ。
(み、見られた…っ…この…汚れきった…私のカラダを……ッ//…)
≪女騎士≫はその”汚れたカラダ”を覗き見られた事に動揺し、瞳を涙で潤ませ、頬を赤らめ恥じ入ると――手足がカタカタと震えてしまい、その場を動けなくなる。
だが次の瞬間――≪第八王子≫殿下はニッコリと天使の様に微笑むと、≪女騎士≫の豊満な乳房を両手でむっちり揉みながら、爽やかに命令した。
「とりあえず……僕の寝室においで!」
◆◇◆
≪女騎士≫は≪第八王子≫殿下の寝室に連れ込まれると――身を清める暇もなく、そのまま寝床に押し倒された。
まるで処女のように緊張した≪女騎士≫は――突然の出来事に驚き、茫然としながら、≪第八王子≫殿下のされるがままに衣服を脱がされた。
「もう聞いてよっ、近頃ホントに侍女のお姉さん達の誘惑がスゴくってさ。僕は王族だから、そんなカンタンにしちゃダメなのにさ、もう生殺しだよっ。しかもこの身体はまだ若いからね……性欲もスゴいんだよっ。もうぱっつんぱっつんなんだ――だからムチャクチャにさせてよね!」
そんなぷりぷりと愚痴混じりに怒っている≪第八王子≫殿下の愛らしさに、≪女騎士≫が胸をキュンキュンさせていると――≪第八王子≫の愛らしくも逞しい男根が、≪女騎士≫のたっぷり濡れた蜜壺に挿入されていた。
とても心地良い”凌辱”であった――
甘い痺れと、膣を満たされる高揚感――
お腹の中を掻き回されて、ぐちゃぐちゃに溶けるような甘い感覚――
いつもの無遠慮に蹂躙される時とは全然違う、頭が真っ白になるような没入感――
そのまま≪女騎士≫は――≪第八王子≫殿下に好き放題に犯された。
◆
「ふうぅ~…すっごく気持ち良かったァ~…」
≪第八王子≫は日頃の溜め込んだ”性欲”を≪女騎士≫の割れ目にたっぷり噴き出させると――まるで天使のように、にっこりと微笑んだ。
そして、≪第八王子≫は仔犬のように愛らしくピョンと寝床に立ちあがると――トロトロに惚けた≪女騎士≫を寝床に座らせ、まだまだ元気な肉棒をその口内に突っ込むと、尿道に残った白濁液をゴクゴクと飲ませる。
「ぷはァ……ああぁ…ぁ…っ//…」
とろぉ~んと瞳を潤ませた≪女騎士≫は――喉奥へと流れ込んでカラダを満たしていく”情欲”にウットリ惚けると、空っぽになった口内を≪第八王子≫に見せる。まるで少女のように――ただ”褒めてほしい”ために。
その愛らしく臣従する姿を見て、≪第八王子≫は天使のように微笑むと――≪女騎士≫の美しい金髪を優しく撫でまくる。
「うんっ。君のことが、すっごく気に入ったよ。今この瞬間から……君は”僕のモノ”になって貰うねっ♪」
そう言いながら天使のように微笑んだ≪第八王子≫は、股間でイキリ勃った”肉剣”をぶるんっと振るうと――≪女騎士≫の艶やかな両頬を”ぺちん…ぺちん…っ”と叩き撫でる。
その様子は、まるで主君が騎士の肩を剣で叩く――”騎士叙任の儀式”――のような神秘に充ち溢れていた。
こうして≪女騎士≫は――心から敬愛する≪第八王子≫殿下の”御手付き”にされたのであった。
◆◇◆
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