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第三章 -女騎士凌辱篇-
#049.女騎士は穢される <上>
しおりを挟む≪女騎士≫は、軍閥貴族の名門”ハルトマン”家の末娘として生まれた――。
当主である厳格な祖父、両親、三人の兄、そして末娘――彼ら一族には、百年来の悲願があった。
それは――名門軍閥貴族”ハルトマン”家の再興である。
ミッドガルド建国時より王政を支えてきた名門貴族”ハルトマン”伯爵家は、今から百年程前――”王国騎士団”教官長を務めていた頃、当時の若き少年”剣聖”を【淫夢悪魔】に憑き殺される大失態を犯す。憐れその引責降爵にて、名門貴族”ハルトマン”家は――男爵位にまで没落してしまう。
名家再興を目指して、三人の兄達と共に末娘には、幼少期より厳しい英才教育が施された――。
だが、三人の兄達が十五歳で迎えた”成人の儀式”は――当主の祖父を大いに落胆させた。三人の兄達は、いずれも”戦士”や”剣士”など――俗に云う”下級職業”しか授からなかったのだ。
人類発展の礎たる種族特性≪職業制度≫――
神様より授かる”職業”は千差万別であり、神与の慈愛に優劣はない――と聖職者が説こうとも、そこには明白な”稀少価値”が存在していた。万人が授かる凡庸な”下級職業”より、幾人のみが授かる稀少な”上級職業”の方が明らかに性能優位であり、その差は埋めがたかった。
凡庸な”戦士”や”剣士”では、いかに鍛錬すれど”百人長”級が関の山……当主である祖父や両親は大いに失望した。
だが数年後、そこに希望の光が現れる――。
十五歳を迎えた末娘が”成人の儀式”にて――超希少職業≪女騎士≫――を授かったのだ。
これならば将来も有望、”将軍”級も夢ではない――。
古き名門”ハルトマン”家の者達は、大いに希望で沸いた。
かくして末娘≪女騎士≫は――名家再興の”望み”をその身に背負う事となった。
◆◇◆
王都の片隅にある小さな教会、”成人の儀式”が執り行われる個室にて――
「おお…っ…さすがは名門”ハルトマン”家の御令嬢、これは…ただの上級職≪騎士≫ではございません。さらに稀少な…≪女騎士≫でございますな…ッ…」
”成人の儀式”を執行する老神官が、その温和そうな表情を驚かせる。
そして、手元の魔道具”鑑定水晶玉”を覗き込みながら、職業の詳細を伝えていく。
「ふむ…古来伝承によれば”女騎士”とは、兵士の士気高揚を奮わす”戦場の女神”たる存在だったとか。なるほど、通常の≪騎士≫が会得する優秀な”職業特技”に加えて……ただその場にいるだけで周囲の兵士を興奮させる職業特技≪意欲昂揚≫は、その権能の顕れですな…っ。それに……おおっ…何という事だ…ッ…」
魔道具”鑑定水晶”を覗き、説明していた老神官は――その瞳に憐憫の情を滲ませる。
「ああッ…古来伝承より”女騎士”とは……凌辱恥辱にまみれる宿命にあるとか…ッ、その権能こそが……職業特技≪凌辱属性≫……それは周囲にいる”男”の情欲を掻き立て……惹き寄せる”魔性”の顕れ…ッ…!!……ああァ…これで得心がいきました…ッ…」
老神官は手に持っていた魔道具”鑑定水晶”を――床に押し倒していた十五歳の幼い≪女騎士≫の両乳房の谷間に置いた。そして天を仰ぎ、祈りながら…――その幼い秘部の割れ目へさらに激しく下半身を打ちつける。
「ああッ…これも神の与えし…オホっ…”試練”なのです…ハフッ……貴女の”職業”を覗き見たその瞬間から、この身に滾り溢れてきた”色欲”は……神が与えしモノだった!!……ゆえに私に…罪はアリマセン…ッ…ああァ…!!」
≪女騎士≫の職業特技≪凌辱属性≫に魅入られた老神官は、そう贖罪に叫びながら――幼い少女の”初めて”をムリヤリ奪い、辱めながら、その割れ目の奥へ大いに射精する。
おふぅ~と老神官はたっぷり余韻を愉しむと……≪女騎士≫の秘部からドロリと肉棒を引き抜き、ゆっくりと立ち上がる。
そして足元の床で――仰向けに両足を広げ、衣服をはだけさせ、無理やり”初めて”を奪われた事に呆然と涙を流し、魂が抜けたように天井を仰ぎみる≪女騎士≫の少女を見ながら――老神官はとても憐れむように胸元で聖印を組む。
「おおっ…神よ。これは何たるムゴい試練でしょうか…っ…だが聞きなさい≪女騎士≫よ。その職能は、必ずや貴女の願い……名門”ハルトマン”家の再興に役立つでしょう。ああッ…そして…ッ…きっとこの先も貴女は……何度も”試練”に襲われるでしょう…ッ…貴女の【魂の位階】が成長するにつれ……≪凌辱属性≫の魔性もまた昂ぶりゆき、さらなる”試練”を招くのだから…ッ…!! ああそれと……名家再興に”醜聞”は禁物、この”試練”の事は……貴女の胸に秘めるべきでしょう……良いですね?」
◆◇◆
初めて経験する”男の情欲”に――≪女騎士≫は全く抵抗できなかった。
それは”恐怖”のせいだけではない――職業特技≪凌辱属性≫が、そのおぞましい”男の情欲”を受け入れるように”強制”したのだ。
涙を枯らして家路を戻った≪女騎士≫だったが、”女騎士”授与の報せに歓喜する”家族の顔”を見てしまい…――”女騎士の魔性”と教会での”出来事”は、少女だけの”秘密”にする事にした。
そして、その日を境に名門”ハルトマン”家は――≪女騎士≫の教練指導に傾斜する。
当然の帰結として、≪女騎士≫は見るみる内に腕前を上達させてゆき……それに比して”魔性”も昂ぶらせていった――。
最初の”異変”は――まだ【抵抗判定】が未熟だった”三人の兄達”と、一般市民である”召使い”達に顕れた。
三人の兄達と召使い達は――≪女騎士≫の下着を盗み、匂いを嗅ぎ、白濁液まみれにして箪笥に戻してはカピカピの下着を≪女騎士≫に穿かせて悦に入った。
それらの行為は日増しに大胆になり――≪女騎士≫の着替えや湯浴みを覗き見たり、食事に精液を混ぜ込むようになる。
三人の兄達に至っては”剣術や体術の教練”と称して、直接的に≪女騎士≫のカラダを触るようになっていた。
幾度か≪女騎士≫も抵抗を試みたが――その身に宿る≪凌辱属性≫が、幼い少女の手足をジッと動けなくさせた。されるがままに悪戯されるそんな≪女騎士≫の従順さが、調子にノッた三人の兄達と召使い達の”淫欲”をさらに膨れさせ、グツグツと昂ぶらせていった。
そして、ある月夜の晩――
ついに三人の兄達と召使い達は、≪女騎士≫の寝室に侵入すると――その渇き飢えた”淫欲”を潤すように、夜が明けるまで≪女騎士≫の淫らなカラダをたっぷりと輪姦してモテあそんだ。
それからは、三人の兄達と召使い達が代わる代わる毎晩のように現れて――≪女騎士≫は毎晩のように”夜這い”され続けた。
もちろん逃げる事も考えたが――”今夜も待ってろよ?”――そう兄達に耳打ちされると、≪凌辱属性≫に魂を縛られた≪女騎士≫は……ただ寝床の中で震えながら”夜這い”されるのを待つ事しかできなかった。
男の下で這いつくばり、尻を差し出し、従順に生殖行為を受け入れる…――。
初めは頬を流れた”涙”も、数日後には枯れ果て、流れなくなった…――。
◆
それでも幼い少女≪女騎士≫は、その貞操を穢される日々を我慢し続けた…――。
だがある日――≪女騎士≫は当主である祖父に書斎室へと呼び出される。
祖父はこの邸宅で起きている”異変”に、薄々気づき始めたのだ。
ああ、ようやく救われる…――≪女騎士≫は”秘密”を明かそうと書斎室を訪れる。
だが不幸な事に――その瞬間、年老いた祖父は”女騎士の魔性”に抵抗できなくなる。そして、そのまま≪女騎士≫を力づくで書斎机に押さえつけると――無理やり強姦した。
これまでの未熟な三人の兄達や、一般市民の召使い達の比ではない。
王国を守護する”騎士”だった男の屈強なる”獣欲”…――その行為のあまりの激しさに、≪女騎士≫は息も吐けずに絶頂し続けた…――。
そして翌朝…――さらなる悲劇は起きる。
名門”ハルトマン”家の当主であった祖父が――そのまま≪女騎士≫の股ぐらの中で”腹上死”を遂げてしまったのだ。
もはや隠す事はできない――。
ドロドロに犯された≪女騎士≫は――これまでの”秘事”を両親に打ち明けた。
次期当主である父親は、≪女騎士≫からまろび溢れる”魔性”に恐怖を抱くと……名門”ハルトマン”家の再興のために――”あらゆる事実”――を隠蔽した。
そして、≪女騎士≫を全寮制の”騎士官学校”へと遠ざけたのだった――
◆◇◆
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