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第三章 -女騎士凌辱篇-
#048.そして女騎士は復讐を誓う
しおりを挟む――”時は遡ること約二ヶ月前”――
≪王都ガルディア≫にも”サキュバス襲撃事件”の噂が広まり始めた晩春の頃――
王族が暮らす白亜尖塔のひとつ――≪第一王子の塔≫にて――
「ふうぅ……良いカラダをしてるじゃないか。なかなか愉しめたぞ?…ふははっ!!」
爽やかな朝陽と小鳥のさえずりが”寝室”に充ちる中――
全裸になった≪第一王子≫は身体から滴る”夜伽の汗”を綿布で拭いながら、下劣なニヤケ顔でほくそ笑む。
そのイヤらしい視線の先にいるのは――
豪奢な寝床の上で仰向けに横たわり、その美麗な金髪碧眼と情欲をそそる魅惑的な裸身をさらけ出した――≪女騎士アレシア≫だった――。
――”名誉ある≪第一王子≫殿下の夜間寝室の警護”――
そんな上官の命令に逆らえず、夜警任務に就いた≪女騎士≫は――夜を徹しての”任務”により、その美麗な裸身を”愛撫の跡”と艶汗でドロドロに穢され、股間の秘所からは気持ちの悪い白濁液をまろび溢れさせていた。
≪女騎士≫は魂が抜けたように裸体を虚脱させたまま……死んだ魚のように光沢を失った瞳と虚ろな表情で、豪華絢爛な王族殿下寝室の天蓋を眺め続けるのだった。
そんな”騎士の誇り”を穢された≪女騎士≫の淫靡な艶姿に――≪第一王子≫は再び股間のイチモツをイキリ勃たせると、くっくっと卑猥に微笑みながら寝床に乗り込む。そして――再び≪女騎士≫の豊満な裸身を犯しはじめた。
「ふはは…っ、何だどうしたァ~…初めはあれほど抵抗したのに、随分とシオらしくなったじゃないかァ……ふははっ!!」
ドグドグと勃起した男根を≪女騎士≫の秘部にねじ挿れながら――≪第一王子≫は愉悦にまみれ笑い狂った――
◆
王位継承権・序列一位≪第一王子≫殿下――
齢三十二歳にして”執政官”を務める金髪碧眼の好青年は、これまで順風満帆の人生を歩んできた。規律と伝統を重んじる真面目な性格もあって、”現状維持”を求む執政&軍部の両派閥貴族からも篤く支持され、国民からの人気も充分にあった。誰もが”彼こそ正統なる王位継承者だ”と認知していた。
それが狂い始めたのは約十年前――当時八歳だった末弟≪第八王子≫が内政&商業面で功績を築き始めた頃だった。当時は≪暗殺教団≫による辺境伯暗殺事件など王政の乱れもあり、王位継承の儀式”王太子任命”が延期されていた。そして不幸にも、その間に”神童”と誉れ高い≪第八王子≫が功績を築き続けてしまったのだ。この頃から……≪第一王子≫の表情は嫉妬に歪み始める。
そして”王太子任命”の話が白紙撤廃された数年後。伝説の職業≪勇者≫を神より賜った≪第八王子≫が、魔竜退治などの偉業を成し遂げた頃には――≪第一王子≫の狂気は隠せぬモノになっていた――。
そうした情勢下で起きた≪第八王子≫失踪事件――
当然ながら≪第一王子≫の”黒い噂”は絶えなかったが、何も証拠は出なかった。過去の栄光を取り戻せたと≪第一王子≫も一時は機嫌を良くした――が、噂される”声”は≪第八王子≫の帰還を望むものばかり……。そして噂に聞こえ出した”魔の森”の異変…――
再び嫉妬に怒り、猜疑心に狂った≪第一王子≫の毒牙は――かつて≪第八王子≫が囲い侍らせていた”恋人達”へと剥き出される。
その最初の犠牲者は、不運にも≪第一王子≫の手近で勤務していた――公然秘密裏の恋仲&冒険者仲間として≪第八王子≫に長年連れ添ってきた――≪女騎士≫であった。
「やれやれ…っ、まったく無反応ではツマらんなァ……くくっ…それでは…お前の大好きな≪第八王子≫の”行方”について…話してやろうか…ァ…!?」
「な…んだと……ッ…?」
無我夢中で情欲をむさぼり腰振るう≪第一王子≫の言葉に――≪女騎士≫の虚ろな瞳に僅かばかりの生気が戻る。
そんな≪女騎士≫の淫らに憔悴した表情が――≪第一王子≫の股間をさらに昂ぶり狂わせる。
「ああっ…ああッいいぞ、もっと壺を締めつけろ…ッ、ふはは…っ…ああ…あの憐れな愚弟であれば……今頃は”豚”と仲良くやってるだろうさ…ッ!!」
≪女騎士≫の肉壺をねぶりながら、≪第一王子≫が邪悪に哄笑する。
一方の≪女騎士≫は――≪王国騎士団≫の調査部隊すら入手していない”豚”という情報に、頭を真っ白にしていた。
――”今頃は”豚”と仲良くやってる”――
つまりそれは≪第八王子≫殿下が御存命であり、”豚”に拉致されただけという事なのか――!?
「ま、まて…っ、なぜ…≪第一王子≫殿下が…そんな事を…ッ…」
「くっくっく…ッ、お前なら想像できようモノだがなァ……?」
「な…っ、それでは…やはり貴様が…≪第八王子≫様を…ッ…!!」
「おやおや…人聞きの悪い事を言うものじゃないぞォ…?……ふっ…ふははっ…なあに俺はただ…”じっくりと眺めていた”だけさァ…!!……何の証拠も有りやしない、有ったとして…王族の俺を裁ける法律なぞ無いのだ…ッ…!!」
≪女騎士≫の美麗な乳房をしゃぶり吸いながら、≪第一王子≫が下卑たニヤケ顔で嘲笑う。そして――
「ああァ…ところで…そんな男に抱かれる気分はどうだァ…?…ひゃははッ!!」
≪女騎士≫が絶望と恥辱に歯噛みしながら天を仰ぎ見ると……そこには寝台の天蓋に貼られた悪趣味な”鏡”に映る――≪第一王子≫とまぐわう淫らな自身の姿があった。
「ふはは…ッ、今のお前の淫らな姿を……あの愚かな弟にも見せてやりたいものだなァ…!!…ふっははは…ッ!!」
「…あ…ぁ……そんな…私は…――」
≪女騎士≫の虚ろな瞳から、ツーっと涙が零れる。
ああ、知っていた――。
私はずっと前から穢れていたのだ――。
あの”御方”の傍らにいれば――そんな穢れた自分が清められる心地だった――。
元に戻っただけ――そう、元の穢れた自分に戻っただけ――。
ふとその時――≪女騎士≫の仄暗い心の奥底から――
あの”化け物”の言葉が蘇える――
――”力が欲しいか…ならば唱えよ…ッ”――
その身を淫欲に穢された≪女騎士≫が、光失せた瞳で虚空を見つめながら――ぽつりと唱えた。
「――”くっ…殺せ…”――」
◆◇◆
【氏名】アレシア=ハルトマン
【種族】ヒューム<階級C:貴族令嬢/騎士>【性別】♀ 【年齢】22歳
【魂の位階】Lv64
【神の加護】-無し-
【能力値】耐久値:C+ 筋力値:C 敏捷値:D
器用値:D 魔導値:E 幸運値:I
【種族特性】≪職業制度≫
【職業】≪女騎士≫
【職業特技】
≪騎士剣術≫ ≪甲冑盾術≫ ≪守護領域≫ ≪城塞聖域≫
≪聖軍進撃≫ ≪一騎決闘≫ ≪敵軍挑発≫ ≪意欲昂揚≫
≪凌辱属性≫……――
――ザザッ――ザ…――
――ザッ――ザザ――ザッ……――
――<職業【女騎士】の”力ある言葉”の詠唱を確認しました>――
――<凌辱経験値が、条件値に達しているのを確認しました>――
――<情報を更新中……>――
――<情報を更新中……>――
――ザッ――ザザ――ザッ……――
――<職業【女騎士】の全権能が解放されました>――
――<職業特技【凌辱属性】が強化されました>――
――ザザッ――ザ…――
――<凌辱経験値が、特殊条件値に達しているのを確認しました>――
――<復讐指数が、条件値に達しているのを確認しました>――
――<情報を更新中……>――
――ザッ――サザ…――
――<職業特技【凌辱復讐】が解放されました>――
――<凌辱経験値に比例して【能力値】が強化されます>――
――<情報を更新中……>――
――ザザッ――ザ…――
――<職業特技【凌辱復讐】により【能力値】が強化されました>――
――<職業特技【凌辱復讐】により【能力値】が強化されました>――
――<職業特技【凌辱復讐】により【能力値】が強化されました>――
――<職業特技【凌辱復讐】により【能力値】が強化されました>――
――<職業特技【凌辱復讐】により【能力値】が……――
――<職業特技【凌辱復讐】により……――
――<職業特技【凌辱復讐……――
◆◇◆
◆第三章 -女騎士凌辱篇-◆
◆◇◆
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