Re:オークキング ~呪毒でオーク堕ちした第八王子、美少女を寝取るスキルだけで生き残ってやる!?”美少女わらしべ”復讐劇~

書記係K君

文字の大きさ
上 下
23 / 74
第二章 -エルフ凌辱篇-

#023.エルフ達は着替える

しおりを挟む
 

「もうお着替えは終わったかしら?❤」


 村長邸宅内にある客室の扉が開き、≪美人妻メリダ≫が室内を覗き込む。
 そこには”美容整体マッサージ”を受けるために”施術着”へと着替えたエルフ達がいた。


「うむ、今ちょうど着替え終えたところだ」


「いえ、あの…すこし”施術着”の採寸サイズが小さい気が…//」

「こ、これ、見えちゃってませんか…?//」


 エルフ達の魅惑的な肉体カラダを包み隠すのは……薄布製シースルーのビキニ型”施術着”だ。

 その小さな布地が、エルフ達の秘部や乳房を極僅かに覆い隠している。が、白色の薄布ベールからはうっすらと薄桃色の突起が透けて見え、布端からは乳輪や陰毛がチラ見えしてしまい……今にもエルフ達の艶やかな肉体カラダが零れ落ちそうである。

 かつて冒険者として諸国漫遊した≪黒曜耳長ダークエルフダリエ≫は、そんな衣装にも動揺する事なく泰然としているが……そういった経験の少ない≪エルフ姉妹ノナ&ニナ≫は、気恥ずかしげに身体カラダを手でモジモジと隠している。

 それを眺めて≪美人妻メリダ≫は優しく微笑む。


「うふふっ。今回施術するのは”香油”アロマオイルを使用した”香油整体オイルマッサージ”ですから、濡れても良い恰好にならないと。本来だと”裸”になるのよ?❤」


「えぇ…!?//」

「や、あの…これでいいです…//」


 ≪美人妻メリダ≫の補足説明を聞いて、≪エルフ姉妹ノナ&ニナ≫は白磁艶肌な頬をカァと赤らめる。

 とその時、再び客室の扉が開くと――”ふたりの女性ヒューム”が美容器具を載せた台車を押しながら入って来る。≪美人妻メリダ≫はニコリと微笑むと、”ふたりの女性ヒューム”をエルフ達に紹介する。


「こちらは本日の”香油整体オイルマッサージ”を施術する≪整体療法マッサージ師≫の――」


「この村で宿屋を営んでいる≪若女将ファナ≫と申します。≪整体療法マッサージ師≫は私ひとりしかおりませんので、本日は隣りにいる職業≪お手伝いハンドメイド≫の≪若妻パロマ≫さんや≪美人妻メリダ≫さんなどの補佐役スタッフと交替しながら、皆さんに施術させて頂きます」


 ≪美人妻メリダ≫の紹介に合わせて、≪宿屋の若女将ファナ≫がエルフ達に挨拶する。
 補佐役スタッフの≪農家の若妻パロマ≫も軽く会釈すると、そのまま簡易の寝台ベッド寝布シーツを掛けたり、衝立ついたて仕切りカーテンを置いたりと準備を進めていく――。

 とその時、≪美人妻メリダ≫が”ごめんなさい”と謝る様な仕草で、両手をポンと顔の前で合わせながら告げた。


「あらあらそうだわ。本来の”香油整体オイルマッサージ”だと皆さんの”裸体”プライベートをお守りするために施術用の”個室”をご用意するの。けれど備品や部屋数の関係から、今日はご用意できなくて……申し訳ないのだけれど、≪黒曜耳長ダリエ≫は別の個室で、≪エルフ姉妹ノナ&ニナ≫さんは衝立ついたて仕切りカーテンを置いたこの広間で、それぞれ”香油整体オイルマッサージ”をお楽しみ頂けないかしら?❤」


「なるほど。我われは一向に構わないぞ?」


「えっ、あのダリエ隊長、さすがに護衛役の私たちノナ&ニナと部屋が別れるのは……」

「そうです。ただでさえ武装解除して、このような”薄着”になっておりますし…//」


「むむ、お前たちは心配性だな。ここは”村”メドックの中だぞ?」


 護衛任務に忠実な≪エルフ姉妹ノナ&ニナ≫の嘆願に、≪黒曜耳長ダリエ≫は少しばかり苦笑しながらも”さてどうしたものか…”と思案顔になり――そして、ニヤリと悪戯っぽく微笑む。


「そうだな。それならば”風の精霊”に見守らせれば良かろう。――≪風の精霊よエスピリトゥ・デ・ベント悪しき者の訪れを我らに伝えよラコンテノウズ・ァ・ビジェト・エス・エランツ≫――!!」


 ≪黒曜耳長ダリエ≫が詠唱した瞬間――
 光り輝く”緑風”がフワッと旋風つむじを巻いて消える。

 その光景に≪美人妻メリダ≫達は息を呑み、≪エルフ姉妹ノナ&ニナ≫は溜息と共に感嘆する。


「すごい…八小節もの≪精霊語エレメントリ≫を、これほど軽やかに唱えられるとは……」

「さすがダリエ様です。これほどの≪精霊語エレメントリ≫を唱えられるのは、我が≪隠れ里ラシル≫でもダリエ様か、姫巫女様ぐらいでしょう」


 ――≪精霊語エレメントリ≫――

 それは【耳長族エルフ】が種族特性レイスユニーク精霊契約エレメンタラー≫の権能により修得する”力ある古き言霊”――地上現界とは別位に存在する幽界の”精霊”に対して、一時的な”器”カタチを成すための”命令”と”魔力”を捧げ伝える”精霊魔法”の始動詠唱である。

 微弱な魔力による短小節の≪精霊語エレメントリ≫詠唱だと発動は容易だが、呼び起こせる四元素事象は単純狭小シンプルとなる。

 逆に膨大魔力を佩びた長小節の≪精霊語エレメントリ≫詠唱は発動難度こそ高いが、”精霊”との細密な意思疎通により、その権能を万能無限の領域に至らしめるのだ。


「ふふん。これで何か我われに危機が迫れば”風の精霊”が知らせてくれよう。お前達≪エルフ姉妹ノナ&ニナ≫も、せっかく”街人族ヒューム”の文化に触れる機会なのだから”香油整体オイルマッサージ”を楽しむと良い。ではまた後で会おう」


 ≪黒曜耳長ダリエ≫はまるで”若者を諭す長老エルダー”の様にそう告げると、≪エルフ姉妹ノナ&ニナ≫が止める間もなく、颯爽と≪美人妻メリダ≫を連れて別室へ出て行ってしまう。

 その様を見送った≪エルフ姉妹ノナ&ニナ≫は互いに顔を見合せると……クスッと苦笑した。


「あれはよほど”香油整体オイルマッサージ”が楽しみなご様子ですね……」

「ダリエ様も慣れない”長老エルダー”業務でお疲れです。たまには羽を伸ばされても良いでしょう」


 護衛役の≪エルフ姉妹ノナ&ニナ≫は説得を諦めると、大人しく≪若女将マッサージ師≫の指示に従い寝台ベッドに横たわるのだった――ぶひひ。


 ◆


 迎賓広間さきほどとは別の”隠し部屋”に移動していたオークは、この部屋にも設置していた”片側透過鏡マジックミラー”越しにジッとその光景を観察して――うっすらと豚笑いした。

 確かに【魂の位階パーソナルレベル:Lv92】を誇る絶対強者ハイランカーの≪黒曜耳長ダークエルフ≫が使役する上級風精霊の哨戒網は、厄介極まれる。

 この”隠し部屋”だって即座に発見され、俺ごとき最弱の【隻眼の豚頭鬼オークキング】はすぐさま微塵切りにされるはずだ――が、この勝負、既に俺の”勝確”と決まっている。


 エルフ達の敗因は――【隻眼の豚頭鬼オークキング】の能力を知らなかった事だな。ぶひひっ。


『さぁて…メスエルフ共をたっぷり可愛がってやるとするか。貴様ら全員、快楽の沼に堕ちるがいいッ!! ぶ~っひっひっひぃ~!!』


 ◆◇◆


【氏名】クリストファン=カーディナル
【種族】オーク<階級ランクS:皇帝キング>【性別】♂ 【年齢】18歳
魂の位階パーソナルレベル】Lv100(MAX)
神の加護プロビデンス】≪異世界言語アナザーランゲージオール≫ ≪経験値倍増ボーナスチート≫ ≪帝王の器エンペリオン≫ ≪魅了チャーム
能力値ステータス】耐久値:D+++ 筋力値:E+++ 敏捷値:G+ 
     器用値:F+++ 魔導値:H+ 幸運値:H++++++
種族特性レイスユニーク≪怪力≫ストレングス ≪絶対支配≫インペリアルドミナント ≪無限性豪エンドレスリビドー≫ ≪催淫分泌レイプフェロモン≫ ≪凌辱支配リビドースレイブ
職業ジョブ】-消失-
職業ジョブ特技スキル】-消失-


しおりを挟む
感想 82

あなたにおすすめの小説

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜

水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。 その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。 危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。 彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。 初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。 そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。 警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。 これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。 果たして、阿宮は見知らぬ世界でどう生きていくのか————。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~

味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。 しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。 彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。 故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。 そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。 これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~

トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。 旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。 この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。 こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

処理中です...