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第一章 -村娘凌辱篇-
#011.門番兵を誘惑する
しおりを挟む「はっくしゅ! あぁ~寒ぃちきしょう、いくら春先でもやっぱ夜は冷えやがるなぁ!」
無精髭を生やした中年男の門番兵は、ひとり愚痴をこぼすと、懐から携帯用の小型酒瓶を取り出してグッと一口飲んだ。
「ぷはぁ。ここは何もねぇド田舎村だが、酒だけは美味ぇな。身体の芯がアツくなりやがる……あぁ女が抱きてぇぜ」
中年男の門番兵は、小型酒瓶の中身をもう一口飲むと……≪メドック村≫の外周部を囲む様に築かれた、対魔獣用の木製防壁の覗き窓から”魔の森”の方角を見やる――そして”今夜も何もねぇな…”と安堵の溜め息を吐いた。
凶悪な魔獣が彷徨う”魔の森”から1km程の近距離に建設された≪メドック村≫は、その外周部を対魔獣防衛用の”壕”と”木製柵”に囲われている。
”魔の森”産の堅剛な樹木材を豊富に伐採できた事から、≪メドック村≫には高さ2m超の木造壁が築かれ、さながら”木製要塞”の様相を呈していた。
村から出入りできるのは、王都へ続く街道に面した”東門”と、”魔の森”へ続く野道に面した”西門”の二ヶ所だけ――東西の”門”は日が昇ると共に開門され、日が沈むと共に閉門される。
現時刻の”宵の内”には、両門とも固く閉ざされていた――
ちなみに、”西門”の夜間警備をしているこの中年男の門番兵は――自然資源が豊富に採れる≪メドック村≫を守るために、王国騎士団が派遣した”駐在騎士団員”である。
この村にも男衆で編成された”自警団”はいるが、凶悪な魔獣を村人が撃退するのは危険が伴うし、日昼の仕事もある彼らには夜勤番も厳しい。そこで”駐在騎士団”が夜間の守衛役も請け負っているのだ。
「んぐっ……ぷはぁ。いやぁ娼館のひとつすらねぇド田舎村に左遷と聞いた時には、お先まっ暗だと思ったけどよぉ。まったく悪くねぇぜ――」
門番兵は閉ざされた”西門”に背中を預けると、足元の焚火で冷えた手足を温める。そして再び小型酒瓶の中身をグイッと飲むや――下卑た笑いを浮かべた。
(――ぐへへっ、なんせ”娼館いらず”だからなぁ?)
「……門番兵のおじさまっ、こんばんわ❤」
◆
「何だぁ譲ちゃん、今夜も来ちまったのかぁ? 本当にワルい嬢ちゃんだぜぇ」
中年男の門番兵は、焚火の近くまで来た”ボテ腹の美少女”を抱き寄せると、無遠慮にその桃尻をすりすりと揉みまさぐる。少女は”あんっ❤”と小さく甘声を漏らすと、門番兵の身体にその薄絹製の寝間着に包まれた艶やかな肉体をしなだれさせる。
(ちぃ、あらかじめ”鎧”を脱いでおけば良かったぜっ)
自分が着ている”守衛用の騎士鎧”――正面決戦用の全身金属鎧ではなく、対魔獣戦用に機動性を重視して分厚い革鎧に金属板を部分的に付けた革製金属鎧――のせいで、美少女のやわい肉体の感触を味わい損ねた事に胸中で舌打ちしつつ、中年男の門番兵は小型酒瓶の酒をグビビッと飲み干すと、美少女の頭髪から香る薫風を愉しむ。
「んうぅ~相変わらず”そそる”いい匂いだぜぇ。だけどこれで七日間も連勤じゃねぇか、ほんとに”好きもの”な譲ちゃんだぜぇ~ぐひひ」
「だってぇ…おじさまのが忘れられないんだもん❤」
この村に暮らす”ボテ腹の美少女”が、中年男の門番兵のもとを訪ねて来たのは七日前の夜頃だった――
以前から”魔の森”の薬草摘みが習慣であるこの美少女とは面識もあり、門番兵はこの美少女を”明るく社交的で品行方正な村長の娘”だと思っていた。だが実際には……”男遊び”に興味津津の不埒で淫靡な少女であったらしい。
最初こそ”何かあるんじゃねぇか?”と警戒した門番兵だったが……今では艶麗な美少女の肉体を味わい愉しむ”宵の逢瀬”にすっかりハマっていた。
「いろんな男の人と遊んだけどぉ……おじさまのが一番すごいの❤ 赤ちゃんが出来ちゃったから”あっちの彼氏”と結婚しないとだけどぉ……それまでは”お気に入り”で楽しみたいなぁ?❤」
「ぐははっそりゃ~あの若造には悪い事しちまったなぁ。そろそろ結婚&出産だってのにぃ、婚約者を俺のデカマラ好きに仕込んじまってよぉ!」
中年男の門番兵は空っぽになった小型酒瓶を地面に放り捨てると、その汚い手を寝間着の襟口にしゅるりと滑り込ませ、美少女の乳房を厭らしく直に揉みしだく。
美少女が”あぁん❤”と甘い吐息を漏らすと――その乳房からびゅるると溢れ滴る母乳汁で寝間着がじわじわと濡れていく。
しばらく美少女のやわい乳房の触り心地を愉しむと、門番兵は”手が母乳まみれだぜぇ”と言いながら、指先に滴る美少女の甘い母乳を味わう。すると頬を上気させた”ボテ腹の美少女”がその華奢な指先で、門番兵の股間のアツい膨らみをねだる様にさすり始める。
「ぐひひ、何だぁ譲ちゃんはもう我慢できなくなっちまったのかぁ?」
「んもぅ…いじわるしないでよぉ❤」
”ボテ腹の美少女”は中年男の門番兵から少し肉体を離すと、妊婦艶尻を突き出しながら寝間着の裾下を捲り上げる。
ぼんやり照らす焚火明かりの陰影が、美少女のねっとり濡れた刺繍下着をさらに扇情的に魅せる。門番兵は思わずゴクリと生唾を飲み込む。
「ねぇおじさまぁ…早くそのおじさまのすごいの、わたしにちょうだい?❤」
”ボテ腹の美少女”が刺繍下着を股部分を少しだけ捲りズラし、粘液の糸を引く秘部を僅かに晒す――次の瞬間、箍が外れた様に”鎧”を脱ぎ出した門番兵は勢いそのままに”ボテ腹の美少女”の腕を引っ張ると、近くの”物陰”に引き摺り込んだ。
◆
「ぐひははっ、やっぱ若けぇ年頃の娘は艶肌で気持ちいいぜぇ、尻肉が股ぐらにビタビタひっつきやがる!」
木製柵と小屋との合間にある”物陰”で――股ぐらを艶肉に叩きつける淫靡な物音が響き渡る。
小屋の壁に両手をついた”ボテ腹の美少女”は、寝間着をはだけさせ、肉壺から脊髄を突き抜ける快感に、背を仰け反らせながら甘声を漏らし続ける。
一方の門番兵は、美少女の背後から両手を伸ばして乳房を揉みしごきながら股ぐらを叩きつけまくる。乳房の先端からびゅうびゅうと噴き出す母乳が、小屋の壁をねっちゃり滴らせるのを見て、さらに興奮した門番兵が下卑た笑いを浮かべる。
「あぁ~若けぇ娘のボテ腹まんこは最高だなぁ! アツアツとろとろのくせに、ぎゅうぎゅうと膣肉が締め付けてきやがる! さぁもう一発、たっぷりぶっかけてやるぞオラァ!」
門番兵は美少女の桃尻を両手でがっぷり揉み掴むと、びたんびたんと快楽のままに肉棒を叩きつけまくる。
美少女の甘い喘ぎ声がひと際大きくなり、ボテ腹少女の肉壺が受精の上塗りをねだるかの様にうねり出しては膣肉をビグビグと痙攣させる。極限まで膨れ上がった肉棒の熱量を膣肉に感じ、美少女が”あぁくる…っ…きちゃうぅ……おじさま精子で受精しちゃうぅ…っ❤”と甘く絶叫する――そして。
どびゅるっ、どびゅるるるぅ――――!!
ごぎりっ――――――ドサッ。
門番兵の汚い精子が、”ボテ腹の美少女”の蜜壺にぶち込まれるのと――、
何かが捻じり折れる様な鈍い音――そして”中年男の門番兵だったもの”が、地面に倒れる音がしたのは、ほぼ同時であった。
「はぁ…はぁ…はぁ…❤、お待ちしてましたぁ、オークキング様っ❤」
『ぶひひっ! よくやったぞ≪村娘≫、おかげで無事に”村”へ侵入する事ができたぶひぃ…!!』
静かな月夜の晩――
門番兵の背後に現れた【豚頭鬼の王】は小屋の物陰から≪メドック村≫を見渡すと、不敵に豚笑いした――
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