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第一章 -村娘凌辱篇-
#007.美人妻は肉体を差し出す
しおりを挟むどうしてこんな”魔の森”の表層に【豚頭鬼】がいるのか――
どうして嗅覚の鋭い【豚頭鬼】が自ら≪ペレンテ草≫の花畑に接近したのか――
母メリダの脳内を駆け巡る疑問を、この隻眼の豚頭鬼は容易くぶち壊してみせる。
『ぶひひっ、女の放尿する”いい匂い”がするから来てみれば……まさか美人妻の”手淫”が拝めるとはなあ?』
(……っ!? この豚頭鬼、人間語を喋れるの!?)
『ぶひひ、それにあそこにいる”若い女”は……お前の娘だなぁ?』
(っ!? ルシアにも気づいている……っ!!)
豚頭鬼の言葉に、母メリダの心臓の鼓動音が跳ね上がる。
木立の隙間から”花畑”の方へ視線を向けると、娘ルシアが楽しそうに薬草摘みを続けていた。まだこちらには気づいていない。
『ご覧の通り、俺様は他のオークと違って”知恵”が働く。お前の”心づかい”によっては……お前ら母娘を無事に村へ帰してやっても良いぞお? 分かったら二回頷け。そうすれば手を離してやる。もし逃げたり叫んだりすれば……お前を殺して、あの娘は犯しまくった後に生きたまま村に放り投げてやろう。ぶひひっ!』
(――――ッ!!?)
豚頭鬼の言葉に、母メリダは背筋をゾッと凍らせる。
この隻眼の豚頭鬼は、野生動物のように”本能のまま犯す”のではなく”恥める”と言ったのだ。その人間にも似た思考回路と残虐性に……母メリダは心底恐怖した。
母メリダは考える――豚頭鬼に捕まった母親を、娘ルシアは見捨てて逃げてくれるだろうか?――いや、親孝行なあの娘の事だ。母を助けようと護身用の”鉈”を振り回しながら無謀にも豚頭鬼へ挑みかかる姿が目に浮かぶ。
愛する娘ルシアを救うためには、どうすれば良いのか……。
母メリダは思い悩んだ末……覚悟を決めると、静かに二回頷いた。
『ぶっひっひ、交渉成立だな』
豚頭鬼はニタニタ笑うと、母メリダの口元を押さえ付けていた掌を離す。そして近くの木立へ母メリダの背中を押し付けると、逃げられない様に両腕で囲い込んだ。
「……本当に私達を、村へ帰してくれるのね?」
『約束してやる。俺様はそのへんの豚共と違って”演出”にも好みがあってな。お前が”この後”で何事もなかったように娘のもとへ戻り、自分の穢れを娘に悟らせまいと必死に取繕う姿をじっくり眺める……ぶひひっ、最高に愉しめそうだ』
(……っ、なんて下衆な豚頭鬼なの……!!)
母メリダは苦渋に満ちた表情で手をぎゅっと握り締めると、視線を地面に投げ捨てる。
『ぶひぃ、そんな素っ気ない態度をされると……あちらの”若い娘”の色香に誘われそうだなぁ?』
「……っ!?」
”花畑”の方へ視線を向ける豚頭鬼を、母メリダは焦りながらバッと見上げる。
悩んでいる時間はない。もとより他に娘を救う術はないのだ――母メリダは襟元の紐をシュルッと解くと衣服の襟回りを緩め広げて、首元から両肩、そして上胸にかけて大きく露出させる。ほどよく肉のついた首筋から両肩、胸の谷間への稜線が扇情的で、黒色の肌着に包み込まれた白い艶肌の乳房がとても艶めかしい。
「……これで…っ…どうかしら…っ//」
『ぶひひ、やればできるじゃないか。ほほお、襟回りだけをはだけさせて、上乳しか見せないのが逆にそそる。さすが美人妻は”男”を誘うのも上手いものだなぁ?』
そう言いながら豚頭鬼は厭らしく笑うと、その汚く図太い指先で母メリダの右乳房に軽く触れる。そして右乳房から鎖骨、右肩へと指先を滑らせると――肌着の肩紐に豚指をかけ、じわりじわりと摺り下していく。やがて肩紐に引っ張られて黒色の肌着がはだけると――豊満な右の乳房と、少し肥大した乳輪が剥き出しになる。
豚頭鬼の舐めるよう厭らしい視線に、母メリダは屈辱で震える。
『ぶっひっひ、子持ちの人妻が恥じらう仕草はタマらんなあ?』
「~~~っ// やるなら早くしてっ。あまり遅いと娘に気づかれちゃう……」
『ぶひひぃ、それなら”おねだり”してみたらどうだぁ?』
そう言うや豚頭鬼が、母メリダの頭をグッと押さえ付けて地面に跪かせる。
「あうっ何を――え、あ…」
次の瞬間、自分の眼前で豚頭鬼の腰布がはち切れんばかりにビクビクと隆起している事に気づき、母メリダは絶句する。豚頭鬼を見上げると、その豚顔は醜悪に笑っている。母メリダは瞳に涙を溜めながらも、娘を守るためだと覚悟して――恐る恐る指先を伸ばし、その腰布を剥ぎ取った。
「…………えっ?」
(な、何なのこれ、大きっ……それに形が、主人のとは全然ちがうっ)
人間族の倍はある長尺ぶり、疣の様に浮き出る血管、そして巻貝の様にとぐろを巻いているおぞましい亀頭部――初めて見る”豚頭鬼の陰茎”に、母メリダは恐怖で再び身体を硬直させる。
『ぶひひ、んぅどうした? その色っぽい口元は何のためにあるのだ?』
「ひっ、や……っ」
豚頭鬼のそれで頬をぴたぴたと叩かれ、母メリダが小さく悲鳴を上げる。もはやその嫌がる仕草すら卑猥な雰囲気を醸し出してしまい、豚頭鬼の陰茎から欲望の汁がドプリッと溢れ出す――
『ぶっひっひ、気が変わったぞ。それが一滴でも地面に落ちたら……お前の娘を犯す事にする。おっと手は使うなよ?』
「――っ!?」
豚頭鬼がそう告げた瞬間、豚頭鬼の先端からトロォ~と垂れ始める。
もはや悩んでいる時間はない――母メリダは舌先を伸ばすと、たっぷりと垂れてくるそれを舌の上で受け止める。もちろんそのままでは舌から溢れてしまう。母メリダは意を決すると……潤む瞳をぎゅっとつむり、ごくりと喉を鳴らしながらそれを飲み込んだ。
ねっとりした感触が喉奥に残り、口の中がねっちょり粘っこい――”ぷはぁ…❤”と吐息しながら母メリダが涙目を開けると、自身の唇から豚頭鬼のものへ豚粘液の糸がタラリと伸びている。
その光景に母メリダは恥辱に顔を赤らめるも、豚頭鬼のものからはトロリトロリと溢れ続ける。母メリダは反射的に豚頭鬼のそれに接吻するように唇をつけると……そのまま唇を滑らせながら、ねちょねちょと舐めとる。
(……ん、だめ、どんどん出てくる。こうなったら……っ)
母メリダは豚頭鬼の先っちょを咥え込むと――豚頭鬼のものから直接じゅるじゅると吸い出し始めた。
それが【豚頭鬼の王】の種族特性≪催淫分泌≫の体液とも知らずになあ……ぶひひっ!!
◆
「……んぅ…じゅぷ……んっ…ぷはぁ…っ❤」
すっかり欲情にトロけた表情で下品にしゃぶりつく母メリダを見下ろしながら、豚頭鬼は愉快そうに豚笑いする。
『ぶひひ、そんな夢中に吸いしゃぶっては”娘のために嫌々恭順している”ように見えんなあ?』
「……んぅ?❤……え…?」
母メリダはその言葉で――豚頭鬼のそれを口先でしゃぶりながら、自分の肉体の疼きを指先でまさぐり慰めていた事に気づく。
「~~~っ//……や、ちがう…っ//」
(そんなっ私、豚頭鬼の陰部を舐めて……興奮し、たの?)
母メリダは誰かに言い訳する様に小さく叫ぶと、得体の知れない恐怖と屈辱に身体を震わせる。
豚頭鬼はその様子を眺めて、さらに醜悪に豚笑いすると――母メリダの腕をむんずと掴み、立ち上がらせる。
『ぶひぃ~もうタマらんなあ。誰でもいいからたっぷり犯したい気分だが……どの”女”を犯せばいいと思う?』
豚頭鬼の下劣な言葉に、母メリダは眉をひそめて歯がみすると――穿いてた黒色の下着を膝あたりまで脱ぎ下ろす。黒色の下着が色濃く湿り、秘部との間にツ~っと粘液の糸が垂れるのを感じるが、無視する。
(ごめんなさいあなた、ごめんなさい――)
母メリダはそのまま木立に手をつくと、豚頭鬼の方へぐっと腰を突き出す。そして、自らスカートをずり上げると――たっぷりと艶肉のついた淫靡な丸尻を晒す。
「……どうか、この”女”でお楽しみください……っ//」
母メリダは震える声でそう懇願しながら、指先で尻肉を引っ張り、ねっとりと濡れた肉壺を豚頭鬼に見せつけ……その肉体を差し出した。
『ぶひひぃ~こりゃあタマらん! それでは、たっぷりと美人妻の肉穴を味わうとするかあ!!』
豚頭鬼は愉悦の雄叫びを上げると――その艶肉尻を汚らしい豚指でがっぷり鷲掴みにした。
◆
ぐちゃぐちゃ淫靡な水音と、艶尻を叩く肉音が厭らしく鳴り響く。
母メリダは激しさを増す凶悪豚の快感に必死で耐え、娘に聞かせまいと甘息を噛み殺す。
あまりの快楽漬けに、母メリダは視界がチカチカ点滅し、心折られた脳内は真っ白になりかける。
だが最後の最後で――心に誓った”娘を守る”という強い思いが、母メリダの理性をギリギリで保たせていた。
永遠にも思える凌辱の果てに――豚頭鬼が思いっきり腰を突き出し、欲望を噴き出させる。
それと同時に絶頂を迎えた母メリダは、衣服の袖端を噛み締めて、何とか喘ぎ声を押し殺す。だがその脊髄から脳漿までビグビグッと痺れ走った快感に……母メリダは両腕から両肩や背筋、艶尻から太もも、つま先立ちした足指に至るまで全身をガクガクと震わせ、一瞬意識が飛ぶ。
豚頭鬼が陰茎を引き抜くと、腰くだけになった母メリダがその場にへたり込む。その様子を眺めながら豚頭鬼は満足げに豚笑いすると、母メリダに告げた。
『ぶっひっひ、さぁ愛する娘が待ってるぞ。たんまり豚精液を子宮袋に溜めた状態で、娘のもとへ帰るがいい。ぶっひひぃ~!』
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