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第一章 -村娘凌辱篇-
#006.母娘は森へ行く
しおりを挟む「ほらっお母さん、早く行くよ~!」
「あらあら。もう、薬草は逃げたりしないわよ?」
母娘の笑い声が、森の小道に優しく広がる。
母親は一人娘の元気な姿を見つめると、胸の中で”娘が無事に帰ってきて本当に良かった”と、あらためて神様に感謝した――。
◆
この母娘が暮らす≪メドック村≫は、ミッドガルド王国西域に広がる大森林・通称”魔の森”の外縁部に築かれた元・開拓村である。
魔素が濃い”魔の森”では、貴重な薬草や鉱物といった自然資源が豊富に採れる。
≪メドック村≫はかつて王国が推進した”魔の森”奥地開拓計画の際に築かれた補給拠点であり、開拓計画が頓挫した現在においては、豊富な自然資源が眠る”魔の森”への最前線の集落となっていた。
そのため、資源採掘を目的とした王国騎士団の調査隊や、”魔の森”で狩猟を営む冒険者達、それらを商売相手とした行商人、さらには先祖代々”魔の森”の秘境に暮らすエルフ族の交易窓口として等々……多くの人々がこの≪メドック村≫を訪れる事となる。
結果として、王国最西端”魔の森”の境界線に位置する≪メドック村≫は、地方集落でありながら小都市並みに振興発展し、王国内でもかなり裕福な村となっていた。
そういう意味ではこの母娘――≪メドック村≫村長の妻メリダとその娘ルシアは、とても幸せに暮らしてきた。
だが、どんな物事にも”負の面”はある――
”魔の森”に隣接する≪メドック村≫には、凶悪な”魔獣”が頻繁に襲来するのだ。実際にこれまで、毎年かならず数名の命が奪われてきた。
そして三日前の昼頃、薬草摘みに”魔の森”へ出かけた娘ルシアが――その日の夜になっても村に帰って来なかった。
村に暮らす多くの住民が騒然となった。もともと美人妻の母メリダとその娘ルシアは≪メドック村≫を代表する”看板母娘”であり、村の男衆から人気があった事もこれに拍車をかけた。若い娘ルシアに心寄せる青年達は、魔獣の徘徊する闇夜の”魔の森”へ捜索に出かけると言い出し、それを大人達が必死に宥め諭すはめになった。
そんな騒がしい夜が明ける頃――娘ルシアは元気に村へ帰って来た。
村の住民達は大いに喜び、母メリダは涙を流しながらホッと胸をなで下した。
娘ルシアの話では、薬草摘みに森の中を歩いていると、不運にも”はぐれ小鬼”一匹と遭遇してしまったらしい。娘ルシアは何とか木の上へ登って逃げる事に成功したが、そのまま木の下で執念深く待ち伏せるゴブリンのせいで降りれなくなってしまった。結果、明け方にゴブリンが眠りこけるまで帰れなかったとの事だ。
その話を聞いて、娘がゴブリンに乱暴される可能性があった事に母メリダは背筋を凍らせ、また安堵するのだった。
一方、さすがに帰宅直後は少し疲れをみせた娘ルシアも、翌日にはすっかり元気になっていた。むしろ”今日も森へ薬草摘みに行く”と言い出し、母メリダから”せめて今日は休みなさい”と窘められるほどだった。
(優しく親孝行で働き者で、本当にいい娘に育ってくれたわ……)
娘ルシアを見つめながら、母メリダは優しく微笑み――そして腰に提げた護身用の”鉈”に手を触れる。一日休んだ後、娘ルシアは”もう大丈夫だから薬草摘みに行く”と聞かないので、せめて今日だけはと母メリダも一緒に”魔の森”へ来たのだ。
(これでも開拓村に生まれて三十数年だもの。”一角兎”や”小鬼”ぐらいなら、私でも追い払えるわ。あの娘は私が守ってあげないとね!)
”早く来ないと日が暮れちゃうよぉ!”と呼びかける娘ルシアに優しく手を振りながら、母メリダはその美しい顔をぎゅっと引き締めた――
◆
しばらく森の小道を歩き進んだ母娘は、今日の目的地である”花畑”に到着した。
この花の名前は≪ペレンテ草≫――通称”魔獣除けの花”という。
見た目は小さく可愛い花だが、名前の通り魔獣が嫌う”香り”を発するため、低Lvの魔獣であれば侵入させない”安全地帯”を作る事ができる。この物騒な異世界においては需要も高く、行商人や王国騎士団から高値で買い取りして貰える≪メドック村≫の主力輸出品のひとつだ。もちろんこの”花畑”そのものが”安全地帯”でもあるため、ここに到着すれば一安心である。
「ふう、さすがにここまで歩くと少し暑いわね……」
「あっお母さん、良かったらこれ飲んでみてよ。私が作った特製の”薬草茶”だよ♪」
母メリダが額の汗を指先で拭っていると、娘ルシアが革袋の水筒を差し出してくる。普段だと”魔の森”で尿意を催さないよう水分補給は控えるのだが、せっかく娘が作ったと言うので、母メリダは水筒を受け取ると中身を一口飲む。
「あらすごく美味しい! ほのかな甘みと苦みがちょうど良いわ、するする飲めちゃうわね♪」
「へへぇ~そうでしょう♪ その水筒はお母さんの分だから全部飲んじゃっていいよ!」
母娘はほっこり微笑みあうと、薬草摘みを早速開始した――
◆◇◆
それから三十分後――
(あらいやだわ、おしっこに行きたくなってきちゃった……)
薬草摘みを続けながら、母メリダは尿意の訪れにそわそわし始める。
娘ルシアの作った”薬草茶”はとても美味しかった。身体中の渇きを潤おす様な滋味深さがあり、気づくと母メリダはその”薬草茶”を夢中になって飲んでしまった。かなり大きめだった革袋の水筒はすでに空っぽとなり、さらに娘の水筒から少し分けて貰ったほどである。
(あぁ漏れそう……んもう、しょうがないわね。そこの茂みでしましょう)
母メリダは我慢するのを諦めると、念のために娘ルシアへ護身用の”鉈”を手渡し、花畑を囲う木立の茂みへと向かった――
ぶひひ、待ってたぜぇ……!!
◆
「あぁやだ、本当に漏れちゃいそう……」
母メリダは木立の茂みに辿り着くと、急いで腰布をたくし上げ、黒色の下着をずり下げる。そして地面にしゃがみ座ると――秘部の割れ目から”黄金の小水”をじょろおぉぉっと地面へ勢いよく注ぎまく。
(やだ、私こんなに飲んでたかしら……//)
放尿の勢いは止まらず、秘部の割れ目を”黄金の小水”が滴り落ちて、お尻の方からもボタボタと垂れ流す。静かな森の中で、はしたない放尿音だけが鳴り響き、人妻の温かい膀胱から出てきた”黄金の小水”からは、ほのかな匂いと湯気が立ち上る。
たっぷりと放尿が一分間ほど続き……ようやく膀胱に蓄えていた小便を出し切る。
母メリダは”ふぅ…”と小さく吐息すると、ちり紙を取り出して陰部を濡らす小水を拭い始める。
「……んっ❤……え、あらっやだ……//」
ちり紙が陰部に触れた時のせつない快感に、母メリダは自身でも驚き……そして、ちり紙にねっとり染みた粘液が”小水”ではない別の体液である事に気づくと、思わず頬を赤らめる。
(私たまってるのかしら……確かにここ数年はしてないわね。でもこんなに濡れたの初めてかも? ふふ、私もまだ現役ってことね♪ あぁ、けど主人がもう”中折れ”だものね……ちょっとさびしいわ)
母メリダは悶々としながらも、秘部から滴る粘液をちり紙で拭いていく。なかなか粘液が拭き切れず、何度も、何度も、何度も……。
「……んぅ❤…あっ❤……や、やだ、私なにしているの……。娘がすぐそこにいるっていうのに……//」
自分がいつの間にか”自慰”に耽っていた事に気づき……我に返った母メリダは、頬を赤らめながら慌てて立ち上がる。そして下半身に渦巻く”むず痒さ”を忘れようと、そそくさと下着を穿き直してから、丁寧に腰布のしわを手で直した。
母メリダは”ふぅ…”と小さく溜め息をこぼすと、娘ルシアのもとへ戻ろうとする――その時だった。
「きゃ…っ!? え、なっ……んぐぅ!?」
何者かに背後から羽交い絞めにされ、母メリダはその口元を何か”ぶっとくて薄汚ない手”で塞がれてしまう。突然の事態に母メリダは驚愕しつつも、その拘束を解こうと必死にもがき抵抗する。
そしてグッと上半身をひねった時――自身を羽交い絞めにしている者の正体を知った。
(――豚頭鬼ッッ!!?)
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