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5.奴隷に罰ゲームを与えた日(後編)。(新婚生活14日目)
しおりを挟む奴隷のお嫁さんと暮らし始めてから「14日目」の夜。
俺と奴隷ちゃんは仲睦まじく長椅子に座りながら、
しっぽりと夫婦で戯れていた――
「ほら…もうイっちゃえよ、ご主人様…?」
「うっ…そんなダメだよ奴隷ちゃん…」
「けどもう…ここもこんなだぜ…?」
「あぁ…今夜の奴隷ちゃんすごいね…」
「何言ってんだよ、お前がいろんなこと教えるからだろ…そらっ♪」
「うく…そこは…」
俺が悶々と苦しむ様子を楽しげに眺めると、奴隷ちゃんは俺の耳たぶを指で軽く摘んでついっと引っ張りながら口を近づけ、甘い声で「もっといっぱいしたいからさ…もうイっちゃえ…」と囁いた。
ああ、奴隷ちゃんの攻めが巧みすぎる。もう俺だめだよ……。
「ぐぬぬ、参りました……」
「やったやった、私の大勝利だぜ~♪」
俺がペコリと頭を下げて「降参」を宣言すると、奴隷ちゃんが万歳しながら大喜びする。かわいい。
ふたりの前に置かれているのは、2色の丸駒が並べられた木製の碁盤――つまり『オセ○』の遊具一式である。
……はい。というわけで「罰ゲーム付き、オセ○対決」の第2戦は、奴隷ちゃんの勝利となった。
え? もちろん先ほどの会話は遊戯を楽しむ夫婦のものですよ?
(ちなみに奴隷ちゃんが万歳した時、メイド服の丸袖からつるんっとした腋の下がチラッと見えた。たまらない可愛らしさだ…!)
「ところで奴隷ちゃん――」
「ん、何だよ?」
「今気づいたんだけど……腋の下に小さなホクロが2つあるね?」ぷにん。
「ひゃっ…どこを触ってるんだよこの変態やろぉ~//」ぱしぱしっ!(←叩く音)
尚、奴隷ちゃんに罰ゲームの内容を尋ねると「明日の料理当番を代われ!」と命令された。
ふむ。家事を命じるのは「夫婦の罰ゲーム」っぽくて実に微笑ましいね。
ちなみに「料理」にも要望があるらしい。ご注文を承ったところ……どうやら新婚生活中に俺が作ってきた故郷の料理が食べたいらしく、奴隷ちゃんから「卵でお肉を包んだやつ」とか「丸くてふわふわして甘いやつ」をおねだりされた。(好きな料理を指折り数える奴隷ちゃんの仕草がすっごく可愛かった)
俺が「明日は奴隷ちゃんの大好物フルコースにしよう!」と答えると、奴隷ちゃんが「よっしゃー♪」と喜びながら大はしゃぎする。自分の手料理を「おいしい」「食べたい」と言って貰えると嬉しいな。ちょっとこそばゆいけど。
(皆さんも母親や奥さんの手料理には感想を伝えましょうね)
◇ ◇ ◇
さて、1勝1敗で迎えた俺と奴隷ちゃんによる「罰ゲーム付き、オセ○対決」
第3戦の結果は――俺の勝利となった!(今回は大勝でした)
互いの石数は26個差、公式大会の表記だと「白の26石勝ち」だな。
(ちなみに「大勝」とは『オセ○』公式の勝敗の呼び方である。石差0個の同数
だと「引分」、石差2~10個だと「接戦勝/接戦負」、石差12~24個だ
と「激戦勝/激戦負」、石差26~38個だと「大勝/大敗」、石差40~
52個だと「圧勝/惨敗」、石差54~64個だと「完勝/沈黙」と試合結果
によって呼称が変わるのだ)
「ちぇっ、明日の洗濯当番もやらせようと思ったのによー…」
「え、奴隷ちゃんの下着ならいつでも洗うよ?」
「こっちからお断わりだこのドスケベ…っ//」 げしっ!(←叩く音)
ああもう照れちゃってる奴隷ちゃんマジ天使だぜ。ほっぺた痛いけど。
ちなみに異世界に日本のような下着専門店は当然ないので、下着は自らの手製で揃えるのが一般的らしい。また、異世界の女性は「嫁入り道具」として美しい装飾の下着を数着用意するのが伝統とかで……新婚生活を始めた頃、奴隷ちゃんが夜にこっそり下着を裁縫する姿はとても健気で愛らしかった。俺は奴隷ちゃんを心から愛さずにはいられない。
「それで、罰ゲームは何をすりゃーいいんだよ、ご主人様?」
「うぅ~む迷うな。語尾に「にゃん♪」を付けた奴隷ちゃんと会話を楽しむのも
ステキだけど、ぷりんっと小ぶりの愛らしいお尻の奴隷ちゃんが「尻文字」を
やったらさぞ可愛いだろう。いや然らば、お尻をツンッと突き出しながら腰を
くいんっと伸ばす「女豹のポーズ」の奴隷ちゃんは無敵じゃないか! あぁ~
だけどエロカワイイ奴隷ちゃんを堪能するなら「メイド服姿のままでリンボー
ダンス」をやってもらうのも捨てがたい……どうしよう?」
「どうしようもない変態だなお前は!?」
「いやいや、かわいい奴隷ちゃんがいっぱい見たいんだよ♪」
「あぁそうかよ……//」
隣りに座っている奴隷ちゃんがジト目で睨んでくる。それもかわいいよ?
俺は奴隷ちゃんのスベスベした頬を指先で優しく撫でると……彼女の輪郭を薄絹のように色っぽく隠すやわらかな栗色の髪をゆっくりと掬い取り、指先に絡めながらさらさらの肌触りを楽しむ。
ぶつぶつ言ってた奴隷ちゃんが急におとなしくなったのが本当にかわいい。
俺はゆっくりと奴隷ちゃんを抱き寄せると、彼女の頭を優しく手でポンポンしてから後頭部をなでなでする。
人間の「後頭部」は首につながる大事な部位で、背中などと同じように自律神経が集中している。ここを温めてあげるように大きな手で包み込みながら「なでなで」するとホッとするらしい。また、人間は頭を撫でられると脳内で「ドーパミン」という脳内ホルモンが分泌される。ドーパミンは記憶定着や快感・多幸感に関わる物質で、これが分泌されると脳が興奮して快感を覚え、その情報が全身に伝わると「胸キュン」などの恋愛症状が起きるのだ。そのため女性は頭を撫でられると相手の男性に対して「優しく大事にされている」「特別な愛情をもらっている」「甘えていい人」と感じてドキドキしちゃうらしい。
なるほど、いま奴隷ちゃんがぺったりと甘えてくるのはドーパミンが原因だな。けしからん、もっとやれ。
俺が奴隷ちゃんをたっぷりと愛でていると、照れ顔になった奴隷ちゃんが「おいこら…いいかげんに何か命令しろよな…」と言いながら俺にもじもじと身体を擦り寄せる。そして……小っちゃな声で「何でもいいぞ…//」とつぶやくのを俺は聞き逃さなかった! くうぅ~奴隷ちゃんマジぐうかわ!
よしっ、それではお言葉に甘えて、奴隷ちゃんには何かすっごくエロいこと……ゲフンゲフン、可愛らしいことをやらせちゃおうではないか♪(ドキドキ)
「それじゃあ、奴隷ちゃんには……究極の萌え仕草『くわえたくし上げ』を
やってもらおうかな!」
「……んっ? 咥えた串揚げ?」
「間違っているけどかわいいからキスしちゃお♪」
「ちょ、何でだよ、待っんむぅ…//」
◇ ◇ ◇
萌え仕草『くわえたくし上げ』とは――
上半身のシャツや下半身のスカートなどの衣類を手で摘み上げ、肌や下着を露出させる『たくし上げ』から派生した萌え仕草のひとつである。その最大の特徴は、衣服の端を手ではなく「口で咥えて」たくし上げる点にある。殿方の理性を奪う誘惑だったり命令に従う羞恥プレイだったりと「場面・状況」により趣きが大きく変化するが、口で衣服を咥えながら胸やお腹、肌着などを露出させる仕草は「か弱さ」に溢れ、また必然的に顔に視線が集中するため、その表情に憂いや恥じらいがあると通常の『たくし上げ』に比べてより扇情的で淫らな雰囲気を醸し出す!
「何でもいいとか、言うんじゃなかったぜ……」
「ほらほら奴隷ちゃん、早くやってよ~?」
「うっさいバカ…っ、ちょ、ちょっとだけだからな…っ//」
長椅子には、正座した状態から少し両足を広げてお尻をぺたんっと落として座る通称「女の子座り」をした奴隷ちゃんが頬を赤らめている。すでにかわいい。
そんな奴隷ちゃんと向き合うように、俺は座布団を床に敷いて正座する。
ああ、むちっと折り畳まれた太ももを覆い隠す、黒フリルスカートの膨らみがとても色っぽい。スカートの影から少しだけ見えるすべすべの膝小僧も愛らしく、筋肉の凝縮された細いふくらはぎは肌に張りと艶があって尚素晴らしい。
俺がすっかり見惚れていると「見すぎだこのスケベ…っ//」と奴隷ちゃんにデコピンされた。かわいい。
「じゃあ…やるぞ…?//」
そう言うと奴隷ちゃんはゆっくりと前屈する様に上半身を前方に倒し始める。小さな乳房を太ももに押しつけながら顔を膝小僧に近づけて前かがみ状態になると……スカートの裾の端っこを、はむっと口で咥えた。そして少しだけ顔をくいっと上げると、上目遣いになった奴隷ちゃんが俺の方を見つめてくる。スカートをちょこんと咥えるお口の愛らしさがやばい。俺は思わず「すごくかわいい…」と呟き、奴隷ちゃんのほっぺたを優しくなでる。すると奴隷ちゃんは恥じらうように頬を赤らめると「んぅ…//」と小さく声を漏らして潤んだ瞳を横に流す。奴隷ちゃんマジぐうかわ。
俺が頬から手を離すと、奴隷ちゃんがゆっくりと上体を起こし始める。
ぷるんっとした奴隷ちゃんの唇に咥えられた黒フリルのスカートの裾が少しずつ捲れていき……奴隷ちゃんの健康的ですべすべなめらかな太ももがわずかに見えてくる。すっごくカワイイ。
奴隷ちゃんの脚線美は分類すれば「ほっそり美脚」だが、足先から踵・ふくらはぎ・ひざ・太もも・お尻・腰についた筋肉と皮下脂肪がなだらかに描くもっちりとした曲線は、本当にたまらない美しさがある。毎晩どれだけ愛撫しても色褪せることのない魅惑のもちもち太ももだが、特に今夜は「女の子座り」により太ももが折り畳まれたことで、さらにむちむちした艶めかしい曲線美を披露してくれている。ああもう辛抱たまらん、あの太ももをすりすりしたい。
俺が身悶えてしている間にも、奴隷ちゃんが咥えたスカートの裾はめくり上がっていく。すでに奴隷ちゃんのなめらかな太ももは半分以上が露出され、お尻のふくらみへとなだらかに収束されていく太ももの美しい曲線が露わになっている。ううむ、ペロペロしたい。
と、ここで奴隷ちゃんの咥えたくし上げる速度がゆっくりになる。その理由は明確である。いよいよ黒フリルスカートに隠された太ももの最奥部、奴隷ちゃんの聖域が見えそうなのだ。いや、すでに薄闇の中にもうっすらと聖域を見ることができるかも、くうぅ、あと少しだけ捲ってくれれば…っ。
俺の視線が太ももに釘付け状態になっているのを感じて、奴隷ちゃんが「んぅ…ふぅ…//」と吐息を甘く荒げるのもとってもエロカワイイ。ああもうこのドキドキ感がたまらない。
そして、奴隷ちゃんは瞳をぎゅっと閉じると――
ゆっくりと首を後ろに反らしながら、顎をくいっと上げた。
俺の目にまっ先に飛び込んできたのは、奴隷ちゃんの「鼠蹊部」だった。
(鼠蹊部とは、太もものつけ根と下腹部の境界部位のことであり、要は「コマネチ」する時になぞる少しエッチなV字ラインのことだ!)
奴隷ちゃんのなめらかな太もものつけ根とさわり心地のよさそうな下腹部との境目にうっすらと走っている鼠蹊部の筋がとてもエロくてかわいい。あのぷっくりしたラインに沿って指をすべらせたい、あのエロい鼠蹊部の溝をぺろんっと舌で舐め上げたい~っ本当にかわいいよ奴隷ちゃん!
そんな俺の求愛に応える様に……なめらかな下腹部から太もものつけ根に沿って股下に伸びていく鼠蹊部の筋、その先に眠る純白の聖域がついに俺の視界にちらりと――
「~~~っも、もうだめ、ここまでぇ…っ//」
「えぇーそんなぁ奴隷ちゃんあとちょっとだけ~!」
頬を紅潮させた奴隷ちゃんが咥えていたスカートの裾を唇から離すと、太ももを覆い隠そうと裾を両手で軽く引っ張りながら内股ぎみに押さえつける。
俺が「奴隷ちゃんかわいい」「太ももきれい」「もっと見たい」とお願いするも、奴隷ちゃんは恥ずかしそうに頬をぷくっと膨らませると「うっさいばかたれ…//」とつぶやき、ぷいっと横を向いてしまった。かわいい。
◇ ◇ ◇
夜もふけたので、今夜のオセ○対決はお開きとなった。
俺がオセ○遊具一式を片づけてから寝床に向かうと、奴隷ちゃんが枕に顔をうずめて「ちきしょー、今日も負け越したー」と悔しがりながら両足をパタパタさせていた。そんな仕草がとてもかわいい。
ちなみに今の奴隷ちゃんの服装は、メイド服ではなく寝間着(モコモコ素材のフード付き膝丈チュニック&ショートパンツの2ピース)である。とても似合っていて可愛らしい。
俺は奴隷ちゃんに覆いかぶさる様にして優しく抱きしめると「ほら奴隷ちゃん、もう寝るよ?」と言いながら、フカフカした寝間着の生地越しに奴隷ちゃんのつるつるした肌触りをこっそりと楽しむ。俺の懐のなかで奴隷ちゃんがもぞもぞ動きながら「重いからのっかるなよなぁ…//」とつぶやくけど、気にせず抱きしめる。ああ、うなじからいい匂いがする。幸せだなぁー。
――とか思っていたら、奴隷ちゃんの寝技のような体捌きをくらって、俺は寝返りをうつように横にゴロッと転がされてしまった。さすが盗賊っ娘だわ。気づくと仰向けになった俺の上で馬乗り状態になった奴隷ちゃんが、にんまりと勝ち誇っている。
俺は「やったな~」と言いながら奴隷ちゃんを抱き寄せると、ころんっと一緒に寝返るようにして再び奴隷ちゃんに覆いかぶさる――が、奴隷ちゃんの巧みな体捌きにより三度ゴロゴロっと転がされてしまった。
奴隷ちゃんは再び馬乗り状態になって「にしし♪」と微笑むと、俺の胸にごろにゃんと頬を擦り寄せながらのんびりと寝そべる。くっ、かわいい。
くあぁ~と小さなあくびをしながら、奴隷ちゃんが優しくつぶやく。
「何かさ、ふたりでコロコロひっくり返ってると『オセ○』のコマになったみたいだな……?」
なるほど。お互いの色に染め合いながら、遊戯を楽しむように
一緒に仲良くころころと――ああ、それはとても素敵な夫婦だね。
俺は奴隷ちゃんの髪に優しく接吻しながら「そうだね…」と答えると、むぎゅっと彼女を抱きしめる。しばらく俺が奴隷ちゃんを優しく撫でていると……そのうちに奴隷ちゃんの寝息が聞こえてきた。かわいいなぁ、もう寝ちゃったよ。
本当はこの「胸まくら」は痺れるから疲れるんだけど……奴隷ちゃんの寝顔が可愛いから、ひっくり返すのはもう少しがまんしよう。
奴隷ちゃんの寝顔を眺めながら、すべしべした頬を優しく撫でる。
ああ、ホントかわいいなぁ……。
ふたりで暮らし始めてから
毎日がとても楽しくて幸せで、愛おしい。
そんなことを思う、奴隷ちゃんとの新婚生活「14日目」の夜だった。
―――――――――――――――――――――――――――――――
<たびたびの変更で申し訳ないです。オセ○編が長いな~と感じまして、
前回投稿した「中編」を再編集し、「後編」として完結させる事にしました。
お蔵入りになった「罰ゲーム」に関しては別の機会に使えればいいなぁ…>
<次回は、奴隷ちゃんと「女の子の日」の話……の予定です>
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