74 / 97
第6話『最終決戦』
73.戦闘不能危険域-レッドゾーン-
しおりを挟む◆第4階層<第18ラウンド>
◆迷宮戦争・最終決戦 戦闘MAP図<ラウンド⑥>
■■■■■■■■■■■■■■ 扉 ■■■■■■■■■■■■■■
■ | | | | ■
■―――――+―――――+―――――+―――――+―――――■
■ |ローラン | | |軍師孔明 ■
■ |カール大帝| | | ■
■―――――+―――――+―――――+―――――+―――――■
■ | | | バニラ | ■
■―――――+―――――+―――――+―――――+―――――■
■ | | | | ■
■―――――+―――――+―――――+―――――+―――――■
■ |シェリエ | ピノ | | ■
■■■■■■■■■■■■■■ 扉 ■■■■■■■■■■■■■■
【行動順】
行動値14:①人形師ピノ
【運命譚1点/聖痕2個/聖典の断章2個/奥儀魔法《踊れ英雄よ》】
行動値13:②軍師孔明 【運命譚0点/秘儀魔法《賢神の理よ》】
行動値10:③歌姫シェリエ【運命譚0点/聖痕2個/聖典の断章0個】
行動値8:④英雄ローラン 【運命譚0点/奥儀魔法《城塞如く》】
行動値7:⑤歌姫バニラ 【運命譚2点/聖痕1個/聖典の断章2個】
行動値6:⑥カール大帝 【運命譚0点/奥儀魔法《城塞如く》】
K君:それでは続けて「迷宮戦争・最終決戦」戦闘ラウンド⑥を開始しましょう!
(>□<*b)
T君:まずは最初に――人形師ピノッキオの番だな(d*>Д<)この瞬間、ピノの
戦闘異常「失神」が回復するぜ!
K君:うぅむ、「天敵」歌姫シェリエから一方的に呪歌攻撃されるのも癪だから、
ここは魔術糸錬成魔法《蜘蛛の糸よ》で反撃しようかな?(少し考えて)…
…いやっ、ピノ陣営はとにかく回復資材が少ない。MP切れで回避魔法すら
使えなくなれば確実に詰みだ、ここはMP大事に節約しよう!(>ω<;)
とりあえず待機します!
T君:うむ、了解だぜ(d*>ω<)
◆◇◆◇◆◇◆
T君:それじゃあ次は――魔術師の英雄譚:軍師孔明の番だぜ!
K君:うむ。歌姫バニラ陣営は防衛能力が厳しいから、軍師孔明はとにかく急いで
「人形師ピノ」を倒して、残りの《聖典の断章》を奪取=全四篇の《聖典の
断章》を蒐集して、優勝を決めてしまいたい!……が、このままだと攻撃が
当たる気がしないので、まずはシェリエの呪歌攻撃による戦闘異常「失神:
回避判定-1D6点」の付与を待とうかな?(笑;>∀<)という事で、軍師
孔明も同じく待機します!
T君:あはは、勝利の為ならば敵すら利用する!(笑*>□<)汚いぜぇ~さすが
軍師孔明きたないぜ!(一同爆笑)
◆◇◆◇◆◇◆
K君:それでは次に――歌姫シェリエの番だね!(>ω<*b)
T君:よっしゃーっ、もちろん今回も人形師ピノに向けて呪歌攻撃を唄い放つぜぇ!
(d*>Д<)では歌姫シェリエが魔導書を開くや――淡く輝き顕れた魔法陣
を舞台に呪歌魔法《悲しい唄よ・鎮め魂よ》を二重独唱するぜ!(一同歓声)
K君:おぉ~演出が美しい!(>皿<*b)それでは歌姫シェリエが呪歌判定値7
+3D6点だね!
T君:うりゃあ!(ダイスを振る)……よしっ、出目3・3・6だから呪歌達成値
19点だぜぃ!(d*>皿<)
K君:むうぅ~ピノの呪歌抵抗=精神判定値は4+2D6点だから、出目6ゾロの
「クリティカル」以外は全部失敗だよぉ!?(>□<;困)(ダイスを振る)
……やっぱりダメだぁ、ピノが再び呪歌抵抗に失敗したぁ!?
T君:それじゃ悪いけど、ピノに再び呪歌魔法の効果「HPロス9点」と戦闘異常
「失神:リアクション判定-1D6点」を与えるぜ!(d*>□<)
K君:ううっ、これで人形師ピノは残りHP20点だから……呪歌攻撃をあと3回
喰らったら戦闘不能になるぅ!?(>△<。)これホントキツイなぁ…。
◆◇◆◇◆◇◆
T君:それじゃあ次は――戦車の英雄譚:英雄騎士ローランの番だな!(d*>Д<)
K君:貴殿の仕える魔導書使い:ピノが窮地だよ(>△<;)助けてロラえもん!
(一同爆笑)
T君:誰がお世話ロボットかっ!(笑*>皿<)
K君:あぁ~けどそうか、前回ラウンドに騎士ローランが戦闘移動して遠距離護衛
魔法《城塞如く》の射程20m内にピノを入れてくれたけど――
T君:うむ。呪歌魔法による戦闘異常の付与は通常攻撃とは異なるから、護衛魔法
《守護の楯よ》は発動不可、呪歌攻撃からはピノを護れないんだよなぁー!
(;>Д<)これは困ったぜぇ…。
T君:うぅむ…(少し考えて)…よしっ、ここでカール大帝を瀕死状態にすれば、
歌姫シェリエは呪歌魔法ではなくHP回復魔法を使わざるを得ないはずだ!
(d*>□<)ここで英雄騎士ローランは聖剣を横薙ぎに構え、愛馬ブリリ
アドロに跨り、戦場を疾駆すると――戦技魔法《渾身の戟よ:武器攻撃力に
+筋力値する》と《戦の剛毅よ⑤:武器攻撃力+5D6点》を二重発動ォ!
接敵状態のカール大帝に対して剣撃一閃を繰り出すぜぇーっ!!(一同歓声)
K君:なるほどっ良い作戦だぁ(>□<*b)攻めは最大の防御ってヤツだね!
T君:英雄ローランは命中判定値6+3D6点だぜ!(ダイスを振る)……んぅ~
まあまあだな、命中達成値16点だ!
K君:(ダイスを振る)……うむ、皇帝は懐が深いのだ(ーωー*)さぁ来たまえ!
(一同爆笑)
T君:いやっ普通に回避失敗しただけだろぉ!?(笑)
T君:では英雄ローランの剣撃威力が、物理21+8D6点だぜ!(ダメージ計算
して)……よっしゃーっ出目が凄くイイぞっ!?(d*>皿<)合計で物理
54点ダメージだぜぇ!(一同歓声)
K君:うわっマジかよ!?(>□<;)カール大帝は現在HP満タン状態の69点
で、さらには物理防御20点という城塞級の強固さを誇るが……それでも
これは大打撃だぞぉ!?
T君:「させないわよ…!」ここで歌姫シェリエが深紅衣をバァッと翻しながら、
神聖防御魔法《聖なる楯よ②》を独唱ッ! 神聖魔法陣が楯状に顕現するや
…(ダイス2個を振る)…その剣撃威力を5点軽減するぜ!(d*>ω<)
K君:オォーッありがたや♪(>ω<*b)(計算して)……うひぃ、それでも物理
29点ダメージも喰らったよ!?
T君:うぅむ、これでカール大帝も残りHP40点かぁ…(;>皿<)
K君:英雄ローランの攻撃威力だったら、あと攻撃2回も喰らえば、カール大帝も
戦闘不能になり得るぞ!?(>△<;)いよいよ《迷宮戦争》も佳境だねぇ!
◆◇◆◇◆◇◆
K君:それでは次に――歌姫バニラ様の番だよ!
T君:んぅ~特にやる事は無いけど、とりあえず敵陣営:ローラン達から離れたい!
(笑*>□<)右方向5mに移動して行動終了するぞ!
K君:よしよし、これで歌姫バニラ様は暫く安全だね!(>ω<*b)
◆◇◆◇◆◇◆
T君:さて、それじゃあ次番は――皇帝の英雄譚:カール大帝だぜ!(d*>皿<)
K君:よっしゃーっ、もちろん英雄ローランに対して「追撃&足止め作戦」を継続
=反撃するよ!(>□<*b)それではカール大帝が黄金閃光に輝く聖剣を
横薙ぎに構え直すと――戦技魔法《疾風如く:命中達成値+1D6点する》
《戦の剛毅よ⑤:武器攻撃力を+5D6点する》を二重発動ォ! いざっ、
命中判定値は5+4D6点っ!(ダイスを振る)……うッわーっ出目1・2
・2・3だから、命中達成値13点ぽっちとなぁ!?(一同爆笑)
T君:よぉーし、それなら英雄ローランの回避判定値8+2D6点に勝機ありだ!
(ダイスを振る)……よっしゃーっ回避達成値14点だから、ギリギリ回避
成功だぜぇ!!(d*>皿<)(一同歓声)
K君:うがぁーっマジっすかぁぁ!?(>□<;)またカール大帝に「アホ毛」が
戻ってくるぅぅ!?(一同爆笑)
T君:いやぁ~戦況的にはHP回復魔法の無いピノ&ローラン組が、全陣営中でも
断トツに劣勢のはずだけど――
K君:やぁーっホントこの回避判定時に魅せるローランの“豪運”が、勝負を互角に
しているねぇ!?(>皿<;)
◆◇◆◇◆◇◆
T君:さぁて次は――冒頭に行動待機した魔術師の英雄譚:軍師孔明だぞ!
K君:よしよしっ、戦闘異常「失神:回避判定-1D6点」を喰らった人形師ピノを
魔術攻撃して、今度こそ《聖典の断章》を奪うぞぉ!(>□<*b)では軍師
孔明が漢詩風の魔法を高速詠唱するや、白羽扇を横薙ぎ一閃ッ! 召喚魔法
《喚びし海竜よ》を発動してピノに魔術攻撃だぁー!!(一同歓声)
T君:さぁ~通算4度目となる「軍師孔明vs人形師ピノ」の判定対決やいかに!?
(緊迫;>Д<)尚、現時点では軍師孔明の全戦全敗だぞぉ?(一同爆笑)
K君:やめい(笑)。さぁ~まずは軍師孔明の魔術判定7+3D6点から…(ダイ
スを振る)…うえぇーっ、出目1・1・5だから魔術達成値14点ぅ~!?
(>□<;)ガーン!?
T君:さっきの魔術達成値も大概低かったが、それよりさらに悪くなるんかい!?
(一同爆笑)
K君:あうあう(>△<;)では戦闘異常「失神:回避判定-1D6点」状態のピノ
が回避魔法《加速せよ・舞える蝶よ》を二重発動ッ!(ダイスを振る)……
はいっ出目2・6だから達成値18点、やっぱりピノが回避成功しました!
(一同爆笑)
T君:駄目だこの《英雄譚》、早く何とかしないと!(一同爆笑)
K君:それでは以上で「迷宮戦争・最終決戦」戦闘ラウンド⑥を終了しましょう!
(>□<;b)
※ちなみに、同じく冒頭に行動待機していた人形師ピノは――余裕の行動放棄
である!笑
<次回につづく…!>
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説

異世界でタロと一緒に冒険者生活を始めました
ももがぶ
ファンタジー
俺「佐々木光太」二十六歳はある日気付けばタロに導かれ異世界へ来てしまった。
会社から帰宅してタロと一緒に散歩していたハズが気が付けば異世界で魔法をぶっ放していた。
タロは喋るし、俺は十二歳になりましたと言われるし、これからどうなるんだろう。

前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!
yoshikazu
ファンタジー
主人公クレイは幼い頃に両親を盗賊に殺され物心付いた時には孤児院にいた。このライリー孤児院は子供達に客の依頼仕事をさせ手間賃を稼ぐ商売を生業にしていた。しかしクレイは仕事も遅く何をやっても上手く出来なかった。そしてある日の夜、無実の罪で雪が積もる極寒の夜へと放り出されてしまう。そしてクレイは極寒の中一人寂しく路地裏で生涯を閉じた。
だがクレイの中には創造神アルフェリアが創造した神の称号とスキルが眠っていた。しかし創造神アルフェリアの手違いで神のスキルが使いたくても使えなかったのだ。
創造神アルフェリアはクレイの魂を呼び寄せお詫びに神の称号とスキルを書き換える。それは経験したスキルを自分のものに出来るものであった。
そしてクレイは元居た世界に転生しゼノアとして二度目の人生を始める。ここから前世での惨めな人生を振り払うように神級スキルを引っ提げて冒険者として突き進む少年ゼノアの物語が始まる。

【完結】蓬莱の鏡〜若返ったおっさんが異世界転移して狐人に救われてから色々とありまして〜
月城 亜希人
ファンタジー
二〇二一年初夏六月末早朝。
蝉の声で目覚めたカガミ・ユーゴは加齢で衰えた体の痛みに苦しみながら瞼を上げる。待っていたのは虚構のような現実。
呼吸をする度にコポコポとまるで水中にいるかのような泡が生じ、天井へと向かっていく。
泡を追って視線を上げた先には水面らしきものがあった。
ユーゴは逡巡しながらも水面に手を伸ばすのだが――。
おっさん若返り異世界ファンタジーです。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~
水無月 静琉
ファンタジー
神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタート!
***この度アルファポリス様から書籍化しました! 詳しくは近況ボードにて!
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる