上 下
25 / 97
第3話『四英雄の戦い』

24.四英雄、会敵す!

しおりを挟む
 
◆第3階層フロア<第4ラウンド>
(◇…扉・通路、通行可)(■…壁、通行不可)
    A     B     C      D
 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
①■  ↓  ◇ 《戦車ムサシ》◇     ◇       ■
 ■――↓――■――◇――■■■■■■■―――◇―――■
②■《魔術師バニラ》◇     ■《吊し男ドンキホーテ》←←      ■
 ■■■■■■■――◇――■――◇――■■■■■■■■■
③■     ◇     ■     ◇《正義シユウ《塔》ピノ
 ■     |     ■     |《皇帝シェリエ《力》ジャック
 ■――◇――■■■■■■■――◇――■―――――↑―■
④■     ◇     ◇     ◇     ↑ ■
 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

K君:それでは続けて「第4ラウンド」を始めるよ!(>ω<*b)
T君:現在、ボス戦「vs女皇帝魔蟻インフェルノアントクイーン」にはシユウ達など3陣営が参戦中だよ。
   それ以外の4陣営がフロア移動だね!
K君:バニラ達は何となく下方向「A②」へ移動しときます!(イベント消化済み)
T君:ムサシ達は……もう面倒なので待機で!(笑)
K君:ジャック達は上方向「D③」へ移動、ボス戦に合流だぁ!(d*>Д<)
T君:うわっ遂に4陣営が参戦、ボス戦は大混戦だぜ!?(>Д<;)
K君:(机上にPC用紙キャラクターシートがたくさん!)うぅ、データの管理が大変だぁ…(笑)。

K君:次にドンキ達の番だね。何とかボス戦に間に合わないかなぁ…?(^ω^;)
   とりあえず左方向「C②」へ移動します!(カードを1枚引く)……うわっ
   【スペードのQクイーン】を引いたから戦闘イベントだぁ!?
T君:この階層フロアは「女王クイーン」に御縁があるなぁ(笑;>ω<)
K君:しかも数字が大きい、かなり殺意が高いよぉ…(>△<;)
 ※【スペード】の戦闘イベントは、数字が大きいほど高Lvの強い魔獣モンスターが出現し
  ます(笑)。
T君:(イベント遭遇表チャートを確認して)……うわぁ、鍛冶神ヘパイトスが創造せし青銅ブロンズ製や鋼鉄アイロニィ
   製の「神造巨兵-ゴーレム-」複製版レプリカが幾体も…(「みな○け」ホサ○先輩の
   ポージングをして)…どん・どん・出てくるよ!(一同爆笑)
K君:汗を拭け! シャツを脱ぐな!(一同爆笑)
T君:ほう、どうやら「神造巨兵ゴーレム」は城塞門を守護してるらしいぞ。
K君:んぅ~なるほど《XⅦ.タワー》を題材モチーフにした戦闘イベントなのか、こりゃ強そう
   だなぁ…(>ω<;)
T君:おっ、PC側が敏捷判定に成功すれば、戦闘回避して撤退or城塞門を通過
   する事ができ――
K君:「やぁやぁ我こそはっ騎士ドンキホーテなりぃ…っ!」(一同爆笑)
T君:敵は高Lv魔物モンスターだぞっ何やっとんじゃ爺さぁぁん!?(一同爆笑)
K君:ごめん今のは無し、騎士道大好き病の発作が出てしまった(笑)。それでは
   騎士道精神が高じて突撃したがるドンキ爺さんに対して、使徒ユダは詐欺師
   らしく――ゴホンッではなく、説法を説く聖職者らしく言葉巧みに撤退する
   よう導きます(一同爆笑)。
T君:おまわりさん、こいつです!(一同爆笑)
K君:ではドンキ爺さんが運命譚フェイト1点を消費して敏捷判定!(ダイスを振る)OK、
   撤退成功だ。そして使徒ユダも敏捷判定…(ダイスを振る)…よしっこちら
   は余裕で成功だぜ!(>ω<*b)
T君:さすが回避型の使徒ユダは余裕だったな。ではドンキ達は元来た「D②」に
   撤退――
K君:いや、ドンキ爺さんだけ「D②」に撤退&置き去りにして、使徒ユダは単騎
   で先に進もうかと思います(爆*^皿^*)
T君:おまわりさん、早く来てぇぇ!?(一同爆笑)

◆◇◆◇◆◇◆

◆第3階層フロア<第4ラウンド>
◆シユウ組vsシェリエ組vsピノ組vsジャック組vs兵隊魔蟻インフェルノアント軍団<ラウンド③>
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■     ■■■■■■■■■■■■■     ■
■■■■■■■―――――■■■■■■■■■■■■■―――――■
■ シェリエ|カール大帝■■■■■■■     |     ■
■ピノ・ベルテ|     ■■■■■■■     |     ■
■―――――+―――――■■■■■■■―――――■■■■■■■
扉     |女皇帝魔蟻|インフェルノアントクイーン     |     ■■■■■■■
扉     | シユウ | アテナ |     ■■■■■■■
■―――――+―――――+―――――+―――――■■■■■■■
■     |     |     |     ■■■■■■■
■―――――■■■■■■■―――――+―――――■■■■■■■
■     ■■■■■■■ ジャック|     |     ■
■     ■■■■■■■女海賊アン|     |     ■
■■■■■■■■■■■■■■ 扉 ■■■■■■■■■■■■■■
【行動値順】※同値の場合はダイス対決にて順番決定
 行動値14:①人形師ピノ
 行動値10:②錬術士シユウ
       ③歌姫シェリエ
 行動値8:④戦女神アテナ
      ⑤狂戦士ベルテ
      ⑥女皇帝魔蟻インフェルノアントクイーン〈BOSS〉
 行動値7:⑦⑧女海賊アン&世界樹ジャック
      ※仲間内で行動値が同じ場合は任意に順番決定
 行動値6:⑨カール大帝

T君:それじゃあ、第3階層フロアのボス戦「vs女皇帝魔蟻インフェルノアントクイーン」を再開しようぜ!
   (d*>Д<)
K君:それでは最初に「戦闘準備セットアップフェイズ」の処理から――まずは先程と同じく、
   女皇帝魔蟻インフェルノアントクイーン魔獣魔法エネミーゴスペル《召喚:兵隊魔蟻インフェルノアント》を使用します!「逃ガスト思
   ウタカァ…ッ!」満身創痍となった《英雄譚アルカナ》の騎士達を睨み遣りながら、
   女皇帝魔蟻インフェルノアントクイーンが兇悪に哄笑・咆哮するや……兵隊魔蟻インフェルノアントの新たな増援が大地
   を抉り裂き出現するぞ!
T君:ぐぬぅ~この女皇帝魔蟻インフェルノアントクイーンを護衛する兵隊魔蟻インフェルノアント共が、追加で出現するのは
   本当に厄介だなぁ!(;>Д<)
K君:(ダイスを振る)……あれっ、兵隊魔蟻インフェルノアント1体しか召喚できなかった!?
   「クギュウゥ…(>△<;)」(一同爆笑)

K君:では次にPC側の「戦闘準備セットアップフェイズ」処理だよ!
T君:今回もアテナは神聖魔法ゴスペル戦場の風よヘイスト》を使わず、ベルテは自己強化の剛体
   術魔法ゴスペル蓮華の門よチャクラ・ゲート》を使うぞ!(d*>Д<)

T君:さて…(少し考えて)…やっぱりシェリエ達は撤退した方が良いかなぁ?
   (;>ω<)?
K君:うぅむ確かに戦況は不利だよね。ピノの錬成魔法ゴスペル蜘蛛の糸よアラクネスリード》による魔術
   糸攻撃を喰らうとシェリエは移動不可、狂戦士ベルテの凶撃を受け続ける事になる!
   (>△<;)
T君:んぅ~仲間全員で即移動する《聖痕スティグマ:布陣》を使うなら、この「戦闘準備セットアップ
   フェイズ」でシェリエが発動宣言するけど……。
K君:あぁーっよく考えると、ピノ達との接敵状態エンゲージから離脱直後のシェリエは5m
   までしか移動できない。今動いても下方向5m移動・扉前のタイル止まりだ
   ……行動順はピノの方が早いから、これだとシェリエはまたすぐに追い付かれ
   るから全く意味無いぞ!?(>△<;)
T君:それなら少し勿体無いけど……シェリエ達が所持する《福音の断篇-Jokerジョーカー-》
   の転移効果を使うか?
K君:それが良いかもね(>ω<*)ちなみに同じ階層フロア内の任意区画ブロックに移動できる
   《福音の断篇Joker転移シフト》の効果は、《福音の断篇Joker》を所持する魔導書使い
   =シェリエの行動権にて発動できるよ!
T君:よし、これならベルテ達の攻撃前にシェリエ達は撤退できるな。何とか逃げ
   切れそうだぜぇ…(安堵*>Д<)≡3

◆◇◆◇◆◇◆

K君:それでは「戦闘処理バトルフェイズ」に入りま――あっ!?(←何かに気付いた)
   ピノが舞踏魔法ゴスペル凱歌の舞よインスパイア:1シーン1回、対象を行動値に関係なく即行
   動させる》を取得してるの忘れてた!?(笑)
T君:うわっ俺も忘れてた!?(笑)という事はシェリエ達が撤退する前に、結局
   もう一度ベルテの攻撃がくるのか!?(;>Д<)
K君:まさに最期の乾坤一擲ラストチャンス、それでは「主導選定イニシアチブフェイズ」の行動順決定時に、
   ピノが舞踏魔法ゴスペル凱歌の舞よインスパイア》を使用して割り込み、狂戦士ベルテを即行動
   させます!(>Д<*b)
T君:では時間軸シーンは先ほどシェリエを襲ったベルテ凶撃の直後――狂戦士ベルテが
   再び聖方具アークKERSカーズ』を駆動、魔力回路をドルゥンッと励起させる!
K君:次の瞬間、人形師ピノの装着する錬成籠手《神蜘蛛の鞭アラクネウィップ》から魔術糸が錬成
   され――狂戦士ベルテの巨躯巡る魔力回路に結合癒着するや、巨大な糸操り人形マリオネット
   如く跳ね動き出す!「いけ…戦場に舞い踊りし…狂戦士のベルセルク糸操り人形マリオネット…!」
T君:おぉーっ人形師ピノの設定が光るなっマジでカッコイイぜ!(d*>Д<)

K君:さあ再び勃発したぞ、狂戦士ベルテvs歌姫シェリエの直接対決だ!!
T君:ベルテはもう運命譚フェイトが無いから命中判定値5+3D6点で勝負するしかない!
K君:対するシェリエも運命譚フェイトは残り2点、厳しい状況だが……。
T君:よしっシェリエが運命譚フェイト1点を使用、回避判定値5+3D6点で対抗するぜ!
K君:おぉーっダイスの出目勝負じゃないか、これは熱いぞ!(d*>Д<)
T君:いっけぇぇーっ!!(*>Д<)ノ⌒◇

<次回につづく…!>
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生

野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。 普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。 そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。 そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。 そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。 うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。 いずれは王となるのも夢ではないかも!? ◇世界観的に命の価値は軽いです◇ カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

ボッチな俺は自宅に出来たダンジョン攻略に励む

佐原
ファンタジー
ボッチの高校生佐藤颯太は庭の草刈りをしようと思い、倉庫に鎌を取りに行くと倉庫は洞窟みたいなっていた。 その洞窟にはファンタジーのようなゴブリンやスライムが居て主人公は自身が強くなって行くことでボッチを卒業する日が来る? それから世界中でダンジョンが出現し主人公を取り巻く環境も変わっていく。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

処理中です...