7 / 97
第1話『英雄譚、召喚』-前篇-
7.修羅道の剣士と騎士道の剣士【OP⑦】
しおりを挟む■OPENING_PHASE_7_“修羅道の剣士”
【名前】ムサシ (プレイヤー:T君)
【種族】街人族 【性別】男 【年齢】22歳
【PCランク】Lv3 【系統】戦士/剣騎士/武士侍
【能力値】
筋力8 器用6 敏捷6 理知3 感知4 精神6 幸運4
命中値5 回避値6 行動値9 移動力9m 運命譚5
HP55 MP42 物理防御13 魔術防御5
【魔導書】※○数字は取得レベルを現す。
《憤怒の刃よ》……使用した刀武器を破壊する代わりに武器攻撃力+30点する。
《殲滅の刃よ》……斬撃を飛ばし、Lv4以下の魔物群れを即死させる剣術魔法。
《戦鬼の業よ②》……1シーン1回、武器攻撃力を+4D6点する奥儀魔法。
《戦神の理よ》……1シナリオ1回、武器攻撃力を+30点する秘儀魔法。
【主装備】
《刀剣正宗》×3本……東方世界に伝わる細身・無反り・片刃の剣武器。
【遍歴】
東方世界から流離い参った武者修行中の剣豪侍。磨き抜いた剣戟術は至高の極みたるもいまだ戦いを求め渇望し続ける。会得した免許皆伝級の剣戟術は魔法として身体中に刺青状態で綴り刻まれている。此度の《迷宮戦争》には武勇誉れ高い《英雄譚》との命懸けの死闘を求め挑む。容姿は「ファイナルファン○ジーⅩ」に登場した剣豪アー○ンっぽい異世界風の和装備、性格は「ワ○ピース」に登場するロ○ノア・ゾロの様な武芸者をご想像下さい(笑)。
【解説】
魔導書使い側PCの中で唯ひとりのPCランクLv3の絶対強者であり、剣術魔法《憤怒の刃よ》と《戦神の理よ》を組み合せた必殺技の瞬間最大火力は、格上の《英雄譚》すら凌駕し得る! 尚、装備品の刀武器3本は「三刀流」という訳ではなく、剣術魔法《憤怒の刃よ》の代償で刀武器を壊しながら戦うための装填用である(笑)。いやマジで恐いから近寄らないで下さい(>△<;)
T君:では最後の開幕シーンは最強剣豪「ムサシ」の番だぜ!――闇夜の荒野に
煌めく斬撃の火花と戟音。数刻後、其処に仁王立つのは剣豪ムサシのみだ。
周囲には斬り倒された幾人もの剣客達。ムサシは残心を整え、納刀すると
「ちっ、強くなり過ぎたな…俺様を真剣にさせる輩は居ないもんかねぇ…」
と呟き不敵に笑む。だが刹那、落雷の如く閃光がムサシの首筋に《聖痕》を
刻み、次いで《英雄譚》の秘術が刻印・召喚される!
K君:召喚されたのは残る最後の《英雄譚》……《Ⅶ.戦車》だね! これが先
ほどカール大帝の開幕シーン時に話してた「英雄ローラン」なのかな?
T君:その通りだぜ(d*>ω<)という訳で、闇夜を切り裂くような閃光が走ると
――其処には甲冑を具した金髪碧眼の青年騎士が現れる!
■《Ⅶ.戦車の英雄譚》
【名前】ローラン (プレイヤー:T君)
【種族】街人族 【性別】男 【年齢】20歳代
【PCランク】Lv5 【系統】戦士/戦士/重騎士/騎乗兵
【能力値】
筋力7 器用7 敏捷8 理知3 感知4 精神5 幸運4
命中値6 回避値8 行動値8 移動力20m 運命譚6
HP70 MP49 物理防御15 魔術防御6
【英雄譚の頁】
《戦の剛毅よ⑤》……武器攻撃力を+5D6点する戦士系魔法。
《渾身の戟よ》……武器攻撃力に筋力値分を加算する戦士系魔法。
《戦鬼の業よ③》……1シーン1回、武器攻撃力を+6D6点する奥儀魔法。
《戦神の理よ》……1シナリオ1回、武器攻撃力を+50点する秘儀魔法。
《撃滅の嵐よ②》……接敵状態の敵4体まで同時複数攻撃できる戦技魔法。
《守護の楯よ》……接近状態の仲間を護り、身代りに攻撃を受ける戦士系魔法。
《城塞如く①》……1シーン1回《守護の楯よ》を射程20mにする補助魔法。
《巨剣の楯よ》……自身の受けるダメージを7点軽減。両手剣による防御魔法。
【主装備】
《守護の大剣》……装備者の物理・魔術防御を強化する魔法の両手剣。
《軍馬》……騎乗者の所持品許容量・移動力が増える乗物アイテム。
【聖方具】
『不滅の聖剣-デュランダル-』『銀毛軍馬-ブリリアドロ-』
【遍歴】
中世フランク王国騎士団「十二勇将」の筆頭騎士にして武勲詩「ローランの歌」に謳われる英雄。愛馬ブリリアドロに跨り、天使に祝福された不滅の聖剣デュランダルを振るう勇敢なる聖騎士。今作にて《Ⅳ.皇帝の英雄譚》として参戦するカール大帝の甥子。フランク王国軍と山岳部族バスク軍が激突した「ロンスヴォーの戦い」の和睦後に帰還の殿軍を務めるが、仲間の裏切りから敵軍の強襲を受ける。その際、ローランは騎士の誇りから本軍救援を求む角笛を吹くのを躊躇い、結果として殿軍と十二勇将は壊滅、自身も戦死した。己の未熟を悔み、《聖典》の奇蹟に救いを願う。
【解説】
准必殺技級の威力を誇る戦技魔法《戦鬼の業よ》も完備し、その最大攻撃火力は全《英雄譚》中でも最高峰を誇る。カール大帝と双璧を成すPCランクLv5の最高位であり、戦士系統特化によるHPの高さや武器防具の選択肢の多さは他を圧倒する。防御魔法《巨剣の楯よ》もあって物理防御も最高級であり、まさに最強の《英雄譚》の一騎である。
K君:なるほど、英雄ローランは軍馬ブリリアドロに跨り駆け抜ける聖騎士だから
《Ⅶ.戦車》はピッタリだね!(^ω^*b)
T君:けど凄くね? カール大帝が帯剣する『皇帝の剣ジュワユーズ』と同じ材料
から鋳造された姉妹剣『聖剣デュランダル』はすごく有名だから、もちろん
「英雄ローラン」の剣武器として俺も取り入れた訳だけど……K君がカール
大帝に装備させた両手剣武器《守護の大剣》と全く同じなんだわ(笑)。
K君:ここまで偶然が重なるのは確かに凄いなぁ(笑)。しかも互いにPCランク
Lv5の最高位《英雄譚》、まさにダブル主人公って感じだ(^ω^*b)
T君:よし、それでは聖剣を大地に突き立てると英雄ローランが告げる。「我が名
はローラン…《聖典》の導きにより、此度の《迷宮戦争》に《Ⅶ.戦車》の
称号を得て顕現しました。我が主よ、どうぞ御命令を…」ローランの言葉を
聞き、ムサシは暫し思案顔になると……やがて得心する。「なるほど聞いた
事があるぜ、異界の英雄を魔導書に降霊させる秘術ってやつか…。眉唾もん
だと思ってたが、この分なら魔導書使い共が殺し合う《迷宮戦争》とやらに
も少しは期待できるか…いいだろう。おいっ《Ⅶ.戦車の英雄譚》、たしか
ローランと言ったか、俺を早速《迷宮戦争》の地へと導け…っ!」英雄ロー
ランは「御意っ」と強く頷くと、聖剣を大地から引き抜き一閃する。其の斬
撃は時空を斬り裂き、その狭間から軍馬ブリリアドロが駆け抜けてくる!
ふたりは颯爽と愛馬に跨ると、次なる戦場――聖遺物《聖典》が封印された
聖域《福音の迷宮》へと駆けてゆく!っという感じでシーン終了します!
◆◇◆◇◆◇◆
K君:やっと全員の「オープニング」が終わった(笑)。
T君:長かったねぇ~既にセッション開始から2時間も経過してるよ(笑)。
K君:これからが本番なんだけどね(笑)。さて、フロア移動などの順番は各陣営
PC達の行動値の合計が高い方から順にしましょうか!
T君:よっしゃ、それじゃあ早速《迷宮戦争》をおっぱじめようぜ!(d*>Д<)≡3
■フロア移動の行動順
1番:ピノと《XⅦ.塔》の陣営=行動値22
2番:バニラと《Ⅰ.魔術師》の陣営=行動値20
3番:シユウと《Ⅺ.正義》の陣営=行動値18
4番:ドンキと《Ⅻ.吊るされた男》の陣営=行動値16
5番:シェリエと《Ⅳ.皇帝》の陣営=行動値16
6番:ムサシと《Ⅶ.戦車》の陣営=行動値17 ※
7番:ジャックと《Ⅷ.力》の陣営=行動値13
※本作の執筆中に気づきましたが……上記6番目の《戦車》陣営は、本来だと4番目でした! こちらゲームの進行ミスになります。どうもすみません(>ω<;)しかし本編はこのまま開始しちゃってますのでやり直しも難しく、今回はこのまま御許し下さいませ!
<次回につづく…!>
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
ある日、近所の少年と異世界に飛ばされて保護者になりました。
トロ猫
ファンタジー
仕事をやめ、なんとなく稼ぎながら暮らしていた白川エマ(39)は、買い物帰りに偶然道端で出会った虐待された少年と共に異世界に飛ばされてしまう。
謎の光に囲まれ、目を開けたら周りは銀世界。
「え?ここどこ?」
コスプレ外国人に急に向けられた剣に戸惑うも一緒に飛ばされた少年を守ろうと走り出すと、ズボンが踝まで落ちてしまう。
――え? どうして
カクヨムにて先行しております。
クラスまるごと異世界転移
八神
ファンタジー
二年生に進級してもうすぐ5月になろうとしていたある日。
ソレは突然訪れた。
『君たちに力を授けよう。その力で世界を救うのだ』
そんな自分勝手な事を言うと自称『神』は俺を含めたクラス全員を異世界へと放り込んだ。
…そして俺たちが神に与えられた力とやらは『固有スキル』なるものだった。
どうやらその能力については本人以外には分からないようになっているらしい。
…大した情報を与えられてもいないのに世界を救えと言われても…
そんな突然異世界へと送られた高校生達の物語。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
異世界転生でチートを授かった俺、最弱劣等職なのに実は最強だけど目立ちたくないのでまったりスローライフをめざす ~奴隷を買って魔法学(以下略)
朝食ダンゴ
ファンタジー
不慮の事故(死神の手違い)で命を落としてしまった日本人・御厨 蓮(みくりや れん)は、間違えて死んでしまったお詫びにチートスキルを与えられ、ロートス・アルバレスとして異世界に転生する。
「目立つとろくなことがない。絶対に目立たず生きていくぞ」
生前、目立っていたことで死神に間違えられ死ぬことになってしまった経験から、異世界では決して目立たないことを決意するロートス。
十三歳の誕生日に行われた「鑑定の儀」で、クソスキルを与えられたロートスは、最弱劣等職「無職」となる。
そうなると、両親に将来を心配され、半ば強制的に魔法学園へ入学させられてしまう。
魔法学園のある王都ブランドンに向かう途中で、捨て売りされていた奴隷少女サラを購入したロートスは、とにかく目立たない平穏な学園生活を願うのだった……。
※『小説家になろう』でも掲載しています。
無用少女のフェアリークエスト~女神様から授かったスキルが使えないと言われて勇者候補を降ろされたので妖精さんと旅に出ます~
ふぃる汰
ファンタジー
勇者候補として異世界召喚されたのに『使えないスキルだから』と候補から外された無用少女、妖精魔法で快適スローライフな旅に出ます!
日本に住む病弱少女の『夜道ベル』は、将来を賭けた大きな手術で運悪く命を落としかけてしまう。
生死の境を彷徨っていた彼女の元に、異世界に勇者候補を送る使命を持った『女神ミミエリ』が現れる。
「あなたにお好きなスキルを1つ授けるので、勇者候補として『異世界ネオテイル』に行きませんか?」
女神様の提案を受け入れたベルがお願いしたスキルは、異世界にいる妖精さんと話せる能力『フェアリーテレパス』だった。
スキルを手に入れたベルは勇者候補として意気揚々と異世界に召喚されたが、王国の貴族から「そんな使えないスキルで勇者は務まらない」と勇者候補を外され、王城を追い出されてしまう。
「追い出されたけどわたしはめげないわ。妖精さんと異世界を楽しんでやるんだから!」
えっ? わたしのスキルが実は役立ちそうだから戻ってきてほしい? 申し訳ありませんが拒否します!
妖精さんと楽しくクエストしながら異世界を巡るゆるふわスロージャーニーファンタジー、ここに開幕!
オッさん探索者の迷宮制覇
蒼彩
ファンタジー
この世界は数多の迷宮が存在し、探索者と呼ばれる者達が金銀財宝、希少な魔道具、地位や名声を欲するが為に未知なる恐怖へ挑んでいく。
とあ事件により十年近くの間ただただその日暮らしをしていた探索者のレームは、初心者にも馬鹿にされる迷宮を発端に数々の試練へと立ち向かう。
レームは己の夢と最愛のヒトの為に
少女は自身の謎と未知への好奇心に誘われ
仲間達はそれぞれの想いの為に
少しずつ成長するオッさん探索者と、存在自体が未知なる少女ルナが繰り広げる長編ファンタジーストーリー。
そしていつしか迷宮王と歴史に伝説を刻む男の物語。
---------
1000いいね読者様には本当に感謝致します。
宜しければお気に入り登録どうぞ宜しくお願い致しますm(__)m
アルファポリスの他に1話ずつカクヨミさんにも掲載始めました。
長期連載予定(細々と連載を続けて参りますので宜しくお願い致します。
また土曜日曜の更新はお休みさせて頂いております。
宜しくお願い致します。
転生したら悪役令嬢の兄になったのですが、どうやら妹に執着されてます。そして何故か攻略対象からも溺愛されてます。
七彩 陽
ファンタジー
異世界転生って主人公や何かしらイケメン体質でチートな感じじゃないの!?ゲームの中では全く名前すら聞いたことのないモブ。悪役令嬢の義兄クライヴだった。
しかしここは魔法もあるファンタジー世界!ダンジョンもあるんだって! ドキドキワクワクして、属性診断もしてもらったのにまさかの魔法使いこなせない!?
この世界を楽しみつつ、義妹が悪役にならないように後方支援すると決めたクライヴは、とにかく義妹を歪んだ性格にしないように寵愛することにした。
『乙女ゲームなんて関係ない、ハッピーエンドを目指すんだ!』と、はりきるのだが……。
実はヒロインも転生者!
クライヴはヒロインから攻略対象認定され、そのことに全く気付かず義妹は悪役令嬢まっしぐら!?
クライヴとヒロインによって、乙女ゲームは裏設定へと突入! 世界の破滅を防げるのか!?
そして何故か攻略対象(男)からも溺愛されて逃げられない!? 男なのにヒロインに!
異世界転生、痛快ラブコメディ。
どうぞよろしくお願いします!
俺の召喚獣だけレベルアップする
摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話
主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った
しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった
それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する
そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった
この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉
神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく……
※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!!
内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません?
https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる