飛竜誤誕顛末記

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第三章 将軍様はご乱心!

第16話 将軍様の魔法

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「ケイタ様、お待たせいたしました。準備が整いましたのでどうぞ」
リーフに誘われて庭に出れば、すっかり環境の整ったテントと、その前に運び込まれた俺のリヤカーが目に入ってくる。
どういう事なのだろうかとリーフをチラリと伺えば、リーフは当たり前のように俺をテントの中へと連れていった。
絨毯の上に座らされてクッションの山脈に埋まれば、リーフと使用人2人がテントの外に並ぶ。
「さぁ、ケイタ様。まずは何から始めればよろしいでしょうか。とりあえずお荷物を荷車から下ろして良いですか?」
「えっと・・・・・」
あれ?何この状況。
「貴重な荷が多いと旦那様から伺っております。扱いに注意が必要な物などございますか?」
「リーフ・・・・」
「はい」
「荷物の整理は、俺1人で出来るよ・・・?」
俺の言葉に、リーフが何故かキョトンとした表情をする。
「はい、勿論です。全てケイタ様の采配にお任せ致します。如何すれば良いか、どうぞ我々に指示を」
いや、違う。そうじゃない。
「ううん。違くて。俺1人で全部作業出来るから、リーフ達はもう戻ってもらって大丈夫だよ。皆忙しいでしょ?」
「とんでもございません!ケイタ様は安静にしていなくては。荷物を運んだりなどの作業は我々にお任せください。ケイタ様に無理をさせれば我々が旦那様に叱られてしまいます」
何を言っているんだお前はと言わんばかりに、リーフは立ち上がろうとする俺をやんわりとクッション山脈へと押し戻す。
「今日は日差しも強いですから外に出ると肌を痛めてしまいます。ケイタ様はここから我々に指揮すれば良いのですよ」
出来の悪い生徒へ教える教師のように、リーフが人差し指を立てながら俺のすべき事を説明してくれる。
皆の様子を見るに、特段俺を甘やかしていると言った感じはなくごく当たり前の事をしている雰囲気だ。
つまり、バルギーの家では本来これが普通なのだろう。
こう言う雑務的な事は使用人の人達の仕事で、主人がやると言ってもそれは指揮を取るって意味になるらしい。
しまったなぁ。
こんな大事になるとは思って無かったから気軽に言ったけど、完全に皆の仕事の邪魔をしてしまった。
「ありがとうリーフ。でもこれ俺じゃないと字とか読めないでしょ?書いてある内容を確認したいから俺しか作業出来ないよ?」
俺はただ賞味期限とかの確認をしたかっただけなんだよ。
「なるほど。畏まりました。それでは順番にケイタ様のもとへお荷物を運びますので、ケイタ様はこちらで荷の確認をお願いいたします」
リーフは何が何でも俺をテントから出す気は無いらしい。
「・・・・分かった」
これ以上ゴネてもきっとリーフには敵わないし、皆の時間を無駄に削るだけだ。
こうなったら、さっさと作業を終えてしまおう。
賞味期限の確認なんて直ぐに終わるし。
「あ、リーフ。何か書くものが欲しいな」
お願いすれば、すぐにペン・紙・インクの一式が用意され、小さな足つきのミニテーブルと共に俺の横に置かれた。

「よし、じゃあ順番に荷物を持ってきて下さい」
俺の言葉に満足気に頷いたリーフが、使用人の2人に荷物を指さしながら更に細かい指示を飛ばしている。
大した量じゃ無いから、この人数で運べば作業は直ぐに終わっちゃうだろう。
俺は早速運び込まれた段ボールを開けて、箱の中身の確認を始める。
俺がこちらに飛ばされたあの日に、教員達が体育館でしていたのと同じ作業だ。
ここにあるのは、元々賞味期限が近くて入れ替えが必要だった非常食達の筈なのだ。
『えーっと・・・俺がここに来てからどれくらいだ・・・5ヶ月くらい?ん?半年経ったか?』
記載されている賞味期限がいつぐらいなのか判断する為、日本の時間と此方の時間を擦り合わせないといけない。
こっちに来てからを振り返ってどれ位経ったか指折り数える。
ってか、ここ来てからもう半年近く経ってるのか・・・・・。
俺、意外とこっちの世界に居ることを受け入れてるよな。
考えてみれば、日本に帰りたいとか帰らなきゃいけないとかの気持ちが何故かあまり強くないんだよなぁ。
具体的に帰る方法が分かれば帰るだろうけど、帰れないと言われればそっか残念くらいの気持ちだ。
自分でも不思議なくらい、向こうの世界に郷愁を感じない。
家族も友達も家も、大切なもの全部向こうに置いてきているのに・・・。
俺って意外と薄情なのかな。
「ケイタ様?いかがいたしましたか?」
「ん?いや・・・・何でもないよ。へへへ」
声を掛けられて作業の手が止まってることに気付いて、直ぐに手を動かし始める。
リーフの心配気な視線に気付いたけど、異世界である故郷の事を言えるわけでも無いから笑って誤魔化しておいた。

とりあえず5ヶ月から6ヶ月くらい経ったと想定して賞味期限を確認し、消費する優先順位をつけていく。
紙に優先度といつまでに消費しなくちゃいけないかを書いて荷物に付けて、それを優先度順にリーフ達に並べて貰う。
本当に簡単な作業だ。
リーフ達は渡される荷物を物珍しそうに見ながらも、俺の指示通りに並べてくれる。
こうやって見ると、結構直ぐに食べなきゃいけないものが多いな。
もう間も無く賞味期限が切れそうなものや、恐らく既に切れているものもちょいちょいあった。
ま、少しくらいなら期限を過ぎていても問題無いだろうから、その辺りから急いで食べてしまおう。
バルギーが喜んでいたパンの缶詰も早めに食べないといけないヤツだ。
今日、バルギーが帰ってきたら早速食べてしまうか。
喜んでくれるかな。
「リーフ、これはそっちに置いておいて」
バルギーの喜ぶ顔を想像したら、何だか俺もちょっと嬉しくなった。

リーフ達のおかげで、荷物の整理はあっさりと終わってしまった。
元々暇潰しにやろうかと思っていた程度の作業だ。
この人数でやったら、直ぐに終わってしまうのは当たり前だよな。
それで、リーフ達が撤退した後も俺はまだテントの中でゴロゴロしている。
せっかく張ってもらったテントを短時間の作業だけで片付けてしまうのは勿体無いと、そのまま残しておいてもらったんだ。
運ばれていた果物や飲み物を口に運びつつ、何をするでも無くクッションに体を預けて外を眺めている。
怠惰の極みみたいなだらし無い状態になっているけど、誰も見ていないから問題はないだろ。
外から流れる風が何とも気持ち良いし、時折聞こえる鳥の囀りも良い感じだ。
だけど、こうやって静かで何もしていない時間ができると、どうしても昨日の事を思い出して嫌な気持ちも湧いてくる。
さっきみたいに何か作業していれば気が紛れるけど、何もしていないとやっぱりね。
そんなにショックが強く残っているわけでは無いけど、昨日の今日だし、あの腹立たしさは簡単には忘れられない。
あの変態どもめ!
「エリー、このまま寝ちゃおっか」
このまま嫌な事をウジウジ考えるくらいなら寝てしまった方がマシだな。
テントの中を走り回っていたエリーに声を掛ければ、走っていた勢いそのままに腹の上に飛び乗ってきて勢いよく仰向けに倒れる。
ダイナミックな動作だったけど、一緒に寝てくれるの優しいな。
腹の上に来たエリーを撫でながら、俺は嫌な記憶を振り払って目を閉じた。

次に目を開けた時に見えたのは、赤い夕焼けとそばに座る大きな背中。
向こうを向いていて顔は見えなかったけど、それがバルギーだと直ぐに分かった。
いつの間に帰ってきてたんだろ。
バルギーがいつも纏っている甘渋い香りが鼻をくすぐる。
ギルの実の香油が一番好きな香りだけど、バルギーのこの香りも俺は結構好きだったりする。
俺の中で、この香りとバルギーは直結しているから、香りを嗅ぐと守られている気がして落ち着くんだよな。
でも、何だろう、バルギー少し怒ってるか?
何でそう思ったか分からないけど、無言の背中は怒りの気配を纏っている気がする。
「バルギー?」
「ん?起きたのか。寒くはないか?」
だけど名前を呼べば直ぐにその気配は霧散して、振り返ったバルギーは顔にかかっていた俺の前髪を優しく払ってくれた。
そう言えば、いつの間にかブランケットが掛けられている。
日が沈んで空気が冷たくなっていたから、ちょうどいい暖かさで気持ちが良い。
「これ、バルギーが掛けてくれた?ありがとう」
「あぁ、体を冷やすと良く無いからな」
ブランケットの上から大きな手が俺の体をポンポンと優しく叩く。
「バルギー、なんか今怒ってた?」
俺の言葉に一瞬不思議そうな顔をしたけど、少ししてから苦い笑みに表情を崩した。
「お前は気配に敏いのだな。すまない、怖かったか?」
「ううん。別に怖くはないけど、なんか怒ってるのかなって・・・・」
「・・・・昨日捕まえた連中を順番に取り調べてるんだが、上がってくる報告が余りに不快でな・・・」
「あー・・・・・変態ばっかだもんな」
「そうだな・・・。あぁ、すまない。こんな話は聞きたく無かったな。お前は知らなくて良い話だ。それよりもリーフから聞いたが今日は荷物の整理をしていたそうだな」
ハッとしたような表情を浮かべた後に、バルギーが強引に会話を変えたのが分かった。
昨日の事をあまり俺に聞かせたく無いというバルギーの心遣いなんだと思う。
俺も別に昨日の連中の話なんか興味無いから、さっさと違う会話に移るのは賛成だ。
「うん。そろそろ食べないといけないからさ」
俺の言葉に、バルギーが少しギョッとした顔をした。
「あれは、まだ食べられるのか?お前と会ってからだいぶ経っているが、あの中に入っているのは調理済みのものだろう?容れ物自体が珍しいから中身が駄目になっていても価値があるかと思って保管していたのだが・・・・」
「大丈夫、食べられるよ。あれは保存食だから。数年は問題ないぜ」
「数年!?あの豆の煮込みやパンもか?聞いた事は無いがもしや時間を止める魔法でも存在するのか?」
「いやいや、魔法じゃ無いよ。色々と工夫して腐りにくいようにしているだけ。実際、期限があるからね」
妙にキラキラとした目で食いついてきたバルギーには悪いけど、科学の力だ。
でも、俺も説明できるほど詳しく無いから適当な言葉で誤魔化した。
「魔法を使わずにそんな事ができるとは。相当な技術力を持っているのだな・・・・一体どこの国なのか・・・」
バルギーが少し考え込むような難しい表情を作るけど、もちろん言えるわけ無い。
バルギー、そんな警戒しなくてもこっちの世界には無い技術だから大丈夫だぞ。
それよりも。
「どれも期限が近いから今日から順番に食べてくよ。バルギーも手伝ってな」
「私も食べて良いのか?」
「勿論。俺1人じゃ全部食べれない。それに元々バルギーにあげようと思ってたヤツだし」
「私に?何故だ。お前の大切な財産だぞ」
財産って程のものじゃ無いんだけどね。
まぁ、こっちの世界では珍しいから価値があるように感じるのかな。
「バルギーには沢山お世話になってるから。お礼に」
「それは・・」
「分かってる。バルギーにとっては恩返しなんだろ?でも、俺もバルギーに恩返ししたいし。ほら・・・その・・昨日の事も・・ちゃんとお礼したいから」
昨日の恥ずかしさをまた思い出して、やっぱり顔がちょっと熱くなる。
あんなハードプレイ、昨日の今日でそうそう簡単には忘れられないからな。
「だから、一緒に食べようバルギー」
顔が赤くなってるかもしれないけど、きっと夕焼けの赤い日差しの中では分からないと思う。
それ以上恥ずかしさが表にでないよう気合いを入れ直して、バルギーを見上げる。
「そうか・・・・では言葉に甘えて馳走になろう」
「うん。荷物は俺の部屋に運んでもらってるから、順番に食べような」
「あぁ、お前と一緒に食べるのが楽しみだ」
バルギーは少し嬉しそうな表情で頷いてくれた。

その日の夜、俺は早速パンの缶詰を片っ端から開けてバルギーと一緒に食べた。
やっぱりバルギーは缶詰パンが好きらしく、とても美味しそうに食べていた。
挙句、リーフにも食べさせて同じものが作れないかと無茶振りしている。
リーフも最初に食べた時はとても驚いた顔をして、その後は真剣な表情で味わってから料理人と相談してみると言って、いくつかのパンを大切そうに調理場へと持って行った。
どうだろう、できるのかな。
こっちのパンはどちらかと言うと硬めのギュッとしたパンだし、柔らかいのもピタパンみたいなやつだしな。
俺の持っていたみたいな柔らかく膨らんだパンは無いから、作るとなると大変だと思うんだよな。
まぁ、もし作れる様になったら俺も嬉しいから、期待せずに待っていよう。

「こうやって食べてると、森にいた時を思い出すな」
ブルーベリー入りのパンを頬張りながら、次の缶を開ける。
こんな量を一気に開けて大丈夫かと思ったけど、バルギーは問題なく大量のパンを順番に平らげていく。
「・・・そうだな。あの時は本当にお前には苦労をかけた」
「んー、でも俺はちょっと楽しかったよ。見たこと無いもの一杯だったし」
1人でこの世界に放り出された時は不安だったけど、バルギーと会った後は1人じゃない安心感からか異世界を楽しむ余裕があった。
「エリーにも出会えたしな」
缶詰に腰掛けて、足をぷらぷらしているエリーをチョンとつつく。
エリーは喜びを表すように、左右に一回大きく揺れた。
「だが、お前に怪我をさせてしまった。跡にならなくて本当に良かったが、痛かったであろう?」
おもむろに手を取られたと思ったら、バルギーがあの時の怪我を思い出すように俺の手の平を親指の腹でスリスリと撫でる。
そのソフトタッチな撫で方が擽ったくて、ちょっと背中がゾワっとする。
「バルギー擽ったい。ってか、まだ気にしてるんだ。綺麗に治して貰ったんだし、良いじゃんもう」
手を取り戻しながら苦笑するけど、バルギーは存外真剣な表情で首を振った。
「いいや、治れば良いと言うものでは無い。私のせいでお前に傷をつけてしまった事は一生忘れられない」
思った以上に気にしてるんだな。
「俺は気にして無いけどなぁ。それよりも、もっと楽しかった事もあるじゃん。ほら岩陰の水が溜まってるところを風呂にして貰ったのとか。あれすげぇ気持ちよかったなぁ」
「朝起きたらお前が居なくて、私は本当に焦ったのだぞ。しかもあんな無防備な姿で・・・」
おっと説教が始まりそうだ。
「あっ、ほらでっかい魚との格闘!あれは盛り上がったな!すげぇ美味かったし」
「あれには、心臓が縮みあがった。私の手の届かないところで、お前が魚に食われてしまうのでは無いかと恐ろしい思いをした」
ジトリとした目を向けられて、思わず明後日の方向を向いてしまう。
「・・・・お、恐ろしいといったら、バルギーが飛ばしてきた火の玉!俺はあっちのが怖かったんだからな!」
「お前が動かなければ問題なく魚を仕留められたのだ・・・・・」
「嘘だぁ・・・絶対俺にも当たったもん・・・」
「疑うのか?」
バルギーが心外だと言わんばかりに片眉をあげる。
「だって、あの距離で魚だけ当てるとか・・・。そう言えば、バルギーの魔法ってあの時しか見てない。カルシクとかハガン達の魔法も見た事無いし」
「戦場でも無い限り、ああいう魔法は専用の訓練場以外での使用は禁止されている」
「そうなの?」
「あぁ、とても危険だからな。例え練習でも万一失敗したら周りへ被害が出てしまう」
「へー・・・なんだ、じゃぁもう魔法見れないのかー」
また見たいと思ってたから、ちょっと残念だな。
「・・・・・・内緒だぞ?」
バルギーが一言言うと、手のひらを上にかざした。
みるみる内に手の平の上の空間に小さな炎の塊が出来上がる。
「おぉっ!すげぇっ」
思わず身を乗り出して、バルギーの手の上を覗き込めば。
「こら、ケイタ。危ないからあまり近寄ってはならん」
俺から距離を取るように手を離される。
「ケイタ、これを向こうの壁の前に置いておいで」
渡されたのは、バルギーが使っていたカップだ。
言われるままに少し離れた向かいの壁の前に置いて、バルギーのもとに戻る。
「見ていなさい」
そう言ったと思ったら、バルギーの手の上にあった火の玉が真っ直ぐにカップに向かって飛んでいった。
火の玉は全くブレることなくカップに当たり小さな爆発を起こして消えた。
その場に残ったのは、無惨に割れて焦げたカップだけだ。
「すげぇっ!」
思わず力一杯拍手をしてしまう。
俺のはしゃぎように、バルギーも少し誇らし気だ。
「戦場ではもっと大きなものを放つ。威力も距離も命中率も私に敵うものはそうそういない」
「そうですね。ですが家の中ではお止めください。旦那様」
いつの間に戻ってきたのか、俺たちの横でリーフが珍しく少し怒ったように眉間に皺を寄せて立っていた。
「家を燃やす気でいらっしゃいますか」
「・・・・すまぬ、リーフ」
リーフの視線に、珍しく少しバツが悪そうなバルギーが誤魔化す様に髭を撫でた。
その様子がちょっとおかしくて、俺は思わず笑ってしまった。

笑う俺を見て2人が少しホッとした表情をしていたのは知らなかった。
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