飛竜誤誕顛末記

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第三章 将軍様はご乱心!

第8話 お買い上げありがとうございまぁぁぁすっっ!!ちっくしょー!

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予想通り、従者が天蓋の上がっているベッドの一つに俺を下ろした。
俺が下されたのは、天蓋もシーツも何もかもが赤い布で統一された場所で、その赤は妙に淫猥な色味だった。
上げられていた天蓋の布が下されて、周りが赤い薄布に囲まれる。
目をよく凝らせば中が見えるくらいの絶妙な透け感だ。
足側の布だけは少しだけ上げられてて、そこから俺の事が覗けるようになっている。

一緒に来ていた陰気男が、天蓋を支える柱に文字板を下げて数字を書き込む。
多分、俺の金額だろうな。
最後に陰気男は懐からチャームを一つ取りだすと、俺のチェーンにそれを付けた。
透かし模様のチャームは、丸い枠内に逆さ三角を描いたものだった。
それが何の印なのか俺には分からなかったけど、絶対ロクなもんじゃ無いのは確実だろう。
それで準備は終わったのか、陰気男と従者がベッドから降りていく。
外に出た陰気男が呼び鈴のような物を取り出すと、それを一振りして中庭に鈴の音が鳴り響かせた。

鈴の音が合図だったのか、周りで様子を見ていた客らしき男達が一斉に近寄ってきて布を捲り上げて中を覗いてきた。
はっきり言って、ゾッとした。
足元の布を捲り上げて沢山の目がこちらを見ている。
下されている薄布越しにも何人かが俺を見下ろしている。
どこに視線を逃しても、目、目、目。
無防備な状態の全身に、男達の視線が降り注ぐ。
情けなく勃ち上がっているものも大勢の前に晒されていて、この状況にさすがに怖気が走った。
「珍しい顔立ちだ。何処の国の者だろうか」
「小柄で可愛らしい。あれは育っても大きくならなそうだね」
「寝台の上が似合う子だ。接待にも使えそうだな」
好き勝手な感想を言いながら、男達が俺を品定めし始める。
「隠し印か・・・・厄介ごとは困る。私は止めよう」
「私もだ。最近取り締まりが厳しいからな」
何人かはバルギーの印を包んでいる粘土を見て、首を振りながら立ち去っていった。
それでも結構な人数が残って、俺と値段の書かれた文字板を交互に見ている。
「金貨8枚からか・・・少し高く無いか?」
「旦那様、此方の商品は異国からの珍しい品ですよ。それにこの見目で手付かずの子です。値段の価値はありますよ」
陰気男が客の不満そうな声に応える。
「それに、中々に初心で可愛らしい反応をします。もし宜しければ、少し試してみますか?」
更に続けた陰気男の言葉に、周りが少しざわつく。
「良いのかい?」
「えぇ、勿論です。最後までされるのは流石に困りますが、指で確認するくらいでしたら構いません」
構うわー!
何気軽にお試しをお勧めしてんだよ。
陰気男の言葉に、絶望感しか感じない。
「高い買い物ですからね。ぜひ触り心地や鳴声をお確かめください。きっとこの価格でも納得いただけますよ」
まるで高級枕を売るような文句だ。
「中々自信があるようだな。それでは遠慮なく試させて貰おうか」
「私も是非試したい」
周りに居た男達が口々に、お試しを希望する。
その客の反応に、陰気男も満足そうに応えている。
「それでは順番にどうぞ。どうか傷だけは付けないようにお願いいたしますね」
「分かっている」
「此方をどうぞ」
客の男が1人、陰気男から何かを受け取って、とうとうベッドの上に上がってきた。

力の入らない体で必死に距離を取ろうとするけど、俺の気持ちとは裏腹に体は少し身じろいだだけだった。
俺の努力など全く気づいていない男が、無遠慮に体の上にのし掛かってくる。
「やぁ、少し確認させて貰うよ」
俺を見下ろす目が欲でギラギラとしていて気持ち悪い。
男が何やら手元でゴソゴソとしているかと思ったら、足を持ち上げられていきなり指を入れられた。
「ひっ・・・・」
「あぁ、柔らかいね、ちゃんと準備されてる」
男が俺の中を捏ねるようにしながら指を出し入れし始める。
妙に滑りの良い指は、何かローションみたいなものをつけているのか。
多分、さっき陰気男から受け取ったのがそれだろ。
「あっ・・あっ・・うぅ・・っ」
クスリで疼くそこをこねくり回されて、意思とは関係なく口からだらし無く短い悲鳴が漏れる。
体も打ち上げられた魚みたいにピチピチと滑稽に跳ねてしまう。
「良いね。愛らしい声で鳴く。これは楽しめそうだ」
俺の反応に気を良くしたのか、男が執拗に尻の穴を攻めてきた。
「んっ・・は・・」
周りで見ている客たちも、俺の声を聞いて楽しそうに笑っている。
「いかがですか」
陰気男が外から声を投げかけてきて、男は俺の尻を弄りながら応えた。
「気に入った。入札しよう」
「ありがとうございます。では其方に価格をご記入ください」
男がようやく俺から離れて、金額の書かれた文字板に何か記入していく。
「おや、一気に値段を上げましたね」
「あぁ、この子は是非欲しい。少し本気で競ってみよう」
男の記入した文字板を見て、数人が舌打ちまじりに離れていった。
どうやら、俺を弄っていた変態男はかなり金額を上げたらしい。
「他の方は如何いたしますか」
「この価格なら、まだいけるな。まずは試させて貰おう」
残った数人はまだ諦めないようで、のし掛かっていた変態男と入れ違いで違う男がまたベッドの中に入ってきた。

それからは本当に最悪の時間だった。
代わる代わる男達がやってきては、体をまさぐられ尻を弄られ強制的に快感を叩き込まれる。
俺が声を上げる度にヤツらは可愛いと笑い、体を跳ねさせる度に良い子だと嘲る。
ムカつく事に何度か無理やりイカされて、その度に屈辱的な言葉を掛けられた。
余りにも悔しくて唇を噛みしめて必死に耐えても、それすらヤツらを喜ばせる要因にしかならなかった。
間違いなく、今までの人生で1番プライドとメンタルの強度を試される時間だった。
ベッドに入ってきた男達は最後には必ず満足気に文字板に記入をしていく。
俺からは見えないけど、薄布越しに陰気男の機嫌良さげな顔が見えたから、相当値段は釣り上がってるんだろな。
一通りの客が俺に触れた後は、客同士の競り合いが始まった。
時々同じ男達が戻ってきては、文字板を確認して値段を上書きするか悔しそうに首を振って離れて行くかを繰り返す。
暫くすれば、3~4人の男達が残って必死で値段を競り合っていた。

そろそろ俺の金額も決まる頃かと、若干諦めの境地でベッドの上でぼんやりしていたら、ここに来て新しい顔が現れた。

「これは、旦那様。ご無沙汰でございますね」
陰気男が手を揉むように、わざとらしく媚びている。
多分、あの様子は上客なんだろう。
他の客に対する対応よりも更に下手に出ている。
「ああ、そろそろ新しい子を飼おうかと思ってね。なにやら今日は珍しい品が出ていると聞いたが」
「流石、旦那様。お耳が早い」
「ふふ、店の入り口で聞いただけだよ」
聞こえてくる声は柔和な響きだけど、ここにいる時点でゲス野郎なのは確定している。
「赤の寝台に居ると聞いたけど」
「えぇ、此方で間違いございませんよ。どうぞご覧ください」
陰気男が布を持ち上げ、その隙間から客が俺を覗いてくる。
「おや、確かに珍しい見目だ。肌が白くて綺麗だね。随分と値が上がっているようだけど」
「えぇ、ありがたいことです。他の旦那様方にも、とても気に入って頂けてるようでして」
「隠し印だろう?こんなに値が上がるなんて珍しい」
「実は今回は始まりの値が高めでしたので、代わりに旦那様方には少しだけ試しで触れて頂いても良いという条件を出しまして」
「・・・ほぉ、それはそれは。それでその子を試した結果の値段がこれかい。余程品質が良いらしい」
「よろしければ、旦那様もお試しになりますか。とても可愛らしく鳴いてくれますよ」
胸クソ。
胸クソ100%な会話だ。
耳に入ってくる会話は、本当に下劣極まりない内容だ。
どう育ったら、そんな人間に仕上がるんだよお前ら。
「とりあえず、顔だけでも近くで見て良いかな?」
「勿論でございます、どうぞ」
ベッドの中にまた男が入ってくる。
入ってきたのは、くすんだ金髪の中年の男だった。
パッと見は柔和な笑みを浮かべた上品な紳士と言った感じだけど、ここにいる時点で残念な変態さんだ。
「やぁ、こんにちは」
優しく笑いながら、俺の頬を撫でてくる。
「怖がらなくて良いよ。酷いことはしないからね」
何でこの状況でそんな薄っぺらい嘘を吐けるのかが分からない。
多分、あれだな、ちょっと頭がおかしいんだろうな。
だけど意外なことに、この男は尻には触れてこなかった。
「あぁ、可哀想に。随分苛められたんだね。怖かっただろう?」
まるで慰めるように俺の頭を優しげに撫でてくる。
「大丈夫だよ。私はそんな酷い事はしないから。ね?」
「・・・・・」
「君、私のところに来るかい?大丈夫、君が本当に嫌がることはしないから。君をここから助けてあげたいんだ。私は君の味方だよ」
嘘くさい笑みに、一気に頭に血が上った。
今までの中で、こいつが一番ムカついた。
馬鹿にされている。
見え透いた嘘と優しさで、俺をオモチャにしようとする魂胆が丸見えだ。
大体、ベッドの外でしていた会話を既に聞いているんだぞ。
こいつも俺が聞いていたのを知っているはずだ。
それなのに、こんなあからさまな嘘で俺が騙されると思っているんだ。
俺をよっぽどの馬鹿だと侮っているんだろう。
腹に力が入らなくて小さい声しか出ないけど、どうしても言ってやりたい。
「・・・・う」
囁くように呟いたら、男が気付いたように耳を近づけてきた。
「ん?何だい?大丈夫、ちゃんと聞いているから言ってごらん」
男が懐柔するように優しく目元を緩める。
よし、言ってやろう。
「クソヤロー」
男の耳にそっと囁いてやったら、驚いたように顔を離された。
因みにこの言葉は、働いている時に労働者達の喧嘩から学んだ言葉だ。
労働者のおっちゃん達、ありがとう!
早速使えたよ!ちくしょうが!

「・・・これは、思ったよりも気の強い子だ」
さっきと同じように柔和な笑みを浮かべているけど、目が笑っていない。
「旦那様、何か粗相がございましたか?」
こちらの雰囲気が伝わったのか、外から陰気男が心配気に声を掛けてくる。
「いや、問題ない。・・・・いいね、とても気に入ったよ」
俺を見下ろす目に不穏な光が灯る。
「是非、欲しい」
なんだ、こいつ。
いきなりやる気を出し始めたぞ。
罵られるのが好きなタイプなのか?
「連れ帰って、鳴声も出ないほどキツく躾けてあげたい」
あ、違うな。逆だ。
こいつ、サディストだ。
「どうしようか。発情した魔物の相手をさせてみようか。それとも毎日大勢の客の相手をさせるか。君の泣き顔はとても可愛いだろうね」
どうしようもねぇクズだな。
えー、こいつだけには絶対買われたくねぇー。
「お気に召したようで何よりです。入札されますか」
「ふむ・・・・いや、どうせなら確実に手に入れたい。今の価格は・・・・金貨14枚と銀貨2枚か」
男が文字板を見ながら考えるように呟く。
てか、いつの間にか結構な金額になってたのね。
そりゃ陰気男が上機嫌な訳だ。
っつーか、あと少しであの髭男が言っていた即決OKの金貨15枚に行きそうじゃん。
「・・・・では、金貨16枚でどうかね。金貨16枚で即決にしたい」
っあーーーー!
やべぇー、即決の設定価格超えちゃったーー。
こいつだけはいやだぁぁ。
「なるほど・・・・そうですねぇ・・」
だが、何故か陰気男が直ぐには頷かず考えるような素振りを見せた。
あれ?即決でいい価格じゃないの?
「足りないかい?」
「いえ、実はですね・・・・先程同じ価格を提示されたお客様がいらっしゃいまして」
嘘だ。
そんな奴居なかった。
「ほぉ」
「そのまま即決でお受けしようかと思ったのですが、予想よりも入札額が上がってきたので、主から保留にと言われまして」
「なるほど。確かにこのままだともう少し上がりそうだね」
「勿論、旦那様には特に懇意にしていただいているので、他のお客様よりは便宜を図りたいと思っておりますが・・・主の言いつけなもので、その価格では即決が難しく・・・」
「・・・分かった。では金貨17枚と半金貨1枚でどうだい?」
客の言葉に、陰気男がニヤリと笑った。
「・・・畏まりました。そこまで提示されたらお断りできませんね。主に伝えるともっと値を上げようとするかもしれませんので、ここは私の判断で即決と致しましょう。旦那様には日頃大変お世話になっておりますからね。主には後で叱られておきます」
「ふふ、相変わらず口が上手い」
すっげぇぇ・・・。
嘘八百で値を上げたよ。
商人ってがめついんだなぁ。
俺は自分の置かれた状況も忘れて、陰気男の手腕に思わず心の中で拍手を送った。

けど、そんな呑気な事考えている場合じゃない。
最悪の相手に買われてしまった気がする。
陰気男が再び鈴を鳴らし、声を上げる。
「此方の商品、金貨17枚と半金貨1枚で即決となりました」
その言葉に、俺を競り合っていた男達が悔しそうに舌打ちする。
「それでは、旦那様いかが致しましょう。このままお持ち帰りになりますか?それとも此方で楽しんで行かれますか」
「そうだね、せっかくだ。競り合っていらっしゃった皆様にも敬意を払って、この子の初めての瞬間を楽しんでいただこうか」
ひえっ。嘘だろ。
本当にやばい変態だコイツ。
「畏まりました。では他のお客様にもお声掛けしておきましょう」
陰気男がベッドから離れて、入札していた客たちに声を掛け始める。
「さぁ、頑張ろうね。さっきみたいな生意気な口がきけないようにしっかりと躾けてあげるから。きっと他のお客様方も君の泣き叫ぶ姿を期待しているだろうしね」
声を掛けられた客たちだろうか、ベッドの周りに少しずつ人が集まってくる。
「ふふ、君本当に人気があるねぇ。思ったよりも沢山いらっしゃってるよ」
俺にわざと意識させるように、男が声を掛けてくる。
「旦那様、何か必要な物はございますか」
陰気男の声だ。
「細い紐と、夜香蜜を」
「夜香蜜ですか?すでに練り夜香を2つほど仕込んでおりますが」
「あぁ、この子意外とまだ余裕があるみたいだからね。もう少し仕込もう」
「直ぐにお持ちいたします」
陰気男が壁際に立っている従者に指示を飛ばしている。
「夜香蜜が来たらこっちで舐めさせてあげるね。初めてでも、おかしくなるほど気持ち良くなれるよ」
両足を持ち上げられ開かされ、間に男が入ってくる。
男が相変わらず優しげな笑みを浮かべながら、尻の穴をグリグリと指の腹で揉み込んできた。
悔しいけど、俺はその刺激にやっぱり反応してしまう。
「んぅ・・」
「ふふ、可愛いね。物欲しそうにひくついてる」
わざと浅い所だけを刺激するように、指先を出し入れされる。
「もっと奥に入れてほしいでしょ?おねだりすれば入れてあげるよ」
誰がするか。
意地でもするか。
「いつまでもつかな?どうせ夜香蜜塗ったら、自分から足を開いておねだりするだろうけど」
何なんだ、ヤコーミツって。
あの赤い粒だけでもキツいのに、更に何かを俺に入れる気なのか。
先の展開が読めず言いようのない不安に襲われ、思わず唇を噛み締めてしまった。
「怖いのかな。その怯えた顔も良いねぇ」
優しい優しい笑顔が俺を見下ろしてきた。
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